作品一覧 2023/06/09更新 悪魔という救い 試し読み フォロー エクスタシーの神学 ――キリスト教神秘主義の扉をひらく 試し読み フォロー 儒教・仏教・道教 東アジアの思想空間 試し読み フォロー 儒教・仏教・道教 東アジアの思想空間 試し読み フォロー 葬儀と日本人 ──位牌の比較宗教史 試し読み フォロー 日本人とキリスト教の奇妙な関係 値引きあり 試し読み フォロー 魔女とほうきと黒い猫 試し読み フォロー ユダヤ教 キリスト教 イスラーム ――一神教の連環を解く 試し読み フォロー 妖怪学とは何か 井上円了精選 試し読み フォロー 妖怪学の祖 井上圓了 試し読み フォロー 妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内 試し読み フォロー 1~11件目 / 11件<<<1・・・・・・・・・>>> 菊地章太の作品をすべて見る
ユーザーレビュー 魔女とほうきと黒い猫 菊地章太 中身の編集の仕方もとてもわかりやすいです。 いろいろな作品が集められていて、気になった作家さんはまた、別にフォーカスしている本を買えば深く知れるので、とても気に入っています!ありがとう! gunatyoi 魔女とほうきと黒い猫 菊地章太 魔女と、それに付随する(黒)猫、ほうき、牡山羊たちは、キリスト教の侵攻にしたがって堕とされた神々や土着信仰の姿。古代神の復権で、別の方の著書でも色々読んだことがあるけど、宗教って何なんだろうなぁと眉間にシワが。日本もキリスト教が浸透してたら、日本の神様方も悪魔や魔女として堕とされたのかな。そう考える...続きを読むと必死で防いできた昔の武将さんたち、GJって感じです。これからも多神教でおおらかな日本でありますように。…あれ? Posted by ブクログ 儒教・仏教・道教 東アジアの思想空間 菊地章太 中国を中心に3つの宗教の歴史的展開が解説されていたが、トピックが飛び回るのが多く、着いていくのが大変だった.やはり、老子の思想をベースにした道教の下地に、戦乱の日々だった春秋戦国時代に儒教が形成され、さらに仏教が導入された経緯は理解が難しい.ただ、仏教を儒教化して現実的に取り入れた中国人の懐に深さに...続きを読むは驚嘆する.仏教とチベットの関わりについても興味ある記述があった. Posted by ブクログ 魔女とほうきと黒い猫 菊地章太 おもしろい。耳馴染みのある赤ずきんちゃんや、眠れる森の姫など、童話やメルヘンが少しずつ紹介されて、今までとちがった目線で読むことで発見がある。物語には、その時代のその土地のものしか出てこない。悪いことも、その時代の困りごと(雹が降ってきて農作物が育たないとか、牛の乳が出てこないとか)である。 その...続きを読む時代の人々が考えた反社会的なものが魔女に託されている、という。魔女は、困ったときは頼りになる、力のあるものの象徴だけども、同時にその力が恐ろしいと感じていた人々。そういった、かつての時代の精神を読みといていく。キリスト教の布教と、魔女の迫害というのも、おもしろい図式で今までにない見方だった。言われてみれば、キリスト教は父であり、迫害された魔女が女性だったというのは、男女の優位性を位置付けるもののように思われる。 しかし、魔女が、どこか闇に惹かれてしまう私たちが作り出した存在であるのと同様に、マリアさまという聖母も、キリスト教が押し付けようとしたものではないのに、民衆は強く慕ったという。そこには、やはり母への想いがあるのだろうなあと思う。また、支配するとは言っても民衆の心が離れていってはいけないわけで、利や理屈に走りすぎたりしても人はついてこないのだなあと思った。 そもそも、民衆の心にあった隅をつつくように宗教というのは生まれるわけで、民衆の気持ちとは切っても切れないものなのかもしれない。 極端な宗教や思想、政治は、そのものや担い手たちだけのせいにはできず、それを誕生させ成り立たせているというのは、その土地であり人々の想いであるような気がする。魔女なるものを、私たちが心のどこかで求めているのと同じように。 エピローグでの、日本の魔女考察も面白かった。暗闇がなくなって、静けさがなくなって、魔法が減っていく。でも魔女には知恵がつまっている。今の常識とは違うかもしれないけれど、それを生かすも殺すも、私たちにゆだねられているように思った。 Posted by ブクログ 妖怪たちのラビリンス 西洋異界案内 菊地章太 大学で行なわれた妖怪学の講義の中、西洋妖怪についての講義と、公開講座の原稿をもとに書かれた1冊。 ヨーロッパの人々における”妖怪”。ムーミンから始まり、魔女、ドラキュラ、悪魔、聖痕等々、説明のつかないできごとを”妖怪”として解いていきます。 知らないことばかりで、とても興味深く一気読み。実際の講義を...続きを読む受けてみたくなるくらい、引きつけられる筆致でもありました。入門書的な感じ。 Posted by ブクログ 菊地章太のレビューをもっと見る