忘れられた哲学者 土田杏村と文化への問い

忘れられた哲学者 土田杏村と文化への問い

990円 (税込)

4pt

4.0

西田幾多郎門下の哲学者、近代の可能性を追求した文明批評家、日本画家・土田麦僊の弟、自由大学運動の主導者……、土田杏村(一八九一~一九三四)。「文化とは何か」を問い、大正から昭和初期にかけて旺盛な著作活動を展開したにもかかわらず、戦後、人々の記憶から消えた。この〈忘れられた哲学者〉に光を当て、現象学と華厳思想に定位する「象徴主義」の哲学を読み解き、独自の「文化主義」の意義を問いなおす。

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忘れられた哲学者 土田杏村と文化への問い のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    現在ではその名を知るひともすくない土田杏村の思想を紹介している本です。

    杏村がとなえた「文化主義」は、大正時代の日本において、桑木厳翼や左右田喜一郎といった哲学者たちによって用いられていました。そこでは、新カント主義の価値哲学を背景としながらも、科学の基礎づけという文脈に収まるものではなく、価値を

    0
    2025年03月10日

    Posted by ブクログ

    様々な文化価値の非階層的な等価性、ひとつの文化価値が同時に多の文化価値を内包するという土田杏村の哲学は、現代のネットワーク型社会、クラウド型社会において再評価されるべきものかも知れない。

    その点で本書における土田杏村の再発見は実はタイムリーなものだったりするのではなかろうか。

    わたし自身も含めて

    0
    2013年08月29日

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