【感想・ネタバレ】世界を変えた哲学者たちのレビュー

あらすじ

二度の大戦、世界恐慌、共産主義革命――。激動の20世紀に多大な影響を与えたニーチェ、ハイデガー、フロイト、サンデルは、己の哲学でいかに社会と対峙したのか。現代哲学と世界史が同時にわかる格好の哲学入門書。

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Posted by ブクログ

哲学者達の思想や生涯をわかりやすく解説してくれるだけでもありがたいのに、読書案内までしてくれて哲学の入門書として申し分ない一冊。

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2012年04月02日

Posted by ブクログ

著名な哲学者の考え方を概観するには凄く良い本。近所の哲学好きなおじさんからざっくばらんに話を聞いているかのような書き口が魅力的。

『世界を動かした哲学者たち』と併せて読むと、およそのメジャーな哲学者をカバーできる。

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2021年12月31日

Posted by ブクログ

それぞれの思想家の人物評が、ぶっちゃけたというか、身もふたもないというか、研究者としてはずいぶん思い切った物言いになっていて、ちょっとおどろいた。おかげで、おもしろくてわかりやすい。思想内容についても同様のことが言える。そして全体にシニカル。ラッセルの『西洋哲学史』をちょっと思い出した。

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2019年03月04日

Posted by ブクログ

きっかけ
世界を変えた〇〇シリーズ?が歴史と〇〇について学べて満足感が高かったのでそれの第二弾として読んだ本
内容
1800年代以降の哲学者の出生から哲学に至った背景、周りの反応などが解説されてる本
感想
読み始めてすぐに重っ苦しく暗い内容で時間をかけて読み進めた。
そもそも哲学ってなんだ?って考えたことがなく、なんとなく頭のいい人が答えのないものを文章化する過程で、人生の指針みたいな名言として伝えられてるイメージがあった。
この本を読んで思ったことは哲学者って時代の変わり目に現れて、〇〇主義を大衆向けにキャッチーなフレーズにする広告塔みたいな営業職のような印象を感じた。
頭のいい金持ちが哲学者になっている様に感じた中でも、ウィトゲンシュタインの人生は波瀾万丈で楽しく読めた。
あとはアーレントについては何故か好感を持てた。
各思想の内容について全然頭に入っていないけど、今後何かの糧にはなりそうと思った一冊になった。

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2025年11月10日

Posted by ブクログ

 ニーチェからサンデル・ローティーまで、かなり平易な言葉で時代背景に合わせた思想とその世間への影響を書いてくれる入門書。

 章末に、より深く知りたい人用に成書の案内もしてくれる。
 最近読んだ国分功一郎の「暇と退屈の倫理学」でハイデガーに関して興味が湧いたが、戦前の思想家の考えも、時代変われどまったく古びていないことを改めて痛感した次第。

 古典を知り、時代に合ったものに改変していくという作業は、我々の手の中にゆだねられていると考えたい。良書だと思う。

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2012年03月16日

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