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日本橋「いせ辰」の手代・英助には誰にも言えない秘密があった。母が死に際に遺した「お前のお父っつぁまは北町奉行の遠山様なのだよ」という言葉である(表題作)。北斎の娘・お栄の、婚家と実家を行き来する胸の内(「酔いもせず」)。名家老であり、その画業で“松前の応挙”と讃えられた蠣崎波響の選んだ道(「夷酋列像」)など、実在の人物に材をとった時代小説5篇。所収の「シクシピリカ」は、著者の『蝦夷拾遺 たば風』の「錦衣帰郷」と呼応する佳品です。
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Posted by ブクログ
遠山の金さんのおとしだね。
常磐津の死傷をしていた母の父なしごである英助は、亡くなる母親から、その証拠である守刀と印籠を持たされる。だが商家の手代となって、武家にはならない意思を持った英助は、一目だけ会いたいという夢だけ持つ。
片足の障害を持ち出戻りとなった商家の娘。前から狩る愚痴を言い合える仲良しだった。真面目な仕事ぶりと、娘に対して偏見もなく、大事に思う英助を店主は出店を持たせてやろうとする。そこで娘は夢だけで終えるはずだった栄輔の望みを思わぬ方法で叶える。
葛飾北斎が関係する2篇。
筆屋の娘の恋心。
北斎の娘の話。
松前藩の家老でもある絵師の話など。。。
情けが通う短編集。
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