あらすじ
二度の大戦、世界恐慌、共産主義革命――。激動の20世紀に多大な影響を与えたニーチェ、ハイデガー、フロイト、サンデルは、己の哲学でいかに社会と対峙したのか。現代哲学と世界史が同時にわかる格好の哲学入門書。
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Posted by ブクログ
著名な哲学者の考え方を概観するには凄く良い本。近所の哲学好きなおじさんからざっくばらんに話を聞いているかのような書き口が魅力的。
『世界を動かした哲学者たち』と併せて読むと、およそのメジャーな哲学者をカバーできる。
Posted by ブクログ
それぞれの思想家の人物評が、ぶっちゃけたというか、身もふたもないというか、研究者としてはずいぶん思い切った物言いになっていて、ちょっとおどろいた。おかげで、おもしろくてわかりやすい。思想内容についても同様のことが言える。そして全体にシニカル。ラッセルの『西洋哲学史』をちょっと思い出した。
Posted by ブクログ
きっかけ
世界を変えた〇〇シリーズ?が歴史と〇〇について学べて満足感が高かったのでそれの第二弾として読んだ本
内容
1800年代以降の哲学者の出生から哲学に至った背景、周りの反応などが解説されてる本
感想
読み始めてすぐに重っ苦しく暗い内容で時間をかけて読み進めた。
そもそも哲学ってなんだ?って考えたことがなく、なんとなく頭のいい人が答えのないものを文章化する過程で、人生の指針みたいな名言として伝えられてるイメージがあった。
この本を読んで思ったことは哲学者って時代の変わり目に現れて、〇〇主義を大衆向けにキャッチーなフレーズにする広告塔みたいな営業職のような印象を感じた。
頭のいい金持ちが哲学者になっている様に感じた中でも、ウィトゲンシュタインの人生は波瀾万丈で楽しく読めた。
あとはアーレントについては何故か好感を持てた。
各思想の内容について全然頭に入っていないけど、今後何かの糧にはなりそうと思った一冊になった。