他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ

800円 (税込)

4pt

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』の大人の続編本!

「自分が生きやすい」社会に必要なのものとは?
感情的な共感の「シンパシー」ではなく、
意見の異なる相手を理解する知的能力の「エンパシー」。
この概念を心理学、社会学、哲学など様々な学術的分野の研究から繙く。
うまく活用するために、自治・自立し相互扶助のアナキズムを提唱。
新しい思想の地平に立つ刺激的な一冊。

他者はあまりに遠い。“共感”だけではたどり着けない。
ジャンプするために、全力で「考える」知的興奮の書!
――東畑開人

※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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他者の靴を履く アナーキック・エンパシーのすすめ のユーザーレビュー

3.7
Rated 3.7 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    エンパシーとは、他者の感情は他者に属するものであると考え、自分の解釈を押し付けず、他者の生活を、彼らが属する集団の歴史的なコンテクストの中で理解することである。同一化とは違い、それは自己を投影したり、喪失したりするものではない。
    これを技術と呼び、「人」に還元される利他的な行為となり、そして民主主義

    0
    2025年04月04日

    Posted by ブクログ

    何も知らずにタイトル買いでした。なんとなく宴会で酔っ払って他人の靴を履いて平気で帰る人の話かなと思っていたら笑、意外に骨太の本でした。

    「他人の靴を履く」と言うのはイギリスのことわざで、相手の立場で物事を考えるという意味のことわざ。そこにある共感からシンパシーとエンパシーの違いから、政治の事やらコ

    0
    2024年06月24日

    Posted by ブクログ

    エンパシー論の昨今の知見や研究成果が取り上げられ興味深かったが、アナーキックがようやく終盤に議題にあがると「僕はイエロー」の延長線上とは言えない領野で他著にあたって掘り下げてみたい内容だった。再読。

    0
    2024年06月15日

    Posted by ブクログ

    Sympathy-Empathy
    「人の気持ちになって」「他人の立場に立って」をめちゃくちゃ深堀りした本。
    アナーキズムは破天荒ではないし、エンパシーと一口に言っても。
    でもでも他人のことを…やっぱ「尊重」かな。同調/賛成/共感、大いに結構だけど「わかんないけど何とかやっていく」ために。

    0
    2025年01月03日

    Posted by ブクログ

    日本語では「共感」と一括りにされて、意味を誤解されやすいけれど、この先多様性と持続可能性を意識した社会を全人類が作り上げていかなければならない中で、みかこさんが本の中で書いているエンパシーというスキルを身につけておくことがとても重要に思える。
    最後の教育的取組はとても興味深かった。
    緑色のマットを広

    0
    2024年08月09日

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