いまや資本主義時代に欠かせないのがマーケティング。
単に市場動向を調査するだけにとどまらず、
いかに消費者の購買意欲を刺激するか、
最大限の利益を得るかが、実践されている。
本書は東京大学経済学部で実際に行なわれている授業をもとに、
行動心理学や認知心理学の面から数々のマーケティング論を分析・紹介。
「人をその気にさせる」マーケティング論を学べば、
単にモノを売るだけでなく会議の場や人を動かす際にも役に立つ!
Posted by ブクログ 2020年05月12日
タイトル通りマーケティングに関する本だが、日常生活の場面がふんだんに取り入れられており、買い物など普段の生活の場面を想像しながら読めるだろう。
著者の専門がマーケティング・サイエンスであるため、ベイズ理論やゲーム理論が出てくることもあり、そこはしっかり読まなければいけないが、全般的には読みやすい本...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年02月15日
面白かった。
人間が確率や統計から自らの損得を適切に判断できず、多分に非合理的で場当たり的かつ感情的なヒューリスティック判断で購買意思決定をしていることがよくわかった。
利得より損失を過大に評価する性質や、小さい確率を過大評価する傾向などのプロスペクト理論。
サンクコストやイケア効果が生じるバイアス...続きを読む