駅をデザインする

駅をデザインする

935円 (税込)

4pt

駅の出口の案内は黄色。東京の地下鉄の案内表示は各ラインカラーの「○」――こうした日本の駅のデザインを決めてきたサイン設計の第一人者が、駅のデザインを、自身の手がけた豊富な実例をもとに語り尽くす。案内表示に求められるものとは何か、そのデザイン思想とはいかなるものか、1970年代に始まった日本の空間・サイン整備の歴史をたどりつつ論じ、現在の日本と海外の駅とを比較。混迷を深める日本の公共空間を批判的に検討し、利用者本位の、交通システムのあるべき姿を展望する。

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駅をデザインする のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2016年04月08日

    日本の公共デザインへの怒りの本。
    日本の駅は文字に溢れて迷うことが多い。何故なら、駅の設計が路線の付属物として扱われているために、駅をデザインする範囲が限られているためだ。見通せない駅構内で、文字ばかり増やして、余計に分かりづらくしている現状。また乗換駅で他社線への案内を大きくすべきところを自社関連...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年10月30日

    駅という身近な施設について、パブリックな施設・空間のデザインの重要性を記されている。
    具体事例で知っている駅・路線があげられていたので想像しやすく楽しく読んだ。
    駅を利用する際にあらたな視点で観察しそう。

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    Posted by ブクログ 2015年05月06日

    筆者は 1972 年から営団地下鉄の案内サインを設計した。本書のテーマは、駅に関し、大きく案内と空間構成から成っている。

    案内については、営団地下鉄での成果をまとめた設計マニュアルが、全国で統一されている方がわかりやすいという思想のもと提供され活用された。
    その後、横浜駅で乗り入れ五社を一体として...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年02月17日

    駅の「パブリック・デザイン」はいったい何のため・誰のためにあるのか、それをわかっていないから、渋谷駅のような惨状が出来するのだろう(行ったことないけど)。
    「駅」に関係する人は必読の書といえる。

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    Posted by ブクログ 2023年09月03日

    「地下鉄の出口看板の色は黄色」など、今となっては当たり前のルールを1970年代に初めて提唱し、以来、「みなとみらい線」や「つくばエクスプレス」などの駅のサイン(案内表示)をデザインしてきた著者による、駅を公共の空間としてデザインする際の基本的な考え方をまとめた本。

    著者が改善してきた駅の案内表示の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年10月31日

    サインや建築に関する本を新書で提供してくれるのはありがたいです。写真満載。老眼にはちと厳しいですけど…。コミュニケーション=情報の送り、受け手、メッセージ、コンテクスト、コード、コンタクト

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    Posted by ブクログ 2019年05月06日

    ようやく読み終える。。日本のデザインの拙さと作者のデザインの先進性を描いて、なかなか面白かった。たしかに日本は過保護というか、結局よくわからなくなっている現状が多い。

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    Posted by ブクログ 2019年01月24日

    この本を読み終わったのは、普段あまり使わない新宿駅に行く途中の電車の中だった。
    実際に新宿駅に降り立つと、なるほど本書で指摘されている通りサインが見辛く、サインを目を凝らして見ていれば後ろから突き飛ばされ、また駅の出口もわかりにくく(「高層ビル方面」などという案内を作った人間を小一時間説教してやりた...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月23日

    サインを中心に、駅のデザインとは何かということをまとめた本。この本ではパブリックデザインという言葉を使っていて、利用者にとって使いやすいように、問題解決することみたいな感じ。

    日本の主要なターミナル駅(新宿とか)の現状と問題点、営団地下鉄やみなとみらい線などで筆者が実際にやったデザイン事例、ヨーロ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月28日

    国交省「公共交通機関における外国語等による情報提供促進措置ガイドライン」には
    むやみな多言語化はせず
    ユニバーサルデザインの観点から
    日本語、英語、ピクトグラム
    の三種類を基本とするのが良い。
    最近は、中国語、韓国語とごちゃごちゃしすぎの感がある。Simple is best.

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