思想作品一覧

非表示の作品があります

  • そして老人はいなくなった 1
    無料あり
    -
    ”「老害のさばる社会を壊せ」 そのメッセージと共に、18歳の青年・敬礼寺義光に一本の注射器が届く…。 時は2035年。超少子高齢化・労働人口の減少・老々介護・高齢者医療費の激増など、数多くの問題を解決するために、日本政府は老人を若返らせる『RB手術』を国策として推し進めていた。 『国民総現役』の名の下に手術を受けた老人は『ゴールド世代』と呼ばれ、引退することなく社会に居座り続ける。健康な肉体に””古びた思想””を持ったまま…。 義光は注射器を手に、若者を搾取する老人と戦う!!近未来”ディストピア”サスペンス!”

    試し読み

    フォロー
  • 徹底読解『判断力批判』第一分冊
    続巻入荷
    -
    1~4巻660~880円 (税込)
    人間の知性の働きと理性の働きを媒介する判断力という独特な能力について考察する『判断力批判』。哲学と思想の歴史においても最難関とも言えるこの書物を、『純粋理性批判』と『実践理性批判』のさまざまな概念と思想を踏まえ、段落ごとにカントのそれまでの思想の背景に遡りながら詳細に読み解く。
  • 古墳との対話
    NEW
    -
    日本の本質を問うとき、国家形成期に立ち戻るとみえてくるものがある。律令制度が取り入れられるまえ、古墳時代に倭王権がどのように国家を形成していったのかをなぞり、日本列島のありようを浮かび上がらせる。そこには倭独自の思想・統治体系があったのではないか。宮内庁で天皇陵古墳の発掘調査に従事する著者が新たな古墳時代像を導き出す。
  • 世界の今を読み解く 政治思想マトリックス
    NEW
    -
    1巻950円 (税込)
    「右派」vs.「左派」では、もはや世界は読み解けない! カリスマ予備校講師、歴史系YouTuberである著者が、マトリックス図を使って複雑な世界の政治対立をシンプルに整理する。「朝日新聞は、左がかっている」とか、「産経新聞は、右寄りだ」と、よく言われます。どうやら、政治思想を説明するうえで、もっともベーシックな対立構造が、「右派」vs.「左派」ということのようです。そもそも政治思想において、何が「左」で、何が「右」なのでしょうか? アメリカの二大政党は、「右」の共和党と「左」の民主党です。共和党は北部の大資本家の支持をバックに成立し、これに対する民主党は労働者の政党として、社会保障政策や労働者保護法の制定など、弱者の側に立った政策を実施してきた――と世界史の教科書には書いてあります。歴史的には、これは間違いではありません。ところが、2016年のアメリカ大統領選挙では、「右」と思われてきた共和党のドナルド・トランプが「アメリカ人の雇用を取り戻す!」と訴え、もともと民主党支持だった労働者層の支持を受けて当選しました。民主党と共和党の役割が、入れ替わったようにも見えます。同じような現象がヨーロッパ諸国でも起こり、「右」と思われてきた政党が大躍進しています。いったい何が起こっているのでしょうか? ここまで複雑になると、「右」か「左」かという一次元の直線では説明がつかなくなります。x軸にy軸を加えた座標軸を考案したのは哲学者であり数学者のデカルトですが、x軸を経済的自由、y軸を政治的自由として、政治思想を二次元座標で表現したのが、米国の政治学者デイヴィッド・ノーランです。本書では、この「ノーラン・チャート」を応用して、さまざまな時代、さまざまな国の政治思想のせめぎ合いを、「政治思想マトリックス」として示していきましょう。複雑に見える世界の政治対立が、実はシンプルなものなのだと、はっきりわかるはずです。 〈目次〉●第1章:ナショナリズムとグローバリズムの「シーソーゲーム」 ●第2章:「米中冷戦」の思想史と強いロシアの復活 ●第3章:「超国家EU」崩壊の序曲 ●第4章:グローバル化するイスラム革命 ●最終章:敗戦後日本の政治思想史と未来 本書は、2020年11月にPHP研究所から刊行された『世界の今を読み解く「政治思想マトリックス」』を改題し、加筆・修正したものです。
  • 哲学史入門Ⅲ 現象学・分析哲学から現代思想まで
    NEW
    -
    近代哲学を乗り越え、未来へと向かう哲学史の流れを一挙につかむ! 日本における哲学研究の第一人者が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第3巻の舞台は、19、20世紀。果たして近代哲学はいかに乗り越えられ、新たな哲学を生み出すことになったのか。フッサール、サルトル、ウィトゲンシュタイン、アドルノ&ホルクハイマー、フーコー、ドゥルーズ、デリダ……。代表的な哲学者、主要哲学ジャンルを網羅するとともに、より良い未来に向けて哲学史を活かしていくための特別章を収載。「聞き書き」によって哲学史の核心と面白さに迫る。ありそうでなかった決定版入門シリーズの完結編。
  • 気と香りで調えるシン・アロマセラピー
    NEW
    -
    東洋思想をベースに精油を用いた オリジナルの心理分析メソッド 気香アロマアナリーゼ 直感で選ぶ香りが「今」と「未来」を伝える 気香アロマアナリーゼでは、選んだ精油からその人の全体像を見て、現在地から未来への人生の流れを読み解きます。 私たちに五行の要素すべてが備わっているように、植物にもすべてが備わっています。 植物の五行の特徴例をご紹介します。 〔レモン〕 木=春のさわやかさ、若々しい無邪気さがある 火=夏にぴったりの清涼感 土=食欲を増進させるリモネン 金=抗菌作用による空気浄化で呼吸器ケア 水=不安な気持ちを明るくしてくれる 〔ラベンダー〕 木=春から初夏に咲く花 火=幸福感を呼ぶ 土=安定した包容力 金=リラックス作用 水=碧紫色 東洋思想をベースに陰陽五行の巡りに選んだ香りを当てはめ、自分自身も気づかなかった悩みや問題を浮き彫りにします。 CONTENTS ●第1章 気香アロマアナリーゼセッション ・目に見えないけれど確かに存在する「気」 ・香りを使って気功のエネルギーを感じてみる ・香りとともに「気」を体感する ・気が調うと香りの好みが変わる ・気香アロマアナリーゼのセッション体験 ・気香アロマアナリーゼの手順 ・陰陽五行のエッセンスがつまった気香アロマアナリーゼ図 ・アロマセラピーのセッションで活用 ●第2章 気香アロマアナリーゼの誕生 ・アロマセラピーと東洋思想 ・世界中にある「世界をつくっているもの」の考え方 ・精油を五行に分類すると… ・精油が持つ影と光 ・好きな香りからわかること ・嗅覚と脳のしくみ ・原始的な感覚にこそ本質がある ・自然療法という考え方 ・不調を治すのではなく、「人」を調える ・すべての自然に季節がある ●第3章 気香アロマアナリーゼの目的 ・アロマセラピーの新たな価値 ・なりたい自分がわかる ・「アロマアナリーゼ」との違い ・主訴から隠れた本訴がわかる ・エネルギーの変化を見る ・アロマセラピーの目的を明確にする ・クライアントの選んだ精油の意味を明確にする ・アロマトリートメントのゴールを明確にする ・クライアントからのメッセージ ・クライアントの求めるセラピーを提供する ・セッションの体系化 ●第4章 気香アロマアナリーゼの実践 ・ケーススタディ 【ケーススタディ1】対面のセッション 【ケーススタディ2】オンラインセッション 【ケーススタディ3】オンラインセッション2 ・気香アロマアナリーゼを俯瞰で読むために ・気香アロマアナリーゼの特徴 ・アロマセラピストとして ・気香療法講座でのトリートメント実験 ●第5章 東洋思想と老子の教え ・陰陽五行思想 ・陰陽とは「影と光」 ・陰極まれば陽に転ず。陽極まれば陰に転ず ・陰陽の関係 ・陰陽のエネルギー ・五行と循環 ・私たちの身体に対応する「自然」 ・三宝という考え方 ・問題は複雑化する ・複雑な問題をシンプルにする東洋思想的発想 ・「精気神」の「神」が傷つくとは? ・「輝き」というエッセンス ・生きる目的は幸せになること ・肉体は心の結果 〈巻末資料〉精油のデータシート イランイラン サイプレス サンダルウッド ネロリ パチュリ フランキンセンス ペパーミント ベルガモット ミルラ ラベンダー ローズ ローレル
  • 日蓮の思想 ――『御義口伝』を読む
    NEW
    -
    『御義口伝』は、日蓮が身延山で口述した法華経についての講義を、弟子の日興が筆録したものとされるが、その難解さ故に解説書は少ない。そこに展開されている日蓮の法華経解釈、ひいてはその底流にある仏教思想を、NHK「100分de名著」の名講義でも知られる著者が懇切丁寧に解説する。南無妙法蓮華経と唱えるのは、失われた自己を回復し、真の自己に目覚め、人格を完成させるためだと日蓮は説く。そうした日蓮の人間主義の思想を、『御義口伝』をテーマ別に再編成しつつ読み解く。
  • 国際協力を学ぶ人のために
    NEW
    -
    頻発する紛争、越境する感染症、増加する難民、激しくなる気候変動。課題が山積する世界で、我々は何ができるのだろうか。国際協力の最前線から、今ある世界の困難と、人々の協力の可能性を学ぶ。定番のテキスト、待望の全面改訂!
  • 道元「赴粥飯法」 ビギナーズ 日本の思想
    NEW
    -
    道元の著作の一つ、「赴粥飯法」には、仏道修行における食事の意義と作法が述べられている。禅では「さとり」の境地を、日常の営みの中に見出す。そのため、生活の要である「食」は、大事な修行の場でもあるのだ。自らを満たすだけでなく、他者へと想いを向け、心穏やかに生きていくヒントが、ここにはある。道元の意思を説き明かす、やさしい現代語訳と解説に豊富な写真資料を加え、「解題」「道元禅師の生涯」も収録した決定版。
  • 葬式仏教 死者と対話する日本人
    NEW
    -
    布施や戒名への違和感の正体 葬式仏教とは、葬送が活動の中心となっている日本特有の仏教だ。 なぜ日本人は「教え」に興味がないのに、仏教で葬儀を行うのか。 日本人の死者を想う気持ちと、すれ違うお寺の関係をひもとく。 お布施・戒名・檀家など制度や金額に釈然としない人たちが急増し、仏教離れが止まらない現代に“葬式仏教の光と影”をあぶりだす! 寺院運営の著名コンサルが説く 死者をめぐる[信仰]と[現実] 供養したいという素朴で純粋な日本人の想いを、思想的な仏教が抑圧。 日本の仏教を衰退させている要因は、お寺と檀家との感覚的なズレ。 日本人の供養文化のすばらしさを再認識し、問題点に一石を投じた一冊! ●人は死んだらどこへ行くのか? ●日本人は葬儀に何を求めているのか? ●どうしてお墓に手を合わせるのか? ●なぜお布施への違和感がなくならないのか? など
  • スッと頭に入る空海の教え'24
    NEW
    -
    1巻1,410円 (税込)
    真言宗の開祖であり今も「お大師さま」として多くの人から信仰を集める空海。天才であるが故に数多くの挫折や苦悩を経年しながら、当時まだ新興勢力にすぎなかった密教をいかにしてこの世に広めたのか、そこには現代にも通じる社会を生き抜くための知恵が隠されています。本書は、謎の多い空海の生涯と思想をひも解きながら現代社会を生き抜くための行動の指針や考え方のヒントを紹介していくものです。 ※一部コンテンツが収録されていない場合があります。

    試し読み

    フォロー
  • 竹林の七賢
    NEW
    -
    ◆◇自由に生きるって、こういうことなんだぜ!◇◆ 儒教の権威が失墜し、政治社会が揺れ動くアナーキーな魏晋時代、自由闊達な思想が炸裂した! 詩を詠み、議論を戦わせ、楽器をかき鳴らし、そして心ゆくまで痛飲し、葛藤を抱えながら己の思想を貫こうとした彼ら。 権力に睨まれ刑死した者あり、敢えて世俗にまみれた者あり、いずれも激烈に生きたその群像を、シャープな筆致で簡明に描ききる! 中国史、中国思想に興味のあるものならば、「竹林の七賢」と彼らがおこなった「清談」というものについて、強い印象がのこっているだろう。 しかしながら、彼らがどのような背景をもつ思想家で、どのような知的交流をしたのか、具体的なことを知っているだろうか? 政治・社会が流動し価値観が変わりゆく時代にあって、それぞれの切実さをもって己の思想を生きた彼らは、いずれも「世俗を離れた、純粋な知的探求者」という一面的な見方ではとうてい捉えきれない思想家たちであった― 彼らの人間くさい生き様と、為した仕事のエッセンスを知る、とてもコンパクトで、楽しい一冊。 【本書「はしがき」より】 七人の人物が「竹林の七賢」という一つのグループにまとめられはしたものの、そのなかにはさまざまのタイプの人間が含まれていて実に個性豊かである。それだけではなく、一人の人間についても、その性向と行動とが一見すると矛盾するかのように思われる場合すらないではない。その点においてもまた、儒教が唯一絶対の価値の源泉であった漢代とは異なって、価値が多様化した魏晋の時代の一つの指標をみとめることができるのだが、「竹林の七賢」の面々は、ある場合には文学作品や哲学論文によって、ある場合にはそのライフ・スタイルによって、それぞれに強烈でしたたかな自己主張を行なったのである。 *本書の原本は、1996年に『風呂で読む 竹林の七賢』として世界思想社より刊行されました。
  • 身体と魂の思想史 「大きな理性」の行方
    NEW
    -
    ニーチェは、19世紀の終わりに「身体はひとつの大きな理性だ」という印象的な表現を残している。近代的な理性による啓蒙が重視された時代背景と対照させて考えるなら、ニーチェは啓蒙主義的な理性を「小さな理性」、それに対抗して到来すべき身体を「大きな理性」ととらえていたと思われる。小さな理性を重視する合理的主体ではなく、生命のはたらきを内蔵する「大いなる理性」としての身体こそ、来るべき20世紀を生きる主体だと見ていたに違いない。 ニーチェに呼応するかのように、フロイトやライヒの「症状」あるいは「性」への着眼から、メルロ=ポンティが示した「受肉した意識」としての身体、さらに認知科学の展開へと、身体の意味が探求されてゆく。20世紀終盤には身体性認知科学が興隆、身体と環境の「あいだ」に拡がる心を見出し、いっぽう脳神経科学は拡張身体の可能性を探ることになる。 本書では、まず(1)フロイトと精神分析の思想、(2)精神分析から派生したライヒの生命思想、(3)サルトルの実存主義における精神と身体をめぐる議論を紹介する。続く20世紀半ばから現在にかけて展開する身体の思想としては、(4)メルロ=ポンティによる身体論と身体性認知科学を取り上げ、その展開として、(5)現代における身体イメージとその病理をめぐる議論、(6)脳神経科学と技術を通じて見えてくる「拡張身体」の姿を見定め、合わせて心の科学に関連する広範囲の文化現象を通じて、人びとの身体と心がどのような未来に向かいつつあるのかを考察するものである。 [本書の内容] 序 章 大きな理性としての身体 第1章 精神分析における身体――フロイトの洞察 第2章 性と聖を結ぶ身体――フロイトからライヒへ、ライヒから現代へ 第3章 身体の思想としての実存主義――サルトルを超えて 第4章 身体を取り戻した心――メルロ=ポンティと身体性認知 第5章 身体イメージと現代――「付き合いにくい存在」か「大きな理性」か? 第6章 脱身体から拡張身体へ――脳科学から見る身体の近未来
  • スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長が教える 脳が一生忘れないインプット術
    NEW
    -
    1巻1,650円 (税込)
    大量の情報があふれている現代において、 「必要な情報をできるだけ早く、効果的に頭に叩き込みたい」と考える人は多いでしょう。 しかし、せっかく学んだことをすぐに忘れてしまったり、 覚えたはずなのに身についていなかったり、 なかなか実践できないという人も多くいます。 そんな人のために、スタンフォード大学・オンラインスクール校長が、 脳科学と心理学に基づく効果的なインプット方法について紹介します。 インプットに関する情報はたくさんあふれていますが、 その中には科学的根拠がないものも。 本書では、 最新の脳科学と心理学に裏打ちされた方法の中で、 特に効果が高くて、すぐにでも実践できるものを厳選して解説しています。 例えば、次のインプット法のリストをご覧ください。 ・本を読むときは「つまみ読み」から始める ・記憶を定着させるためには繰り返し読み直す ・YouTube動画で学ぶときは字幕付きで見る ・ポッドキャストは1.5倍速までがおすすめ ・メモやノートは手書きでとる ・始める前に前回学んだことを思い出す どれも多くの人たちが実践している日常的なインプット法です。 しかし、後ほどお話しするように、 これら6つの学び方のうち、科学が明かした正解はたったの3つ。 他は、思ったほどの効果が確認されていません。 この本では、他にもたくさんのインプット方法を科学的に吟味して、 脳や心のメカニズムを最大限に生かしたインプット法をわかりやすく説明していきます。 ■目次 ●第1章 脳はどうやってインプットしているのか? ●第2章 脳を最大限エンゲージする「読むインプット」 ●第3章 現代を生き抜く力! マルチメディアでの学習法 ●第4章 脳に焼き付く記憶メソッド ●第5章 インプットの質を上げるモチベーション管理 ●第6章 スタンフォード式AI時代の情報の見分け方 ■著者 星友啓 スタンフォード大学・オンラインハイスクール校長/哲学博士/ EdTechコンサル タント 1977年東京生まれ。東京大学文学部思想文化学科哲学専修課程卒業。 その後渡米し、Texas A&M大学哲学修士、スタンフォード大学哲学博士課程修了。 同大学哲学部講師として論理学で教鞭をとりながら、スタンフォード・オンラインハ イスクールスタートアッププロジェクトに参加。 2016年より校長に就任。現職の 傍ら、哲学、論理学、リーダーシップの講義活動や、 米国、アジアにむけて、教育 及び教育関連テクノロジー(EdTech)のコンサルティングにも取り組む。 著書に『スタンフォード式 生き抜く力』(ダイヤモンド社)、『脳科学が明かした! 結果が出る最強の勉強法』(光文社)、 『全米トップ校が教える自己肯定感の育て方』 『脳を活かすスマホ術』(いずれも朝日新聞出版)、 『スタンフォードが中高生に教えていること』 『「ダメ子育て」を科学が変える! 全米トップ校が親に教える57のこと』(いずれもSBクリエイティブ)がある。
  • 変質する平和主義 <戦争の文化>の思想と歴史を読み解く
    NEW
    -
    戦後日本の「反戦主義」はなぜ有名無実化したのか? その理由の一つに、戦争体験や生活感情に基づいた市民感覚の喪失が挙げられる。日本人の平和思想の変遷を、歴史・政治・メディアの観点から論じ、戦争への想像力を補う手がかりも示す。
  • 禅仏教とは何か
    NEW
    -
    仏教の根本義から、臨済・曹洞の日本禅二大派の思想と実践までを体系的に叙述。難解な禅仏教の内容を、第一人者がわかりやすく解説した禅入門書の傑作。解説=竹村牧男。
  • 明治サムライ時代論 明治維新は「戦う自由」を解放した
    NEW
    -
    徳川幕藩体制の解体から日露戦争終結までの日本近代史を「サムライ」をキーワードに描く。 日本は明治時代に急速な近代化を遂げたと指摘される。しかし、これは「文明開化」や「殖産興業」のみに着目した偏った見方である。当時の指導者たちは西郷隆盛はもちろん、板垣退助も伊藤博文も福沢諭吉も、みな元は武士であった。彼らは明治時代になっても「サムライ精神」を胸に抱き、武士道を導きの糸として、わが国の未来を切り開いた。 サムライたちは「戦い」において本領を発揮する。わが国中世において最大の戦いは豊臣秀吉の朝鮮出兵であったが、徳川幕藩体制はこの「戦う自由」を封じ込めることにより天下太平の世を実現した。その一方、秀吉が夢見た朝鮮さらには中国の征服は江戸時代、国学の流れをくむ学者たちにより正当化され、この思想は幕末の志士たちに受け継がれた。 幕末の動乱により天下太平に幕が引かれ、わが国は再び「戦い」の時代に突入する。封じ込められていた「戦う自由」が呼び覚まされ、朝鮮や中国を「征服する自由」も復活する。日清戦争、日露戦争を経て日中戦争、太平洋戦争にまで連なる「戦い」の近代史は中世から流れる「サムライ精神」により引き起こされたのである。 本書の続編に当たる『民衆 対 陸軍』は日露戦争終結後から太平洋戦争までを「民衆の台頭」をキーワードとして描く。
  • 絵画空間の哲学 ――思想史の中の遠近法
    NEW
    -
    “遠近法”という表現様式は自明のものではなく、ルネッサンス期に確立したひとつの世界観である。パノフスキーらも論じてきた遠近法の成立や発展の背景を、本書は思想史的観点から深く掘り起こし、水墨画や日本絵画における表現法も引きくらべつつ、絵画の一技法という枠を越えて文化全体の文脈のなかで、その真の世界観的意義を捉えなおす。さらに、カントやヘーゲルなどのドイツ観念論における芸術理論、近代日本絵画における格闘を追いながら、美術と哲学の関わりを掬いだす。ユニークな切り口で美術史学の重要論点に切り込んだ名著。
  • ただ生きるアナキズム
    NEW
    -
    国家や資本主義が私たちの欲望をさまざまに制限する現代にあって、「ただ生きる」とはどういうことか。「ただ生きる」ために、私たちは何をすべきなのか。 アナキズムの観点から、キング・クリムゾンを聴き、ゴダールや石牟礼道子の物語に飛び込み、デヴィッド・グレーバーや鶴見俊輔と対話してその思想を大胆に読み替える。社会の編み目にある暴力や非対称な関係性をあぶり出し、それらを避けるための基盤として相互扶助があり、自由があり、欲望があることを描き出す。 音楽や映画、文学、思想を軽やかに跳躍して、硬軟織り交ぜた文体とときに挑発的な語り口で国家や資本主義と対峙する。そして、不断の努力と相互扶助で日々の営みを支え、小さなさざ波から大きな潮目を変えていく、日常にあるアナキズムの可能性を活写する。
  • エブリデイ・ユートピア
    NEW
    -
    トマ・ピケティ絶賛! ユートピアは夢物語ではない。プラトンから現代まで、多様な共同体の豊富な実例を参照しながらより幸福な暮らしのあり方を考える、閉塞感に満ちた時代の希望の一冊。 ユートピア・イズ・バック! 歴史は夢みる人によって作られてきた。必読 トマ・ピケティ(『21世紀の資本』)絶賛 ユートピア=夢物語ではない 私的生活から社会を変える 古代ギリシャのピタゴラスから 現代コロンビアの「家母長制」エコビレッジまで 様々な思想やコミュニティの実践を参照しながら 戦闘的オプティミズムで 資本主義リアリズムと冷笑に挑む
  • 中国 vs. 世界 最終戦争論 そして、ポスト・コロナ世界の「復興」が始まる
    NEW
    3.0
    1巻1,320円 (税込)
    新型コロナウイルスの発生と「マスク外交」、「一帯一路」戦略、 香港を破壊し台湾を脅かす「新中華思想」の危険性…… なぜ、世界は「習近平」を絶対に許さないのか? ……日本が翻弄されない「たったひとつの方法」とは? 史上最悪のファシズム国家中国とのこの戦いの結果によって、 われわれの自由世界は生きるか死ぬかの岐路に立たされるであろう。 自由世界はどうして中国との最後の戦いに挑まなければならないのか、 この戦う相手の中国はいったいどういう国なのか、 われわれは今後この中国とどのように戦うべきなのか、 己を知り彼を知ること、戦いの戦略や方策を考え抜くこと。 それは勝利の前提条件である。(「はじめに」より) これが、われわれの想像を超えた習近平包囲網の「リアルな姿」だ! ●「中国共産党成立100周年演説」に込められた意味 ●トランプの「貿易カード」とバイデンの「人権カード」 ●日本に仕掛けられた中国の「世論工作」 ●習近平は「毛沢東」にはなれない ●学校の必修カリキュラムとなった「習近平思想」 ●「共産党王朝」終焉の予兆 ●習近平は必ず台湾を獲りにくる ●バイデンの「防衛義務」発言の真意 ●欧米の対中姿勢がはらむ矛盾 ●本当は縮小傾向にある中国経済 ●野望のためならタリバンとも手を結ぶ習近平 ●ミャンマーのクーデターでも暗躍した中国 ●習近平の首根っこをつかんでいるアメリカ ●もはや中国は「戦時体制」に入っている ほか

    試し読み

    フォロー
  • 中村天風 「自力」で運命を動かせ 「絶対積極」で生きる4つの方法論
    NEW
    -
    1巻1,320円 (税込)
    大谷翔平選手も愛読する中村天風の解説書、累計50万部突破! 2021年MLBア・リーグMVP、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手、 2021年日本シリーズ優勝、ヤクルトスワローズの礎を築いた名将・広岡達朗氏を 「圧倒的成功」に導いた、人生哲学の真髄 天風の人生と、「実践法」に深化させた3人の弟子に学ぶ 大谷翔平選手のようなアスリートにしろ、 広岡達朗さんのようなマネジメント層にしろ、 具体的な結果が求められる「実践の世界」に生きています。 彼らは、常に周囲からの懐疑的な意見や批判にさらされ、 失敗すれば「それ、みたことか」と揶揄される。 想像を絶する孤独を感じるはずです。 そんな状況で戦っているからこそ、己の「信念」を失わず、 ブレないことの正しさを説く天風の教えに心酔するのでしょう。 (『週刊現代』2018年12月8日号の筆者コメントを一部改筆) 本書の特徴は、読むだけで天風哲学の深みがわかるところにあります。 ◎第一章―中村天風の生涯をわかりやすく紹介します。 新しい試みとして、天風の人と思想を「他力」と「自力」の観点から見つめ直しました。 ◎第二章―天風会第二代会長・安武貞雄は人生のどん底で天風に出会いました。 安武ほど、天風哲学の根幹をなす「積極」を深めた人物はいません。 ◎第三章―天風会第四代会長・杉山彦一は「生命」の観点から天風哲学を見つめました。 生かされた生命を力強く生き抜く実践法こそが天風の教えだと説きました。 ◎第四章―森本節躬は、天風の坐禅法についてユニークな体験と見解を語ったひとりです。 秘密のベールに包まれた「安定打坐法」をわかりやすく解明します。 本書は、どうしてもお伝えしたいことを集約した集大成といってもいいでしょう。(「はじめに」より)

    試し読み

    フォロー
  • ロシア・チェチェン戦争の628日
    NEW
    4.0
    小学館ノンフィクション賞優秀賞受賞作『カフカスの小さな国』、緊急復刊! 自由か、死か…… 人口80万の小国チェチェンはいかにして大国ロシアの侵攻をはねかえしたのか? 自らの「独立と誇り」をかけたチェチェン戦士たちの1年8か月にわたる戦いに 極限まで接近した傑作ノンフィクション!! プーチンとウクライナの「未来」を読み解く鍵 ウクライナ侵攻の原点は第二次チェチェン戦争と言って間違いない。 侵略される側からすれば「抵抗の原点」と位置付けられるであろう。 そういう意味でチェチェンの抵抗とウクライナの抵抗は相通じるものがある。 そして、少数者が持つ抵抗の思想と文化の中に、 これからの世界の未来を照らす光のようなものを私は感じるのだ。(「はじめに」より) 「ロシア支配」からの独立を目指して戦った人々を現地取材! 2022年2月24日、ロシア軍による ウクライナ全面侵攻のニュースが飛び込んできた。 その瞬間、私は、28年前に始まったチェチェン戦争を思い出し、 その当時から現在に至るまで起きた出来事の数々が、 ビデオを高速で巻き戻すかのように蘇ってきたのである。 なぜなら、ソ連崩壊で政治も経済も精神的にも混迷を深めたロシアが、 かつての大ロシアの栄光を求めて暴走し始めたのが、チェチェン戦争だからだ。 その延長線上にウクライナ戦争があるとも言えるだろう。(「はじめに」より)

    試し読み

    フォロー
  • 日本の赤い霧 極左労働組合の日本破壊工作
    NEW
    3.0
    なぜ、マスコミは、〈彼ら〉の暗躍を黙殺するのか? 超一級資料と当事者インタビューで、日本の企業を陰で操る「組織」の正体に迫る! ソビエト・コミンテルン、中国共産党が操る「左翼思想」から決別せよ! 「左翼労組」と戦い続けた50年の記録 今、日本は「内なる敵」によって分断の危機にさらされています。 彼らは中国、北朝鮮、ロシアといった外国勢力とも連携し、 長い時間をかけて日本国内で分断工作を推進してきました。 その「内なる敵」とは「左翼」です。 左翼の恐ろしさは、ほんの少数で組織の中枢に潜り込み、 組織全体をコントロールしうるほどの影響力を発揮するところです。 今や第四権力といわれる「マスコミ」の内部にも浸透し、 連動しながら国論の分断工作を推し進めてきました。 この「内なる敵」が、「日本弱体化政策」という土台のもとに、 どのように日本支配を企てたか、 その実態を経験にもとづいてまとめたのが本書です。(「はじめに」より)

    試し読み

    フォロー
  • むけいびと
    NEW
    -
    岩手県一関市が生んだ偉人を描く歴史長編小説! 刑法思想の根本原理を論じた『無刑録』の 著者・芦東山の“ブレない”人生!! 江戸時代中期、刑が無くても犯罪が発生しないような理想の世を求め、 仙台藩儒学者・芦東山が23年にも及ぶ幽閉生活の中で著した『無刑録』。 刑罰は犯罪に対する報復だとする応報刑論が主流だった当時、 人間尊重の立場から犯罪者を更生させるための手段との 教育刑論を唱えたこの書は、近代刑法論書の先駆けとなるものだった。 逆境を乗り越え、己の考えを貫き通した生涯とは―ー。
  • 若者が選んだ安倍晋三100のことば
    NEW
    -
    元総理の安倍晋三氏が生前、演説や式典で残したメッセージの中から、印象に残った100のことばを若者が選びました。 その選んだ理由と解説補足から、日本を代表するリーダーの思想を学べる一冊です。 ●第1章 リーダーの信念 ・批判を受ければ受けるほど、「やってやろう」と闘志が湧いてきます。 ・わたしの世代でこの問題に終止符を打つ決意でのぞみたい。 ●第2章 挑戦する言葉 ・実行なくして成長なし。アクションこそが、私の成長戦略です。 ●第3章 日本を語る ・復興という言葉だけを叫んでも何も変わりません。 ●第4章 日本と世界 ・私の信じるところ、強い日本は、世界の利益に最もかないます。 ●第5章 次世代へ ・皆さんの溢れる若い力でよりよい世界を創ってください。 ●安倍晋三 年表
  • 暴虐と虐殺の世界史 人類を恐怖と絶望の底に突き落とした英傑ワーストイレブン
    NEW
    -
    歴史上、人を最も多く殺したのは誰なのか? 暴虐から読み解く異色の世界史! 全ての悲劇はマルクスとダーウィンの手紙のやり取りから始まった……? ヒトラー、スターリン、毛沢東、コロンブス、ルソー……人類に錯乱と狂気の時代をもたらした11人の英傑たち。 リクルート「スタディサプリ」人気講師がひも解く「悪の世界史」。  フランス人啓蒙思想家ルソーの代表作が、1762年に発表された『社会契約論』ですが、その書のキーワードは「一般意志(人民の意志)」です。中学生の社会科の教科書にあるように「国民主権」という考え方の基礎となりましたが、受け止め方次第で、これほど恐ろしい言葉はありません。  ルソーの思想は穏健に適用すれば、たしかに民主主義につながります。しかし「一般」「人民」の定義を怨みに燃えた特定の「社会階級」に適用した場合には、それは革命と虐殺と略奪に大義を与えるものにもなるのです。 (本書 プロローグより) 《目次》 プロローグ 人類を狂気の時代へ貶めた11人 第1講 宗教と科学、そして思想の変異 第2講 設計主義 第3講 主権論争 第4講 思想のグランドデザイン 第5講 地上における「神の代理人」 第6講 「ハム仮説」というフィクションと悲劇 第7講 「神の国」アメリカの大義 第8講  イスラエルとウクライナ――ふたつの戦争と「死の商人」
  • 第三文明2024年7月号
    NEW
    -
    『第三文明』2024年7月号 【特集】〈「ケア」をしあう社会〉かけがえのない他者と支え合って生きる――「ケア中心社会」へ 竹端寛/現代社会に必要なダブルケアという視点 相馬直子/高次脳機能障害と若年性認知症支援を 駒井由起子/【特別企画】〈プチアウトドアのすすめ〉心身ともに健康に! サイクリングの魅力 渋井亮太郎/イスを持って出かけよう! 「チェアリング」で自然を満喫 パリッコ/身近な非日常 「ベランピング」を楽しもう! 小雀陣二/【インタビュー】[ワハハ本舗40周年記念対談]今後も誠心誠意〝くだらないこと〟を続けたい! 柴田理恵×佐藤正宏/[対談]"あきらめない心"が結実した世界初の薬事承認 茂木健一郎×織田友理子/500年の時を超えて受け継がれた楠木正成の志 一坂太郎/福島の知見を生かして情報災害に対峙する 林智裕/[講演会]「水墨画と法華文化を語る」 傅益瑤/政治改革は公明党が主導すべし 藪野祐三/[寄稿]田村委員長の"嘘"と相次ぐ民事訴訟 柳原滋雄/【TOPIC】[映画紹介]石原さとみ主演『ミッシング』が映し出す社会と人間――悪意、暴力、苦しみ、そして一筋の光/市民社会や若者が地球規模の課題を解決する時代の到来/【連載記事】《希望の源泉・池田思想を読み解く*佐藤優》(96)リーダー論として読み解く「観音品」/《人生を切りひらく力~池田大作の読書論》(16)/《シリーズ震災からの歩み》(146)地域は大きな家族――循環型支援の取り組み 馬場照子/《シリーズ「こどもまんなか社会」への道》(4)保護犬を介した子ども・若者への自立支援 上山琴美/《戦間期の世界と遷移期の米国――不確実な時代を日本はどう歩むか》(2)恩師・五百旗頭真先生のご逝去――人間愛ほとばしる師の志を継承 簑原俊洋/《池田大作と中国――万代にわたる日中友好*胡金定》(57)敦煌のロマンが結んだ交流/《RE:THINK~青年たちの仏法探究~》(14)/《生まれ変わるような朝に*柳美里》(8)親心のアンビバレント/《二宮清純presents対論・勝利学》自ら立てた目標に対する強烈なこだわりと挑戦 木村敬一/《柳生九兵衛のおでん食うべえ!》(25)青森生姜味噌おでん/《作家・雨宮処凛が見る世界》「こわれ者の祭典」/《笑顔の世界へ*アグネス・チャン》会える時を逃さない/《連載漫画 子連れ宇宙人パテラさん》(37)「"子持ち様"上等!?」/ほか/*電子版は、印刷版とは一部内容が異なります。掲載されないページ、写真があります。また、機能上の制約その他の理由により、印刷版と異なる表記・表示をした箇所があります。
  • 二百十日・野分(新潮文庫)
    NEW
    4.0
    “豆腐屋主義”の圭さんと奔放な性格の碌さん。江戸っ子二人の軽妙な会話を通じて、金持が幅をきかす社会を痛烈に批判する『二百十日』。理想主義が高じて失職した元中学教師の文筆家・白井道也と二人の青年・高橋と中野。学問、金、恋、人生の葛藤を描く『野分』。漱石の思想や哲学をもっとも鮮やかに体現する二作品。(解説・紅野敏郎)
  • ニッポンの思想 増補新版
    NEW
    4.7
    80年代の浅田彰・中沢新一・柄谷行人・蓮實重彦がもたらした知の衝撃、90年代における福田和也・大塚英志・宮台真司の存在感、ゼロ年代を牽引した東浩紀、テン年代と切り結ぶ國分功一郎と千葉雅也―。およそ半世紀にわたるこの国の思想と批評の奔流を一望したベストセラーに、二つの新章を加え更新して文庫化。
  • シリーズ「あいだで考える」 ハマれないまま、生きてます こどもとおとなのあいだ
    NEW
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    いま、子どもと大人の境界はますます曖昧になっている。本書では、子どもにも大人にもハマれないまま生きてきた著者が、自らの「子どもと大人のあいだ」を見つめ、そこにうごめく性と暴力、死への衝動や生のあがきを正直に、飄々と描く。幼少時から周囲の求める「○○らしさ」と闘い、やがてフェミニズムとキリスト教に出会い、言葉と思想を得てきたプロセスを語りだす。子ども/大人の二分法を超え「ひと」のありようを問う1冊。
  • 縄文文明の謎を解く 日本が世界の中心であるこれだけの理由
    NEW
    -
    いま大注目の縄文時代。 大人気の国史啓蒙家のねずさんこと小名木善行氏が教科書ではわからない超古代史をひも解いていきます。 日本が世界の中心であることは、縄文文明から見ればまぎれもないことです。 そして、日本人が本当の力に目覚めると、世界をよきほうへ導いていけます。 今、世界は、人々の一隅を照らす力によって、激変していくのです。 【主な内容】 はじめに―――世界で最も古い文化文明を持った国・日本 序章 発想が違う日本人と縄文の世界 労働と出産は神の罰の西洋 苦しみをよろこびに変えるのが日本人の発想 世界の「初期条件」は日本が変える 第1章 封印の縄文を解く・日本人の覚醒 世界最先端だった「縄文文明」 黒曜石が拓く文明の夜明け 天変地異との共存が生んだ智慧 第2章 真実の世界史・世界の中の日本 日本は天国の場所にある 世界地図を一変させたモンゴル帝国 ジンギスカンの謎 「大切なものは隠す」日本文化の神髄 第3章 日本が目指した理想の世界 文明は海洋からはじまった 世界各地へ進出した縄文人 世界を巡った古代日本人 3・5万年争わなかった平和な民族 第4章 戦争のない時代・見えない世界とのつながり 生者と死者の親密な関係 日本に通底する7つの思想 天皇が国民を守る「四方拝」 神々と国民を「女性」がつなぐ世界 多数決型民主主義vs.結界型民主主義 終章 人々の「一隅を照らす」力が世界を激変させる
  • マンガ版 教養として学んでおきたい哲学
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 難解なイメージが先行しがちな哲学が、マンガでスッキリわかる! 2019年6月発売の『教養として学んでおきたい哲学』(マイナビ新書)が、マンガになりました! 哲学というと難解なイメージが先行しがちな学問ですが。 本書では、哲学についてやさしく詳しく解き明かし、その概念、歴史、代表的な哲学者たち、主な議論など、教養として学んでおくべき主な事柄について解説します。 さらに今回、解説の前半部をマンガにすることで、より読みやすく、わかりやすい本になりました! 序 章 哲学というものを理解するには 第1章 いま改めて哲学を学ぶべき理由 第2章 そもそも哲学とは、どんなことをするのか? 第3章 哲学の歴史と概念を知っておこう① 第4章 哲学の歴史と概念を知っておこう① 第5章 20世紀における哲学の3大潮流 第6章 現代社会で哲学は役に立つのか? 第7層 今後の哲学を展望する 岡本裕一朗 1954年生まれ。玉川大学名誉教授。九州大学大学院文学研究科哲学・倫理学専攻修了。九州大学文学部助手を経て現職。西洋の近現代思想を専門とするが興味関心は幅広く、哲学とテクノロジーの領域横断的な研究をしている。2016年に発表した『いま世界の哲学者が考えていること』は、マルクス・ガブリエルやダニエル・デネットなど現代の哲学者の思考を明快にまとめあげベストセラーとなった。他の著書に『ポストモダンの思想的根拠』『フランス現代思想史』『人工知能に哲学を教えたら』など多数。 永野あかね 1987年に『ファンロード』で作品を発表し漫画家としてデビュー。 『月刊少年マガジンスペシャル』で『猫でごめん! 』の連載を開始。 『コンバット☆ハイスクール』『ふぁんたじあ』『ぱぴるす戦士ライフマン! 』『ぴ・あ・す1』などの作品を発表。 『プロレスTODAY』でプロレス観戦を題材にした『ROAD TO ぷ女子』を連載。『みかんかっぱ』ホラーシルキーにて連載中(原案/小林康之)。
  • 改訂新版 前処理大全~SQL/pandas/Polars実践テクニック
    NEW
    -
    【データ加工の技とモダンなコードで織りなすAwesomeな実践知識を厳選!】  BigQuery、Pandas、Polarsを使った実用的なモダン前処理を学びましょう!  データ分析において前処理が重要かつ多くの時間をとられる業務であることは広く知られてきました。同時に前処理を実現するためのライブラリは大きく改善されてきています。また、機械学習モデルの進化によって、求められる前処理の内容も変わってきています。本書は、初めて学ぶ方にも昔学んでから知識をアップデートしていない方にも、悪いサンプルコードと良いサンプルコードを紹介しながら丁寧にデータ分析の前処理を学べる技術書です。  本書は、第一版の前処理大全から大きく構成や内容を変更しています。SQLはBigQuery準拠に変更し、Pandasは最新バージョンの思想に沿い新機能を使ったコードに変更しました。Rの代わりにR同様にパイプラインで書きやすくかつ処理エンジンがRustベースで書かれているため高速なPolarsに変更しました。また、前処理内容も大きく変更し、より現在よく使われる処理を実用ケースとともに解説しています。また、新たな試みとしてコラムとして少しマニアックだけど役立つプログラムの裏側の解説や分析テクニックを紹介しており、中級者の方にとっても有用な知識をお届けしています。 ■こんな方におすすめ データ処理業務に従事するエンジニア、データ分析者 ■目次 ●Part1 前処理の基礎知識   第1章 前処理とは   第2章 SQL   第3章 pandas   第4章 Polars ●Part2 データの構造を対象とした前処理   第5章 抽出   第6章 集約   第7章 結合   第8章 分割   第9章 整形 ●Part3 データの内容を対象とした前処理   第10章 数値   第11章 カテゴリ   第12章 日時   第13章 文字列   第14章 ウィンドウ関数 ●Part4 実践前処理   第15章 演習問題 ■著者プロフィール 本橋智光(モトハシトモミツ):SIerの研究員、Web系企業の分析者を経て、SUSMEDのCTO。株式会社ホクソエムのメンバーでもある。基盤・Webアプリ・機械学習・数理最適化等幅広くこなす。最近の好きなプログラミング言語はRust。 橋本秀太郎(ハシモトシュウタロウ):北海道大学 大学院情報科学研究科 博士後期課程修了。博士(情報科学)。大学院修了後はSIerでデータ分析関連の研究開発やコンサルティングに従事。現在は国内でも有数の膨大なデータを持つインターネット企業に勤め、データサイエンスチームのリードとして、日々サービスグロースのためのデータ分析を行う。
  • 時空旅人 2024年7月号 Vol.80
    NEW
    -
    【電子版では配信されないコンテンツが含まれるため、お求めやすい価格となっています】 空海と密教 魔を打ち破る言霊の力 時空を超えるArt CAMPANOLA × 時空旅人 永遠の時の彼方へ 目次 創建1200年記念 特別展「神護寺─空海と真言密教のはじまり」 天長元年(八二四)創建 神護寺【京都市右京区】 【巻頭言】空海と日本密教 空海と密教を紐解くキーワード 第一章 曼荼羅として残す、空海の思想 延暦十五年(七九六)創建 東寺[教王護国寺]【京都市南区】  毎朝午前六時、暁天の下 弘法大師空海に一の膳、二の膳、お茶を供える 生身供  Special Interview 第二五七世東寺長者 飛鷹全隆 なぜ東寺は特別な存在とされるのか? 第二章 真言宗の名刹を往く 貞観十六年(八七四)創建 醍醐寺【京都市伏見区】  伝・斉衡二年(八五五)創建 御寺 泉涌寺【京都市東山区】  大同年間(八〇六─八一〇)創建 今熊野観音寺【京都市東山区】  大同元年(八〇六)創建 来迎院【京都市東山区】  智証大師・円珍と天台密教の発展 三井寺(園城寺)を訪ねて【滋賀県大津市】 第三章 空海、永き旅路の果てに 高野山─密教の聖地を求めて─ 弘仁七年(八一六)創建 総本山金剛峯寺  Column 総本山智積院別院 真福寺【東京都港区】 阿字観のすすめ 語り継がれなかった徳川近代 英雄好みの粋な老舗 男の隠れ家 PREMIUM 厳選グッズ通販 時空旅人SELECT SHOP 昔町逍遥 告知 バックナンバー 大河ドラマ「光る君へ」 Culture Topic Reader’s Voice 超映画史批評 奥付 裏表紙

    試し読み

    フォロー
  • 戦時から目覚めよ 未来なき今、何をなすべきか
    NEW
    -
    人類の”大惨事”は避けられるか? 気候変動、生態系の破壊、食糧危機、世界大戦――人類の破滅を防ぐための時間がもう残されていないのだとしたら、我々は今何をなすべきなのか?パンデミックを経てますます注目される現代思想の奇才が、西欧と世界で今起きている事象の本質をえぐり、混迷と分断渦巻く世界の「可能性」を問う。
  • 最終講義 学究の極み
    続巻入荷
    -
    日本の知の礎を築いたのは、飽くなき探求心を持ちつづけた学者たちだった。土居健郎は言う、「まず「わかる」とはどういうことかということをわかる必要があるでしょう」。禅の本質を説く鈴木大拙、インド思想史に人類史的な普遍性を見た中村元、心理療法の目的を自身の物語の発見に見いだした河合隼雄、人間と自然の関係の変化が歴史学に課題をもたらしたと指摘する網野善彦……。日本を代表する「知の巨人」たち、その学問の総決算ともいえる最終講義を精選したアンソロジー。「学究の極み」篇では、日本の知の礎を築いた学者たちが生涯をかけて追究した研究テーマ、その集大成を披露した講義を収録。冒頭に各講義の要約を付し、難解な講義も概要をつかみやすくした。推薦・若松英輔
  • 教養としての「中国史」の読み方
    NEW
    4.2
    1巻1,699円 (税込)
    保阪正康氏、推薦! 「中国を知る最良の方法とは何か? それは中国特有の歴史構造を読み解くことだ。本書はまさにその最適な書である」最も近接し、否応なくつきあわねばならない大国――中国。中国を知ることは、日本人が現代の世界に生きていくうえで必須喫緊の課題であり、いま求められている教養です。なぜ中国は「一つの中国」に固執するのか。なぜ中国はあれほど強烈な「中華思想」をもつのか。なぜ中国は「共産党一党独裁」になったのか。なぜ中国はあれほど格差が大きいのか。なぜ中国は「産業革命」が起きなかったのか。「対の構造」をはじめとする中国の個性がわかれば、こうした疑問を解き明かす道筋が見えてくる! 東洋史研究の第一人者が明快に語る隣国の本当の姿。
  • 人新世と芸術
    NEW
    -
    人新世(アントロポセン)。人類が地球の地質や生態系に与えた影響に注目し、近年提唱されている地質区分である。人新世は、気候変動や環境破壊をもたらし地球を危機に陥れた。では芸術はこれとどうかかわってきただろう。美術作品は環境変化にきわめて敏感であり、芸術とサイエンスをつなぐものとしてエコロジーの思想は培われてきたのではないか。そういった見通しの下、17世紀から20世紀に描かれた美術作品に焦点を当て検討する。優れた観察者で、記録者だった画家たちはその変化をどう描いただろう。新たな西洋美術の見取り図を提案する。 【目次】第1章 かつて地球は寒かった――小氷期とコロニアリズム/第2章 エコロジーとエコノミー/第3章 火山の噴火/第4章 アルプスの氷河/第5章 産業革命の表象/第6章 霧のロンドン/第7章 印象派と大気汚染
  • 最高の人生を約束する 自分の磨き方
    NEW
    -
    自分を徹底的に信じれば、道は開ける あらゆる自己啓発書の原点 カーネギー ナポレオン・ヒル エジソン 中村天風 松下幸之助 稲盛和夫 彼らの思想はすべてはオリソン・マーデンから始まった。 著書累計世界1000万部超! 19世紀に、聖書の次に多くの人の人生に影響を与えたとまで言われたオリソン・マーデン。 彼が残した数十冊の著作から不朽の成功哲学のエッセンスを抽出して、わかりやすく超訳しました。 ■オリソン・マーデンとは何者? オリソン・マーデンは19世紀アメリカで人気を得た実業家・自己啓発家。 7歳のときに孤児になったものの、勉学に励んでハーバード大学医学部に進学。 卒業後は実業家としてホテル経営に携わり、 その後、苦難にあえぐ人びとを励ますために40代で自己啓発作家に転身。 約30年にわたって、生涯で50冊以上の著作を残しました。 主著『前進あるのみ Pushing to the Front』は明治時代の日本で150万部を超えるミリオンセラー、全世界ではなんと1000万部を超える社会現象となりました。 凝縮された賢者の知恵は、 あなたに最高の人生を約束してくれることでしょう。 <編訳者あとがき より>  マーデンの代表作『Pushing to the Front』は明治期の日本に大きな影響力を与えました。たとえば、国民的作家である夏目漱石の『坊っちゃん』には次のような一節が出てきます。 「おれのような数学の教師にゴルキだが車力だが見当がつくものか、少しは遠慮するがいい。云うならフランクリンの自伝だとか『プッシング、ツー、ゼ、フロント』だとか、おれでも知ってる名を使うがいい」  つまり、ロシアの小説家ゴーリキーなどは聞いたこともないが、フランクリンの自伝やマーデンの本なら数学教師の自分でも題名だけは知っている、と漱石は主人公の坊っちゃんに言わせているわけです。  実際、どちらの本も一般大衆に広く受け入れられました。 (中略)  マーデンの成功哲学は単純明快ですが非常に奥が深く、とくにイギリスの自己啓発作家スマイルズの影響を受けて、刻苦勉励や自助努力といった伝統的な美徳を強調しています。 <最高の人生を約束する217の格言> 005 迷ったら前進せよ 035 自分で誇りに思える人間になる 048 与えられた時間で何ができるかを考える 081 ビジョンを思い描く 092 暗闇ではなく灯りを探そう 144 自信と勇気を持って道を切り開く 163 自助努力は最高の資本 166 人間は環境の産物である 175 すべきことは今すぐにする 177 自分を絶えず鍛錬する 203 今が人生で最高の時期だ ・・・etc 【目次】 パート1 自分の可能性を信じる パート2 粘り強く努力する パート3 人間関係を大切にする パート4 引き寄せの法則を活用する パート5 人生を楽しむ パート6 信念を持つ パート7 幸運をつかむ パート8 愛情と友情をはぐくむ
  • 宇宙・動物・資本主義
    NEW
    -
    人間とはいかなる存在か? 動物やAIは? そして社会はどこへ向かうのか? 初出6本を含む白熱の対論12本、全608頁! 哲学、倫理学、社会学、経済学、宇宙開発、ロボット工学、文芸批評、文化研究、SF、ファンタジー、コミック、アニメーション──現代日本が誇る不世出の社会哲学者・稲葉振一郎の膨大な仕事、広大な関心領域を一望のもとに収めた初の対談集。大屋雄裕、吉川浩満、岸政彦、田上孝一、飛浩隆、八代嘉美、小山田和仁、大澤博隆、柴田勝家、松崎有理、長谷敏司、三浦俊彦、河野真太郎、金子良事、梶谷懐、荒木優太、矢野利裕と第一線で活躍する作家、批評家、研究者を迎えて縦横無尽に語り尽くす。 【目次】 お先まっくらのだれも歩いたことのない未来を肯定する──まえがきにかえて 第1部 人間像・社会像の転換 01 新世紀の社会像とは?(×大屋雄裕)※本書初出 02 〈人間〉の未来/未来の〈人間〉(×吉川浩満) 03 社会学はどこまで行くのか?(×岸政彦) 第2部 動物・ロボット・AIの倫理 04 動物倫理学はいま何を考えるべきか?(×田上孝一) 05 AI「が」創る倫理──SFが幻視するもの(×飛浩隆×八代嘉美×小山田和仁) 第3部 SF的想像力の可能性 06 学問をSFする――新たな知の可能性?(×大澤博隆×柴田勝家×松崎有理×大庭弘継)※本書初出 07 SFと倫理(×長谷敏司×八代嘉美)※本書初出 08 思想は宇宙を目指せるか(×三浦俊彦) 第4部 文化・政治・資本主義 09 ポップカルチャーを社会的に読解する──ジェンダー、資本主義、労働(×河野真太郎)※本書初出 10 「新自由主義」議論の先を見据えて(×金子良事) 11 中国・村上春樹・『進撃の巨人』(×梶谷懐)※本書初出 12 どうしてわれわれはなんでもかんでも「新自由主義」のせいにしてしまうのか?(×荒木優太×矢野利裕)※本書初出 あとがき
  • 中江兆民 三酔人経綸問答
    NEW
    4.2
    一度酔えば即ち政治を論じ哲学を論じて止まるところを知らぬ南海先生のもとに,ある日洋学紳士,豪傑君という二人の客が訪れた.次第に酔を発した三人は,談論風発,大いに天下の趨勢を論じる.民権運動の現実に鍛え抜かれた強靱な思想の所産であり,日本における民主主義の可能性を追求した兆民第一の傑作.現代語訳と注を付す.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

    試し読み

    フォロー
  • 孝経・曾子
    NEW
    5.0
    「孝は徳の本なり,教えの由りて生ずる所なり」──孔子がその高弟曾子に,「孝」について説いた『孝経』.「孝」とは何か,「孝」によってあるべき世をいかに実現しうるかを語る本書は,『論語』とともに読み継がれ,東アジアの伝統的な道徳観の基底をなす,儒家の経典の一つ.曾子学派が師の言動と思想を伝える『曾子』を併収する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

    試し読み

    フォロー
  • 世界の潮流2024-25
    NEW
    -
    1巻1,760円 (税込)
    【内容紹介】 中東情勢/ウクライナ侵攻/中国経済危機…… 独裁化するマッドマンたちのフェイク情報を見破れ! マッキンゼー伝説のコンサルタントが、混迷する世界情勢を誰よりもわかりやすく分析! 「2時間でわかる世界情勢」をコンセプトにした『大前研一 世界の潮流』シリーズの最新刊が、今年は四六判にサイズアップして登場。 和平交渉が進まないまま周辺諸国への飛び火が懸念されるイスラエルとパレスチナの武力衝突、3年目を迎えても終息の目途が立たないロシアによるウクライナ侵攻、不動産バブル崩壊で深刻度を増す中国経済危機。そして、世界各国で続々と誕生している独裁的リーダー(マッドマン)たち。いま、世界で何が起こっているのか? 本書は読者が現在の世界情勢を正しく理解するためのさまざまな視点を提供。約50点に及ぶオリジナル図版を使ったビジュアル解説で、誰でもわかりやすく理解可能です! 【著者紹介】 [著]大前 研一(おおまえ・けんいち) 早稲田大学卒業後、東京工業大学で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得。日立製作所、マッキンゼー・アンド・カンパニーを経て、現在、ビジネス・ブレークスルー大学学長。著書に、『第4の波――大前流「21世紀型経済理論」』『経済参謀――日本人の給料を上げる最後の処方箋』(共に小学館)、『企業参謀――戦略的思考とはなにか』『世界の潮流』シリーズ、『日本の論点』シリーズ(共にプレジデント社刊)など多数ある。「ボーダレス経済学と地域国家論」提唱者。マッキンゼー時代にはウォール・ストリート・ジャーナル紙のコントリビューティング・エディターとして、また、ハーバード・ビジネス・レビュー誌では経済のボーダレス化に伴う企業の国際化の問題、都市の発展を中心として広がっていく新しい地域国家の概念などについて継続的に論文を発表していた。この功績により1987年にイタリア大統領よりピオマンズ賞を、1995年にはアメリカのノートルダム大学で名誉法学博士号を授与された。英国エコノミスト誌は、現代世界の思想的リーダーとしてアメリカにはピーター・ドラッカー(故人)やトム・ピーターズが、アジアには大前研一がいるが、ヨーロッパ大陸にはそれに匹敵するグールー(思想的指導者)がいない、と書いた。同誌の1993年グールー特集では世界のグールー17人の1人に、また1994年の特集では5人の中の1人として選ばれている。2005年の「Thi nkers50」でも、アジア人として唯一、トップに名を連ねている。 2005年、『The Next Global Stage』がWharton School Publishingから出版される。発売当初から評判を呼び、すでに13カ国以上の国で翻訳され、ベストセラーとなっている。経営コンサルタントとしても各国で活躍しながら、日本の疲弊した政治システムの改革と真の生活者主権国家実現のために、新しい提案・コンセプトを提供し続けている。経営や経済に関する多くの著書が世界各地で読まれている。 趣味はスキューバダイビング、ジェットスキー、オフロードバイク、スノーモービル、クラリネット。ジャネット夫人との間に二男。 【目次抜粋】 ■第1章|混迷を極める世界情勢 ――独裁化したマッドマンと止まらない右傾化 ■第2章|リセッション入りする世界経済 ――過剰債務とインフレが回復を阻害する ■第3章|凋落する日本 ――GDP世界第4位からの回復をするための処方せん ■第4章|中国の最新動向 ――孤立化する習近平のジレンマ ■第5章|2024年の世界はどうなるか ――日本が今すぐ取り組むべき課題
  • 一番わかりやすい はじめての四柱推命
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 四柱推命は、生まれた瞬間に決まる不変的な要素を扱う命術のひとつです。 古代中国の思想・哲学に基づいて読み解く理論性の高さが特徴で、 占いの帝王ともいわれます。 本書は、習得するのが難しいという声の多い四柱推命を、 とことんわかりやすく学べるようにした1冊です。 ●ポイントは3つ● 1、 本場、中国式四柱推命で自分を徹底的に知る! 初心者がしっかりマスターできるよう、生まれもった性質を知る基礎編に絞って構成。本場の中国式四柱推命で宿命を深掘りします。 2、 用語で迷子にならない! 古代中国の思想が根幹となるため、用語や概念がとらえにくい面も。イラストや図版をもちいて構成要素をひとつずつわかりやすく解説します。 3、 ワーク形式で読み解きやすい! 書き込み式ワークに沿って、項目ごとに積み重ねて占っていけるので、迷わず、挫折せずに実践的なリーディング力を身につけられます。 はじめての人にも、途中で諦めた人にも、学び直したい人にもおすすめの1冊です。 (※電子書籍の仕様により、本書掲載の「書き込み式ワーク」ページは書き込むことができません。 当該ページはご参考としてお読みいただくことを予めご了承願います。)
  • ジャック・デリダ 死後の生を与える
    NEW
    -
    脱構築の名のもと,新たな問いの領域を生涯にわたり開拓し続けた,現代思想最後の巨星.没後15年を経て,その影響はなお衰えをしらない.日本ではいまだ知られざる後期の思想,そしてさまざまな局面に波及する脱構築思想の広がりを一望し,その可能性を解き明かす.すべての読者に開かれた,新たなる入門の書.

    試し読み

    フォロー
  • 「反・東大」の思想史(新潮選書)
    NEW
    -
    国家のエリート養成機関として設立された「東大」。最高学府の一極集中に対し、昂然と反旗を翻した教育者・思想家がいた。慶應義塾、早稲田、京大、一橋、同志社、法律学校や大正自由教育を源流とする私立大学、さらには労働運動家、右翼まで……彼らが掲げた「反・東大」の論理とは? 「学力」とは何かを問う異形の思想史。
  • 聖なるロシアの復興 東ローマ帝国からプーチンへ引き継がれる その理念・歴史・オカルト思想
    NEW
    -
    プーチンに影響を与えた哲学者たちの思想を追った本書を読めば、 なぜ今、ロシアとウクライナの間で戦争が起きているのかが分かる! 脈々と続いてきたロシア的理念の歴史をひもとく待望の書全訳! ロシアは本当に「悪者」なのか? ニュースで知るロシアのすがたは本当のものなのか? ウクライナとの戦争で注目を浴びるロシアのその理念。 ロシアの隠された歴史とその思想を知れば、 なぜロシアが「国際秩序」と戦っているかがわかる! ヨーロッパ・オカルト思想史研究者ラックマンがいどむロシア思想のすがた。 プーチンが信じる強固なアイデンティティーの淵源はここにあった! ロシアの目指すものを知るための必読書! ナロードニキとレーニンからグルジェフ、ラスプーチン、ドゥーギンまで 気鋭のオカルト思想史研究家ラックマンによる待望のロシア・オカルト思想史。

    試し読み

    フォロー
  • 「実在」へのアリア──小林秀雄のベルクソン受容から
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 批評とは己の夢を懐疑的に語ること。ソクラテス、ラヴェッソン、ランボー、セザンヌ、モーツァルト、ゴッホ、そしてベルクソンへの考察を踏まえながらそれぞれの小林秀雄への思想的影響をさぐる。
  • 不寛容と格闘する啓蒙哲学者の軌跡──モーゼス・メンデルスゾーンの思想と現代性
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ユダヤ教徒のままで、いかにして近代ヨーロッパの市民となるのか。偏見や不寛容と格闘したユダヤ人啓蒙哲学者の姿を明らかにする。
  • 囲碁AIの技術と思想
    NEW
    -
    2016年、AIソフト「アルファ碁」がプロ囲碁棋士に圧勝した。以来、囲碁界は危機感を抱くとともに、AI技術への強い関心を持ってきた。NPO法人囲碁教育振興会を設立するなど、長年、囲碁教育の普及に取り組んできた本書の著者・坂じゅんいち氏も、AIについて、その誕生以来の歴史から研究。AI時代における囲碁と文化をテーマに本書を書き下ろした。囲碁だけでなくAIの仕組み、特徴についても、わかりやすく知ることができる一冊。
  • 大衆の反逆
    NEW
    -
    オルテガはスペインの哲学者、社会批評家。1930年に刊行され多くの国で話題となった本書は、大衆社会論の嚆矢とされる。20世紀は「一つの揺籃期」であるかのように見える時代であり、《大衆》が誕生した時代である。《大衆》は、諸権利を主張するばかりで、自らにたのむところ少なく、しかも凡庸たることの権利までも要求する。オルテガはこうした大衆化に抗して、自らに課せられた制約を積極的に引き受ける《真の貴族》を対置して、個人の理性を超えた伝統や良識を座標軸にすえる保守思想を提示する。予言と警世の書。
  • 福沢諭吉 「一身の独立」から「天下の独立」まで
    NEW
    -
    幕末から明治にかけて、来たるべき近代国家の在り方を構想した大思想家、福沢諭吉。 既存の研究では、彼の武士としての前半生は、ほとんど重視されてこなかった。 だが、未知の文明の受容と理解を可能にするためには、何らかの器が必要だったはずだ。 本書では、福沢の中で儒学の枠組みと西洋がいかに響き合い、どのような変化がもたらされたかを丹念に描く。 家族や男女関係など「私的領域」を含む社会を見据え、西洋思想の直輸入ではない「自由」と「独立」への道筋を示した、鮮烈な福沢諭吉論の誕生! 【目次】 はじめに――「議論の本位を定める」(『文明論之概略』第一章) 一、福沢の前半生――「一身にして二生を経る」(『文明論之概略』緒言) 二、西洋から学ぶ――「文字は観念の符号」(「福沢全集緒言」) 三、『中津留別の書』――「万物の霊」としての人間 四、『学問のすすめ』――自由と「一身の独立」 五、『文明論之概略』――文明と「一国の独立」 六、「徳」論の変化――「主観の自発」か「客観の外見」か 七、男女関係論――「一家の独立」 八、理想社会としての「文明の太平」――「天下の独立」 引用・参考文献 あとがき
  • 自由とセキュリティ
    NEW
    3.0
    安全への渇望か――。 それとも、多様性の重視か――。 私たちはいったい何を望んでいるのだろうか? ミルやホッブズ、ルソー、バーリン、シュミット、フーコーという六名の思想家の名著から“今”を読む 【推薦コメント】 人権か、覇権か。究極の難問に答える先人たちのエッセンスが詰まっている。 政治学者・姜尚中氏より 一流の思想を学ぶことは、三流の思想に囚われないためのセキュリティになる。 憲法学者・長谷部恭男氏より 【内容】 新型コロナ・ウイルス感染症の蔓延やロシアのウクライナ侵攻以降、人々が強く欲したセキュリティ。しかし、それと引き換えに脅かされたのは、自由と多様性だった――。 本書は、権力論・自由論研究の第一人者である著者が、ミルやホッブズ、ルソー、バーリン、シュミット、フーコーという六名の政治思想家の名著をアクチュアルに読解。 権力の一元化への衝動が強まる昨今の状況に一石を投じる。 真偽不明な情報や言説が飛び交う中、よりよく生きるための羅針盤は、古典の言葉にこそある。 【目次】 第1章:ミル『自由論』を読む 第2章:ホッブズ『リヴァイアサン』他を読む 第3章:ルソー『社会契約論』他を読む 第4章:バーリン「二つの自由概念」他を読む 第5章:シュミット『政治的なものの概念』を読む 第6章:フーコー『社会は防衛しなければならない』を読む
  • ソロー流究極のシンプルライフ
    NEW
    -
    およそ160年前にマサチューセッツ州のコンコードの若き哲人、ヘンリー;ディビッド;ソローといった。彼は『ウォールデン-森の生活』という文学的思想書を残したが、超絶主義の哲学者、詩人、環境科学者でもあった。生活をできるだけ簡素にすると人間はもっと賢く幸せに生きられるのではないか。それを実践して証明し、世の中の人々に知らせたい──ソローの生き方を解説した一冊。
  • 希望 消滅する日本で君はどう生きるか
    NEW
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ■「この国はおかしい」と思う 2%のあなたが目覚めれば、 社会は変わる! 崩壊したこの地で生き抜くための希望とは? 話題の医師が暴く日本の真実と、これからの生き方。 ■希望というのはまぶしい光であって、 目くらましにもなります。 唯一、道標になるものは、 行動であり、結果です。 【世界一人口が減り続ける日本】 【カネを最優先させるマスメディア】 【日本の水、土地、森林が買われていく】 【現代宗教が人を堕落させていく】 【支配者による隠ぺいの日本史】 【天皇はどこから来たのか?】 【日本を滅亡へ導く近代4大転換期】 【世界で唯一日本人が持つ思想】 【支配、差別、虐殺が目的の精神医学】 【すべての人間が持つ悪魔性】 【世界で唯一日本人が持つ思想】 【家庭崩壊を意図する共産主義】 【希望は箱のなかにある】 【地球とは「魂の牢獄」なのか?】 【死に方は自分で決める】 【「半農半X」という希望】 【「双翼思想」という政治思想】
  • 小さな声からはじまる建築思想
    NEW
    -
    1巻1,870円 (税込)
    くらしと地域に根ざした持続可能な建築と社会のあり方と、地震大国に即したまちづくりモデルを提示! 建物の耐震性や構造安全性の専門家として名高い著者は、建築の世界を志して以来、一貫してスクラップアンドビルドではなくストックを活用するまちづくりを提唱し続けてきた。 著者の言葉の端々には「一人ひとりの生活への想像力」が滲む。そのような姿勢は、一体どのように涵養されてきたのだろうか? 転機となった東大闘争、世界的な経済学者・宇沢弘文氏が唱えた「社会的共通資本」の理論が神田氏の建築思想に与えた影響などにも迫る。東日本大震災の発生直後から関わる三陸復興のプロジェクトを通して得た豊富な知見も収録! 【目次】 第1章 人間の生き方を法律が決めてよいのか 第2章 「建築基準法」から「建築基本法」へ 第3章 一人ひとりの生活のための建築――その思想の源流 第4章 阪神・淡路大震災の衝撃 第5章 耐震偽装問題とは何だったのか 第6章 原点としての東日本大震災――釜石市唐丹(とうに)町の復興プロジェクト 第7章 建築教育の役割と小学校の可能性 第8章 まちづくりと民主主義 【著者】 神田順 東京大学名誉教授。日本大学理工学部客員教授。1947年、岐阜県生まれ。東京大学工学部建築学科卒業。修士課程修了後、竹中工務店で構造設計業務に従事。1979年、エディンバラ大学PhD取得。東京大学工学部教授、同大学新領域創成科学研究科教授などを歴任。2003年より建築基本法制定準備会会長。著書『耐震建築の考え方』(岩波書店)、『安全な建物とは何か』(技術評論社)、『建築構造計画概論』(共立出版)など。
  • 茶の湯の不思議な“チカラ” 「侘数寄」から「わびとさび」へ
    NEW
    -
    茶の湯が成立して間もなくに確立したと思われる「侘数寄」の理念は、その必須の構成要件として、和歌と禅があると、『山上宗二記』などの茶書が説いています。その「侘数寄」の語句は、時間の経過とともに「わび」と「さび」の語句へと変化しますが、いずれも茶の湯の根源的なあり方を示すと考えられます。本書では、このような茶の湯のあり方や理念に関わる語句のいくつかを取り上げ、その根源を探り、ひいては茶の湯の考え方や思想について検討します。そして、茶の湯を通して勇気をもらったり、学ぶ人の生きる支えとなる、その不思議なチカラの源は何なのかを探っていきます。
  • シティズンシップの政治学[増補版] 国民・国家主義批判
    NEW
    -
    1巻2,475円 (税込)
    個人の尊厳を尊重する「国家」とは。フェミニズム・シティズンシップ論、ケア倫理へとその可能性を展開する 過去のシティズンシップ(市民権)論、主にリベラリズムの議論を批判的に再検討しながら、「平等で自由な人格」がよりよく尊重されるための新たな理念を構想する。いかなる者の視点をも排除しない可能性を秘めたフェミニズム・シティズンシップの議論につづき、ケアの倫理と新たな責任の理論を展開。 定評ある「シティズンシップ」論の入門書、ケア倫理の第一人者となった著者によるケア倫理への模索の書でもある。 【目次】 序 章 「平等で自由な人格」の尊重からの出発 第1章 シティズンシップと国民国家 第2章 現代リベラリズムとシティズンシップ 第3章 リベラル・シティズンシップへの批判 第4章 フェミニズム・シティズンシップ論へ 第5章 シティズンシップ論再考──責任論の観点から 【著者】 岡野八代 同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科教授。専門は、西洋政治思想、フェミニズム理論。 主な著書に、『フェミニズムの政治学──ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房)、『ケアするのは誰か?──新しい民主主義のかたちへ』(トロントとの共著、白澤社)、『ケアの倫理──フェミニズムの政治思想』(岩波新書)など。 訳書にキテイ『愛の労働あるいは依存とケアの正義論〔新装版〕』(共監訳、白澤社)、ケア・コレクティヴ『ケア宣言──相互依存の政治へ』(共訳、大月書店)など。
  • 【電子復刻】人間心理と宗教
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間の救いは東洋にあるーと断定してヨーロッパ学界を騒がせたユングの宗教思想を集約。相反する精神病理学と宗教にひとつの調和点を与えた本書は、ユング学理と魂の偉大さを雄弁に物語る。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】現代人のたましい
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 集合的無意識、心理的関係としての結婚、人間の心と母なる大地——ヨーロッパ思想界をリードするユング心理学の大綱。分析的心理学と文学作品との諸関係について/精神と生命/心と大地…ほか。[電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】生活について
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 神秘主義の山巓から山麓の世俗世界へ下ったエマソンが、現実の諸問題に対処して、英知にあふれた生活指針を示す。これらの諸篇は彼の円熟した思想を伝え、彼の思想の本質を理解させるだろう。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】精神について
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 1841年に出版された『エッセー第1集』からの論文を収録。初期に確立された神・自然・人についての思想を「歴史」「自己信頼」「愛」「知性」等の具体的なテーマに即して展開する。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】哲学の諸問題
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ジェイムズの哲学は体系をなさないのが基本的な特徴といってよい。しかし、思想の体系化に無関心であった訳ではなく、晩年にこの仕事に着手したが、死によって中断された、未完の体系である。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • 【電子復刻】美について
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エマソンの美学思想は彼の中心思想から派生したものであるといえるが、その中心思想は物質と精神の象徴関係を想像力により把握するところから出発した。 [電子書籍版]には、[デジタル・オンデマンド版]に含まれる「月報」は含まれていません。
  • SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望
    NEW
    5.0
    サディズム、マゾヒズム、フェティシズム、同性愛や異性装などのセクシュアリティをもつ人々が集った雑誌「奇譚クラブ」は、「その表紙に触れるだけでも戦慄が走る一種危険な雑誌」「戦後の裏文化の帝王」などと語られ名前だけは広く知られてきたが、雑誌の特色や内容に関する本格的な研究がなされてこなかった。 本書では、「奇譚クラブ」を含めた1950年代の戦後風俗雑誌7誌を全号通覧のうえ、類似雑誌の系譜・模倣関係を検証、「奇譚クラブ」の史料的特質とその重要性を浮き彫りにする。 吾妻新、沼正三、土路草一、古川裕子という4人の「奇譚クラブ」作家/思想家に着目する。戦後民主主義・近代化の潮流のなかで、サディスト・マゾヒストを自認した人々は、支配と暴力をめぐる欲望について何を考え、どう語ったのか。「家畜人ヤプー」「夜光島」などのポルノ小説やエロティックな告白手記から、主体性、自立、同意、愛をめぐる論点を取り出し、近代的な人間性をめぐる規範の限界をあぶり出す。
  • 臨済録のことば 禅の語録を読む
    -
    問「仏とは何ぞや」 答「三斤の麻」  一見ちんぷんかんぷんなこの問答。禅問答とはこのように不可解で、それを考え抜くことこそが修行だと思われてきた。しかし、問答が生まれた唐代の文脈に戻すと、思いがけないほど明晰で合理的なやりとりが立ち上がってくる。「ありのままで仏であり、仏性とともに躍動し、己れの外に何ら求める必要のない自己」を説いた臨済の生きたことばが、今あざやかによみがえる!  唐代の禅僧、臨済義玄(?―866 / 867年)のことばを集めた『臨済録』は、我が国の臨済宗では「録中の王(語録の王)」とも称されてきた。しかし「聖典」となる以前、『臨済録』が本来伝えようとしたものは何だったのか。有名な「仏に逢うては仏を殺し、祖に逢うては祖を殺す」は、何を意味しているのか。  夏目漱石や西田幾多郎、鈴木大拙など明治以降の知識人にも愛好され、欧米社会に輸出されて今やZENとして広く愛好されている禅理解は、いかなる解釈も受けつけぬ問答を旨とする宋代禅を起点としている。活気ある唐代禅から深淵な宋代禅へのダイナミックな転換、さらに日本の近代禅に続く禅問答の思想史を踏まえたうえで原典に向き合ったとき、『臨済録』の世界が了解可能な経験として、その豊かな姿を現し始める――。唐代禅の重要な特徴は「激烈な聖性否定の精神が、平凡な日常性の肯定と表裏一体になっている」ところにあると著者は言う。  いきいきとした現代語訳で、臨済のやりとりが目の前で繰り広げられているかのように、あざやかに描き出される。清新な語録の世界!(原本:『『臨済録』――禅の語録のことばと思想』岩波書店、2008年) 【本書の内容】 プロローグ――古典としての禅語録 第1部 「柏樹子」の思想史――書物の旅路 第一章 唐代の禅 第二章 宋代の禅――圜悟と大慧 第三章 『無門関』から日本近代の禅理解へ 第2部 『臨済録』導読――作品世界を読む 第一章 臨済の説法 第二章 事(じ)已(や)むを得ず――臨済院の説法 第三章 傍家波波地(ぼうけははじ)――自らを信じきれぬ者たち 第四章 未だ見処(けんじょ)有らざりし時――若き日の臨済 第五章 仏法無多子(むたす)――黄檗との因縁 第六章 ふたたび「祖師西来意」――祖仏と別ならず 第七章 無事(ぶじ)是れ貴人(きにん)――修行の否定と平常無事 第八章 無位の真人(しんにん) 第九章 空中の鈴の響き――臨済と普化 エピローグ――鈴木大拙と二〇世紀の禅
  • うつけ屋敷の旗本大家
    3.0
    大矢家当主・小太郎は、堅物の朴念仁。甲府から五年ぶりに江戸へ帰ると、博打で借金を作った父・官兵衛が、返済のために邸内で貸家を始めていた! しかも住人は、借家で賭場を開くゴロツキや、倒幕思想を持つ国学者など曲者揃い。そんな時、老中から条件付きで、小太郎の出世を約束してもらうのだが――。常識破りの親子バディシリーズ始動!
  • 中庸思想の源流
    -
    1巻1,100円 (税込)
    九十年の人生を振り返ると、小学校低学年の頃、母から教えられた「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の生き方が、私の人生の「芯」になっていたことを改めて確認した。  少年期から青年期にかけて左翼政治運動の渦中に身を置いたが、周囲はほとんどが極端を好む「過激」派的考えの持ち主ばかりだった。私は、彼らの跳ね上がりを抑える側に立っていたが、つねに孤立していた。政治運動における少数派の運命は、決まって悲惨である。あぶない経験もしたが、「過ぎたるは猶お及ばざるが如し」の中庸思想を貫いて生きてきたつもりである。  左翼運動を卒業してジャーナリズムの世界に入ったが、ジャーナリズムの世界でも「中庸」派はつねに少数派だった。とくにマスコミにおいては「極端」派が多数派だった。しかし、私の心身には「中庸思想」がしみついていて、極端派とは同調できなかった。  孔子とアリストテレスは、私の師である。『論語』と『ニコマコス倫理学』は最も大切な原典である。(著者あとがきより)
  • 来迎芸術
    -
    平安朝から鎌倉時代にかけて制作された阿弥陀来迎図・六道図・十界図などの浄土教美術の優品。これらの作品を、『往生要集』の思想や迎講・仏名会等の宗教行事と関連させ来迎芸術の真実に迫った名著。解説=山折哲雄・須藤弘敏
  • パンクの系譜学
    -
    1巻2,500円 (税込)
    パンクとは常に問い、それについて行動を起こすことだ━━。音楽だけでなく、アート、思想、運動の側面からも「パンク」の根源に迫る画期的著作。 労働者階級の若者による現状への怒りからイギリスで生まれたとされるパンク。その叫びのルーツには、アナキズムやコミュニズムといった思想、そしてダダから脈打つ前衛芸術史も刻まれていた。 奴隷制からポピュラー音楽の誕生、その後のフォーク、スキッフル、ガレージ、パンクへの道のりに、シチュアシオニト・インターナショナル、キング・モブといった運動が交差し、セックス・ピストルズ以降に現れたOi!、クラス、ポジティブ・フォース、ライオット・ガール、クィアコア、アフロパンク、アジアのパンクシーン、そして橋の下世界音楽祭へとつながっていく。 パンクの抵抗の系譜を辿りつつ、正史の陰に隠れた歴史に光をあてる画期的著作。Punk!展、ゲリラ・ガールズ展ほか、話題の展示のキュレーションを行う研究者による初単著。松村圭一郎さん、毛利嘉孝さん推薦! 【目次】 はじめに 第1部 パンクの思想とその文脈 第1章 アートスクール 第2章 共産主義(コミュニズム) 第3章 アナキズム 第2部 パンクの音楽における系譜 第4章 アフリカ系アメリカ人の歴史 第5章 フォーク 第6章 スキッフル 第7章 ガレージ 第8章 パンク 第3部 パンクのアートにおける系譜 第9章 DADA(ダダ) 第10章 レトリスム 第11章 シチュアシオニスト・インターナショナル 第12章 キング・モブ 第4部 セックス・ピストルズ以降 第13章 Oi! 第14章 アナーコ・パンク 第15章 ハードコア・パンク 第16章 ライオット・ガール 第17章 パンクと人種 第18章 パンクとクィア 第5部 アジアのパンクシーン 第19章 インドネシアのパンクシーン 第20章 ミャンマーのパンクシーン 第21章 日本のパンクシーン おわりに 【著者】 川上幸之介 1979年、山梨県生まれ。専門は現代美術/ポピュラー音楽。ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズMAファインアート修了。現在、倉敷芸術科学大学准教授。キュレーションに「Bedtime for Democracy」展、「Punk! The Revolution of Everyday Life」展、「ゲリラ・ガールズ展 『F』ワードの再解釈:フェミニズム!」など。
  • アルコール依存症治療を切り拓いた人 ―小杉好弘の診療活動と研究を振り返り未来につなぐ
    3.5
    日本初のアルコール依存症専門診療所を開設し、患者が地域で暮らすための支援を第一線で行った小杉好弘。アルコール依存症は何を病む病気なのか、当事者や家族等とどのような関係を結び診療したのか、回復に必要なのは何か等、その実践と研究業績を辿り、援助の思想に触れる。 ※本電子書籍は同名出版物(紙版)を底本として作成しました。記載内容は、印刷出版当時のものです。 ※紙版とは異なる表記・表現の場合があります。また、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。
  • 他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ
    3.0
    『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編本! 「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは?  感情的な共感の「シンパシー」ではなく、 意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。 この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。 うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。 新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。 他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。 ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書!  ――東畑開人 ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 九雷渓
    -
    読者に感動と熟思を 〈九雷渓〉はふしぎな河である。山にあたれば両岸がせまって急流となる。平地に出れば川はばがひろがり、しずかな流れになってしまう。急流のところで河は雷のような音をたてる。「九雷渓」という名は、そんな激流が九個所もあるという意味だろう。抒情詩人で激烈な革命家・史鉄峯を九雷渓の流れから連想できた。 満州事変(一九三一年九月)の翌年、日本は満州国の独立を宣言した。そして、一九三四年の春、蒋介石が率いる南京の国民政府は江西、福建の共産党軍に対して総攻撃をしかけた。このとき反政府組織の巨頭・史鉄峯は仲間の裏切りでつかまったといわれる。 裏切り者の末路は? そして史鉄峯の最後の身の処し方は? 「政治は思想であり従ってまた人間の取る行動である。それゆえに人間の健全な情熱の対象であって、小説の材料にもなることが、明らかにされている。だからこの小説を読んで感動するのである」(吉田健一「大衆文学時評」より)と評された名作。 ■好評! 尚文社版 電子書籍 陳舜臣 歴史推理『方壺園』『獣心図』ほか。
  • ブレイディの恒星占星術 ー恒星と惑星の組み合わせで読み解くあなたの運命ー
    -
    (内容紹介) 「星は知っている、あなたが知らないあなたを。」 英国屈指の占星術家による名著の邦訳版、ついに登場! 64の恒星から、あらたな可能性を探しませんか。 イギリス占星術協会「チャールズ・ハーベイ賞」受賞者の本! 恒星と惑星の組み合わせで読み解くあなたの運命 「恒星占星術では黄道座標上の十二星座以外の天空にある星も使用します。その際、星座単位ではなく、個別の恒星と惑星との組み合わせを解釈に使用します。 恒星占星術の技法は古代メソポタミアとエジプト時代が起源です。 近年はヴィジュアル・アストロロジー(視覚的占星術)と言われています。ヴィジュアル・アストロロジーは、直に星空を見て解釈し、判断します。」 (訳者あとがき)より 「この本で提示している六十四の星々は過去十五年にわたって扱い、ひとつの星が首尾一貫して象徴的な妥当性を示すのなら、そうした仲間の一員として認めてきました。他の占星術家たちはもちろん多かれ少なかれ星を扱うかもしれません。もし恒星を使用するのに不慣れであるのならば、まず明るい星から始めたいかもしれません(それぞれの星の等級を他の詳細と共に表にしています)、そして小さなグループに親しむ手助けを最初にしてくれるでしょう。」 「いったん星の表から恒星と惑星のパランを見つけてしまえば、個々の星を使用し始めることがいつでも可能になります。それぞれの星ごとにふたつのイメージが与えられています。最初はプトレマイオスの星の目録を反映している星座における星の位置について、第二に天球上の位置について。天球図では黄道上の牡羊座0度地点で示され(天の赤道と交差する)、経度が0度で一直線です。 世界の球体も二十四時間ごとに一度この特異な向きに位置するにもかかわらず、同様に示されます。そのため、天球において星の場所を理解する手助けとなります。」 「アルケスの意味、大切なものを運ぶカップ アルケスはコップ座の首星で聖杯を象徴している。したがってアルケスが関連するのは、スピリチュアル、神秘的、予言的な性質である。そして貴重なものを伝えることを意味する。思想、職業、哲学、芸術的表現、あるいは家系から受け継いだ遺伝子でさえあるかもしれない。アルケスがチャートにある場合、その人は何か貴重なものの相続人であることを示す。 出生時の軸に星が影響を与える場合 概念や元型を代表しているように見られ、他人のために計画を実行する。自分自身として見られるよう努力する。業績が人生を打ち負かすことがある。 アルバート・アインシュタイン 二十世紀のドイツの物理学者。相対性理論を生み出した。」 (以上、本文より) (目次)より抜粋 第一部 天空と星々を使用する 第二部 星の表 第三部 星と惑星の組み合わせ
  • まんが!100分de名著 日蓮の手紙
    -
    NHK『100分de名著』で大人気の放送回を まんがでわかりやすくした一冊! 病の苦しみ、死の悲しみ、仕事と人間関係の悩み…… 800年の時を超えて「いま」に届く 生きるのが楽になる日蓮のメッセージ 【目次】 <<第1章>>人間・日蓮の実像 <<第2章>>厳しい現実を生き抜く <<第3章>>女性たちの心に寄り添う <<第4章>>病や死と向き合う  日蓮の時代と、現在は八百年の時間差があるものの、現代の私たちに、 そのまま当てはまることが多く、日々の暮らしのアドバイスとして生きる勇気や、 自信が得られること請け合いです。  本書が漫画で表現されたことで、これまで日蓮とその思想に触れることのなかった 読者にも"人間日蓮"の実像を知っていただく機会ができたと喜んでいます。 誰しも、誤解されたままでいるのは、辛いものです。 楽しみながら、日蓮の人間性を知っていただけたら幸いです。 (「はじめに」より) ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
  • 歴史がわかる 今とつながる 対立の世界史図鑑
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 現在につながる重要な対立を 厳選してやさしく解説! ロシアのウクライナへの軍事侵攻、パレスチナの紛争など、世界ではまだ争いが絶えません。そこには、宗教、資源、領土、思想、民族などさまざまな要因があり、各国の国際関係が複雑に絡み合っています。それらをひも解く鍵として、この本では歴史のなかの「対立」に注目しました。過去の対立に現在の争いの理由があり、過去の対立が現在の国際関係をかたちづくっています。この本を読むことで、複雑そうに見えるあらゆる問題が「線」になり、日々報道されるニュースが理解できるようになるはずです。 《収録対立》 ペルシア戦争/アレクサンドロス大王の東方遠征 /ポエニ戦争/秦の統一戦争/ユダヤ戦争/ トゥール・ポワティエ間の戦い/タラス河畔の戦 い/レコンキスタ/十字軍遠征/ワールシュタッ トの戦い/百年戦争/コンスタンティノープル陥 落/メキシコ征服/ペルー征服/ユグノー戦争/ オランダ独立戦争(八十年戦争)/三十年戦争/ イギリス革命/北方戦争/スペイン継承戦争/七 年戦争/アメリカ独立戦争/フランス革命/ナポ レオン戦争/アヘン戦争/クリミア戦争/シパー ヒーの反乱(インド大反乱)/南北戦争/普仏戦 争(プロイセン・フランス戦争)/明治維新/日 清戦争/ファショダ事件/日露戦争/第一次世界 大戦/ロシア革命/日中戦争/第二次世界大戦/ 太平洋戦争/中国国共内戦/印パ戦争/中東戦争 /朝鮮戦争 /キューバ危機/ベトナム戦争/イ ラン革命/アフガニスタン侵攻/イラン・イラク 戦争/ユーゴスラヴィア内戦/湾岸戦争/アフガ ニスタン戦争/イラク戦争/ウクライナ侵攻/イ スラエル・ガザ戦争 <電子書籍について> ※本電子書籍は同じ書名の出版物を紙版とし電子書籍化したものです。 ※本電子書籍は固定型レイアウトタイプの電子書籍です。 ※本文に記載されている内容は、印刷出版当時の情報に基づき作成されたものです。 ※印刷出版を電子書籍化するにあたり、電子書籍としては不要な情報を含んでいる場合があります。また、印刷出版とは異なる表記・表現の場合があります。 株式会社西東社/seitosha
  • 忘れられた哲学者 土田杏村と文化への問い
    4.0
    西田幾多郎門下の哲学者、近代の可能性を追求した文明批評家、日本画家・土田麦僊の弟、自由大学運動の主導者……、土田杏村(一八九一~一九三四)。「文化とは何か」を問い、大正から昭和初期にかけて旺盛な著作活動を展開したにもかかわらず、戦後、人々の記憶から消えた。この〈忘れられた哲学者〉に光を当て、現象学と華厳思想に定位する「象徴主義」の哲学を読み解き、独自の「文化主義」の意義を問いなおす。
  • 自も他も生かす人生 ―あなたの悩みを解決する「心」と「知性」の磨き方―
    5.0
    自分自身を苦しめない。周りの人たちを害さない―― それが、ほんとうの幸せをつかむ道。 厳しい時代のなかでも、どんな環境であっても、 自分を磨くことが周りの人の幸せにつながっていく。 それが、ほんとうの幸せをつかむ「中道」の生き方です。 あなたが抱えるさまざまな悩みや苦しみを 具体的に解決し、未来へと続く道を見いだしていく。 巷のハウツー本や小手先のテクニックではなく、 人生がほんとうに好転していく智慧を わかりやすく説き明かした待望の最新刊! 第1章 中道に入る易しい考え方 ◇他人を害さず、自分も周りも生かすためには ◇知的活動を長く続けられる仕事スタイルとは ◇あなたの内面にある無限の力を手に入れる方法 第2章 実務的知性と宗教的知性 ◇進学、卒業、就職、結婚、出産、離婚、病気、転勤  人生の問題を消し込んでいく具体的な方法とは ◇この世的な能力が低いと悪霊や悪魔を呼び込む!? ◇仕事ができる人から組織を率いる人へと成長するために 第3章 光明思想と泥中の花 ◇病気や挫折から立ち直るための光明思想 ◇完璧主義ではなく、平均打率を考えて仕事をする ◇厳しい時代を生き抜く「泥中の花」の思想の大切さ どんな厳しい時代であっても、 “未来への生き筋”は見つかる。

    試し読み

    フォロー
  • 決定版 インドのことがマンガで3時間でわかる本
    -
    グローバルサウスの盟主・インドの「本当の姿」が1冊で丸わかり! 大人気の前作を、時代に即してリニューアル! 世界一となる14億人の若い人口を有し 超富裕層は桁違いの力を持ち、 中間層も成長してきたインド。 世界のイノベーションハブとしての注目も集まる中、 中国を回避して、 インドへ進出先を変える企業も続出中です。 政治の世界でも、 途上国の盟主として存在感を出しているインドの今を、 マンガで楽しくわかりやすく伝えます。 見開き展開で全ての項目にマンガがついているため、 サクサク読み進めることができます。 インドで働く上で知っておきたい、 ビジネス・政治・経済・文化などの情報が詰まっています。 海外進出を考えているビジネスパーソンだけでなく、 インドに興味をもちはじめた人のはじめの1冊としてもおすすめです。 ■目次 第1章 インドビジネス最前線 第2章 インド理解のきほんのき 第3章 複雑なインドの政治と外交 第4章 躍動するインド経済 第5章 インドビジネスへの進出 第6章 多様でディープなインドの社会と文化 ■著者紹介 関口真理:立教大学文学部博士前期課程修了。インド、南アジア近現代史。淑徳大学、大妻女子大学ほか兼任講師。月刊冊子「インド通信」(現在はウェブ版)の編集担当、メディアや一般に情報発信や取次ぎを行う。 中島 岳志:東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。専門は南アジア地域研究、近代思想史。 辻田祐子:日本貿易振興機構アジア経済研究所においてインドに関する調査研究に従事。 三輪博樹:筑波大学大学院国際政治経済学研究科単位取得退学。1999年-2002年、在インド日本国大使館専門調査員。現在、帝京大学法学部教授。専門は比較政治学、インド政治。 繁田 奈歩:インフォブリッジグループ代表 東京大学教育学部卒。現在、インド在住にてインド市場調査や進出コンサルティング、マーケティング・プロモーション等を行う。インド進出セミナー・講演等多数。
  • スマナサーラ長老が道元禅師を読む
    -
    鎌倉仏教を代表する祖師の一人、道元禅師(1200-1253)の著作をスリランカ上座仏教の長老が独自の視点で読み解き、道元思想がブッダ(釈尊)の教えに直結するものであることを明らかにする。

    試し読み

    フォロー
  • おしゃれな輸入建材 リノベ活用BOOK 輸入建材で彩る個性を活かしたリノベーション
    -
    リノベ&リフォームに役立つ輸入建材の施工事例150以上掲載! 中古住宅のリフォームやボロ戸建てのリノベーションから部屋のインテリアの模様替えまで、おしゃれな輸入建材で彩る個性豊かなスタイルを提案。洗面ボウルや鏡、水栓、アイアン建材、照明、ポスト、フェンスや階段にいたるまで実際の施工事例や多数の商品を紹介。ボロ家の衝撃ビフォーアフター実例や築古住宅専門不動産投資家のDIY紹介、ジェネリックチェアカタログなどリフォームに関連する企画も多数掲載。リフォーム予定の方や不動産投資家、住宅設備に携わる方は必見の内容です。 【目次】 ●INTRODUCTION ●再建築不可物件 BEFORE→AFTER ●SPECIAL INTERVIEW インテリアスタイリスト 窪川勝哉 ●日本一DIY会に人が集まる築古住宅専門不動産投資家のDIYに密着!! ●ボロ戸建ビフォー&アフター実例 ●おしゃれな輸入建材で洗面スペースをDIY SWEET/RETRO/SIMPLE/COOL/ORIENTAL/NATURAL/FUNNY ●エリック×ふかぽん ボロ戸建オーナー対談 ●スタイル特集① Think Your Style 洗面スペースで変わるおしゃれなインテリアスタイル集 ●スタイル特集② 再建築不可物件リノベ実例ビフォー&アフター カタログ ●SDGs推進がキーワード賢いリノベで「強い大家」になる! ●ChatGPTを使えばカンタンにできる 生成AIで部屋をデザインする ●スタイル特集③ エクステリア・インテリア建材カタログ ●Generic Chair Catalog 【著者】 入江尚之 1964年生まれ。株式会社インクコーポレーション代表。リフォーム、クリーニング業界の第一人者。「10年保証の洗えるクロス」を開発し、大ヒット商品に。その後も「タバコのコゲが消せる床材」、「割れないポスト」など数々のアイデア商品を次々に開発。ビジネスの立場から地球環境問題にも取り組み、問題提起を続ける21世紀型の経営者。著書に『禅の思想で幸せな大富豪』『ビジネスマンに贈る366日の朝メール』(ともに文芸社)、『「再建築不
  • SSL/TLS実践入門──Webの安全性を支える暗号化技術の設計思想
    -
    【暗号化通信のしくみを手を動かしながら理解する】 SSL/TLSは、通信の秘密を守るために利用されている通信プロトコルです。HTTPSやHTTP/3にも利用されており、今日のWebでは利用が一般的になっています。本書では、その最新バージョンであるTLS 1.3のしくみと、その使い方を解説します。SSL/TLSは公開されている実装例などを真似すれば基本的な動作はさせられますが、それを応用していくには技術に関する理論の理解が必須になります。しかしSSL/TLSに関連する技術は大変多く、かつそれらのドキュメントは不足している状態です。本書ではこの理論部分を丁寧に解説し、それを活かした形で実装例まで解説することで、Web開発者たちが望んでいる解説と実践を相互に接続します。 ■目次 ●第1章 SSL/TLSの世界へようこそ   暗号化の役割と重要性   SSL/TLSの歴史   SSL/TLSの定義   SSL/TLSの構成要素   終わりに ●第2章 暗号アルゴリズムと鍵   検証環境   共通鍵暗号   ストリーム暗号   ブロック暗号   ハッシュ関数   認証付き暗号   公開鍵暗号   デジタル署名   暗号鍵   鍵生成   鍵管理   終わりに ●第3章 SSL/TLSの各プロトコル詳細──Wiresharkによる解析   検証環境   最も代表的なプロトコル──Handshakeプロトコル   フルハンドシェイクの解析   セッション再開の解析   その他のプロトコル   TLS 1.3特有の仕組み   終わりに ●第4章 SSL/TLSの標準規格とPKI   検証環境   符号化とフォーマット   PKCS──公開鍵暗号標準   PKI──公開鍵基盤   PKIの利用──証明書のライフサイクル   終わりに ●第5章 OpenSSLによるSSL/TLSプログラミング入門   開発環境の構築   フルハンドシェイクの実装   セッション再開の実装   HRRの実装   0-RTT(Early Data)の実装   終わりに ●第6章 脅威・脆弱性   中間者攻撃──MITM(Man-In-The-Middleattack)   BEAST攻撃──ブロック暗号のIVを狙った攻撃   パディングオラクル攻撃──ブロック暗号のパディングを狙った攻撃   Lucky 13攻撃──タイミング攻撃、暗号アルゴリズムの実行時間に対する攻撃   POODLE攻撃──SSL 3.0のパディングチェック方式を狙った攻撃   CRIME攻撃──サイドチャネル攻撃、その他の物理的特性に対する攻撃   危殆化   量子コンピュータによる暗号解読の可能性   終わりに ●第7章 性能の測定   性能測定の目的──時代に合わせた選択をするため   測定環境の構築   プロトコルの性能   暗号アルゴリズムの性能──AES-GCMとChaCha20-Poly1305の測定   署名、鍵交換の性能   終わりに ●第8章 SSL/TLSが抱える課題と展望   仕様変更と普及の問題   PKIにおける課題   証明書の信頼性   SSL/TLSの展望   暗号化は必要か   終わりに ■著者プロフィール ●市原 創:大学時代にCGIプログラミングをしながら黎明期のインターネットに親しむ。修士課程修了後、電機メーカーで流通、金融等業務システムの基盤ソフトウェア開発や性能改善に従事。転籍後キヤノン製品や車載機器の制御ソフトウェアの開発業務の中で暗号技術と格闘する。現在はキヤノンITソリューションズ(株)のサイバーセキュリティラボでマルウェアや暗号技術の調査・研究・情報発信を担うリサーチャーとして活動中。 ●板倉 広明:小学生の頃プログラミングを始め、高校在学中はWeb分野に明け暮れる。大学で電気電子工学を学ぶ一方、Webサービスへの攻撃事例を見てリバースエンジニアリングなどセキュリティ分野に興味を持つ。その後はキヤノングループでキヤノン製品の画像処理・認証ソフトウェアの開発に従事。現在はキヤノンITソリューションズ(株)で組み込みソフトウェアのセキュリティを中心に活動中。バーチャルYouTuber「因幡はねる」の大ファン。
  • 和の思想 日本人の創造力
    4.0
    和服,和装,和食……,私たちになじみ深い「和」の一字だが,これは一体何を意味しているのだろうか.歴史をさかのぼってこの国の生活や文化を一望すると,海を越えてもたらされる文化を受容・選択し,さらに変容させた力が見えてくる.日本の詩歌もまたその創造力によって育まれた.俳句の実作者が和の核心を読み解く快著.

    試し読み

    フォロー
  • 親になる罪―反出生主義を乗り越えて―
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「子供を産む事は悪である」とする「反出生主義」の思想にハマった経験を持つ筆者。 既婚者でありながら、なぜそのような考えに至ったのか。 根底には自らが抱える生きづらさの問題があった。 子供を欲しがる妻との対立と不安定な日々。 そんな中で出会ったのはTwitter(現X)の仲間たち。 同じような苦しみを抱えた人たちが集まるSNSに著者は居場所を見出す。 だが、そこは「思想」とも「哲学」とも無縁な場所であった― いかにして著者は反出生主義を乗り越えたのか。 元・反出生主義者が主義を捨てるまでの葛藤を描き、反出生主義者の抱える「闇」に迫る。
  • 世界をアップデートする方法 哲学・思想の学び方(集英社インターナショナル)
    4.3
    哲学や思想を学ぶことは本来、とても面白い。それは、世界がどのように変遷してきたかがわかるから。本書の切り口は、哲学者や思想家たちの「常識破り」の作法。彼らは、当時の時代を支配する固定観念を壊し、新しい時代のあり方を提案してきた。そして実際に世界を変えてきた。私たちが歴史から学ぶべきは、今の固定観念は何なのか、それを打ち破るにはどうしたらよいか、その作法を学ぶことだ。たとえば、現代のエネルギーやお金、労働などの常識は本当なのか? 現代の常識をイノベートするための一冊。
  • 「在日」の精神史1 渡日・解放・分断の記憶
    -
    1~3巻2,860~2,970円 (税込)
    植民地時代,そして敗戦/解放後の70年を,「在日」はどのように生きてきたのか.1944年に在日朝鮮人二世として生まれ,「在日」の歴史と戦後日本70年の歩みを自らの人生そのものに体現してきた著者が,一世たちへの聞き書きや自伝的叙述も交えながら,「在日」の歴史と思想,そして生きざまの深部まで光を当てて描き出す体系的な精神史の試み.第1巻は植民地期から朝鮮戦争と日韓会談の開始前後まで.

    試し読み

    フォロー
  • 鶴見俊輔 混沌の哲学 アカデミズムを越えて
    -
    戦後日本を代表する知識人・鶴見俊輔は,民主主義と平和主義を社会に根づかせる積極的な役割を果たした人と目されながら,一方でそれらに対する懐疑を抱き続けていた.日常性に根ざす思考に可能性を見いだし,「新しい知」のあり方を模索し続けた鶴見が,彼方に見ていたものは何だったのか.その豊饒なる思想世界の解読に,「いのち」をめぐって問いを積み重ねてきた著者が挑む.

    試し読み

    フォロー
  • 白い拷問 自由のために闘うイラン女性の記録
    -
    「私はいま、家を去る最後の瞬間にこの文章を書いています。このあとすぐに私は刑務所に再び入れられます」 2023年に獄中でノーベル平和賞を受賞したナルゲス・モハンマディの手記と、ナルゲスによる13人の女性受刑者へのインタビューをまとめた衝撃のノンフィクション。 ●白い拷問とは? イランのエヴィーン刑務所は、悪臭と恐怖に満ちた悪名高き場所。そこで繰り返されるのは、看守による自白の強要、鞭打ち、性的虐待、家族への脅迫、そして「白い拷問」だ。照明を操作した独房で昼夜の感覚を奪い、睡眠パターンを妨げ、時に目隠しをし、身体的接触をすべて奪うことで、囚人の身体と精神を蝕む非人道的な拷問である。 ●突然の逮捕と奪われた日常 「女性にも権利を」「民主主義と人権を」「好きなことを言い、好きな服を着たい!」自由を求めて思いを表すだけで、服装が不適切というだけで、思想犯・政治犯として逮捕されてしまうイラン。ヒジャブ着用が不適切だと拘束されたのち死亡したマフサ・アミニ氏問題を巡り、国連調査委員会は「違法でありイラン政府に責任がある」と発表している。 本書に登場する女性たちも一方的な容疑をかけられ、拘束されている。幼いわが子を道端に置き去りにするかたちで逮捕・投獄された女性までいる。 著者ナルゲス自身、夫は政治亡命し、10代になった双子の子どもたちも父のもとで暮らし、孤独な闘いを強いられている。13回逮捕され、5回の有罪判決を受け、31回の禁固刑と154回の鞭うち刑を言い渡されても、ナルゲスが闘いをあきらめない理由は、女性の権利と暴力や死刑の廃止を求める信念に他ならない。 ●世界選挙年とジェンダーの平等 ある囚人はインタビューでこう明かす。「独裁者が支配する不平等な世界で、人々は支配されるか従うか、どちらかしかないが、女性は普段からさまざまな不平等に傷ついているので、日々の経験を足掛かりに抵抗のレベルを一段あげることができる」と。さらに「男性優位の社会でヒエラルキーからこぼれ落ちた男性は、女性以上に弱い存在になってしまう」と喝破する。 本書は「遠い国のイスラム世界の物語」ではない。今、現実に起こっている人間の権利とジェンダーの平等の問題でもある。専制政治の支配と家父長制度の支配のなかでがんじがらめの女性たちの闘志は、すべての人に勇気を与える。 ●推薦の言葉および海外での反響 ・安藤優子――全人格を奪う「白い拷問」。その実態をつぶさに告発したナルゲスさんと証言者たち。彼女らが闘っているのは、この地球上の人権を踏みにじられているすべての人々のためだ。                     ・ニューヨーク・タイムズ絶賛。世界16か国で緊急出版。
  • 戦後フランス思想 サルトル、カミュからバタイユまで
    -
    第二次世界大戦後、ナチ・ドイツから解放されたフランスの思想界には、時代を牽引する書き手が台頭した。サルトルを筆頭にカミュやボーヴォワール、メルロ=ポンティ、バタイユらが次々と作品を世に問い、論戦も繰り広げた。本書は、哲学と文学を架橋して展開された彼らの創作活動に着目。実存主義が世を席巻し、知識人や芸術家の政治的社会参加(アンガジュマン)が唱えられた時代の知的潮流は、何をもたらしたのか。その内実を描き出す。
  • 我々人間とは何か 思想家、シャーロック・ホームズが答える
    -
    古今東西、あらゆる手段をもって探求されてきた「我々人間とは何か」という大命題。著者は哲学や宗教といった一般的な切り口ではなく、物理学という一見、かけ離れた視点に立って思考を始めることで、ユニークな論を展開させていく。シャーロック・ホームズとワトソンとの対話形式という気軽な形をとりながら、「他者に生きる存在」である人間の本質に迫る。
  • 統一教会の元信者が明かすその手口と実態
    -
    本来宗教とは、人生や生活、家族関係などに悩む人の心を救うといった行為をすべきはず。ところがこれまでの統一教会がやってきたことは、宗教団体という正体を隠しての信者獲得と、多くの人の生活を困窮させるほどの徹底した高額な献金集めの活動だ。40年以上も政治、行政、さらにはマスコミまでもこの状況を放置してしまったために、甚大な被害になってしまった。そして宗教2世問題という新たな悲劇も生まれている。2022年7月に起きた安倍晋三元首相への銃撃事件をきっかけに、統一教会のこれまでの活動に対する批判的な声が多く出てきたが、統一教会は過去の被害に真摯に向き合い、自らの姿勢を改めるどころか、カルト思想の本質である敵対的姿勢をあらわにして、被害者の声を封殺しようとしてきた。今も悪霊の恐怖に心をとらわれて、マインドコントロール下にある信者、元信者らの呪縛を解くためにはどうしたらよいのだろうか……。  かつて統一教会の信者だった経歴を持ち、内部事情に詳しいジャーナリストが、自省と共にその手口と活動実態の恐ろしさを告発する。 序章 私はなぜ入会したのか、なぜ脱会したのか 第1章 統一教会をめぐる法的な包囲網 第2章 解散しなければならない幾多の理由 第3章 苦渋に満ちた人生を歩まされる宗教2世 第4章 物品販売会社と教団の関係性 第5章 悪質な高額献金の手口 第6章 カネの流れは断ち切れるのか 第7章 コンプライアンス宣言後の正体隠し 第8章 統一教会による反撃が激化 ●多田文明(ただ・ふみあき) 詐欺・悪質商法・闇バイトの実態に詳しいジャーナリスト。2000年代より悪徳業者に潜入取材してきた経験は数えきれない。著書『キャッチセールス潜入ルポ~ついていったらこうなった』(彩図社)はフジテレビで番組化され、2007年~2011年の間、ゴールデン枠の特番で第8弾まで放送された。取材の原点はかつて所属していた旧統一教会の信者経験にある。教団内部で行われてきた、未証し勧誘の実態や霊感商法などの巧妙な手口をつぶさに見てきた経験を踏まえて、消費者被害をなくすためにペンを取る。旧統一教会に対しては、1999年にその違法性を問う損害賠償請求の裁判を起こす(最高裁にて勝訴判決)。2017~2018年、消費者庁「若者の消費者被害の心理的要因からの分析に係る検討会」の委員も務めた。著書に『信じる者は、ダマされる。元統一教会信者だから書けたマインドコントロールの手口』(清談社Publico)、『サギ師が使う交渉に絶対負けない悪魔のロジック術』(イースト・プレス)、『だまされた!だましのプロの心理戦術を見抜く本』(方丈社)など多数。現在はヤフーニュースのオーサ・公式コメンテーターとして記事執筆の他、情報・バラエティー・報道番組でコメントをするなど、多数のテレビ・ラジオに出演。騙されないための防犯講座、講演も数多く行っている。
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで
    4.5
    第一人者が「核心」と「面白さ」を論じ尽くす! 日本における哲学の泰斗が集結し、全3巻で西洋哲学史の大きな見取り図を示す! 第1巻は、近代以降の哲学を理解するうえでも必須の古代ギリシアからルネサンスまで。哲学という営みはいかに誕生し、受け継がれていったか。主要哲学者の思想をもとに、この時代の哲学の重要論点とダイナミックな流れを浮かび上がらせる。ゼロからの学び方、いま学ぶことの意義・効用まで――、「聞き書き」によって哲学史の「核心」と「面白さ」に迫る。ありそうでなかった決定版の入門シリーズが誕生!
  • 「そのままの自分」を生きてみる 精神科医が教える心がラクになるコツ
    3.0
    TVやSNSでも話題を呼び、 シリーズ累計5万部突破! 「このままじゃダメ」「変わらなきゃ」「がんばらないと」 そう言いながら、自分に我慢をさせたり、無理して自分をすりへらしてしまいがちなあなたへ。 ▼フジテレビ「ノンストップ!」で紹介されました(2024/05/10放送) ▼WEBサイト「FRaU」で紹介されました(2024/04/19・20) ▼WEBサイト「AERA dot.」で紹介されました(2024/04/30・05/01) ▼WEBサイト「プレジデントオンライン」で紹介されました(2024/05/01-05) ★Amazon売れ筋ランキング1位  本>人文・思想>倫理学・道徳>社会道徳カテゴリ (2024/05/07調べ) 本書のテーマは「変わりたい」「変わらなきゃ」と思ったとき。 でも「変わりたい」ときって、 ・仕事でミスして落ち込んでいるとき ・誰かと比べて自分はできていないと凹んでいるとき ・人間関係がうまくいっていないとき ・人から胸に刺さる言葉を言われたとき ・新しい環境に慣れようとがんばっているとき など、 たいてい自分の気持ちが「つらい」「しんどい」ときです。 そんなときに「成長する」のも「がんばる」のも大切だけど、 無理して自分をすりへらしてしまったらもったいない。 やっぱり、いちばん大切にしなければならないのは「自分」です。 成長する前に、がんばる前に、まずは自分をいたわる、ケアする。 そんなことが大事だとお伝えする本になります。 心のお守りみたいな言葉がたくさん。 自分らしさを大事に、生きやすくなる45のメッセージ。 ・「惰性で生きたっていい。がんばるだけが人生じゃない。」 ・「『俺にかまわず行け! お前は自分の人生に集中しろ!』って言ってあげましょう。もちろん心の中ででOKです。」 ・「自分の幸せの輪郭を、どうか他人の言葉でつくらないで。 」 ・「『普通の人』『ちゃんとした人』なんていう実在しない生き物を目指さなくていい。」 ・「ミスを謝るのはいいけど、ミスした自分を否定するのはやめておこう。」 **** 【はじめにより】 たとえば、仕事で失敗をしたときに「このままじゃダメ。がんばらないと」とか、人間関係で悩んだときに「いいかげん変わらなきゃ」みたいな思いをもってしまう人がいます。 あるいは、子育てが思いどおりにいかないときに「ちゃんとした親にならなきゃ」みたいなあせりを抱えてしまう人です。 自分の至らない点を改善しようとすることや、少し背伸びをして努力すること、成長しようとがんばることもたしかに大事だとは思います。 だけど、自分につらい、しんどい思いをさせて、自分をすりへらしてまで本当にすべきことでしょうか。 僕らは日々の中で「当たり前」とか「普通」「常識」という言葉で表されるルールや価値観に必死で合わせようとして生活しているところがあります。 もちろん社会の一員として守らなきゃいけないルールはあるけれども、誰がつくったかわからない謎なルールや枠組みが多すぎますよね。 そんな謎でいびつな枠組みにでも、なんとなく「無理してでもはまらなきゃ」と思ってやっている人も少なくないと思うんです。 でもね、そこに無理してはまろうと思ったら、自分が歪んでしまうんですよね。 もちろん柔軟性のある人もいるかもしれないけど、そんな人は多くない。 だから、無理してはまろうとするより「そのままの自分」を大切にすることも考えてみてほしいのです。 今って、SNSを開けばすぐに他人と比べることができるうえ、昔から変わらず、 あれこれよけいなお世話を言ってくる人たちもいて。 「自分は自分でいい」という気持ちが揺らぎやすかったりします。そんななかで「そのままの自分では生きられない」というのもわかります。 でも、「自分らしさ」をなくしてまで、自分の本当の気持ちや、本来の特性を置き去りにしてまで、変わったりしなくていいのではないでしょうか。 他人を目指した先に理想の自分はいません。 「変わらなきゃ」って思ったときは、「このままじゃダメ」って思ったときは、ちょっと落ち着いて。 ベッドでもソファでも、ごろんと横になってみて。 少しだけ「そのままの自分」を見せちゃダメかを考えてみてください。 そのままの自分で生きられない場面やタイミングもあると思います。 時にはまわりに合わせたり、会社や世間のルールを守りながら、常識や普通を気にしながら生きなければいけないこともあると思います。 でも、やっぱり弱い自分やポンコツな自分、できない自分、凹む自分、そんな自分を「これも自分だなぁ」とありのままそのまま受け止めて、「そのままの自分」を生きることも大切にしてみてほしいなと思うのです。 **** つい反省しがち、まわりに適応しすぎてしまうあなたに送る ちょっとだけ「そのままの自分」を生きるための知恵とコツ <もくじ> 第1章 まずは自分をいたわり、ケアする 第2章 「他人」を気にしすぎない 第3章 「人間関係」をちょっと変えてみる 第4章 「自分の気落ち」に耳を傾ける 第5章 自分のタイミングがきたら、変われるように
  • 70歳からの青春画集 朝顔老師
    -
    糖度21°のイチジクがあるという。皮まで蜜がにじみ出るという。吸いつきたい恍惚の甘さだという。蜜は甘いがニガ味もあることを知っている。マサニ、糖尿のほうを考慮したい。前立腺も刺激してはならない。それじゃタノシミが無いじゃないの。昔、イタズラばかりしてたでしょ。実害のない妄想を楽しみましょう。思想・哲学も妄想みたいなもんだ。新しい妄想に進もうじゃありませんか。
  • 基礎ゼミ 宗教学〔第2版〕
    -
    アクティブラーニングで宗教を学ぼう!      □仲間と議論して多様な考え方を学ぶ  □ワークシートを使って考えを整理する  □宗教情報リテラシーを身につける  □宗教現象に対して自分なりの意見を言う 宗教って何? 宗教を学ぶ必要があるの? 本書を読めば、宗教が私たちの生活や社会と深くかかわっていることがわかります。自分で考えるのはもちろん、仲間と一緒に考えることも、筆者の考察から学ぶこともできる、体験的入門書! ――はじめにより  「知らない人どうしだと自分とは違った見方が多く、楽しかった。さまざまな考えをもつようになったのでよかった」。  これは、先に紹介した私の授業を受講した学生の感想です。  アクティブラーニングで宗教を学ぶことによって、学ぶことの楽しさを感じながら、宗教に対するみなさんの理解が深まり、本書で取り上げられている諸問題に対する自分なりの意見や主張が明確になる……  2017年に出版された本書(初版)は、さまざまな大学や教育機関の宗教学関係の授業で活用され、ありがたいことに刷を重ねることができました。刊行から年数が経ったこともあり、今回、第2版を刊行することになりました。  最新の宗教状況や宗教問題に即して各章の内容や巻末資料等を見直し、参考文献も更新しています。また、新しい試みとして、対面授業用のワークシートとは別にオンライン授業用/独習用のワークシートを作成しました。  周知の通り、2020年1月以降、日本国内でも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がまん延し、大学では対面授業がオンライン授業に切り替えられました。今後、(コロナ禍以外の場面も含めて)オンライン授業や1人で学習する場合を想定しました。そのワークシートは、ⅱページのURLまたは2次元コードから申請できますので、ご活用いただければと思います。
  • 訟師の中国史 ――国家の鬼子と健訟
    -
    1巻1,925円 (税込)
    訟師とは人びとの訴訟を助けた者たちである。彼らは狡智にたけた悪党とみなされ、清代では職業として訴状を代作しただけで、しばしば死刑一歩手前の重刑が科せられた。しかし実際には、それは中国国家が自ら生み出した鬼子であった。宋代以降、訴訟が多発する健訟社会となったのだが、伝統的な政治思想と訴訟制度そのものが逆に人びとに訟師を必要とさせたからである。また訟師には訟師であることに誇りを持つ者さえいた。訟師の全体像を中国史と世界史のなかで初めて明らかにする。 【目次】序章 訟師というカギ/第1章 悪訟師のイメージ/第2章 訟師有用論/第3章 伝統中国の訴訟制度/第4章 訴状への虚偽と誣告の書きこみ/第5章 私代書の容認から処罰へ/第6章 積慣の訟棍/第7章 名士と犯罪者のあいだ/第8章 北京への直訴/第9章 世界史のなかの訟師/第10章 江戸との相違/第11章 訟師自身による訟師観/第12章 訟師の終焉/終章 現代中国の訴訟制限/あとがき
  • 岩波書店の時代から ――近代思想の終着点で
    -
    1960年代からポストモダンの時代を通じ岩波書店で多彩な出版活動を展開した大塚信一に、同じく編集者だった堀切和雅が問う――脱魔術化され、人間の精神が寄る辺をなくした近代において学問や芸術は何と格闘してきたのか。河合隼雄・中村雄二郎・大江健三郎・山口昌男・宇沢弘文・木田元・磯崎新らとの仕事を組織しつつ、何を理解しようとしてきたのか。近代の思考もまた新手の魔術だったのではないか。我々はなぜ地球的破局に向かう終着点にいるのか――人類の思想史を対話でたどる。 【目次】はじめに 堀切和雅/第1章 「敗戦」のアンビバレンス/第2章 「近代」という問題群をまるごと問う/第3章 日本近世・準備された逆説/第4章 言語と「場」、そして意識/第5章 「主体」の観念、以前/第6章 「心」──変性するもの/第7章 ポストモダン思想の淵源/第8章 リアリズム・ニヒリズム・ファンタジー/第9章 トポスと人物/第10章 思考空間としての社会/第11章 「場所」から考える/第12章 脱魔術化と再魔術化/第13章 生・ロマン・崇高/終章 いま、破局に至るのか/あとがき 大塚信一/人名索引
  • 人的資本の論理 人間行動の経済学的アプローチ
    -
    【人的資本の考えを体系的かつ実証的に解説】 人的資本とは、人間の持つ能力、才能、知識、体力を指す。人的資本理論は、それらに投資することで能力が伸び、成長すると考える、単純明快かつ深みのある理論である。その思想は18世紀までさかのぼるが、20世紀後半から、ノーベル経済学者ゲーリー・ベッカーを中心に理論と実証研究が急速に発展した。教育、報酬、差別、結婚、出産など、ミクロからマクロの現象まで幅広く説明ができる理論として、社会の様々な場面で応用されている。しかし、人的資本理論が社会に与えるインパクトは、世の人々に十分に知られているとは言いがたい。それはひとえに、専門家以外の人に対する解説が不足していたからにほかならない。本書はベッカーの弟子による、人的資本理論を体系的に理解するための、待望の入門書。学歴社会、日本型人事制度、失われた30年など、日本社会の事例も多く取り入れて、可能な限り分かりやすく解説する。
  • 童貞をバカにする かわいいあの子が僕をバカにする…
    値引きあり
    -
    全1巻231円 (税込)
    年上のお姉さんや経験豊富な子から童貞をバカにされるってなんかいいですよね? 新卒で女性が入ってきたとき、思わず先輩男子社員は先輩風を吹かそうとするも、 実際は新入社員の女性たちの方が経験豊富で、影でバカにされてるって結構多いんじゃと思います。 あなたも片想い中のあのかわいい子も、Sっぽいあの子も、かっこいい美人な先輩も、心の中ではあなたをこんな風に思っているかもしれません… BSS(僕が先に好きだったのに…)が好きな人たちはそんな状況も好きかなとも思い、 そんな女性が言ってるかもしれない声を1コマ漫画にしてみました。 ※NTR(寝取り、ネトラレ)からの派生ジャンルのBSS(僕が先に好きだったのに)の要素も入っています。 ※この漫画作品はフィクションであり、登場する人物等は作者の想像によるものです。実在するものとの一致は偶然であり、意図されたものではありません。また、本作品に描かれる行動や思想は、いじめや差別を助長または容認するものではなく、現実世界での模倣を推奨するものではありません。 ※Novel AIによる画像生成を一部利用しています。生成時に記載したプロンプトにおいては特定の人物、キャラクター、商品名などの固有名詞は利用しておりません。 ====== twitterアカウントでは漫画やBSS、NTRに関するツイートをしています。 @kuyashiko

最近チェックした本