思想作品一覧

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  • エイサー物語――移動する人、伝播する芸能
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    「大切なことは生きていると実感できる瞬間であり、それを与えてくれるのがエイサーなのだ」――沖縄の盆踊りであったエイサーが、いまや日本全土、世界にまで広がっている。芸能伝播の現場で何が起きているのか。エイサーを踊り、歌い、伝えた人々の物語。 「はじめに」より―― さて、本書はたしかに研究書の体裁をとってはいるけれども、内容そのものは「物語」と言ってよいものだ。研究が進展するにつれて、伝播過程をたどる調査の結果が、そのまま一種の「物語」を形成していることに気がついた。それゆえ、本書の最大の特徴は、研究書と物語との、この異例の合体にある。その物語は八重山諸島から始まるが、しかしそこに留まらず、沖縄本島を縦断して日本本土にまで達する。その間に、戦後沖縄の「密貿易」の興隆とか、エイサーの手踊りに使われる「はたき」(ぜい)の由来とか、はたまた沖縄の若者の本土就職の状況とか、いくつもの小さな、あるいは場合によって、大きなエピソードがちりばめられている。その結果、本書は一般のエイサーファンの若者たち、すなわち、エイサーを愛してやまない、エイサーの魅力のとりことなった若者たちにもアクセス可能な内容となっている。とくにエイサーを実践しながら、エイサーそのものについてもっと知りたいと思っている若者たちに本書をぜひ読んでほしい。本書は、そもそもそうした若者を念頭に置いて書かれているからだ。
  • 衛生展覧会の欲望
    4.0
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近代日本が生んだ怪しげな空間──衛生展覧会。人体模型、寄生虫・細菌標本、病例標本、胎児標本などの奇妙きてれつなオブジェの数々とそれを見つめる人々。国民「啓蒙」の名のもとに設置された、衛生思想普及のための文化装置を読み解く。

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  • 永続革命論
    3.7
    「プロレタリアートによる権力の獲得は、革命を完成させるのではなく、ただそれを開始するだけである」。自らが発見した理論と法則によって権力を握り、指導者としてロシア革命を勝利に導いたのち、その理論と法則ゆえに最大級の異端として、もろとも歴史から葬り去られたトロツキー。その革命思想の理論的核心を展開した最重要の著作を、ロシア語原典から訳出。付録として本邦初訳の「レーニンとの意見の相違」ほか5論稿収録。
  • 『永平広録』「上堂語・小参」全訳注(上)
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    道元(1200-1253)の思想的全体像を知るためには、その主著『正法眼蔵』とともに説法や法話を集めた語録『永平広録』の読解が不可欠である。本書は『永平広録』の原漢文・現代語訳文・訳註からなり、上巻は巻第1から巻第4までを収載する。
  • 「笑顔」と「ありがとう」の魔法
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    笑顔になれば、笑顔になったあなたも、笑顔を贈られた人も運がよくなります。「ありがとう」と唱え続けると、不安や悲しみが消えていきます。そして、笑顔とありがとうの習慣で、私たち一人一人がかけがえのない存在であることが実感できるようになるのです。本書は、「笑顔」と「ありがとう」の魔法の力について教えてくれるメッセージブック。ロングセラー『人生を変える笑顔のつくり方』の著者野坂礼子さんによる心にしみるメッセージと、同じくロングセラー『元気を出して』『大切なこと』などのアーティスト江村信一さんの、見るだけで心がやすらぐ「えくぼちゃん」のキャラクターが、どんなときもあなたを支えてくれることでしょう。巻末には「笑顔の科学」「ありがとうの効果」の説明文も付しました。一生、あなたの手許に置いてもらいたい本です。

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  • 易学 成立と展開
    5.0
    〈なぜ「占い」が儒教の核心的原理なのか?〉 〈大いなる矛盾に満ちた「中国的二元論」の思想史〉 哲学的であって通俗的、神秘的であって合理的― 陰と陽による二元論で世界を把握しようとする思考様式が、先秦から清朝に至るまでの哲学、世界観、歴史観を貫いていることを示す、碩学による無二の思想史。 易を知ることは、「中国的思考」の本質を理解することである! 【本書より】 ―最も中国独自のもの、それは易― 易には逆説めいたものがある。法則の中の破格を容認する。論理より象徴、数をよしとする。これは中国の学問芸術について見られる。易は人の運命を天道と一つに見る。中国の歴史の見方とつながるところがある。(第四章より) 【解題・三浦國雄】 「本書は『易経』というテクストに焦点を絞り、それがどのようにして成立し、漢代から清朝に至るまで、どのような解釈が施されたか(つまりどのように読まれたか)を解明しようとしたものである。その際、『易経』や注解および注解者の内部に降り立って分析する一方(「心理」や「意識」「無意識」の語がよく使われる)、そのような読解が生み出された根拠を注解者の内面とともに外面│すなわち彼らが生きていた時代相にも求めるところに本書の独自性がある。その結果として、本書のボリュームの大半を占める第一章(易経の成立)と第二章(易学の展開)がおのずから先秦から清代に至る思想史になっているのであるが、これは余人には真似のできない著者の独壇場と云ってよい」 【本書の内容】 第一章 易経の成立  第一節 通説とその批判  第二節 易の発生基盤  第三節 経  第四節 左伝に見える易  第五節 彖と象  第六節 陰陽  第七節 繋辞  第八節 十翼の完成 第二章 易学の展開  第一節 前漢の易  第二節 後漢の易学  第三節 王弼、それ以後  第四節 宋・明の易説  第五節 清朝の易学 第三章 筮法 第四章 易と中国人のものの考え方 解題 三浦國雄 ※1960年にサーラ叢書(平楽寺書店)より刊行された同名書の文庫化です。
  • 駅名学入門
    3.7
    2020年3月開業の「高輪ゲートウェイ」で一躍注目を集めた駅名。日本の駅名とは、そもそもどういうものか。明治以来の歴史的変遷から浮かび上がってくる、思想、そして社会的・政治的・文化的背景とは。さらに、カタカナ・ひらがなを多用した「キラキラ駅名」はいかなる文脈から発想されるのか。駅の命名メカニズムを通して、社会構造の変化や地名との関係、さらに公共財としての意義や今後のあり方を展望する。多くの発見と知的刺激に満ちた本。
  • 駅をデザインする
    3.8
    駅の出口の案内は黄色。東京の地下鉄の案内表示は各ラインカラーの「○」――こうした日本の駅のデザインを決めてきたサイン設計の第一人者が、駅のデザインを、自身の手がけた豊富な実例をもとに語り尽くす。案内表示に求められるものとは何か、そのデザイン思想とはいかなるものか、1970年代に始まった日本の空間・サイン整備の歴史をたどりつつ論じ、現在の日本と海外の駅とを比較。混迷を深める日本の公共空間を批判的に検討し、利用者本位の、交通システムのあるべき姿を展望する。
  • エクスタシーの神学 ――キリスト教神秘主義の扉をひらく
    3.0
    キリスト教には合理主義と神秘主義の二つの極がある。二千年におよぶキリスト教の歴史は、さながら理性と感性のはざまを揺れ動く振り子のようであった。この構図は近代以降も変わらない。宗教改革以後、むしろ振り子の振幅はますます大きくなった。イエズス会による布教活動、神秘主義の興隆、悪魔憑き、魔女狩りなど、熱狂的な信仰が西欧近代の宗教的エネルギーを吸収した。本書では、キリスト教における神秘主義の思想を、「エクスタシー」という視点から読み解いていく。ギリシア時代に水源をもち、ヨーロッパ思想の伏流水であるカトリック神秘神学を俯瞰し、キリスト教の本質に肉薄する危険な書。
  • エコファシズム 脱炭素・脱原発・再エネ推進という病
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    「ドイツを見習え」論、グレタ・トゥーンベリ、1.5℃目標、『人新世の「資本論」』、グリーンピース(環境NGO)、坂本龍一、コムアイ(元水曜日のカンパネラ)、EU…… “温暖化防止”という目的をすべてに優先させる考え方=エコファシズムは本当に正しいのか? ◎ロシアのウクライナ侵略がドイツに与えたショック ◎原発を“悪”と決めつけていいのか ◎中国を批判しない環境NGO ◎太陽光パネルは本当に地球のためになるのか ◎資本主義を批判するエコファシズムのエリートたち ◎環境原理主義と全体主義の親和性 ◎環境原理主義で形成される“気候産業複合体” ◎エコファシズムの欺瞞が貧困者と開発途上国を苦しめる ロシアのウクライナ侵略によるエネルギー危機で明らかになった「環境原理主義(エコファシズム)」の問題点をエネルギー温暖化問題の第一人者と気鋭の政治学者が論駁する! 【目次】 はじめに エコファシストの本性はスイカである(岩田温) 第1章 ロシアのウクライナ侵略が明らかにしたエネルギー安全保障問題 第2章 地球温暖化問題は本当に問題なのか 第3章 エコファシズムという思想 第4章 エコファシズムの正体 第5章 環境問題と経済成長 第6章 世界のエコ・エネルギー情勢の行方 おわりに 環境原理主義に基づく「化石燃料叩き」は貧しい人・国を苦しめる(有馬純)
  • エゴイストの共存(現代自由学芸叢書) 人間・倫理・政治
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 あらゆる人間は、エゴイストである。では、エゴイストたちは如何にして社会的共同生活を成り立たしめることが出来るのか? 本書は、人間の本性という根源的レベルから出発し、功利性原理の立場から人間・倫理・政治の統一理論を構築しようとする、現代自由学芸の騎士による挑戦の書である。人間存在そのものの自己矛盾から生ずる、社会規範の最大の難問――「エゴイストは、そのエゴイズムのためにエゴイズムを抑制しなければならない」に挑み、明快な議論と大胆な推理によって幸福主義の新しい政治哲学を展開する。 【目次より】 まえがき 目次 第一章 心理的幸福主義の妥当性 序言 第一節 幸福の概念 (一) 思想史的省察 (二) 言語的事実 (三) 導出 第二節 心理的幸福主義 (一) 必然的帰結 (二) 弁証 (三) 心理的幸福主義者 第二章 政治の本質と人間 序言 第一節 政治の全体像 第二節 ホンネとタテマ工 第三節 政治と倫理 結語 第三章 超倫理的政治論の倫理性 序言 第一節 「全体の幸福」の二類型 (一) ラスコーリニコフの思想 (二) 善の分化 第二節 政治的アモラリズムの正当根拠 (一) 「日常倫理」と「非常倫理」 (二) マキアヴェリ (三) ホッブズ (四) 政治的アモラリズムの倫理性 第三節 「非常倫理」の問題性 第四章 集団的行為の倫理的パラドクス 序言 第一節 単に集団なるが故の倫理性 第二節 「倫理的パラドクス」の発生 第三節 二つの形態 第四節 「自我の拡大」との結合 第五節 人類にとっての意味 第五章 平和の政治倫理学 序言 第一節 従来の平和論の根本的欠陥 (一) 価値論の欠如 (二) 権力論の欠如 第二節 平和の理論的基礎 (一) 平和論の前提と課題 (二) 反戦行動の倫理的正当性 (三) 反戦行動の実践的可能性 第三節 平和の究極的制度 第四節 若干の参考意見 結語 註 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 平尾 透 1948年生まれ。元奈良産業大学教授。京都大学法学部卒業。同大学院法学研究科に学ぶ。専門は、倫理学。 著書に、『統合史観 自由の歴史哲学』『エゴイストの共存』『功利性原理』などがある。
  • 絵師金蔵 赤色浄土
    3.0
    「血の色は厄払いじゃ。万民の不安を払い落とすのじゃ」幕末の土佐に生まれ「絵金」と呼ばれた男、艶やかな色彩で見る者を虜にした異才、激動の生涯。――幕末の動乱は土佐国も大きなうねりで呑み込んだ。様々な思想と身分の差から生じる軋轢は、人々の命を奪っていった。金蔵はそんな時代に貧しい髪結いの家に生まれた。類まれなる絵の才能を認められ、江戸で狩野派に学び「林洞意美高」の名を授かり凱旋。国元絵師となる。しかし、時代は金蔵を翻弄する。人々に「絵金」と親しまれながらも、冤罪による投獄、弟子の武市半平太の切腹、そして、土佐を襲う大地震……。金蔵は絵師として人々の幸せをいかに描くかに懊悩する。やがて、絵金が辿り着いた平和を願う究極の表現とは――。作家生活20周年記念作品
  • SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望
    5.0
    サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、同性愛や異性装などのセクシュアリティをもつ人々が集った雑誌「奇譚クラブ」は、「その表紙に触れるだけでも戦慄が走る一種危険な雑誌」「戦後の裏文化の帝王」などと語られ名前だけは広く知られてきたが、雑誌の特色や内容に関する本格的な研究がなされてこなかった。 本書では、「奇譚クラブ」を含めた1950年代の戦後風俗雑誌7誌を全号通覧のうえ、類似雑誌の系譜・模倣関係を検証、「奇譚クラブ」の史料的特質とその重要性を浮き彫りにする。 吾妻新、沼正三、土路草一、古川裕子という4人の「奇譚クラブ」作家/思想家に着目する。戦後民主主義・近代化の潮流のなかで、サディスト・マゾヒストを自認した人々は、支配と暴力をめぐる欲望について何を考え、どう語ったのか。「家畜人ヤプー」「夜光島」などのポルノ小説やエロティックな告白手記から、主体性、自立、同意、愛をめぐる論点を取り出し、近代的な人間性をめぐる規範の限界をあぶり出す。
  • エスの系譜 沈黙の西洋思想史
    4.0
    「なぜか分からないがそうしてしまった」、「まるで自分ではない何かにやらされているようだった」……。こうした話は作家や芸術家の創作についてよく聞かれるが、日常の中にも同様の経験があるのは誰もが知っていることだろう。みずからの行動の原動力だったことは明らかなのに、それが何なのかは明言できないもの。その得体の知れない力を示すために着目されたのが、ドイツ語の代名詞「es(エス)」だった。
  • エセー3
    完結
    4.0
    ミシェル・ド・モンテーニュは、16世紀フランスの思想家、モラリストである。彼が残した『エセー(随想録)』は、古典知識の集大成であると同時に、知識人の教養書として古くから受け入れられ、その真理探究の方法、人間認識の深さによってデカルト、パスカルなどの思想家に影響を与え、今日にいたるまで古典的な名著として多くの人々に読みつがれている。「わたしは何を知っているのか(ク・セ・ジュ)?」という句は、モンテーニュの言葉であるが、人間の理性、判断力、知識には限界があることを謙虚に認め、試行錯誤を恐れずに真理を追究しようとした彼の思想をよく表している。本巻には、「酔っぱらうことについて」「良心について」「実地に学ぶことについて」「書物について」など11編を収録。《わたしが思っていることをいってしまうならば、みんなが酔っぱらうからといって、酒を禁じるといった習慣はまちがっている。よいものだからこそ、度を過ごしてしまうのではないか》(「酔っぱらうことについて」より)。モンテーニュのイメージを一新する平易かつ明晰な訳文で古典を楽しもう。
  • 越境する思考
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現代思想の源流・ドイツ思想へ遡り、「否定の弁証法」をテコに<近代の形而上学>批判の思想的地平へ浮上する。

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  • 越境のアヴァンギャルド
    -
    1巻2,816円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「旧いものを打破する」。思想・文化の分野でも使われるようになった「アヴァンギャルド」。1930~70年代の昭和を通じて、〈日本〉文化とは何かを問い日本や満州でその形成を担った作家や芸術家の格闘を描く。
  • エックハルト研究序説
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 エックハルトのラテン語著作による初の本格的業績。彼の神論と秘蹟論の中に基本思想を見出し、始原論、存在論、救済論へと考察を展開。 【目次より】 端書 I 序論 1 エックハルトの生涯 2 ドイツ語著作とラテン語著作 3 エックハルト研究の新しい動向 II 原点 1 『命題集へのコラチオ』 2 『命題集へのコラチオ』の解釈の試み 2.1 「本質的属性」と「ペルソナ的属性」 2.2 「測られたる高さ」と「測られざる高さ」 2.3 「不変性」と「可変性」 2.4 「霊的被造物」と「物体的被造物」 2.5 「アクチオ」と「パッシオ」 2.6 「義を齎す恩寵」と「蘇りの栄光」 3 結び III 始原論 1 『三部作』,『創世記注解』と『ヨハネ福音書注解』 2 『創世記注解』における「始原」 2.1 「イデア的理念」 2.2 「知性的存在」 2.3 「永遠と第一の単一の今」 2.4 「存在」 3 『ヨハネ福音書注解』における「始原」 3.1 「理念」 3.2 「知性」 3.3 「存在」 4 結び IV 存在論 1 『パリ討論集』 2 『パリ討論集』における 「存在」 2.1 四つの論証 2.2 形象論 2.3 「存在の純粋性」 2.4 アナロギア論 2.5 トマスの存在概念との比較 3 『創世記注解』 における 「存在」 3.1 神の「存在」 3.2 被造物の「存在」 4 結び V 神認識論 1 『聖アウグスティヌスの祝日にパリで行われた説教』 2 『聖アウグスティヌスの祝日にパリで行われた説教』における神認識論 2.1 「理論的学」,「論理的学」,「倫理的ないし実践的学」 2.2 神認識の三つの方法 2.3 「除去」,「卓越」,「原因」 2.4 「鏡を通して光のうちで」行われる神認識 2.5 「存在」と「徳」 2.6 「修身的徳」,「市民的徳」,「対神徳」 2.7 恩寵の到来する七つの様態 2.8 「愛における激しさ」 3 結び VI 秘蹟論 1 『1294年にパリで行われた復活祭のための説教』 2 『1294年にパリで行われた復活祭のための説教』における秘蹟論 2.1 「熱意をもって聴かれるもの」の条件 2.2 聖体の秘蹟の四つの条件 2.3 「魂の最後の表象からの浄化」 2.4 「自分に固有の弱さの認識」 3 結び VII 結語 後記 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 中山 善樹 1950年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業。同大学院修士課程修了。アレクサンダー・フォン・フンボルト財団奨励研究員としてケルン大学トマス研究所に研究留学。同志社大学文学部教授。文学博士。 著書に、『エックハルト研究序説』、訳書に、『エックハルト ラテン語著作集(5巻)』K・ラッシュ『神とは何か』など。
  • エックハルト ラテン語説教集 研究と翻訳
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 アリストテレスを初め多くの権威や当代の説教理論に基づいたエックハルトの高度な思想が平易に説かれた貴重な全五六編の邦訳と註。 【目次より】 凡例 聖書略号 はじめに 第1部 研究篇 I 聖書解釈について II 愛について III 神愛について IV 恩寵について V 秘蹟について VI 三位一体について 第2部 翻訳篇 ラテン語説教の概要 ラテン語説教および註(全56篇) あとがき(初出一覧) 文献一覧(聖書,古典引用文献,参考文献) ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 エックハルト,マイスター 1260頃~1328頃。中世ドイツ(神聖ローマ帝国)のキリスト教神学者、神秘主義者。 邦訳著作に、中山善樹訳『創世記註解 ; 創世記比喩解』中山善樹訳『出エジプト記註解 ; 知恵の書註解』中山善樹訳『ヨハネ福音書註解』中山善樹訳『全56篇のラテン語説教集』 中山善樹訳『小品集』上田閑照訳、香田芳樹訳註『ドイツ語説教集』川崎幸夫訳『エックハルト論述集』植田兼義訳『エックハルト I』中山善樹訳『エックハルト II』田島照久訳『エックハルト説教集』相原信作訳『神の慰めの書』オイゲン・ルカ訳『神の誕生』などがある。
  • 【エッセンシャル版】ドラッカー
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    ドラッカーの本は単なるノウハウ本ではない。 ドラッカーは「いい世の中になるためには何が必要か」を問い続け、 マネジメントの力にたどり着いた。 企業などの組織が成果をあげ、 その中の人たちが生き生きと働くことこそが社会をよくすると考え、 マネジメントの理念や手法を体系化した。 だから、ドラッカーの言葉はずっと価値を失うことなく、 読み継がれる。 深く広く人間的なドラッカーの世界へご案内しよう。 (おもな内容) ●Part 1 ドラッカーが語りかける ドラッカーの「人生相談」 図解 世界に広がる交流関係図 Interview 柳井 正●ファーストリテイリング代表取締役会長兼社長 図解 ドラッカー本の世界 3分間でわかる『もしドラ』の世界 Interview 為末 大●プロ陸上選手 ●Part 2 ドラッカーを活用する 非営利組織編 ドラッカー思想を体現のNPO 震災の復興支援で問われる真価 企業編 教えどおりに経営し躍進のキヤノン電子 Interview 山口純史●ルネサスエレクトロニクス会長 ●Part 3 ドラッカーが全てを教える 誌上講義 経営哲学 カントと重なる人間主義哲学 誌上講義 会計 ドラッカーは会計も教えてくれた 誌上講義 教育 子どもを育てるための9ヵ条 ●Part 4 ドラッカーのマネジメント 20の名言・至言で解き明かす真髄 週刊ダイヤモンド(2011年6月18日号)の第1特集を電子化しました。 雑誌のほかのコンテンツは含まれません。 *ダイヤモンド社のドラッカー本は →【ダイヤモンド社 ドラッカー】で検索ください。
  • 越南義烈史 抗仏独立運動の死の記録
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 19世紀後半、抗仏独立闘争に殉じたベトナムの志士たちの略伝・追悼文集。反植民地・民族独立思想の原点(1918年上海で秘密出版)。東遊運動で日本に渡った留学生200人は、やがて日本を追われ、各地で母国の独立運動を展開して敗れ、つぎつぎと斃れるその記録。

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  • 江戸時代の先覚者たち 近代への遺産・産業知識人の系譜
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    1巻1,300円 (税込)
    序章 重農主義と重商主義/第1章 海保青陵の新しい発想/第2章 青陵の「米テク」藩政改革論/第3章 青陵のGNP成長論/第4章 幕藩体制の富国論/第5章 山片蟠桃の町人朱子学/第6章 文化文政の自由経済学/第7章 山片蟠桃と「米の自由化」/第8章 藩際経済の「国富論」/第9章 封建制と郡県制/第10章 和算家の列島改造論/第11章 脱亜入欧の先覚者・本多利明/第12章 「藩営」総合商社論の栄光と悲劇/終章 幕末維新のケインズたち-横井小楠と由利公正の思想

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  • 江戸の科学者
    4.0
    関孝和、貝原益軒、渋川春海、杉田玄白、平賀源内……。伝記を通して、江戸に花開いた科学や技術の発展の軌跡を紹介する。科学者小伝付き!(解説:池内了氏) 『解体新書』、『蘭学事始』で知られる杉田玄白が生まれたときは大変な難産でした。看護の人たちは母親に気をとられ、生まれたばかりの赤ん坊のことは忘れてしまいました。死産だろうと思われ、とり合わせの布に包んで横に置いたままにされたのです。しかし、ようやく落ち着き、赤ん坊を見ると元気で生きていました。その後の玄白は元気に育ちます。17,8歳のころ、医官である父に医業を学びたいと申し出ると、幕府の医師である西玄哲に入門することになりました。西玄哲は通訳の家の出身で、ポルトガルやオランダの医術を覚え医師となった人物でした。玄白はこの頃から西洋医術の優秀さに触れることとなったのです。――西洋医術の導入、日本人のための暦、エレキテル、鉄砲の大量生産……など。著名な杉田玄白や渋川春海から砲術家の坂本天山まで、江戸時代を代表する科学者たちの幼少時や師事した先生とのエピソード残した業績をコンパクトに紹介する伝記集です。科学者たちの生涯を通し、江戸時代の科学や技術の発展の過程を生き生きと描き出します。29人の科学者小伝付き。解説は池内了氏。 (原本:吉田光邦『江戸の科学者たち』、社会思想社(現代教養文庫)、1969年) 本書の内容 関流をめぐる人びと ――関孝和たちと会田安明―― 本草から大和本草へ ――貝原益軒―― 本草から博物学へ ――稲生若水・小野蘭山―― 日本暦の誕生 ――渋川春海―― 町人天文学者たち ――麻田剛立の一門―― 測地事業の推進者 ――伊能忠敬―― 幸福な蘭学の始祖 ――杉田玄白―― 異端の科学者 ――平賀源内―― 電気学の正統 ――橋本宗吉―― 最初の自然哲学者 ――三浦梅園―― 自然哲学の展開者 ――帆足万里―― 通訳から科学者へ ――本木良永・志筑忠雄・馬場貞由―― 桂川家の人びと ――名門の学者たち―― 宇田川家の人びと ――家学を守った人たち―― 悲劇の科学者たち ――シーボルトとその門下―― 職人と発明家 ――国友藤兵衛―― 哲学的な砲術家 ――坂本天山―― 農業技術の変革者 ――宮崎安貞・大蔵永常―― 科学者小伝 参考文献とあとがき 解説(池内了氏) 索引
  • 江戸の思想史 人物・方法・連環
    3.7
    荻生徂徠、安藤昌益、本居宣長、平田篤胤、吉田松陰-江戸時代は多くの著名な思想家を生み出した。だが、彼らの思想の中身を問われて答えられる人は多くないだろう。それでも、難解な用語の壁を越え、江戸の時代背景をつかめば、思想家たちが何と格闘したのかが見えてくる。それは、"人と人との繋がり"という、現代の私たちにも通じる問題意識である。一三のテーマを通して、刺激に満ちた江戸思想の世界を案内する。
  • 江戸の思想闘争
    3.0
    死んだらどうなるのか。「鬼神(霊魂)」は存在するのか、しないのか。「社会秩序」はいかにして生まれるのか。「道」をめぐる、儒家と国学者による「国儒論争」とは何だったのか。伊藤仁斎、荻生徂徠、太宰春台、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤ほか、近代社会の根本問題に果敢に挑んだ思想家たちの闘争を考察。「死」と「贈与」の言説への、思想史と社会学のアプローチによって江戸の思想を展望する、挑戦的な試み。 序章  贈与で読み解く江戸思想 第一章 死んだらどうなるのか ――本居宣長と死後の問い 第二章 言葉と文字─ 自言語認識と『古事記』の再発見 第三章 他者問題 ―― 「漢意」とイデオロギー批判 第四章 翻訳問題 ―― 荻生徂徠の言語観 第五章 「日常」の発見 ―― 伊藤仁斎と「道」の言説 第六章 二つの秩序問題 ―― 荻生徂徠の社会理論  第七章 「文化」の起源論争 ―― 太宰春台と賀茂真淵 第八章 論争の展開 ―― 本居宣長と「道」の言説 第九章 贈与の逆転 ―― 本居宣長から平田篤胤へ 第十章 死者の人情 ―― 平田篤胤の死後観 第十一章 死後の審判と生命の贈与 ―― 平田篤胤と「幽世」の誕生  終章 鬼神論の近代的展開 ―― 柳田国男と和辻哲郎
  • 江戸の朱子学
    4.0
    中国・南宋の朱熹の思想、朱子学は江戸時代においていかなる機能を果たしたのか――。受容とともに新たな思考が生まれてゆくさまは、従来の体制教学という理解を一面的なものとせずにはいない。とりわけ、朱子学と反朱子学の応酬は結果としてこの時代の思想表現を豊かなものにし、日本の近代化への足掛かりをも作った。本書では、朱子学の骨格から江戸時代における展開、近代化に及ぼした作用までを論じ、日本近世の知的状況を眺望する。
  • 江戸の少食思想に学ぶ ~水野南北『修身録』解題~(小学館新書)
    値引きあり
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    「開運のための少食論」を解説書き下ろし。 高橋源一郎氏推薦「水野南北のメッセージは世界を滅びから救う」 減量のための食事制限でもなく断食健康法でもない。過食・大食をせず、自分の身の程に合った食事の量「腹八分」を守れば、めぐりめぐって「吉」となる──。 江戸時代、そんな“少食・粗食のすすめ”を説いた人物がいる。水野南北──文化文政期に高い人気を誇った観相家だ。その著書『修身録』は、貝原益軒の『養生訓』と並ぶ“食と命の指南書”であり、同書で繰り返し説かれる「食の慎み」と「立身出世」ための少食思想は、過食・飽食の現代にこそ示唆に富む。 「人は天から一生の食を与えられている。これを余計に食べるということは、天に借りを生ずるということだ」 「たとえ天運の人相が悪くとも、当人がその持ち分の食よりも少食で済ませる者は相応の福分を得る」 「本来の天運が良くとも、食を過ごす者であらば、物事に際して障りが出るものだ」 「食あれば命あり。ゆえに少食の者は長寿なのである」 「少しの酒は気の力を増すものだ。血もめぐらせる。しかし多ければいのちを削る」 「立身出世があるかどうか見定めるにはもっとよい方法がある。まず食を減らせ。そしてそれを厳重に定めよ。これを守る者には立身出世があろう」  水野南北自身も、この「少食」を実践していたという。 「わたしは……生涯にわたって米の飯は食わぬこととし、米の形が残るものならば餅も避け、麦の一合五勺をまったく一日の限りの量とし、大の好物の御酒さえ一日一合と定めた。しかしこれはまったく自分の為ではない。世の人の為に食を減じたのだ」 「節食」は「開運」に通ず──その極意を平易な言葉で解説した全編書き下ろし最新刊。 (底本 2024年2月発売作品)
  • 江戸の読書会
    5.0
    近世、全国の私塾、藩校で広がった読書会=会読、その対等で自由なディベートの経験と精神が、明治維新を、近代国家を成り立たせる政治的公共性を準備した。思想史の傑作!
  • 江戸の学びと思想家たち
    3.9
    長い戦乱をへて平和がもたらされた近世とは,世代から世代へと〈知〉を文字によって学び伝えてゆく時代の到来であり,そうした「教育社会」こそが,個性豊かな思想家を生みだした.朱子学から,山崎闇斎,伊藤仁斎,荻生徂徠,貝原益軒,心学,そして国学まで,〈学び〉と〈メディア〉の視点から広くみわたす江戸思想史入門.

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  • 江戸文化再考 これからの近代を創るために
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 泰平の世、三百年をかけて文化を成熟させた江戸時代。歪み、行き詰まる現代社会が成熟するためのヒントがそこにある。社会・思想・書物・絵画-従来の近代主義的な評価にとらわれず、江戸に即して眺めることで、「江戸の本当の姿」を理解する。江戸文学研究の泰斗による講演会を収録。
  • NHK 宗教の時間 柳宗悦 美は人間を救いうるのか(上) 2024年4月~9月
    -
    宗教によって示された生き方、宗教的な体験、経典や聖典の解説など、さまざまな角度から宗教に関する話題を取り上げます ■ご注意ください■ ※電子版では権利処理の都合上、一部コンテンツやコーナーを掲載していない場合があります。ご了承ください。 ■今月のテーマ 柳宗悦の「ことば」を丁寧にひもときながら、その思想の真髄に迫る、通年講座の上巻。 鈴木大拙の弟子という宗教哲学者としての背景を持ち、白樺運動に参加し、さらに当時は下手などと呼ばれた雑器などからさ「民藝」を見出し、拡げていった柳宗悦。その柳は若き日から、のちの日本的霊性にもつながり、あるいはイスラム神秘主義にもつながる、遠大で高邁な宗教哲学を有していた。その宗教哲学と「民藝」を、柳の「ことば」を熟読玩味しながら、若松英輔氏が丁寧にひもとくガイドブック。民衆における美――民藝をどう見つけ、そしていまは弱くとも尊き民衆にどのようなまなざしを、柳宗悦が生涯にわたって注ぎ続けたのかを、その宗教哲学と照らし合わせながら、読者とともに考える。 ■講師:若松英輔
  • NHK「100分de名著」ブックス アドラー 人生の意味の心理学 変われない? 変わりたくない?
    4.3
    1巻935円 (税込)
    その思想を平易に紹介した『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』がベストセラーとなり、注目を集めている心理学者アドラー(1870~1937)。アドラー心理学のエッセンスを平易に解説した「100分de名著」テキスト、待望の書籍化! 書き下ろし特別章「“当たり前のこと”の価値」収載。 ■内容 第1章 人生を変える「逆転の発想」 第2章 自分を苦しめているものの正体 第3章 対人関係を転換する 第4章 「自分」と「他者」を勇気づける ブックス特別章 “ありのまま”の価値 読書案内
  • NHK「100分de名著」ブックス アラン 幸福論
    3.5
    1巻838円 (税込)
    “幸福”は誰もが共通に求める人生の目的でありながら、それを保持することは難しい。20世紀初頭のフランスに生きた哲学者アランは、日常の生活知から幸福になるための自己のあり方を説いた。背後にある哲学的思想にも焦点を当てながら、選び抜かれた言葉で綴られる「幸福への指針」を読みほどく。
  • NHK「100分de名著」ブックス 鴨長明 方丈記
    4.1
    「豊かさ」の価値を疑え! 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」の有名な書き出しで始まる『方丈記』。世の中を達観した隠遁者の手による「清貧の文学」は、都の天変地異を記録した「災害の書」であり、また著者自身の人生を振り返る「自分史」でもあった。日本人の美学=“無常”の思想を改めて考える。 ※NHKテレビテキスト「100分de名著」待望の保存版!玄侑宗久氏の特別寄稿/新規図版/読書案内などを新たに収載!
  • NHK「100分de名著」ブックス 孔子 論語
    4.2
    古くから読み継がれ、日本人の文化や思想に大きな影響を与えた『論語』。現在では通読する人は少ないが、人間が心豊かに生きるうえでの様々な点に言及した、総合的な「人間学」の書としての性格をもつ。独立独歩で自分の人生を切り開いた孔子本来の意図にたちかえって、いま再びその教えを紐解く。NHK放送で大好評を博したテキスト2011年度シリーズを単行本化! 本文、詳細な注釈に加え、番組4回で放送されたゲストとの対論、読書案内などを新たに収載した完全保存版。
  • NHK「100分de名著」ブックス 歎異抄 仏にわが身をゆだねよ
    4.0
    1巻935円 (税込)
    「悪人正機」「愚者になりて往生す」に代表されるように、浄土真宗の開祖・親鸞の教えは逆説に満ちた革新的なものである。ゆえに市井の人々だけでなく、近代日本の多くの知識人を魅了した。『歎異抄』に収められた親鸞の言葉と、苦悩と矛盾に満ちたその生き方から、現代を生きる私たちへのヒントを探る。師・法然との邂逅にはじまる「親鸞思想をさらに深く知る」ための特別章を加筆。
  • NHK「100分de名著」ブックス 道元 正法眼蔵 わからないことがわかるということが悟り
    4.0
    1巻935円 (税込)
    難解な仏教思想書の内容がこの一冊でわかる! 思想家・和辻哲郎やアップルの創業者スティーブ・ジョブズにも影響を与えた『正法眼蔵』のエッセンスを明快に読み解く。ブックス特別章「道元の『哲学』とは何か」を収載。
  • NHK「100分de名著」ブックス 法華経 誰でもブッダになれる
    4.5
    「あなたは尊い存在である」――その、貫かれた「人間観」に迫る。 古くは『源氏物語』から宮沢賢治まで、日本人を魅了し続けてきた法華経。「諸経の王」と呼ばれる経典には、いったい何が書かれているのか。法華経が説く「一仏乗の教え」とは何なのか。仏教の原点に還ることを説く経典に内蔵された、ブッダがほんとうに伝えたかったこととは何か。仏教に立ちはだかった「対立」という壁を乗り越えて「平等思想」を説いた法華経は、「分断」がはびこる世界に「融和」という処方箋を提示する。サンスクリット原典から日本語訳を果たした第一人者が、宗教書にとどまらない「人間に寄り添う書物」として、その思想の本質を探る。 〈内容〉 はじめに:思想として『法華経』を読む 第1章:全てのいのちは平等である 第2章:真の自己に目覚めよ 第3章:「永遠のブッダ」が示すもの 第4章:「人間の尊厳」への讃歌 特別章:対立と分断から融和へ 読書案内 あとがき
  • NHK「100分de名著」ブックス 三木清 人生論ノート 孤独は知性である
    3.7
    ニヒリズムを超越する真の勇気は、孤独を知り、理想を手放さない知性にこそ宿る! 三木清(1897-1945)は、日本初の哲学者といわれる西田幾多郎と師弟関係を結んだ思索のひとである。また、孤独や貧窮を味わった在野の哲学者である。そんな彼が、日本が戦争へと突き進んでいくなか、「文學界」(1938~1941年)に寄稿した連載が「人生論ノート」だ。人生のなかで、誰もが一度は煩悶するであろう困難(「死」「虚栄」「孤独」「嫉妬」「偽善」「利己主義」など)への向き合い方や願望(「幸福」「理想」「成功」「希望」など)への道筋について、思索を深めた哲学エッセイである。その文章は、晦渋であるうえに、時局を踏まえ細心の注意が施された表現なため、難解で真意をつかみにくい側面がある。その難解かつ迂遠な表現の核心を、三木清を長年研究してきた岸見氏が懇切かつわかりやすく解説する。 岸見氏が注目するのは、三木が掲げた「理想主義」。それは、ひとが困難を乗り越えるために必要不可欠な態度であるのに、現代人に著しく欠けているセンスだと、氏はいう。「どうせ」や「いまさら」といったニヒリズムは現実を変える力を持たず、楽観的に見える理想主義こそが、ひとを幸福へと導く力だという三木。「人生は運命であるように、人生は希望である。運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持っていることである」。人間の負の側面を認めつつ、そこから一歩先へ進むための杖として、「希望」を失ってはいけないと説いたのだ。 また、真の勇気は「孤独」を恐れない、知的な姿勢にこそ宿るという。組織や集団の欠点・瑕疵を指摘するには、孤立を恐れない勇気が必要だ。社会のため、幸福のために孤独は重要な要素だと、三木はいうのだ。 1945年3月思想犯を匿ったかどで逮捕され、同年9月獄中で死を迎えた三木の、人生をかけた言葉の連なりは、閉塞した社会を生きる私たちを鼓舞し、勇気づける。哲学的な示唆とともに、人間の尊厳と幸福を希求したその人生もまた、読者を勇気づけるだろう。
  • NHK「100分de名著」ブックス 維摩経 空と慈悲の物語
    -
    「100分de名著」で2017年6月に放送され、大好評を博した『維摩経』がついに単行本化。特別章「空だからこそ」を加筆。 大乗仏教の経典の中でも異彩を放つ存在である『維摩経(ゆいまぎょう)』。そこで説かれる内容は、仏教の「そもそも」を見つめ直す視点や、世俗と世俗に関わることを肯定し、しかし執着や分別心から己を解き放ち生き抜くことを説くものだ。 著者は仏教思想の大転換点として『維摩経』の解説を行い、「空」と「慈悲」という仏教思想の両輪を、そこに見る。また、維摩という在家の老人による、「困難を抱える人びとが苦しんでいる限り自分の幸せはないという他者性を重んじた考え方」は、極めて今日的な示唆を与えてくれるとする。 特別章として、仏教の本質でもある「空」思想への理解を深める論考を、『維摩経』の関係を示しながら付す。 執着を捨て、思い込みを捨て、生きやすい自分になろう―― 在家の仏教信者・維摩(ゆいま)老人が名だたる仏弟子たちを、快刀乱麻を断つが如く“論破”する! そして二項対立の罠ものりこえ、いつしか深遠な思想に辿り着く。 「こんなに面白い仏教経典があったのか!」と瞠目させられる、知的興奮の一冊。 〈目次〉 はじめに 第1章 仏教思想の一大転換 第2章 「得意分野」こそ疑え 第3章 縁起の実践・空の実践 第4章 あらゆる枠組みを超えよ! ブックス特別章 空だからこそ 読書案内 おわりに
  • エネルゲイアと光の神学 グレゴリオス・パラマス研究
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 14世紀の後期ビザンティンの神学者グレゴリオス・パラマス(1296―1359)の思想を神学の領域を超えて、人間の普遍的な神認識の問題として考察したわが国初の本格的研究。パラマスの神認識と彼の修道霊性を重視する態度から東方神学の特質を浮かび上がらせるとともに東方キリスト教に特徴的な霊的感覚を一種の認識論として捉え、霊と身体との調和をはかるパラマス思想の中に、反グノーシス的な身体・感覚の復権があることを明らかにする。 【目次より】 凡例 まえがき 序論 グレゴリオス・パラマスの生涯と著作 第一部 東方神学の特質 第一章 パラマスの「神認識」をめぐって 第二章 パラマスと哲学 ヘシカズムの伝統との関連において 第三章 ギリシア教父の遺産 人間の神化 第四章 光と闇の神学(変容の光とシナイの神の闇) 第二部 エネルゲイア論 第一章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(一) 第二章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(二) 第三章 パラマスにおける神の本質と働きの区別の問題(三) 第四章 エネルゲイア、ヒュポスタシス、エンヒュポスタトス 第五章 エネルゲイアとウーシアの区別の哲学的源泉 第三部 人間の神化と光の神学 第一章 ヘシカズムにおける神化の思想 第二章 「霊的感覚」 第三章 身体もまた祈る パラマスの身体観への試み 第四章 光の神学と否定神学 第四部 神のエネルゲイアと光の神学 東方の論理に向けて 第二章 光としての神 第三章 神化の神学 第四章 超否定神学 東方の論理 あとがき 初出一覧 参考文献 欧文要旨 欧文目次 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大森 正樹 1945年生まれ。神学者。文学博士。元南山大学教授。京都大学医学部、同大学院文学研究科西洋哲学博士課程満期退。著書に、『エネルゲイアと光の神学 グレゴリオス・パラマス研究』『東方憧憬 キリスト教東方の精神を求めて』『観想の文法と言語 東方キリスト教における神体験の記述と語り』などがある。
  • エピソードで読む西洋哲学史
    4.0
    ヘーゲルやマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。また、ニーチェは発狂してから死ぬまでの十年間、ほとんど廃人であったという。さらに、カント、スピノザ、ホッブス、ヒューム、ハイデガー、フロイトなど、思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。生い立ち、学歴、異性関係、挫折体験、死に際などの逸話を拾い集め、その思想のルーツを探る。好奇心、やじうま根性なくして哲学は語れない!終章では、現代アメリカを代表する哲学者・リチャード・ローティ、ノーム・チョムスキー、ジョン・ロールズなども取り上げている。近代から現代に至るまで、約四百年の潮流が手に取るようにわかる、おもしろ哲学入門。

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  • FX市場を創った男たち ──外国為替市場の歴史とディーラーたちの足跡
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    東京外為市場の叙事詩 本書は「外国為替」という世界最大の24時間市場を舞台に、困難を乗り越え、成功をつかんでいった“男たち”の記録である(一人女性を含む)。 この記録の横軸になるのは、1973年に変動相場制に移行した「市場の夜明け期」から、個人トレーダーにネットFX(インターネットを利用したリアルタイムの為替証拠金取引)が浸透してきた現在までの、東京市場の激動の歴史だ。そして縦軸となるのは、市場参加者から一目置かれ、20年以上にわたってリスクを取ってきた「本物」のディーラー、トレーダーたちが「そのとき何を考え、どう対処したか」のインタビューである。 彼らへの質問(一部)は次のとおり。 ・印象に残っている局面はどれか ・ディーリングで最も重要視していることは何か ・勝つために必要なことは何か ・やってはいけないことは何か ・良いディーラーの条件とは何か 彼らの発言から、成功者の環境や対応・得意技はさまざまでも、トレードへの思想や姿勢には相通じるものがあると分かるだろう。 また、本書第2部では、東京外為市場の「舞台構成」について簡潔にまとめられている。特に個人のFXトレーダーは、自分の戦場がどのようなルールと参加者によって構成されており、自分と“ディール”する相手がどのような人たちであるかを知っておくべきであろう。 さらに巻末用語集では、東京外為市場特有の言い回しについて簡単に補足してある。証券や先物出身のトレーダーはこちらで意味を確認しておくと便利だろう。 本書は為替市場の歴史のそれぞれの局面で、正面から相場に取り組み、市場に翻弄されながらも、生き抜いてきた百戦錬磨の日本人ディーラーたちのインタビュー集である。そこで展開された相場の動きや、そこでディーラーとして何を考え、いかに行動したかを知ることは、市場に関心を抱く一般的な人はもとより、プロのディーラーや、最近増加が著しい個人FXトレーダーの方にもおおいに参考になるはずだ。
  • エブリデイ・ユートピア
    NEW
    -
    トマ・ピケティ絶賛! ユートピアは夢物語ではない。プラトンから現代まで、多様な共同体の豊富な実例を参照しながらより幸福な暮らしのあり方を考える、閉塞感に満ちた時代の希望の一冊。 ユートピア・イズ・バック! 歴史は夢みる人によって作られてきた。必読 トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)絶賛 ユートピア=夢物語ではない 私的生活から社会を変える 古代ギリシャのピタゴラスから 現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまで 様々な思想やコミュニティの実践を参照しながら 戦闘的オプティミズムで 資本主義リアリズムと冷笑に挑む
  • 絵本論
    -
    1巻1,650円 (税込)
    絵本から読み取る社会観を説く 絵本の奥深いところには,大人も心惹かれる作者や画家のメッセージがある。子どもと絵本の関係において,大人が丁寧に子どもに目を向けることの表れのひとつは「子どもと一緒に絵本を楽しむこと」なのではないかと作者は述べる。 【発行:ななみ書房】 【目次】 第1章 子どものイメージ形成と絵本 1 乳幼児と絵本   ①乳幼児向絵本の現状   ②乳幼児のイメージ形成   ③イメージを豊かにする絵本とは何か 2 人間理解と絵本   ①幼稚園児の人間関係   ②子どもをとりまく生活環境の変化   ③望ましい生活環境にするために ほか 第2章 昔話絵本 1 語りとさし絵から考える-かさじぞう分析-   ①絵本における絵と文章   ②絵本「かさじぞう」と「かさこじぞう」の分析   ③昔話を絵本化するときの課題 ほか 2 絵本のスタイルから昔話絵本を考える 第3章 『こどものとも』から見える家族・男女・きょうだい 1 絵本から何を読みとるか 2 『こどものとも』について 3 製作者のかかわり方に伴う『こどものとも』の変化 4 性別役割分業と女性労働 5 きょうだい関係について   ①きょうだい関係の動向   ②『こどものとも』にみられるきょうだい関係 6 一人一人が,より自由に生きることのできる家庭及び社会づくりへ 【著者】 武田京子 1949年 東京生まれ お茶の水女子大学家政学部児童学科卒業 東京都千代田区立番町幼稚園教諭 お茶の水女子大学大学院家政学研究科児童学専攻修了 元岩手大学教育学部・教授 [専 門] 保育思想,家庭教育,児童文化,絵本論(作家論・作品論) [主 著] 『新 保育学』(南山堂 1998) 『子どもの生活と文化』(樹村房 2000) 『児童文化』(文部科学省著作教科書 2004) 『新版 児童文化』(ななみ書房 2016)(編著)
  • エマニュエル・ムーニエ、生涯と思想 人格主義的・共同体的社会に向かって
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 サルトルやカミュと共に生き、リクールの思想に深く影響を与えたムーニエ。人格主義とアンガージュマンを掲げて思想誌「エスプリ」を創刊し、「自由と責任」「共同体」を求めて時代に抗した実践者の実像を描き、いまこそ再読されるべき思想的な意義を説く。

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  • エミール 上
    3.9
    家庭教師は凡人を自然という師に従っていかに導くのか―。教育思想史上不朽の古典。全3冊の第1冊。

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  • M博士
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 隠栖する市井の老学者M博士と私の間にきしむ思考のドラマ。「現代思想」連載の異色エッセイ。

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  • 獲物山
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間が偉いのか? 服部文祥の獲物を巡る山行、思想を膨大な写真とともに収録した「獲物山」。過去2年にわたりアウトドア誌「Fielder(フィールダー)」にて掲載してきたサバイバル登山や狩猟記録に大幅な加筆、再編集を施したほか、本書書き下ろしの山行記録、家庭、生死にまつわるエッセイなどを収録。木村伊兵衛写真賞を受賞した新進気鋭の写真家・石川竜一による「命影(めいえい)」と題した写真企画も本書の見どころとなっている。ケモノと同じ、この世界を構成する一介の生き物としての人間を突き詰め、圧倒的な文と写真で常識を蹴とばす、服部文祥とフィールダー渾身の一撃。 【ご利用前に必ずお読みください】■誌面内の目次やページ表記などは紙版のものです。一部の記事は、電子版では掲載されていない場合がございます。■一部マスキングしている写真、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。■電子版からは応募できないプレゼントやアンケート、クーポンなどがございます。以上をご理解のうえ、ご購入、ご利用ください。 ●表紙●獲物山●トップ川遡行記●出猟日記山のバカンス編●出猟日記家族と山旅編●45頭の鹿●自給自足の山旅●サバイバル登山2016●サバイバル登山2015●サバイバル登山の基礎知識●サバイバル登山装備一覧●サバイバル登山食材一覧●手を血に染めるという救済●物質文化からの逃走●命影●狩猟●出猟日記半矢追跡編●出猟日記古道探訪編●出猟日記ある狩猟の過程●トロフィー文化を考える●出猟日記必然なる偶然●ライフル取得前夜、そして現在の使用銃●狩猟鳥獣は単独猟者の夢を見るのか?●天空魂●渓の翁を訪ねて●テンカラ釣行記●服部家の食卓●サバイバル登山のアタリ嫁●索引・服部文祥語録
  • エリ・ヴィーゼルの教室から:世界と本と自分の読み方を学ぶ
    -
    現在のルーマニア、ユダヤ教徒の家に生まれたエリ・ヴィーゼルは、少年時代にアウシュヴィッツ強制収容所に送られ、凄惨な体験をして、生還する。終戦後、10年を経て発表した自伝的小説『夜』は、ホロコースト証言の古典として、世界中で読み継がれている。やがて米国に帰化して、様々な平和活動に関わり、1986年にノーベル平和賞を受賞。自らを「教師」とし定義し、ボストン大学などで長年教鞭を執り、2016年に逝去した。 著者は15歳のときヴィーゼルに出会い、ボストン大学に入学、その後、同大学で教育助手としてヴィーゼルの「弟子」となり、5年間、薫陶を受ける。 本書は、ボストン大学におけるヴィーゼルの講義ならびに対話を、7つの章にまとめたものだ。アウシュヴィッツでの体験、文学テキストの解読、歴史・記憶・活動をめぐる議論をさまざまに検討し、読者を啓発する。ヴィーゼルの人生に密着した思想と理論、その神髄が説得力をもって明かされる。 本書は「全米ユダヤ図書賞」を受賞し、読者からも熱い共感を集めている。混迷する現代世界において、とくに学校・教育関係者には、おおいに示唆に富む1冊だ。
  • エル・カンターレ 人生の疑問・悩みに答える 地球・宇宙・霊界の真実
    4.0
    知りたくないか? 私たちが、 いまここで 生きている理由を。 この世界が、 なんのために 存在しているのかを。 地球の成り立ちから 深遠なる宇宙の秘密、 そして霊界の真実まで。 人生のすべての秘密に 通じる答えを縦横無尽に 説き明かすQ&A。 永遠の真理を 知ったとき、 あなたの目に映る すべてのものは、 美しく輝きだす。 大好評! 初期講演&セミナー での質疑応答シリーズ第7弾 〇進化論の間違い――人は猿から進化しない 〇霊が存在しないと証明できた人はいない 〇動物、植物、鉱物の魂の秘密について 〇動物から人間に生まれ変わる者もいる!? 〇地球霊界の成り立ちを説き明かす 〇ダーウィンはなぜ死後、地獄に堕ちたのか 〇神の目から見たマルクス思想の間違い 〇人生における苦しみや死の意味とは 〇愛の本質――相対的な愛と絶対的な愛 〇惑星にも魂が宿り、転生輪廻がある 〇時間の本質――この世とあの世の時間 〇タイムマシンで過去は変えられるか? 〇古代文明と宇宙人との関わり 他 目次 まえがき 第1章 人間や動植物の成り立ち  1 「人間は猿から進化した」という説を覆すには  2 植物の魂修行とは、どのようなものか  3 動物や植物、鉱物の魂の秘密について  4 人間の魂は死後、どのようになるのか 第2章 地上世界、霊界、そして地獄  1 「物質が〝あり余る〟世の中」の正しい見方とは  2 この世界をつくっている「光の力」とは  3 霊界はどのように創られたのか  4 無間地獄で呻吟している霊とサタンの違い  5 ダーウィンは偽善的な人ではないのに、なぜ地獄に堕ちたのか 第3章 永遠の生命と人生修行  1 人生で直面する「苦しみ」の意味  2 人生において「死」が意味するものとは  3 限られた残りの人生で真理をどう学び、実践するか  4 「原因があれば、ただちに結果が出る」という考え方の問題点  5 無神論者に対してどのように真理を伝えるか  6 人々を救済する「菩薩」になるための人生修行とは  7 「絶対的な愛」の境地に達するためには  8 危機の時代に持つべき心構えとは 第4章 神仏から見た大宇宙や時間の本質  1 神の目から見た「惑星のブラックホール化」とは  2 他の惑星が地球に与える影響について  3 神が創られた「時間」の秘密とは  4 人によって違う「あの世の時間」の不思議  5 タイムマシンで過去に遡り、過去を変えられるか 第5章 神仏の愛と慈悲を知る  1 なぜ、仏教学者は「釈迦はあの世を語らなかった」と言っているのか  2 釈迦の過去世とされる「過去七仏」の真相  3 「愛の発展段階説」で見る「ヘルメスの愛」「イエスの愛」  4 ゼウスが受け継いだ「ヘルメスの教え」とは  5 古代インカのクラウド王と宇宙とのかかわりについて  6 神より与えられたる大いなる愛を知る あとがき
  • エレホン
    3.9
    羊飼いの青年が迷い込んだ謎の国「エレホン」。人びとはみな優しく、健康的で美しく――。でも、それには“しかるべき理由”があった。自己責任、優生思想、経済至上主義、そしてシンギュラリティ……。社会の幸福とはいったい何なのか? ディストピア小説の源流とされる幻の長篇が、現代人の心の底に潜む宿痾をあぶり出す。
  • エレン・ケイ 保育への夢 『児童の世紀』へのお誘い
    -
    1巻1,540円 (税込)
    「未来が子どもの姿でその腕に眠り、歴史がその膝で遊ぶのだ」100年前に、赤ちゃんと赤ちゃんを慈しむ人をそう描いた女性がいた…。 スウェーデンが生んだ女性解放の運動家であり、児童中心主義の発展に寄与した教育思想家エレン・ケイの著作で、各国語に翻訳された名著『児童の世紀』をわかりやすく読み解く。

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  • エレン・リチャーズのユーセニクス(優境学)-環境教育論-
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    訳者まえがきより(抜粋) 『ユーセニクス Euthenics(優境学)』は、19世紀後半から20世紀にかけて、優生学が人々を魅了し始めていた時代に、環境改善の重要性を訴えた環境教育宣言、と言えるものです。  アメリカ公衆衛生学の先駆者で“家政学の母”とも称される著者エレン・リチャーズ(1842-1911)は、MIT(マサチューセッツ工科大学)の最初の女子学生であり、今から1世紀以上も前に環境教育に生涯を捧げました。彼女は、環境を「一つの総体」として認識、すべての知識の究極的価値は人間の健康と環境に従って決定されなければならない、と考えました。リチャーズは社会的エコロジーを創唱(1892)、科学の在るべき方向を示し、それを人々の日常生活の向上に役立てようと努力しました。それは、農薬や殺虫剤による生態系の破壊を警告して、今や環境問題の古典とされるレイチェル・カーソン(1907-1964)の『沈黙の春』(1962)刊行に先んずること70年前の事です。現在、その思想は広くヒューマンエコロジーと呼ばれています。本書は、衛生科学を社会学的見地から発展させた彼女の「環境の学」です。彼女にとって、科学の大事な目的は、人々を健康で幸福にすることでした。 今日、健康維持のために環境をよくする学問を優生学に対応させて優境学と呼んでいますが、当時の科学の世界では、新しい科学を女性が創唱することは考えられない事でした。その後、リチャーズは、ヒューマンエコロジーを、人間が「生命に与える影響に配慮」して、人間の環境、とりわけ身近な生活環境を研究する学問、と規定しています。 (中略)   リチャーズの信条は“簡素”を旨とし、増収よりも賢明な消費に注目、最終的には精神の管理をめざしました。彼女は健全な家庭の営みを通して、間接的に社会を浄化、あるいは進歩向上させようと願っていたのです。それゆえ、ユーセニクスが家庭科固有の教科理論とみなされる所以でもありましょう。彼女の「制御可能な環境の科学」とは倫理性に源泉を置くものです。
  • 鳶魚で江戸を読む 江戸学と近世史研究
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    江戸学の開祖・三田村鳶魚が見た江戸の姿はどのようなものだたのか。近世史家の著者が、アカデミズムの観点から鳶魚の業績をたどりつつ、江戸の風俗・社会についてわかりやすく解説。現代歴史学の立場にたった客観的な視点を通して、江戸学の大家の思想と歴史観を浮かび上がらせる好著。

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  • 縁、この不思議なるもの 人生で出会った人々
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    人知を超えた不思議な縁の力が、数々の恵まれた“出会い”を生み出し、私の経営と人生を支えてくれた……。心に残る出会いを折りにふれて綴った随想20篇を収める。

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  • 演奏するプログラミング、ライブコーディングの思想と実践 ―Show Us Your Screens
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    ※この商品は固定レイアウトで作成されています。お使いの端末で無料サンプルをお試しいただいたうえでのご購入をお願いいたします。 ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ライブで、即興的に、コードを書き/編集しながら、音楽や映像を奏でるライブコーディングは、パフォーミングアートにおける新たな表現形態であり、音楽においては21世紀のパンクミュージックであり、プログラミングにおいてはある意味ラッダイト運動とも言えるものです。 本書は、ライブコーディングの実践者として世界で活躍する田所淳氏による、Sonic PI、TidalCyclesなどを用いたライブコーディングの入門から応用までを丁寧に解説した書籍です。日本のメディアアート系プログラミングを学ぶ者なら必ず参照するyoppa.orgの運営者である田所氏の解説によって、読者をわかりやすく習得へと導きます。

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  • 塩鉄論
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    1巻2,530円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 前漢時代,塩・鉄・酒の専売,均輸,平準などの新財政政策をめぐって,儒教思想により廃止を主張する賢良派と,法家思想により存続を主張する御史大夫派。その間に展開された論戦の口語訳。

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  • エンデの遺言「根源からお金を問うこと」
    4.2
    『モモ』『はてしない物語』などで知られるファンタジー作家ミヒャエル・エンデのラストメッセージに導かれながら、実体経済や生活現場から乖離し暴走しはじめている「お金」を根源から問い直す旅に出かけた。忘れられた思想家シルビオ・ゲゼルなどの「老化するお金」の考え方や、欧米に広がる地域通貨の試みの数々をレポートする。

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  • エントロピーの常識が崩壊した! : 科学における人間の復権と21世紀科学革命
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 危険な「人間排除」の思想から「人間と科学の調和」へ!不可解なエントロピー増大の根拠は「人間」だった。
  • エンペドクレス研究
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ダイモーン・四根対応説という独自の見地からエンペドクレス思想を統一的に把握、初期ギリシア哲学研究の空隙を埋める。学士院賞受賞。 【目次より】 序言 引用方法・省略符号 第一章 『ペリ・ピュセオス』の宇宙円環(予備考察) 第二章 『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聯1(研究者諸氏の見解) 第三章 三つのイメージの対応 第四章 三人称人称代名詞の正体 付録 四根の分子 第五章 ダイモーンの正体 第六章 霊魂の特性と四根 付録一 アリストテレス『霊魂論』の証言 付録二 『ペリ・ピュセオス』の霊魂 第七章 二つの表現群の連鎖 付録 断片二七・三ー四行の四根‐擬人化の表現 第八章 愛憎の正体 第九章 ダイモーンの転生の円環と四根の転生の円環の対応 付録一 愛の可死者を生成させる性質 付録二 ヒッポリュトス『駁論』の証言 第一〇章 三つの障壁の除去 一 カーンの四根説批判 第一一章 ダイモーンの転生と四根の転生の齟齬 第―二章 『ペリ・ピュセオス』と『カタルモイ』の関聯2(結論) 付録 両作品の関聯の度合 補遺 1 エンペドクレスと血‐認識器官説 2 エンペドクレスと細孔説 3 〓の正体 一 研究者諸氏の見解 4 〓の正体 5 〓の正体 6 断片二六・五行の〓 7 断片一三一~断片一三四の帰属 8 両作品の規模 9 両作品執筆の年代と場所 跋語 引用文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 鈴木 幹也 1934年生まれ。倫理学者。元千葉工大教授。東京大学卒業。著書に、『エンペドクレス研究』(学士院賞受賞)、訳書に、ジャン・ブラン『ソクラテス以前の哲学』など。
  • 園をみどりのオアシスへ 幼児保育における放牧の思想
    -
    1巻1,309円 (税込)
    北欧の保育園は、みどり豊かな自然そのものが園庭。「倉橋惣三がフレーベルの“キンダーガルテン”について描き出した…イメージをひとことで表すなら、「牧場」と言ってもよいのではないだろうか…」。エレン・ケイや倉橋惣三の田園牧歌のセンスも生かし、オアシスとしての園を描いた著者のメッセージが詰まった1冊。“オアシス”と“放牧”とをキーワードとする、このタイトルには、幼児保育についての著者の見解や思いが凝縮されている。“みどりのオアシス”あるいは“放牧の思想”に、日本の保育界が脱皮していくことを提案している。

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  • エヴァンゲリオンの夢 使徒進化論の幻影
    4.8
    1990年代最高のカルトSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』に、SF、ホラー、宗教思想の碩学である著者が2年余をかけて真正面から挑み、従来の類書が語らなかった細部にこだわりぬいて、すべてを読み解いた待望の書。
  • AI保育革命――「福祉×テクノロジー」で人口問題の解決に挑む
    -
    【内容紹介】 保育業界に新風を吹き込む若き経営者が、これからの新しい保育の姿を語る! 待機児童問題や慢性的な人手不足などに悩まされる保育業界。その中で千葉県を中心に首都圏で約70園を展開して注目されるのが、global bridge HOLDINGSの貞松成社長です。 保育ロボット「VEVO」やICT(情報通信技術)を活用した保育士の事務負担の軽減により、最も大切な園児とのふれあい時間を増やすなど、旧態依然の保育業界に新風を吹き込んでいます。さらに独自の就学前教育プログラムを実施するほか、キャリアアップ試験や海外研修制度など保育の現場を担う人材の育成も積極的に行っています。 本書は、貞松氏が保育業界で取り組んでいる様々なイノベーティブな活動を紹介するとともに、その根底に流れる問題意識や教育思想を貞松氏自身が語ります。児童をもつ保護者や教育関係者だけでなく、テクノロジーで世の中を変えたいと思っている起業志望者など、幅広い層に読んでほしい一冊です。 【著者紹介】 [著]貞松 成(さだまつ・じょう) 株式会社global bridge HOLDINGS 代表取締役社長兼CEO 1981年長崎県生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科修了。大阪総合保育大学児童保育研究科博士後期課程。 学生時代に少子高齢化という人口問題を知り、高齢者による保育が理想的であると考え、2007年に株式会社global bridgeを設立し、千葉県にて無認可保育園(のちに認可保育園へ転換)を開園。2008年にデイサービス(通所介護)を開所し、2010年には、通所介護と事業所内保育(両立支援)を組み合わせた介護と保育の融合事業を考案する。 2014年、保育園運営管理システム「CCS(Child Care System)」をリリースし、ICT事業を開始。同年、障害児(者)事業を開始し、認可保育園や通所介護施設との複合施設を開始。 2015年に株式会社global bridgeを分社化し、株式会社global bridge HOLDINGSを持株会社として、直営福祉施設を運営する株式会社global child care、株式会社global life careとICT事業を行う株式会社social solutionsの3社体制とした。2017年、保育ロボット「VEVO」の開発に着手。同年、東京証券取引所に上場。 【目次抜粋】 第1章 日本の保育業界をめぐる現状 第2章 保育園の差別化戦略 第3章 AI保育の実践 第4章 保育ロボ「VEVO(ビーボ)」が担う保育サービス 第5章 保育士のキャリア形成を支援する 第6章 日本の人口問題を解決するために
  • エースの品格 一流と二流の違いとは
    値引きあり
    3.7
    稲尾からマー君まで、エース達を語り尽くす。 チーム浮上の鍵は「ピッチングスタッフの充実にあり」と語る知将が、投手陣の核となるエースの存在意義とリーダー論、さらには一流と二流の違いをつづる。稲尾和久、杉浦忠、江夏豊ら往年のエース達がみせた“凄さ”とはいったい何か。阪神タイガースのリリーフエース、藤川球児を「まだまだエースではない」と断じた理由とは。期待の教え子、田中将大は真のエースとなれるか…… 等々、エース論、リーダー論に加えて組織論にも踏み込んだ渾身の一冊が待望の文庫版を電子化! 「私は往年の名投手たちを間近で見てきた。共に戦い、対戦してきた中では、杉浦忠が最高の投手だった。天賦の才に恵まれたその肉体は、快速球を生み出し、連日連夜の登板をも耐え抜いた。しかし、監督となって杉浦以上に中心選手としての“品格”を感じたのが、ヤクルトスワローズの伊藤智仁だった。全身からにじみ出る精神力と向こうっ気の強さ。それでいて驕ったところがひとつもない、まさに“外柔内剛”という言葉がふさわしかった。彼の野球への姿勢はチーム全体に浸透していった」(本文より)  今のプロ野球で「真のエース」にふさわしいのは誰なのか。
  • おいしい育児――家でも輝け、おとうさん!
    3.0
    おとうさんが家事と育児をするのがあたりまえになってほしい。そうすれば世の中は変わる。主夫として二人の息子を育ててきた小説家が、固定観念を乗り越えた先にある豊かな育児生活を提案。こどもの幸せを考える「こどものみらい叢書」第一弾!
  • 美味しい革命 アリス・ウォータースと〈シェ・パニース〉の人びと
    4.0
    素人だけで始めた小さな店が、多くの苦難と挫折を越えて全米No.1レストランの栄光に輝くまで。新鮮な地元の野菜だけを、シンプルに──果敢な行動と生活に根ざした思想で、各界に影響を与える女性シェフの、苦難と栄光の物語。「オーガニックフードの母」と慕われるシェフ、アリス・ウォータースの生活思想と疾風怒濤の半生記。
  • おいしいものだけを売る-奇跡のスーパー「まるおか」の流儀
    3.0
    医食同源---この言葉が今日ほど虚しい時代はありません。本来は命の源である食品が工業製品のようにつくられ、安全・安心は二の次とされています。生活者は大量のコマーシャルによって洗脳され、本当に良いものが何かを知らされていません。生活者の購買代理業である小売業者も、単に安さや便利さばかりを売りものとして、本来の役目を果たしている店は多くはありません。 本書は、群馬・高崎郊外で「食は命なり」を理念に、安全・安心でおいしい食品だけを提供し、多くの生活者の支持を集めるスーパー「まるおか」の経営者、丸岡守氏がその思想と実践を初公開。 価格競争に苦しむ小さな店・会社の経営者に役立つことはもちろん、食の安全・安心を求める生活者、食の大切さにまだ気づいていない生活者、そして本物の食づくりを志す生産者、食品加工業者に、食のあるべき姿を訴えています。 (※本書は2018年6月30日に発売し、2021年8月20日に電子化をしました)
  • 老いた親を愛せますか? それでも介護はやってくる
    値引きあり
    3.5
    ベストセラー『嫌われる勇気』著者にしてアドラー心理学の権威が考える、これからの親とのかかわり方。 もくじ 第1章 生きるということ 倒れた母から学んだ「生きる意味」/できないことをできないと認める勇気 ほか 第2章 ありのままを受け入れる 現実を受け入れることが苦しくても、目はつぶらない/親が過去を忘れてしまったら、新しい関係を築けばいい ほか 第3章 親とどうかかわるか 親との権力争いから降りることは、「負け」ではない/親から受けたことを、子どもは親には返せない ほか 第4章 いまここを生きる 人生を効率的に生きることに意味はない/「余生」を考えて生き方を変える必要はない ほか
  • オイディプス王
    4.1
    危機に瀕する都市国家テーバイを救うためオイディプス王は神託を請う。結果は、「先王ライオス殺害の犯人を罰せよ」だった。真相が明らかになるにつれ、みずからの出生の秘密を知ることになる彼を待ち受けていた運命とは? 「エディプス・コンプレックス」のもとになるなど、後世の文学、思想に大きな影響を与え、今も全世界で読み継がれ、上演されつづけるギリシャ悲劇の最高傑作。
  • 老いと喪失 死と向き合う思想
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●社会が決める人間の寿命 利己的な生と公共的な死 小林武彦 ●老いと死の哲学的文法 入不二基義/聞き手:斎藤哲也 ●効率化により変わりゆく葬送儀礼 死を社会的に受け止める意味を考える 山田慎也 ●思い出に浸るときが愛おしい 長寿の秘訣はおばさんに学んだ 末井 昭/聞き手:オバタカズユキ ●死と向き合うことの哀しみと希望 デイサービスという介護現場で 六車由実 ●記憶の衰えと付き合うために SOC理論の考え方とは 増本康平
  • 王家の風日
    4.5
    商の紂王に仕える箕子は、王朝存続に心を砕くが、周の太公望が遂に商討伐の軍をおこした。古代中国商王朝の滅亡を描く一大叙事詩。 歴史小説家・宮城谷昌光の実質的デビュー作! 六百年に及ぶ栄華を誇る古代中国商(殷)王朝の宰相箕子は、新興国周の勢力に押されて危殆に瀕した王朝を救うため死力を尽す。 希代の名政治家箕子の思想を縦糸に、殷の紂王、周の文王、妲己、太公望など史上名高い暴君、名君、妖婦、名臣の実像を横糸にして、古代中国王朝の興亡を鮮かに甦らせた長篇歴史ロマン。 それまで活動してきた純文学系同人雑誌が終刊することになり、作家としての岐路に立った宮城谷氏が、以前から興味のあった中国の歴史に材を取り、限定500部の私家版で刊行。 そのうちの1部が司馬遼太郎氏の目にとまり、励ましの葉書を受け取る。 その後、名古屋の海越出版社から刊行され、94年3月に文春文庫化。 解説・平尾隆弘
  • 黄金の壺
    4.3
    ドイツ・ロマン派の異才ホフマン(一七七六―一八二二)自らが会心の作と称した一篇.緑がかった黄金色の小蛇ゼルペンティーナと,純情な大学生アンゼルムスとの不思議な恋の物語は,読者を夢幻と現実の織りなす妖艶な詩の世界へと誘いこんでゆく.芸術的完成度も高く,作家の思想と表現力のすべてはこの作品に注ぎこまれている.

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  • 往生要集 1
    -
    1~2巻2,970~3,080円 (税込)
    ※本シリーズに使用している原版データは時間が経過している作品が多いため、一部不鮮明な箇所がある可能性がございます。ご了承下さい。 平安時代の貴族的な仏教に対して反抗の心を抱いた源信。浄土教の伝統を探りつつ,凄惨な地獄と甘美な極楽の様相を具体的な筆致で描いたこの書は,後世の思想・文芸に大きな影響を与えた。第1巻は,第4章まで。巻末に解説を付す。

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  • 往生要集入門 悲しき者の救い
    -
    辛い現世を終えて、来世こそは阿弥陀仏のすまう極楽浄土に生まれたい――貴賤を問わず日本で幅広く、長きにわたって信仰されてきた浄土思想。すべては平安時代、一人の僧によって著されたこの書物から始まった。源信なくしては、法然も親鸞もない。 『往生要集』の訳・校注で知られる著者が、歴史的背景に始まりゆるやかに『往生要集』の構成に沿いつつ、親しみやすい現代語訳を随所に示しながら、源信の教えの真髄を平易に解き明かす。 「予が如き頑魯(がんろ)の者(わたしのような愚かなもの)」と自らを顧みた源信(942-1017年)。智慧や才にめぐまれた一握りの人ではなく、自身を含む多くの罪深い「悲しき者」が救われる道を模索した『往生要集』が、日本の思想・信仰に与えた影響ははかりしれない。  往生を目指すべき理由として描かれる等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、阿鼻地獄など数々の地獄も、経典と源信自身の言葉を交えながら、恐ろしい責め苦が生々しく描き出され、それに対応する極楽の姿、そして現代人の想像をはるかに超える仏の姿もあざやかに示される。地獄、極楽、さらに仏の姿は、信仰のみならず、のちの思想、文学、芸術にも大きな影響を及ぼした。『源氏物語』や『栄華物語』、『梁塵秘抄』など、のちの文学作品にみられる『往生要集』の影響も示唆される。  『往生要集』は「集」というその名が示す通り、『無量寿経』、『観無量寿経』、『阿弥陀経』の浄土三部経をはじめ数多の経典や経典の注釈書の引用によって、往生の要諦を説いたものである。膨大多岐にわたる出典についての解説は、仏教学の泰斗たる著者ならではのものであり、源信が数々の経典のなかから何を重要としていたのかが、次第に浮かび上がってくる。  仏の姿を念じる「観相の念仏」を自らの思想の核とした源信が、「南無阿弥陀仏」と仏の名を口で称えるいわゆる「念仏」、「称名の念仏」に託したものとは何だったのか――。浄土思想の原点に触れる一冊。(原本:『悲しき者の救い――源信『往生要集』』筑摩書房(仏教選書)、1987年) 【本書の内容】 はしがき 第一章 『往生要集』の成立 第二章 迷いの世界 第三章 浄土へのねがい 第四章 正しい念仏 第五章 悲しき者の救い 源信略年譜 あとがき 付 参考文献について 選書版あとがき 解 説(岩田文昭)
  • 欧米の歴史・文化・思想
    -
    1巻2,420円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、おおむね中世から現代初頭までの欧米の歴史をその文化や思想とからめて論じたものである。世界史を勉強したことがなくても大丈夫! ものごとの因果関係を理解して把握する方法を磨く糧としても歴史を勉強しよう。
  • 王陽明「伝習録」を読む
    5.0
    中国・明代の儒学者、王陽明。その当時、新儒教として学術思想界の主座にあった朱子学の論理構造を批判的に継承した彼の実践的儒学は、陽明学として結実する。近世以降の中国のみならず、わが国でも大塩中斎や吉田松陰、西郷隆盛ら、変革者たちの理論的背景となった思想とは何か。陽明学の最重要書籍を原テキストにしたがって読み解き、その精髄に迫る。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

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  • 大江健三郎柄谷行人全対話 世界と日本と日本人
    3.0
    1994年の大江健三郎氏のノーベル文学賞受賞前後に行われた全対話三篇を集成。小説と批評の両面から日本文学界を牽引してきた二人が、文学、思想、言語、日本と日本人について、縦横無尽に語り合う。柄谷氏の書き下ろし序文と年譜を付す。
  • 狼が連れだって走る月
    4.0
    旅する詩人思想家の不滅の名著。土地の精霊たちを言葉と記憶に呼び覚ましながら、その彼方に新たな世界の魅惑と文学の力を見出す輝かしく美しい詩と思考の奇蹟。
  • 大川隆法 思想の源流 ―ハンナ・アレントと「自由の創設」―
    5.0
    「自由」と「民主」、そして「信仰」――幸福の科学がめざす、政治活動や政治提言の原点とは。 かつて全体主義の起源を説き明かし、ナチズムの危険性を世界に訴えた政治哲学者・ハンナ・アレント。 若き日の著者が共鳴したその思想から、政治のあるべき姿が見えてくる。 ◇特別警察、強制収容所、粛清、虐殺――全体主義の特徴 ◇革命において「暴力」と「権力」は両立しない ◇現在の中国の覇権拡大や中東紛争をどう考えるべきか ◇恐怖による支配ではなく、自由を創設していく選択を 【著者が東京大学在学中に執筆した論文 「H・アレントの『価値世界』について」を特別収録】 ■■ ハンナ・アレントの人物紹介 ■■ 1906~1975年。政治学者・哲学者。ドイツ系ユダヤ人として生まれる。18歳でマールブルク大学に入学し、マルチン・ハイデガーに学ぶ。 その後、フッサールやヤスパースに学ぶ。1928年、ヤスパースのもとで、論文「アウグスチヌスにおける愛の概念」を執筆し、博士学位を取得。 33年にナチス政権が成立した後、パリに逃れ、ユダヤ人の救援活動に従事。51年、アメリカに帰化。 同年、『全体主義の起源』を発表し、反ユダヤ主義と帝国主義に焦点を置いて、ナチズム、スターリニズムの根源を突き止めた。 他の著書に『人間の条件』『革命について』『イェルサレムのアイヒマン』などがある。
  • 大川隆法 ブラジル 巡錫の軌跡
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 キリスト教国の人びとが求めていた、普遍の「愛」と「発展」の思想とは。 2010年、大川隆法ブラジル5回連続講演を収録。 カトリック教徒が9割を超えるキリスト教国で、人びとがハッピー・サイエンスを歓迎した感動と熱気を、この一冊に! 〇その日、南米最大の「クレジカードホール」が揺れた! 〇南米の犯罪や貧困を解決する方法とは その歴史的瞬間を豊富な写真と説法ダイジェストでふり返る、ビジュアル・ブック第2弾。
  • 大杉栄伝 永遠のアナキズム
    4.4
    第5回「いける本」大賞受賞、紀伊國屋じんぶん大 賞2015第6位の新評伝! 労働者、消費者、学生、夫、妻といった社会的アイデンティティを被らされ、「社会」の役に立つように動員されていく現代社会。 その「役に立つ」も、エッセンシャル・ワーカーを除いてはブルシット・ジョブ(デヴィッド・グレーバー)ばかりで、「やってる感」の演出のために長時間労働を強いられるばかり。 かつ、真に必要な仕事は低賃金を強いられ、新自由主義の歪みは極大化している。 “自由で民主主義的な社会”であるはずなのに、なぜ私たちはまったく自由を感じられないのか? これは、「生の負債化」である。 この「生の負債化」に対し、「生の無償性」が大杉栄のアナキズムの肝なのではないかという視点から、気鋭のアナキズム研究者が生の拡充、相互扶助の大杉思想を現代的に読み解いていく。 アナキズムとは、「支配されない状態」を目指すことだ。 「生の負債化」に抵抗し続け、無支配の世界を構想した男・大杉栄。甘粕事件で国家に虐殺された、傑出した社会思想家にして運動家を新たな文体で描いた、傑作評伝! ※本書は二〇一三年に夜光社から刊行されたものを文庫化したものです。 【目次】  はじめに 第一章 蜂起の思想 第二章 アナキズム小児病 第三章 ストライキの哲学 第四章 絶対遊戯の心 第五章 気分の労働運動 第六章 アナキストの本気  おわりに  文庫版あとがき  脚注  参考文献  解説  人物解説・索引
  • 「大風呂敷経営」進化論 松下幸之助から孫正義へ
    -
    1巻1,200円 (税込)
    孫正義曰く「我々は松下幸之助より幸運だ」。松下幸之助の薫陶を受け、孫正義の「参謀」を務める著者、書き下ろしの最新刊。「水道哲学」「貧乏の克服。人々の幸福と楽土の建設」「250年計画」と松下幸之助が使命を掲げれば、「原発ゼロ」「30年後に時価総額200兆円規模」「300年続く企業を創ろう」「情報通信革命を遂行し、世界中の人々を幸せにする」と孫正義が大風呂敷を広げる。著者はまえがきで孫正義と松下幸之助に対して下記のように述べている。私はこの二人に共通するのは「大風呂敷」の思想であると考えている。「失われた20年」を経て、復活を目指す日本に必要なのは優れたリーダーだ。それも世界に通用するスケールを持った「大風呂敷」を広げられるリーダーである。スプリントの買収、アジアスーパーグリッド構想……止まることを知らない孫正義の驀進を支える男だからこそ書けた「大風呂敷」のすすめ。

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  • 大前研一 世界の潮流2021~22
    3.3
    1巻1,430円 (税込)
    【内容紹介】 2時間でわかる!世界の政治・経済・産業動向の決定版。 新型コロナ、米中対立、ブレグジット、ポストアベノミクス……あらゆる意味で分断化が進み、混迷を極める世界情勢を明快に分析し、その中で生き残るためのヒントを示す最高の羅針盤です。 ◎累計9万部超『世界の潮流』シリーズ最新作 ◎2021?22年の世界情勢を分析した渾身作 ◎35点もの図版を使ってわかりやすく解説 ◎現代を俯瞰できる用語解説付き ◎就職・転職にも役立つ 「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として名を馳せた大前研一氏の1日は、毎朝4時に始まります。膨大な世界のニュースを収集し、分析し、アウトプットとして残します。 大前氏の緻密に分析された情報は、雑誌や書籍、WEB等で発信されていますが、これらのエッセンスが詰まったのが、本書です。 今年、主に論じるテーマは以下の通りです。 日本→アベノミクスの検証、小手先感満載の菅新政権の政策 アメリカ→トランプ・ベノムの後遺症、止まらない「ディバイデッド・ステイツ化」 中国→急速に進む習近平国家主席の“ヒトラー”化 欧州→ブレグジット後のEUと変貌するロシア 猛威を振るう新型コロナウイルスによるパンデミック収束の見込みと世界経済に与える影響は?トランプ前大統領の負の遺産であるアメリカ分断化の行方は?政治経済両面で台頭する中国と独裁色を強める習近平主席の思惑は?イギリスの離脱で試練に立つEUの行方は?各国で台頭する非民主的リーダーは?そして日本は? 今日本人が知らなければならない世界の動きと日本がとるべき道を、大前氏が明快に語ります! 【著者紹介】 [著]大前 研一 Kenichi Ohmae 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号 を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 まえがき 第一章 新型コロナウイルスが変えた世界 第二章 分断・二極化する世界 ~民主主義から非民主主義へ~ 第三章 ポスト・アベノミクスの要諦 第四章 2021年、日本はどうすればよいか?
  • 大前研一 世界の潮流2020~21
    3.4
    1巻1,320円 (税込)
    【内容紹介】 2時間でわかる世界の政治・経済・産業動向の決定版。 コロナ・ウイルス後の世界にも言及!! ◎累計7万部超『世界の潮流』シリーズ ◎2020〜21年の世界を分析した渾身作 ◎現代を俯瞰できる用語解説付き ◎就職・転職にも役立つ 【著者紹介】 [著]大前研一 Kenichi Ohmae 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 まえがき 第一章 世界経済の動向――日本化=低欲望化する世界 第二章 世界情勢の動向――分断される世界 第三章 二一世紀のあるべき姿――「分断」から「連帯」へ 第四章 日本の動向――劣等感の塊になってしまった日本 第五章 日本はどうすればいいのか? あとがき
  • 大前研一 世界の潮流2022-23スペシャル
    3.8
    1巻1,540円 (税込)
    【内容紹介】 緊迫するウクライナ情勢と今後の世界の行く末を考えるヒントが満載! 2時間でわかる! 世界の政治・経済・産業動向の決定版。 世界を震撼させている、ロシアによるウクライナ侵攻。 国際世論の大半を敵に回したり、厳しい経済制裁を受けているにもかかわらず、なぜプーチン大統領は、ウクライナ攻撃の手を緩めないのか。 今年の『大前研一 世界の潮流2022-23』は、ロシアウォッチング歴50年を誇る大前研一氏が、日本のメディアが報じないウクライナ危機の真相を約50ページにわたって徹底分析するスペシャルエディションです。 ◎累計10万部超『世界の潮流』シリーズ最新作 ◎2022~23年の世界情勢を分析した渾身作 ◎40点もの図版を使ってわかりやすく解説 ◎現代を俯瞰できる用語解説付き ◎就職・転職にも役立つ 「マッキンゼー伝説のコンサルタント」として名を馳せた大前研一氏の1日は、毎朝4時に始まります。膨大な世界のニュースを収集し、分析し、アウトプットとして残します。 大前氏の緻密に分析された情報は、雑誌や書籍、WEB等で発信されていますが、これらのエッセンスが詰まったのが、本書です。 今年、主に論じるテーマは以下の通りです。 ロシア→日本のメディアが報じないウクライナ侵攻の背景と行く末 中国→台湾への武力侵攻の可能性は低く、香港方式での実質統治戦略にシフト アメリカ→根深いトランプ前大統領の後遺症 EU→「イギリスなきEU、メルケルなきEU」新時代に突入 日本→コロナが浮き彫りにした“没落国家日本” 【著者紹介】 [著]大前 研一 Kenichi Ohmae 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号 を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 まえがき 序章 ウクライナ情勢が物語る、これからの時代の読み解き方 第1章 新型コロナウイルスからの回復と成長を模索する世界 第2章 コロナ化が加速させるビジネスの新潮流 第3章 国民国家の終焉と新しい世界の視点 第4章 コロナが浮き彫りにした“没落国家日本” 第5章 2022年、日本はどうすればいいのか
  • 大前研一 DX革命
    3.7
    【内容紹介】 有力各社のDX(デジタルトランスフォーメーション)への対応事例とポイントがこの1冊でわかる! 未曽有のコロナ危機を乗り切るには、あらゆる企業が規模や業種の違いを乗り越えて、DX(デジタルトランスフォーメーション)に全社を挙げて取り組む必要があります。 大前研一氏をはじめ、今話題のワークマンなどDX先進企業5社の担当者が、デジタルテクノロジーをどのように自社に取り入れているかのポイントを解説します。 【著者紹介】 [著]大前 研一 (Kenichi Ohmae) 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。 英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。 同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判をよび、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。 ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 第一章 DX革命を成功に導く方法 大前研一 第二章 ワークマンがデータ経営で描いた新業態戦略 ワークマン専務取締役 土屋哲雄 第三章 企業における情報システム改革からIoT、DXへの取り組み ヤンマー元取締役CIO 矢島孝應 第四章 継続利用率99.5%、5年で3万社が登録した「SmartHR」事業 SmartHR代表取締役CEO 宮田昇始 第五章 「スマートコンストラクション」で実現する建設産業のDX 小松製作所 執行役員 四家千佳史 第六章 経営トップが自ら取り組む、アパレル産業のDX事例 ストライプデパートメント代表取締役社長 佐藤満
  • 大前研一 デジタルネイティブ人材の育て方
    3.5
    21世紀に企業が求める人材の特徴は、ひとことで言えば、スマートフォンが全世界に普及したことを前提にビジネスを構築できる人ということになる。 大前研一氏が考える「21世紀に必要な人材」とは一体どんなものか。 これからのビジネスで活躍できる「人材」のカタチがわかる。 【著者紹介】 大前研一(おおまえ・けんいち) (株)ビジネス・ブレークスルー大学学長 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。 日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役社長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。 著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』(共に小学館)、『日本の論点』シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。 マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、 また、ハーバード・ビジネスレビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として拡がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。 この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、95年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。 英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピータースが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。 同誌の93年グールー特集では世界のグールー17人の一人に、また94年の特集では5人の中の一人として選ばれている。 【目次より】 ◆第一章 日本企業の「二一世紀型」人材戦略――大前研一 ◆第二章 日産自動車のダイバーシティを推進する人財マネジメント――志賀俊之 ◆第三章 サイバーエージェント デジタルネイティブ経営者の育て方――曽山哲人 ◆第四章 超エリートIT人材を輩出するインド工科大学の教育――ウダイ・B・デサイ
  • 大前研一 「7割経済」で勝つ 新デジタルシフト
    3.0
    1巻1,980円 (税込)
    【内容紹介】 ウィズコロナ時代、ビジネスに勝つ要諦は、デジタルとリアルの融合にあり! コロナの影響で経済規模が7割まで縮小した現在、従来の手法でビジネスに勝つことはできません。 遊休資産をデジタルの力でカネのなる木に生まれ変わらせるアイドルエコノミーの全貌、そのアイドルエコノミーが世界で最も進んでいる中国の最新事情など、大前研一氏をはじめとする豪華執筆陣たちが新しい経済と今後のビジネスの在り方を示します。 【著者紹介】 [著]大前 研一 (Kenichi Ohmae) 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。 英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。 同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判をよび、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。 ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 【パート1】アイドルエコノミー編 第一章 アイドルエコノミー2.0 ~拡大・普及期を迎えたシェアリングエコノミー~ 大前研一 第二章 0から1を創り出す空間再生流通企業 河野貴輝(ティーケーピー 代表取締役) 第三章 “なくてはならぬ”、世界変えるウェブサービス 金谷元気(akippa 代表取締役) 第四章 ワンコインの子育てシェアが社会を変える! 甲田恵子(AsMama 代表取締役) 第五章 発想とITで人々の日常にワクワクを 天沼 聰(エアークローゼット 代表取締役) 【パート2】中国ニューエコノミー編 第一章 中国ニューエコノミーの衝撃 大前研一 第二章 中国発ユニコーン企業の最前線 パク・ジュンソン(レジェンド・キャピタル パートナー、マネージングディレクター) 第三章 中国経由、アジアナンバー1の動画メディアへ 森川 亮(C Channel代表取締役)
  • 大前研一 2020年の世界-「分断」から「連帯」へ- 大前研一ビジネスジャーナル特別号
    -
    ■2020年以降の世界と日本の「経済・政治・ビジネス」の動きを大前研一の特別講義で知る■ 米中の経済対立、そして世界に広がる分断現象はこれからどうなるのか。 いかにして世界は連帯への道を見出すべきか。 経営者のみが参加する2時間の特別講義で語られた、俯瞰で見る世界と日本の今。 本書を通じて、2020年からのビジネスと学びのための幅広い知識を身につけることができます。 *「大前研一ビジネスジャーナル」では、大前研一が主宰する企業経営層のみを対象とした勉強会「向研会」の講義内容を編集し書籍化しています。本書では2019年12月に実施された講義をまとめました。 <トピック> ■世界経済の動向 米中覇権争いの本質は何か 中国が展開する“新帝国主義” GAFA、BATH……IT巨人による寡占化、立ち遅れる日本 金融緩和が奏功しない“超低欲望社会”日本 デジタル・トランスフォーメーションで巨大な富の創出が困難に ■世界情勢の動向 世界中に伝播したミーファーストとポピュリズム “ツイッター政治”が米国の民主主義を破壊 国際協調・世界秩序をも冒すトランプ・ベノム ブレグジットは落着。その先に見える連合王国の崩壊 独仏で問われるトップの力量、欧州はリーダー不在 大前の提案する“中華連邦構想”と“中華思想”との乖離 ■21世紀の世界のあるべき姿 環境問題は先進国と新興国の利害対立を浮き彫りに デジタル課税にはグローバルなルールが必要 トランプ・ベノムに対抗するべく、世界で“脱ドル”の動き 分断されつつある世界にあって今一度連帯と協調の道を ■日本の動向 円安信仰は貿易立国時代の天動説 日本の生存戦略はこのように見出すべし 隣の大国を徹底的に利用する1/10国家=クオリティ国家 地方や企業が直接世界の富を呼び込む“新しい繁栄の方程式” ■2020年、日本はどうすればよいか? 21世紀の世界に通用する人材育成のための教育改革 外国人労働者の受け入れに真剣みが足りない日本の驕り 能力ある外国人を取り込み“ワンチーム”をつくるべし

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  • 大前研一 ニューノーマル時代の「構想力」
    3.6
    【内容紹介】 「アフターコロナ」「ウィズコロナ」……正解のない時代は、革新的なアイデアと企業ガバナンスでフロンティアを切り拓け! 大前研一、安藤忠雄、松尾豊をはじめ、豪華執筆陣たちが語る、0から1を生み出す方法! 【著者紹介】 [著]大前 研一 (Kenichi Ohmae) 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。 英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。 同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thinkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判をよび、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。 ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 【パート1】企業統治編 第一章 21世紀に通用する企業のつくり方 大前研一 第二章 低迷を続ける日本企業の分析 斉藤 惇(日本野球機構 会長) 第三章 AIを活用した次世代経営 松尾 豊(東京大学大学院工学系研究科 教授) 第四章 花王のコーポレートガバナンスにおける絶えざる革新 杉山忠昭(花王株式会社 執行役員 法務・コンプライアンス部門統括)*講演当時 【パート2】構想力編 第一章 構想力 AI時代に活躍できる人の条件 大前研一 第二章 私の考える「構想力」 安藤忠雄(建築家) 第三章 衰退した熱海のリノベーションまちづくり 市来広一郎(machimori代表取締役)
  • 大前研一 ポスト・コロナ時代の稼ぎ方
    3.4
    1巻1,870円 (税込)
    【内容紹介】 生産性を向上させ、高収益の企業へと刷新せよ 大前研一と「経営改善」「働き方改革」「ビジネスチャンス発見」のスペシャリストたちが語る、未曽有の危機をチャンスに変える方法! 【著者紹介】 [著]大前研一 Kenichi Ohmae 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、(株)ビジネス・ブレークスルー代表取締役会長、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『「0から1」の発想術』『低欲望社会「大志なき時代」の新・国富論』『「国家の衰退」からいかに脱するか』(共に小学館)、『大前研一 稼ぐ力をつける「リカレント教育」』、「日本の論点」シリーズ(小社刊)など多数ある。 「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、スキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 【パート1】生産性改革編 第一章 生産性を高める経営 大前研一 第二章 クラウドサービスを活用した間接業務の効率化 杉本勝男(スキャンマン 代表取締役社長) 第三章 ほぼ全員残業ゼロでも10年連続増収増益を果たしている理由 岩崎裕美子(ランクアップ 代表取締役) 第四章 経営戦略としてのワークライフバランス 佐々木常夫(佐々木常夫マネージメント・リサーチ 代表取締役) 第五章 「BUYMA」による海外購買のイノベーション 須田将啓(株式会社エニグモ 代表取締役 最高経営責任者) 【パート2】高収益企業の研究編 第一章 高収益企業の経営戦略 大前研一 第二章 トップブランドを生むCSV(企業価値) 山下茂(ピジョン 代表取締役会長) 第三章 日本電産から学んだ、強い会社をつくる条件 川勝宣昭(DANTOTZ consulting 代表取締役) 第四章 「出前館」のビジネスモデルと夢の街づくり 中村利江(出前館 代表取締役社
  • 岡倉天心『茶の本』を読む 日本人の心と知恵
    -
    岡倉天心は、東京美術学校設立や横山大観・菱田春草ら日本画家の育成など、明治期の日本美術界の興隆に多大な功績を残した人物であり、また英文で書いた『茶の本』などの著書を通して、日本を始めとする東洋文化の優れた精神性を、西洋に紹介した思想家としても知られている。今までも『茶の本』は、古典的名著として数種類の翻訳書が世に出されているが、本書は自らも茶道を通じて海外との国際交流に尽力する著者が、逐語訳では通じづらい、天心が英文に込めた「茶の心」の真髄を存分に汲み取り、その主張を忠実に翻訳したものである。お茶を嗜む人はもちろん、茶道に馴染みの浅い人でも、天心が『茶の本』で訴えた、争わず互いが協調しあうことを重んじた東洋の「和の精神」や、花や自然を愛し敬う独特の「美意識」等、現代文明の問題点や、人の生き方、人間関係を考えるうえで、多くのヒントが得られるであろう。日本人ならば、一読しておきたい古典である。

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  • 岡田啓介 開戦に抗し、終戦を実現させた海軍大将のリアリズム [電子改訂版]
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    良質な保守思想、現実的な軍事思想、平和を求めるリアリズムを体現した岡田の生涯を詳解。 海軍軍人(最終階級は海軍大将)、連合艦隊司令長官、海軍大臣、逓信大臣、拓務大臣、内閣総理大臣(在1934‐36年)を歴任した岡田啓介(1868‐1952)。現福井市に生まれ、海軍軍人として日清・日露戦争に従軍。首相在任中の天皇機関説事件では美濃部説支持を示したことで軍や右翼から攻撃される。二・二六事件で義弟が殺害され、事件後には被害者である岡田のほうが引責辞任。退任後は重臣として日米開戦回避に尽力、開戦後は東條打倒を画策し、鈴木貫太郎と協力しながら和平を実現した男であった。 【目次】 岡田、松尾、迫水関係 二・二六事件系譜 まえがき 第一章 襲撃 第二章 総理官邸 第三章 脱出 第四章 海軍 第五章 戦争 第六章 軍縮 第七章 大命降下 第八章 対決 あとがき 引用および参考文献 岡田啓介年表 【著者】 山田邦紀 1945年、福井県敦賀市生まれ。早稲田大学文学部仏文卒。夕刊紙『日刊ゲンダイ』編集部記者として三十年に亘って活躍。現在はフリー。著書に『ポーランド孤児・「桜咲く国」がつないだ765人の命』『軍が警察に勝った日』『岡田啓介』(いずれも現代書館)、共著に『東の太陽、西の新月─日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件』『明治の快男児トルコへ跳ぶ─山田寅次郎伝』(いずれも現代書館)他。
  • お金が貯まらない人の悪い習慣39
    3.6
    近年、長引く不況に、多くの若者が「将来がわからない」「どう生きていけばいいかわからない」といった不安を抱えると同時に、お金の大切さについて考え始めている。やっと日本でも、お金ときちんと向き合う傾向が欧米に近づいてきた。  20代後半で一度は借金漬けとなりながらも、投資で財産を作り、セミリタイアを実現させた著者は、本書で「お金を貯められない人たちは、生活習慣や思考パターン、時間の使い方などに共通した傾向がある」ことを明確にし、こうした“悪習慣”を改善すれば自然とお金が貯まってくることを紹介する。  本書は決して、お金持ちになるための本ではなく、「悪習慣を絶ち切れば、生活に困らないレベルのお金は貯まる。その結果、お金から自由になれる」との思想に基づいたもの。自身の体験や、「お金の貯まらない人たち」の数々の事例を盛り込みつつ、20~30代のお金の悩みを抱える“お金初心者”向けの「お金本」。  既存のお金に関する本は、「どうすればお金持ちになれるか?」「どうすれば財産を増やせるか?」といった「プラスを増やすこと」が目的だったのに対し、本書が目指すのは「プラスマイナスゼロ(or ちょっとだけプラス)」といった初心者向けレベル。従来の書籍とは差別化が図られている上、上昇志向の薄まった今の若者にはかなり説得力のある内容です。 ●内容構成  第1章 お金が貯まらない人の「考え方」  第2章 お金が貯まらない人の「時間管理」  第3章 お金が貯まらない人の「口グセ」  第4章 お金が貯まらない人の「生活スタイル」  第5章 お金が貯まらない人の「人間関係」  第6章 お金が貯まらない人の「整理能力」
  • お金は「教養」で儲けなさい
    3.5
    巨額の資産を築くお金持ちは、裏では教養をフル活用している。「投資は教養を土台にしたシナリオ勝負」「IT起業家はなぜ東洋思想にハマるのか」など、教養ブームの中、お金持ち研究の第一人者がまとめる「儲かる教養」の身につけ方。
  • お金持ちはなぜ、「教養」を必死に学ぶのか
    3.6
    巨額の資産を築くお金持ちは、裏では教養をフル活用している。「投資は教養を土台にしたシナリオ勝負」「IT起業家はなぜ東洋思想にハマるのか」など、教養ブームの中、お金持ち研究の第一人者がまとめる「儲かる教養」の身につけ方。
  • 岡村昭彦と死の思想 「いのち」を語り継ぐ場としてのホスピス
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    ヴェトナム戦争などで活躍した報道写真家として,またホスピス運動の先駆者として,「いのち」の現場を見つめ続けた岡村昭彦(1929-85).彼が追い求めた理想のホスピス像とはいかなるものだったのか.「尊厳ある死」とは何か,「長くなった死の過程」をいかに主体的に生きうるか,という現代社会の切実な問いを解く鍵を秘めた岡村の思想と行動を鮮やかに描き出す.

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  • 岡本太郎の宇宙1 対極と爆発
    4.7
    20世紀を疾走し、屹立した芸術家、岡本太郎。その多面的な活躍は大きなセンセーションを巻き起こした。しかし彼の活動の軌跡は、さまざまな断片として人々の記憶にしまわれ、全体像を捉えるのは難しくなってしまった。はたして、岡本太郎とは何者だったのか―。遺された著作によって伝説と偶像を解体し、その存在の全貌に迫る、決定版著作集。1巻では「対極」と「爆発」というキーワードを手がかりに、若き日の詩文から、大阪万博参加への決意を記したテクストまで、生涯を貫く思想を掴みだす。
  • オカルティズム 非理性のヨーロッパ
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    ヘルメス文書、グノーシス、カバラー、タロット、黒ミサ、フリーメーソンやイリュミニズムなどの秘密結社、そしてナチ・オカルティズムとユダヤ陰謀論……古代から現代まで、オカルトは人間の歴史と共にある。一方、「魔女狩り」の終焉とともに近代が始まり、その意味合いは大きく変貌する――。理性の時代を貫く非理性の系譜とは何か。世界観の変遷を闇の側からたどる、濃密なオカルティズム思想史!

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