駅名学入門

駅名学入門

1,012円 (税込)

5pt

3.7

2020年3月開業の「高輪ゲートウェイ」で一躍注目を集めた駅名。日本の駅名とは、そもそもどういうものか。明治以来の歴史的変遷から浮かび上がってくる、思想、そして社会的・政治的・文化的背景とは。さらに、カタカナ・ひらがなを多用した「キラキラ駅名」はいかなる文脈から発想されるのか。駅の命名メカニズムを通して、社会構造の変化や地名との関係、さらに公共財としての意義や今後のあり方を展望する。多くの発見と知的刺激に満ちた本。

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駅名学入門 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2021年05月18日

    ちょっと前に話題になった「高輪ゲート
    ウェイ」駅。この名前の公募順位は100位
    以下だったにもかかわらず、JRが命名しま
    した。

    その評判は周知の通り。しかもその後の
    コロナ禍で、ほとんど忘れ去られた存在に。

    そもそも駅名はJRという企業に命名権が
    あるのは分かりますが、一方で公共的な
    建物に対...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年11月09日

    日本全国、いや世界の駅名の名付け方、改称の傾向や歴史を丹念にまとめた、まさに「学」を極める1冊。著者の調査の徹底ぶりは、巻末の付表のボリュームを見ただけでも分かります。

    土地の名をイメージだけで変えてしまった「五月台」や、逆に地名が整理されても駅名として残ったゆえに世間に定着した「原宿」など、地名...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2020年07月21日

    キラキラ地名に警鐘を鳴らす。高輪ゲートウェイ駅の開業を機に駅名とその元となる地名について体系的にまとめた画期的な本。

    駅名をどうするか、鉄道開通からの問題、自治体名だったり広域地名、大字や名所旧跡など。全国、手荷物の誤配を防ぐためにあえて地名に方角をつけたり旧国名を冠したり。

    戦争の進展とともに...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月19日

    地図や地名に造詣の深い著者による一冊で、鉄道駅の命名を通じて、歴史ある地名の継承、また消失にまで論を展開しています。

    全国津々浦々の駅の命名に関する傾向を紐解きつつ、自治体名や町名としては消失してしまったが、駅名として残り、その結果、地域の名称として現代に継承されているケース、また逆のケースなど、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年04月19日

    駅名から、その場所の歴史や風土が伺い知れる。はずなのだが、「私企業」により運営されているがゆえ商業的思惑が介入する。かつては軍事的意向が反映されることもあった。
    単なるうんちく以上に考えさせられるものがある。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2020年04月04日

    <目次>
    まえがき
    第1章   駅とは何か
    第2章   駅名に採用される地名とその階層
    第3章   在来線の駅名
    第4章   路面電車の停留場
    第5章   新幹線の駅名
    第6章   寺社仏閣の駅名
    第7章   数多い「前の駅」
    第8章   東西南北と中、そして新
    第9章   駅名が変わるとき
    第10...続きを読む

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