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鉄道旅がもっと楽しくなる蘊蓄が満載! 『日本鉄道旅行地図帳』の監修で鉄道ファンから熱く支持される今尾氏が、「線路」をキーワードに鉄道旅の魅力を語り、その背景にある近代鉄道史を明かす! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
線路のことなら何でも、という感じです。お約束のスイッチバックやループはもちろん、勾配、カーブ、橋、トンネルから、路線名、路線の付替え、果ては引込み線までトリビア満載です。 川端康成の「雪国」のトンネルの話が載っていますが、今まであの列車は汽車だと思ってましたが、実は電車だったのですねぇ。この本で初...続きを読むめて知りました。
鉄道についての雑学などが、とても、丁寧に書いてあります。 電車に乗って旅行したくなります。 車窓からの地形のことなども楽しい。 個人的に一番気に入ったところは、八高線の横田基地の辺の記載です。
表題は「線路を楽しむ」とつけられているが、内容はほ「地形」についての話である。だから面白くないというわけではない。様々な鉄道関係の著作があるが、(主として)地形に着目しているのは、私が知る限りではほかにないと思う。等高線入りの鉄道地図というのを目にすることはあまりないので、鉄道の路線が描く形に殊更興...続きを読む味を持つことはあまりないのだが、本書によって、むしろ地形を考えながら路線図をみることは非常に面白い作業であることを痛感した次第である。
鉄ちゃん向けの本はいろいろ読んだが、こう云う視点からの本は読んだことがなかったなあ~ 私にはツボかも。 もう少し、地図が多くて、見易いと良かったけど。
[ 内容 ] 路線変更の理由、峠越えの技術、乗り換えの名所、車窓から見る地形。 [ 目次 ] 第1章 線路を観察する(線路の幅はどうなっているか 距離標を楽しむ) 第2章 いかに山を越えるか、いかに曲がるか(全国の急勾配区間 汽車はいかに峠越えしたか カーブを曲がる技術) 第3章 車窓から見えるも...続きを読むの(車窓からいろいろな地形を楽しもう 長老トンネル物語 鉄橋あれこれ 高い橋、渡らずの橋、川のない橋 名称のルール) 第4章 「線路」を知る(鉄道の線路名はどうなっているのか 乗り換えの話 全国ナゾの線形めぐり 路線変更には理由がある) 第5章 鉄路でたどる鉄道史(何のために作った鉄道? 引込線が語る近代史) [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
鉄道を好きな人が鉄道のどこに魅力を感じていて、どこに面白さを見出しているのかに興味があったから、個人的な好き嫌いということは置いといて、まず鉄道関連の本を読んでみようと思って本書を手に取った。(この本の他にも鉄道関連の新書を6冊をまとめ買いした。) この本は、鉄道そのものではなく、それを支えている線...続きを読む路に光を当てて書かれた本で、普通とは違う視点から鉄道の面白さを教えてくれる。「かっこいいから」とか「貴重だから」じゃ納得できない僕にとっては、なかなか嬉しいアプローチ方法で確かにそういう見方をしたらおもしろいな!と思えた。 第1章では、「線路の幅」「標識(距離標、勾配標、曲線標)」について。 第2章では、「峠の登り方(Z型スイッチバック、通貨型スイッチバック、非勾配型スイッチバック、アプト型)」「カーブの曲がり方(カント、スラックなどの工夫)」などの技術面からのアプローチ。 第3章では、「車窓から見えるもの」について。 第4章では、「路線名の付けられ方」、「乗り換えの話」、「路線変更の意味」などの「路線」について。 第5章では、「鉄路でたどる鉄道史」として、何のために鉄道を作ったのか、引込線の歴史的意味などについて書かれている。
鉄道好き、というのがよく伝わってくる一冊。 この手の本にありがちな自己満足に向かのではなく、きちんと初心者にもわかるように話してくれているので興味を失うことはないんじゃないかな。もちろんこの本を読もうという気がある人に限っての話ですけどね。 鉄道に乗りたくなる、というところで、この本を書いた人の思い...続きを読むは伝わってきたんじゃないかと。
図版が少ないのが物足りないが、もし内容のほとんどを既にしっているマニアであれば、そんなものも必要ないのだろう。引込み線と踏切への執着は、他の鉄道マニアと違ってちょっと新鮮だった。
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線路を楽しむ鉄道学
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今尾恵介
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