作品一覧

  • ニューヨークで暮らすということ
    3.5
    1巻720円 (税込)
    ニューヨークといえば、おしゃれでクールな街というイメージがある。しかし一方で、ドラッグや犯罪が横行する街という顔も存在する。そのどちらもニューヨークであるならば、いったい普通のニューヨーカーは何を考え、どのように暮らしているのであろうか。本書では哲学教授が留学体験を通して、ニューヨークに棲息する様々な人々の姿をリアルに描く。人口の4割を占める移民。出身国は167、言語の数は116に及ぶ。様々な価値観の衝突のなかで、コミュニティの棲み分けが進み、次第に人々は定着していく。ニューヨークの繁栄の陰には移民たちの壮絶なサバイバル事情が隠されているのだ。このような多人種社会では倫理など役に立たない。生き延びるには論理で相手の弱点を攻めるしかない。大学の授業もバトルそのもの。教師も生徒も実力主義のシビアな世界なのだ。ガイドブックには描かれていない、ニューヨークという街の本当の姿がよくわかる好著である。

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  • エピソードで読む西洋哲学史
    4.0
    ヘーゲルやマルクスは私生児の存在を暴かれ、ルソーは五人の子捨てを告発された。ウィトゲンシュタインは同性愛が執拗に調査され、サルトルの不倫遍歴は、愛人ボーヴォワールに暴露される。また、ニーチェは発狂してから死ぬまでの十年間、ほとんど廃人であったという。さらに、カント、スピノザ、ホッブス、ヒューム、ハイデガー、フロイトなど、思想史を彩るスーパースターたちの私生活をのぞき見れば、意外な素顔が隠されていた!?彼らは、不条理な世界と人生をどのように理解し、渡り歩いたのか。生い立ち、学歴、異性関係、挫折体験、死に際などの逸話を拾い集め、その思想のルーツを探る。好奇心、やじうま根性なくして哲学は語れない!終章では、現代アメリカを代表する哲学者・リチャード・ローティ、ノーム・チョムスキー、ジョン・ロールズなども取り上げている。近代から現代に至るまで、約四百年の潮流が手に取るようにわかる、おもしろ哲学入門。

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  • 歴史を動かした哲学者たち
    4.0
    革命と資本主義の生成という時代に、哲学者たちはいかなる変革をめざしたのか――。デカルト、カント、ヘーゲル、マルクスなど、近代を代表する11人の哲学者の思想と世界の歴史を平易な文章で紹介する格好の入門書。
  • 世界を変えた哲学者たち
    3.8
    二度の大戦、世界恐慌、共産主義革命――。激動の20世紀に多大な影響を与えたニーチェ、ハイデガー、フロイト、サンデルは、己の哲学でいかに社会と対峙したのか。現代哲学と世界史が同時にわかる格好の哲学入門書。

ユーザーレビュー

  • 世界を変えた哲学者たち

    Posted by ブクログ

    哲学者達の思想や生涯をわかりやすく解説してくれるだけでもありがたいのに、読書案内までしてくれて哲学の入門書として申し分ない一冊。

    0
    2012年04月02日
  • エピソードで読む西洋哲学史

    Posted by ブクログ

    哲学史の入門書としては素晴らしい。
    人物一人一人について見ると、やや内容が薄く感じるが、まぁこの短かさだから歯切れよく読めたのだろう。

    また読もうかな。

    0
    2010年09月11日
  • 世界を変えた哲学者たち

    Posted by ブクログ

    著名な哲学者の考え方を概観するには凄く良い本。近所の哲学好きなおじさんからざっくばらんに話を聞いているかのような書き口が魅力的。

    『世界を動かした哲学者たち』と併せて読むと、およそのメジャーな哲学者をカバーできる。

    0
    2021年12月31日
  • ニューヨークで暮らすということ

    Posted by ブクログ

    ニューヨークは観光で訪れたいと思っている都市。生活するとなると様々人種で構成されている。中流家庭の白人は大半が郊外に住んでいる。マンハッタンは生活費が高すぎるからお金持ちしか住めない。生活費と治安は比例する。夜道や地下鉄は気をつけなければならない。安全なところを把握しておく必要がある。人種のコミュニティは強い。コミュニティの中にいるので英語をまったく話せない人もいる。

    0
    2021年03月05日
  • 世界を変えた哲学者たち

    Posted by ブクログ

    それぞれの思想家の人物評が、ぶっちゃけたというか、身もふたもないというか、研究者としてはずいぶん思い切った物言いになっていて、ちょっとおどろいた。おかげで、おもしろくてわかりやすい。思想内容についても同様のことが言える。そして全体にシニカル。ラッセルの『西洋哲学史』をちょっと思い出した。

    0
    2019年03月04日

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