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Posted by ブクログ 2021年12月31日
著名な哲学者の考え方を概観するには凄く良い本。近所の哲学好きなおじさんからざっくばらんに話を聞いているかのような書き口が魅力的。
『世界を動かした哲学者たち』と併せて読むと、およそのメジャーな哲学者をカバーできる。
Posted by ブクログ 2019年03月04日
それぞれの思想家の人物評が、ぶっちゃけたというか、身もふたもないというか、研究者としてはずいぶん思い切った物言いになっていて、ちょっとおどろいた。おかげで、おもしろくてわかりやすい。思想内容についても同様のことが言える。そして全体にシニカル。ラッセルの『西洋哲学史』をちょっと思い出した。
Posted by ブクログ 2012年03月16日
ニーチェからサンデル・ローティーまで、かなり平易な言葉で時代背景に合わせた思想とその世間への影響を書いてくれる入門書。
章末に、より深く知りたい人用に成書の案内もしてくれる。
最近読んだ国分功一郎の「暇と退屈の倫理学」でハイデガーに関して興味が湧いたが、戦前の思想家の考えも、時代変われどまっ...続きを読むたく古びていないことを改めて痛感した次第。
古典を知り、時代に合ったものに改変していくという作業は、我々の手の中にゆだねられていると考えたい。良書だと思う。