作品一覧

  • 太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    ビジネス・実用

    4.6
    1巻1,155円 (税込)
    【読み始めたら止まらない!誰も知らない「戦争経済史」】 植民地経営から戦費調達、敗戦後の「清算」まで―― 満洲、台湾、朝鮮、樺太、本土を、バンカーたちは決死の覚悟で駆けめぐっていた! 驚きのエピソード満載! お金から「戦争のからくり」を解き明かす。 国破れてバランスシートあり…… 銀行員たちの血と汗と涙の奮闘記! 「本書では戦時銀行体制の中でも少し視点を変えて、「舞台裏」に焦点を当てる。 この「舞台裏」は多岐にわたる。地理的な場合もあれば、制度的、さらには業務的な周辺部分もある。具体的には植民地や占領地での銀行業、硬貨の造幣や紙幣の印刷、また現金の確保や輸送、銀行店舗の閉鎖・避難などだ。道草として、戦後の占領軍経費負担にも目を向けてみたい。 銀行員たちは勝利を信じて軍を支え、敵に追われながら軍の金庫番も務め上げた。そして終戦を迎えると、戦争で途方もなく膨らんだ有形・無形の負債の清算を余儀なくされる。彼らは敗北が明らかになっても、「信用維持」という銀行業に携わる者としての矜持を手放さなかった。さすがのアインチヒも、そこまでは思いもよらなかったであろう。 あちらこちらに散在する断片的な物語を繋ぎ合わせると、戦時に「国力の水増し」を担った銀行体制の新しい輪郭が浮かび上がる。この姿を辿りながら八〇年前の戦争、そして戦後を振り返ってみることにする」――「まえがき――国力水増しの舞台裏」より 【目次】 序章 風雲高まる 第一章 戦時の外地銀行――昭和一九年まで 第二章 本土決戦と金融機関――昭和二〇年七月まで 第三章 長い夏が始まる――昭和二〇年八月 第四章 日本の一番長い日――昭和二〇年八月一五日 第五章 戦争の後始末 終章 諸行無常と万古不易
  • 防衛産業の地政学 これからの世界情勢を読み解くための必須教養

    防衛産業の地政学 これからの世界情勢を読み解くための必須教養

    ビジネス・実用

    4.2
    1巻2,200円 (税込)
    ◆防衛産業を知らずして、地政学を理解することはできない―― ◇軍事×経済のデータ・ファクトから、各国の動向、対立の構造が見えてくる! 今、装備品の生産を担う「防衛産業」が大きな岐路に立っている。 世界に目を向けると、ロシアのウクライナ侵攻によって、 装備品・弾薬供給の脆弱性が露わになるなど、そのあり方の再考を迫られている。 日本でも、政府の防衛予算増額による「防衛特需」に対し、 これを好機と見る各企業の参入の動向が、さかんに報道されるようになった。 さらに、無人機や人工知能(AI)の登場で、担い手が重工業からソフトウェア産業へ、 領域もサイバー空間や宇宙へ広がるなど、「技術戦」の様相も呈している。 これらの変化により、従来とは異なる国家間の連携と対立も生じるはずだ。 本書では、そんな今注目を集める防衛産業の現状、そして未来について、 防衛研究所主任研究官である著者が、データ・ファクトを基に語り尽くす。 本書を読めば、世界の防衛関連企業の貴重な情報を得られるのはもちろん、 世界情勢・地政学への理解もより深まること、間違いなし! これからの世界各国の動向、対立の構造が見えてくるヒントが満載の1冊。
  • サクッとわかる ビジネス教養 防衛学

    サクッとわかる ビジネス教養 防衛学

    ビジネス・実用

    3.6
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アメリカのプレゼンス低下や中国の世界進出、ロシアの周辺国侵攻、イスラエル・ガザ地区の対立など、過去にないほど混迷している世界情勢。 同時に、“ウサデン”と呼ばれる新領域の争いや、SNSを活用した認知戦などの重要性が高まり、紛争の形も変化しています。 そんな時流に対応するべく日本は防衛戦略を大きく転換するなど、 現在、ビジネスパーソンや一般人にとって、防衛に関する知識は必要不可欠な教養の1つになっています。 本書では、防衛の基礎知識から、日本とアメリカ、中国、ロシア、韓国、北朝鮮の防衛戦略、経済やエネルギー、宗教など対立の火種、 リアルな衝突の背景などを解説していきます。 【主な掲載内容】 ○「防衛と安全保障の関係」、「軍隊と自衛隊」「抑止力」など、防衛を理解するうえで前提となる基礎知識 ○日本と、アメリカ、中国、ロシア、韓国、北朝鮮の、基本的な防衛戦略、組織、防御力、動向 ○対立の火種になる経済、エネルギー、宗教・民族、武器規格における世界の勢力図 ○米韓と中朝、欧州とロシア、インドと中パなど、代表的な対立構造 ○ウクライナ侵攻、イスラエル・ガザ地区危機、台湾有事の背景 パラパラとページを見ていくだけで、世界情勢への理解を深まり、防衛に関する会話ができるようになります。
  • 戦争と経済 舞台裏から読み解く戦いの歴史

    戦争と経済 舞台裏から読み解く戦いの歴史

    ビジネス・実用

    3.7
    1巻2,420円 (税込)
    【古代ローマから太平洋戦争、湾岸戦争まで、戦争にはどんなコストが発生し、やりくりしたのか。戦争の準備と結末を数字から読み解く。エピソード満載の戦争経済学】 家康が恐れた豊臣家の財力、戦艦三笠の値段はいずも型護衛艦37隻分相当、戦時課税の起源は古代メソポタミア、軍が銀行になったテンプル騎士団、ドイツが第一次世界大戦の賠償金を支払い終わったのは2010年――。戦争と経済の関係を理解すれば歴史がもっと面白くなる。様々なエピソードをベースに、古代ローマ、戦国時代から太平洋戦争、ウクライナ侵攻までの古今東西の戦争を経済面から読み解く。
  • 日本 戦争経済史 戦費、通貨金融政策、国際比較

    日本 戦争経済史 戦費、通貨金融政策、国際比較

    ビジネス・実用

    3.0
    1巻4,950円 (税込)
    出兵をすると経費が発生する、それゆえ議会の承認を得なくてはならない。戦争には輸送費、弾薬費諸々のコストが発生するため事前の見積もりが欠かせない、その上その費用をどのように調達するかは国家にとって難問です。また対策は、戦費調達という財政面に止まりません。国内資金の吸い上げ、償還を効率的に進めるインフレ政策など金融政策も対になります。第1次世界大戦時のクレマンソー仏首相が述べたように「戦争は将軍だけに任せておくにはあまりに重大な事業」であり、戦争はマクロ経済学の視点から分析されるべき対象なのです。  このように戦争と経済は切っても切れない関係であるにも関わらず、日本では正面から分析されては来ませんでした。戦前は統制経済論で終始し、戦後は実証分析を牛耳ったマルクス経済学者が戦争をネガティブな存在とし、経済問題としてとらえることは論外だったのです。同様に戦史研究はアカデミックな世界では戦後長らく等閑視される一方、戦史研究家は経済への関心が必ずしも強くなく、戦争と経済という枠組みでの研究成果はわずかに松方財政、金解禁、高橋財政などの政治史アプローチのものがあるだけでした。  本書は、戊辰戦争、西南戦争から太平洋戦争までの日本が直面した戦争をマクロ経済面から分析する初の書。本書のアプローチは(1)日本の明治・大正・昭和(戦前)を通した戦時経済政策の主軸をインフレ政策にあると捉える、(2)戦争を数字で把握する(戦費、国力(GDP、財政・金融)、動員兵力)、(3)数字で国際比較を行う(明治・大正期の国力の国際比較)というもの。「経済政策と戦争」という問題設定で日本が経験したすべての戦争を分析します。

ユーザーレビュー

  • 太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    Posted by ブクログ

    第二次大戦の銀行を描く。今は金融は虚業なんて言われるが、とんでもない。戦争時の銀行員はそれぞれの戦地で血生臭い仕事をし、国を挙げての総力戦を金融の側面から回していた。占領地や植民地での通貨発行、現金輸送、外貨両替、いずれも戦争遂行に欠かせない。また、金融は国力の水増しも可能で国の経済規模から見れば膨大な戦費調達を可能にしたのも金融のなせる技。戦後の銀行再編は現在にも歴史を紡ぐ。あおぞら銀行が朝鮮銀行をルーツに持つとは知らなかった。もっと言えば、朝鮮・台湾の通貨発行を日本が行なっていた歴史も知らなかった。植民地支配や戦争の歴史は軍事面から語られることは多いが、金融の面から見る歴史もとても面白かった。

    0
    2026年08月12日
  • 太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    Posted by ブクログ

    こういう視点で大東亜戦争を見るとは、斬新!

    銀行、、とあるが、話の中心は「現金」「紙幣」だと勝手に感じた。
    戦争によって軍事費が膨大になり、
    その捻出のためにあれやこれやと手を尽くす政府。
    まずは大量に紙幣を刷るため、初めて民間企業に紙幣の印刷を託す。
    その会社が、私がかつて在籍した「凸版印刷」。
    自社で紙幣を刷ったことがある、というのは年史に載っているくらい、
    ある意味誇らしいことではあったが、
    実はそういう国の窮状が背景にあったということを初めて知った。

    ABCDE包囲網で原材料が海外から手に入らなくなり、
    紙もインクも金属も不足する。

    さらには広島長崎への原爆で、いよいよ敗戦濃厚となったときの
    銀行の対応。
    国民不安、現金を下ろす動きが拡大することを察知して、
    モラトリアムにするか、資金を用意するかで判断を迫られる銀行。

    さらには当時朝鮮、満州に侵攻し、銀行も置いていたわけだが、
    敗戦後その引き上げ。紙幣の処分、、、

    さらにさらに新券切り替え時の混乱、、、

    戦中戦後の日本人は苦労したんだろうな。
    これを繰り返す手はない。
    でも今の某政党はその道にまっしぐらに見える。
    環境が悪化しているから?
    確かに中国の軍事力は増大している。北朝鮮も。
    しかしそれは日本相手ではなく、アメリカ相手ではないか。
    そもそも日本がどれだけ軍事費を増やしたところで、
    中国に物量でかなうわけもなく、、、

    皆過去を知るべきだ。

    序章 風雲高まる
    第一章 戦時の外地銀行――昭和一九年まで
    第二章 本土決戦と金融機関――昭和二〇年七月まで
    第三章 長い夏が始まる――昭和二〇年八月
    第四章 日本の一番長い日――昭和二〇年八月一五日
    第五章 戦争の後始末
    終章 諸行無常と万古不易

    0
    2026年05月11日
  • 太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    Posted by ブクログ

    太平洋戦争の裏側で、銀行員さん達が何をしたのか、どんな状況に追い込まれたのか、等を綴った本です。歴史の教科書では、「戦後、満州や朝鮮、フィリピン等から引き上げてきました」の一文で終わってしまいましたが、引き上げ元の土地により、引き上げ難易度はバラバラだったようです。ソ連に占領された地域はぼぼ掠奪が発生しています。やはりソ連は信用がならないという事で。アメリカは概ね平和的に占領されています。

    昨今の世界情勢としては、非常にきな臭い状況となっています。

    また、日本の経済状況もだいぶヤバくなっています。なんとかしてほしいところです。

    0
    2026年05月05日
  • 太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか

    Posted by ブクログ

     第二次世界大戦における日本の銀行がどのような役割を果たしたのかと、終戦による各地の銀行の後始末を見ていくもの。どの国に接収されたかによって銀行の扱いが全然違い、各国それぞれの事情が垣間見れた。銀行間のやり取りが、一種の外交として機能していた点も興味深く、二次大戦の解像度がまた一つ上がった。

    0
    2026年04月23日
  • 防衛産業の地政学 これからの世界情勢を読み解くための必須教養

    Posted by ブクログ

     各国の国防支出から防衛産業の現状まで、かなりわかりやすく解説されている。各国ごとに代表的な企業と製品の説明があるので、ゼロ知識からでも入れる良著だと感じた。
     個人的に面白かった話として、欧州の共同開発と自国産業の育成がせめぎ合っている状況についてだ。防衛装備品の商売になると我田引水となるほか、仕様のすり合わせや開発分担の割合などで揉めやすいらしい。これは今、戦闘機の国際共同開発を行なっている日本に対しても注意せねばならない話であり、すり合わせによってなんとか完遂して欲しいと願っている。

    0
    2026年04月17日

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