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江戸には江戸の文化を成熟させた先人がいた。その果実は、現代と全く異なる味わいがあるからこそおもしろい。著者は、江戸の文物を部品に一人乗りのタイム・マシーンを組み立てて江戸観光を企てる。着いた時代は伝統の「雅」と新興の「俗」の両文化が見事に融和した壮年期の江戸。中央はもとより地方にも足を延ばし、一癖も二癖もある多彩な人々を訪れ、出版事情を探り、文人大名の蔵書も拝見。まずはこれを評判記に刻んで御報告の仕儀。
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Posted by ブクログ
江戸時代の文化の諸相を、軽妙な文章で紹介している本です。 著者は、18世紀の江戸で花開いた文化の特徴を「雅俗融和」と表現し、この時期こそが江戸文化の最盛期だという見方を示しています。その上で、文学や芸術、遊郭文化や庶民の生活など、江戸文化にまつわるさまざまな話題に触れつつ、その魅力に読者を誘います...続きを読む。 書誌学的な研究の中で出会うさまざまな楽しみや苦労を綴った「和本礼賛」というタイトルを持つ最終章も、おもしろく読みました。
「江戸の文化」ではあるが「江戸時代の文化」が、「雅」と「俗」の対比で理解していこうとする点に特色があるようである。 「雅」について「伝統文化」を言い、「俗」とは「新興の文化を指す」(7p)のうえに、この二つはついに「価値の転換はついに起こらなかった」ことを明確にする。 地方大名の見識。実は...続きを読むそこが思いのほか豊富であって、とりわけ九州で輝く地方の才能を評価している。 自己の思想と哲学を文筆で知らせる、あるいはその蔵書を通じて見識を世にとう側面は、地域政権の見識として注目されるに違いがない。 中野氏について先に、岩波新書『和本のすすめ――江戸を読み解くために』にを読んでした。こちらは、肩ヒジをはらずに読むことができて、「いかに」と考えてみた。 巻末の解説によると、朝日新聞、西日本新聞、毎日新聞などで掲載したコラムということで、長短、文体のリズムも紙面むけのソフトさが感じられる(中公新書 1992年)。
[ 内容 ] 江戸には江戸の文化を成熟させた先人がいた。 その果実は、現代と全く異なる味わいがあるからこそおもしろい。 著者は、江戸の文物を部品に一人乗りのタイム・マシーンを組立てて江戸観光を企てる。 着いた時代は伝統の「雅」と新興の「俗」の両文化が見事に融和した壮年期の江戸。 中央はもとより地方に...続きを読むも足を延ばし、一癖も二癖もある多彩な人々を訪れ、出版事情を探り、文人大名の蔵書も拝見。 まずはこれを評判記に刻んで御報告の仕儀。 [ 目次 ] 一人乗りのタイム・マシーン 1 江戸的文化 2 江戸の中央と地方 3 廓の素顔 4 箸休め 5 伝記屋開店 6 和本礼賛 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
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