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Posted by ブクログ 2012年01月05日
201112/
教養とは「公共圏と私生活圏を統合する生活の能力」/
公的な生活と私的な生活のこのような衝突という難問を巧みに解決する能力こそ「教養」とよばれるべきものである/
少し抽象的な言い方をすれば、一人の人間が帰属している複数の社会集団、組織のあいだの利害を調整する能力ということになる/
バラ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月14日
教養という必要だろうけど良く解らないものを、関係ありそうで関係ない物を削り取って行く形で説明していて面白かった。「猛毒を含む」や「教育、読書、人格を一度何もかも精算しなければならない」など、今まで思っていた教養というものが洗練されていく感じでした。仕事、家庭、地域での生きやすさを追求する為に教養は身...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月23日
[ 内容 ]
「教養」の歴史は意外なほど浅い。
その教養がなぜ、「古典」「読書」「該博な知識」などと結びつき変質してしまったのか―。
新進気鋭の哲学者が、探偵のごとく「真の教養の姿」を追い求め、現代に蘇らせる知的興奮の書。
[ 目次 ]
第1章 手垢にまみれた教養の本当の姿(「教養とは何か」という...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年02月15日
先日読んだ教養の定義の混乱から、本書を読んで一転してそれがクリアになった。しかし、著者もいうように教養は猛毒であった。ふー。
その定義は後で引用しておきたい。生活上の衝突という難問、すなわち問題を「解決する能力」が教養といっている。
また、公共圏と私生活圏を統合する生活の能力という「自分らしさ」とも...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月16日
「教養」の歴史をたどり、どのような経緯を経て日本における教養主義の流行とその退潮が生じることになったのかということを論じている本です。
著者はまず、ハーバーマスに依拠して公共圏の誕生と、それにともなう親密圏(家庭)と私有圏(仕事)の分化が生じたことに触れるとともに、それを統一する「自分らしさ」が求...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月10日
『これが「教養」だ』(清水真木、2010年、新潮新書)
「教養」とは何か、について解説している書。一般的な教養の解説書とは違った観点から解説しているのではないかと思われる。
筆者は教養は「公共圏と私生活圏を統合する生活の能力」と定義してみたり、「生活の交通整理をするための「自分らしさ」のこと」と...続きを読む
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