中野三敏の作品一覧
「中野三敏」の「江戸文化再考 これからの近代を創るために」「江戸文化評判記 雅俗融和の世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中野三敏」の「江戸文化再考 これからの近代を創るために」「江戸文化評判記 雅俗融和の世界」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
「江戸の文化」ではあるが「江戸時代の文化」が、「雅」と「俗」の対比で理解していこうとする点に特色があるようである。
「雅」について「伝統文化」を言い、「俗」とは「新興の文化を指す」(7p)のうえに、この二つはついに「価値の転換はついに起こらなかった」ことを明確にする。
地方大名の見識。実はそこが思いのほか豊富であって、とりわけ九州で輝く地方の才能を評価している。
自己の思想と哲学を文筆で知らせる、あるいはその蔵書を通じて見識を世にとう側面は、地域政権の見識として注目されるに違いがない。
中野氏について先に、岩波新書『和本のすすめ――江戸を読み解くために』にを読んでした。こちらは
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
江戸には江戸の文化を成熟させた先人がいた。
その果実は、現代と全く異なる味わいがあるからこそおもしろい。
著者は、江戸の文物を部品に一人乗りのタイム・マシーンを組立てて江戸観光を企てる。
着いた時代は伝統の「雅」と新興の「俗」の両文化が見事に融和した壮年期の江戸。
中央はもとより地方にも足を延ばし、一癖も二癖もある多彩な人々を訪れ、出版事情を探り、文人大名の蔵書も拝見。
まずはこれを評判記に刻んで御報告の仕儀。
[ 目次 ]
一人乗りのタイム・マシーン
1 江戸的文化
2 江戸の中央と地方
3 廓の素顔
4 箸休め
5 伝記屋開店
6 和本礼賛
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