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幽霊シリーズ
「幽霊」シリーズ、記念すべき30作目も宇野に大ピンチ!? 男やもめの敏腕刑事・宇野喬一は、女子大生の彼女・永井夕子とのディナーデート中に貧血で倒れてしまう。 運ばれた病院には、「当直の医師に恨まれている。殺される前に病院を変えてほしい!」と医者に詰め寄るカップルがいた。 翌日、案の定起こった殺人事件。だが、殺されたのは全く関係のないはずの女性医師で……。 悲しいピアノの旋律が呼び起こす、事件の真相とは。 人に追われる中学3年生の少女と寄宿制学校の謎を解く「壁を越えて」、絵の中に描かれた“死んだはずの女”を探す「展覧会の絵」など、ユーモアあふれる7編。 赤川次郎ミステリーの最先端を味わえる1冊! 〈収録作〉 幸福への設計図/展覧会の絵/お化け屋敷に雪が降る/壁を越えて/ 歪んだ散歩道/幽霊健診日/昨日、今日、あさって -
時を旅する
ここでしか読めない、ファン必読の一冊 「三国志」「孔丘」「太公望」「夏姫春秋」── 数々の名作を生んできた中国歴史小説の大家の傘寿記念に私家版としてつくられ、 限られた人にしか読む機会のなかった貴重な一冊を文庫化。 作家や舞台人との交友や透徹した文学観、不可思議な体験…… 宮城谷文学の原点と未来が交錯する珠玉の作品集。 クラシックファン垂唾のCD批評、歯に衣着せぬ毒舌と愛が炸裂する「私が選ぶベートーヴェン『運命』の名盤」も必読! 「夜明け前がもっとも暗い、とはよくいったものである。 たぶんそのころ、私の顔には精神的な暗黒がそのまま出ていたであろう──」 宮城谷文学の原点と未来、そして創作の秘密。 「盛岡行き」──鈴木彦次郎 「朔太郎詣で」──萩原朔太郎 「文芸時評」──川端康成 「頁をめくると答えが」──白川静 「不朽の司馬文学」──司馬遼太郎 「指の間の闇」──藤沢周平 ほか 単行本 傘寿記念 2024年11月 文藝春秋企画出版 文庫版 2026年6月 文春文庫版 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
それは誠
きらめきに満ちた、高校生の一日限りの冒険 第40回織田作之助賞、第74回芸術選奨文部科学大臣賞をW受賞!! 青春小説の新たな名作にして、第169回芥川賞候補作。 修学旅行で東京を訪れることになった高校二年生の「僕」、佐田誠。 誠は、スクールカースト上位の大日向やクラスの人気者の小川楓から、いつも余りものになってしまう男子たちまで、奇妙な七人がそろった「三班」の一員となった。 東京修学旅行では、このメンバーと二日目の自由行動をともにすることになる。 皆が東京で行きたい観光地の名を提案し合うなか、誠にはどうしても行きたい場所があった。 それは生き別れになった、大好きなおじさんの住むところ。 彼らは自由行動の一日を使って、先生たちにも秘密の小さな冒険に出ることに。 道中のきらめく景色とささやかな会話が、やがて誠たちのかけがえのない一日に満ちてゆく。 高校生たちの生の輝きを捉え多くの人々の胸を揺さぶった、青春小説の傑作。 【絶賛の声、続々】 あやうく落涙するところでしたよ。 ――川上弘美さん(作家・芥川賞選評より) 胸がじんじんして、家の中を歩き回ってしまった。 ――堂園昌彦さん(歌人) 数多ある青春小説の名作と並べてもまったく見劣りしない。 ――吉田修一さん(作家・芥川賞選評より) 小説を読む喜びが、ことばにも、ことばのすきまにも、詰まっている。 ――いしいしんじさん(作家) 傑作。衝き動かされ、日野市へ行ってしまった。この小説と自分の肉体を、つなげたいと思った。 ――古川日出男さん(作家) 魅了されている。誠たちの生きる世界のめくるめく目映さに。 ――大塚真祐子さん(文筆家・元書店員) 単行本 2023年6月 文藝春秋刊 文庫版 2026年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
日暮れのあと
生と死、そして性愛――人生を謳いあげる至高の短編小説集 【誰だって、人に知られたくない秘密がある。】 「過ぎてみれば、全部、どうってことなかった」 こんなに心を震わす小説が、他にあるだろうか――? 孤独、死、性愛と情熱、そして嫉妬…… 人に悟られたくない、繊細な心の機微を見事に描く極上の短編小説集。 【解説・小川洋子】 老いを感じながら山裾で暮らす童話作家の72歳の雪代。庭を訪れた植木屋の若者から、還暦過ぎの風俗嬢への一途な恋心を聞き嫉妬するが…(表題作)。自分の夫と一緒に死んだ女に、線香をあげる妻が放つ不穏な空気(「喪中の客」)。 誰しも運命に逆らえず秘密を抱えて生きていく。 短編の名手・小池真理子が放つ、至高の7編。 〈あの人に抱いた、言葉にできない想い――〉 ・いつものように彼女に請われても、彼は化粧をしようとしなかった。(「アネモネ」) ・ある日、朽ち果てて使われなくなった玄関のブザーが鳴った…(「喪中」の客) ・若かったおばの白いふくらはぎと甘ったるい声が、彼女の遺骨を抱いて蘇る(「ミソサザイ」) ・40歳の時に恋をした相手は、大学生。旅館で親子と間違われて…(「微笑み」) 単行本 2023年6月 文藝春秋刊 文庫版 2026年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています -
ある愛の寓話
デビュー30年記念作品、待望の文庫化! 捨てられた猫、恋人の犬、カエルのぬいぐるみ…言葉は交わせなくても、私は愛している。異質な存在との触れ合いを描いた傑作短編集。 長年連れ添ったカエルのぬいぐるみ 「晴れた空の下」 恋人が引き取ったラブラドル・レトリーバー 「同じ夢」 偶然出合った、余命が短い捨て猫 「世界を取り戻す」 人の手を渡り歩く、ナンタケット・バスケット 「グレイ・レディ」 かつて共に草原を駆けめぐった愛馬 「乗る女」 戦後のシベリアで心を通わせた看護婦 「訪れ」 単行本 2023年1月 文藝春秋刊 文庫版 2025年12月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
マリエ
幸せも不幸せも、ぜんぶ私が決める 離婚って、幸せになるための選択なんじゃない? 40歳を目前に夫から離婚を切り出されたまりえ。しかし、戸惑いながら始めたひとり暮らしは思いのほか快適で、自らを慈しむ日々は確実に彼女を変えていく。 そんなときに出会った年下の男性・由井くん。 そして、コロナ禍という非常事態の発生。想像もしなかった未来がまりえにもたらすものとは――。 直木賞作家が紡ぐ 結婚と幸福をめぐる物語 巻末に金原ひとみさんとの対談「私たちの離婚」も収録。 単行本 2023年8月 文藝春秋刊 文庫版 2025年12月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
記憶にありません。記憶力もありません。
忘却力をどんどん発揮すべし! 人気エッセイ 本書を買ったら即、買ったことを忘れるべし! 「週刊文春」大人気エッセイシリーズ、文庫オリジナル。 歳をとって記憶力がなくなるのは、悪いことばかりではない。 タネになったことを覚えていられないから、老夫婦は喧嘩をしなくなるし、 クヨクヨすることもなくなるから、精神衛生上もよい。 何よりも、人間の生き方の根本に影響する。 過去にこだわらず、「いまという瞬間を生きろ」 人生をよりよく生きるための、あれやこれやが詰まっています。 くせになる極上ユーモア・エッセイ。 解説=平松洋子 -
幽霊シリーズ
不穏な空気に覆われる町で新たな悲劇が―― 大好評〈幽霊〉シリーズ第29弾! 宇野警部と永井夕子が訪れた静かな温泉町では、 いたるところに監視カメラが設置されていた。 かつて娘を誘拐された町長が、町民の安全を守るために始めたのだが、 町全体が不穏な空気に覆われるなか、 設置したはずのカメラが、新たな悲劇を生んでしまう――。 表題作のほか、「隣の芝生が枯れたとき」「失われたハネムーン」「死を運ぶサンタクロース」「他人の空似の顔と顔」「女ともだち」「タダより怖いものはない」の計七篇を収録。 単行本 2022年6月 文藝春秋刊 文庫版 2025年2月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
50歳になりまして
もうすぐ50歳。もう一つの人生を回収しようと一大決心してみたけれど… 後ろ向きに考え抜いたその先には、 人生後半戦を明るく照らす 私の「ガンダーラ」があるはずだ! コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話…… 話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。 40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。 「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。 40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。 単行本 2021年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年1月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。 -
香君・文庫版
『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』…世界中で愛される著者の最新作! 人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫の声を香りで聞く少女アイシャ。旧藩王の末裔ゆえ、命を狙われ、ウマール帝国へ行くことになる。遙か昔、神郷よりもたらされたというオアレ稲によって繁栄を極めるこの国には、香りで万象を知る〈香君〉という活神がいた。アイシャは、匿われた先で香君と出会い……。壮大な物語が今開幕! ※この電子書籍は2022年3月に文藝春秋より単行本上下巻で刊行された作品の、文庫版を底本としています。文庫版は4巻構成となります。 単行本『香君 上 西から来た少女』 → 文庫版『香君1 西から来た少女』『香君2 西から来た少女(ともに2024年9月発売) 単行本『香君 下 遙かな道』 → 文庫版『香君3 遙かな道』(2024年11月発売予定)『香君4 遙かな道』(2024年12月発売予定) -
彼岸花が咲く島
【第165回 芥川賞受賞作!】 彼岸花を採りに砂浜にやってきた島の少女・游娜(ヨナ)は、 白いワンピース姿で倒れていた少女を見つける。 記憶を失っていた少女は、海の向こうから来たので「宇実(ウミ)」と名付けられた。 この島では、〈ニホン語〉と〈女語(じょご)〉、二つの言語が話され、 白い服装のノロたちが指導者、歴史の担い手、司祭だった。 宇実は游娜 、その幼馴染の拓慈(タツ)という少年に〈ひのもとことば〉を教え、 〈女語〉を教わって仲良くなるが、やがて進路を選ぶ時期がくる。 「成人の儀」にのぞむ3人それぞれの決意とは――。 国籍・言葉・性別などの既存の境界線を問い直す世界を描いた問題作。 解説=倉本さおり ※この電子書籍は2021年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
運 ドン・キホーテ創業者「最強の遺言」
無一文から2兆円企業へ――ドン・キホーテを成功に導いた「運」の極意 三十四期連続で増収増益を成し遂げ、売上二兆円のドン・キホーテ。 無一文から日本を代表する創業経営者へ――そんな大成功の裏には「運」の存在があった。 私は「運任せ」という言葉が嫌いだ。自らの運をコントロールし、人生を切り拓け。 生涯をかけて学んだ、人生とビジネスにおける「勝利の法則」を惜しみなく伝授する! ●「はじめに」より 今でも私は自分の身の上話をすると、多くの人から、「安田さんは本当に運が強いですね」などとよく言われる。だが、私自身は特別に運が強いわけではない。災難を招いた「不運」を、「幸運」に変える力が強いのだ。 私は、人によって運の総量そのものに大差はないと考えている。現実を見れば、明らかに運のいい人とそうでない人はいるだろう。しかし、それは与えられた運をどう使ったかという違いに過ぎない。すなわち、運のいい人とは「運を使い切れる人」であり、運の悪い人は「運を使い切れない人」あるいは「使いこなせない人」だと言える。 詳しくは本文で説明するが、運を良くする行為、悪くする行為は必ずある。例えば、不運の時の悪あがき(第二章)や、他罰的な言動(第四章)は、運を著しく落とす要因となる。 つまり、運は自分自身でコントロール可能なものなのだ。 「人生の指南書として、常に傍に置いておきたい」(北尾吉孝・SBIホールディングス会長兼社長) 「あなたは『主語の転換』できますか?」(テリー伊藤) -
碁盤斬り 柳田格之進異聞
妻を想う男、父を信じる娘。誇りをかけた闘いの結末は!? 藩を追われ、貧乏長屋で暮らす柳田格之進。悲劇の真実を知った彼は、仇討ちを決意し……。草なぎ剛主演映画の小説を脚本家が自ら執筆。 映画『碁盤斬り』は、落語の演目として長く親しまれてきた「柳田格之進」を題材に、『日本沈没』『クライマーズ・ハイ』『凪待ち』などを手掛けてきた脚本家の加藤正人さんが、3年半の月日をかけて書き上げたストーリー。 この映画の世界を、加藤さん自身が小説として書き下ろしました。 登場人物の細かな心情の描写はもちろん、映画では描き切れなかった若き日の格之進の姿、また映画のラストの「その後」がしっかりと描かれており、小説好きの読者も十分に楽しめる作品です。 【あらすじ】 娘の絹とふたり、江戸の貧乏長屋で暮らす柳田格之進。 彼は、身に覚えのない罪をきせられた上に妻も喪い、故郷の彦根藩を追われた身だった。 しかし、かねてから嗜む囲碁にはその実直な人柄が表れ、江戸で多くの知己を得る。 ある日、旧知の藩士により、彦根藩での悲劇の真相を知らされた格之進と絹は、復讐を決意する。 絹は仇討ち決行のために、自らが犠牲になる道を選び……。 父と娘の、誇りをかけた闘いが始まる! -
信長の正体
ヒーローか、それとも普通の大名か? なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは── 織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。 革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。 ※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。 -
妖異幻怪 陰陽師・安倍晴明トリビュート
大人気シリーズ「陰陽師」のアンソロジー。 夢枕獏による「陰陽師」短編2本と、「オール讀物」の「陰陽師」特集に掲載された新進気鋭の作家4名による短編を収録しています。舞台は平安時代にとどまらず、室町時代・戦国時代の陰陽師まで登場。時と場所が変わっても色褪せない、「陰陽師」の魅力が詰まった一冊です。(解説・細谷正充) 収録作品 ・露子姫が見つけた不思議な烏毛虫は、食べれば食べるほど大きくなり…(夢枕獏「むしめづる姫」) ・信子姫に仕える、耳のいい女房。彼女は右耳には虫が棲んでいて…(蝉谷めぐ実「耳穴の虫」) ・鳥辺野で騒ぎを起こす少年は、博雅の腕を欲していた。その理由は?(谷津矢車「博雅、鳥辺野で葉二を奏でること」) ・足利義教の時代。法師陰陽師の兄弟が、蘆屋道満の式神に出会う(上田早夕里「井戸と、一つ火」) ・戦国大名・細川幽斎とキリシタン陰陽師が、「連歌」をもって妖に挑む(武川佑「遠輪廻」) ・晴明たちが出会った不思議な少年は、唐の国からやってきた「??(なた)」だった(夢枕獏「??(なた)太子」) -
一人称単数
人生にあるいくつかの大事な分岐点。そして私は今ここにいる。 ――8作からなる短篇小説集、待望の文庫化! ビートルズのLPを抱えて高校の廊下を歩いていた少女。 同じバイト先だった女性から送られてきた歌集の、今も記憶にあるいくつかの短歌。 鄙びた温泉宿で背中を流してくれた、年老いた猿の告白。 スーツを身に纏いネクタイを結んだ姿を鏡で映したときの違和感――。 そこで何が起こり、何が起こらなかったのか? 驚きと謎を秘めた8篇。 「一人称単数」の世界にようこそ。 ※この電子書籍は2020年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
わたしたちの登る丘
2021年1月、バイデン大統領就任式で朗誦された一篇の詩。 アメリカの、世界の分断を癒し、ともに立ち上がろうというメッセージをうたいあげ、全世界に感動を与えたわずか21歳の桂冠詩人こそが、アマンダ・ゴーマンでした。 シングルマザーに育てられ、幼い頃には言語障害にも悩まされました。今でさえも黒人であることで差別を受けるといいます。そんな生い立ちから米国議会図書館の支援で世に認められ、全米青年詩人賞を受賞して時代を代表する詩人となった彼女が、団結の象徴として書き下ろした圧倒的な「うた」。それが本作『わたしたちの登る丘』です。 この『The Hill We Climb』のみを収録した単行本は、米国で初版100万部を刷り、各国で版権の争奪戦に。雑誌『文學界』に掲載された、鴻巣友季子さん渾身の訳業も大きな話題を呼びました。 そしてこのたび、満を持して日本版を改めて文庫として刊行します。英文と対照できる対訳形式も掲載。鴻巣さんによる背景解説、そして日本版だけのスペシャル企画として芥川賞作家、柴崎友香さんと鴻巣さんの解説対談を収録します。さらに、大坂なおみさんも特別コメントを寄せてくれました。 就任式以降も、スーパーボウルでのスピーチ、『VOGUE』誌のカバーに登場、「Met Gala」では大坂なおみ、ビリー・アイリッシュらと登場、と「Z世代」を代表するスーパーセレブに駆け上っている彼女。 現代を代表することばの紡ぎ手であり、多様性を象徴する存在である彼女の「うた」を堪能してください。英語学習のテキストとしてもおすすめです。 -
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ベストセラー『教場』『傍聞き』の短篇の名手が贈る、心震える9つのミステリ短篇。 人を救うことはできるのか―― 和佐見消防署消防官たちの9つの物語。 雨の翌日、消防司令の今垣は川べりを歩く女性と出会う(「石を拾う女」)。 新米の土屋と大杉は「無敗コンビ」だった(「白雲の敗北」)。 女性レスキュー隊員の志賀野が休暇中に火事を発見(「反省室」)。 西部分署副所長の吉国は殉職した息子のお別れ会で思い出を語るが……(「逆縁の午後」)ほか5篇 巧みな手法と豊かな蘊蓄とが、複雑な人間関係と心理の綾をより鮮やかに浮かび上がらせ、 ミステリを超えた味わいを生み出す。 ※この電子書籍は2019年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
かわたれどき
ベストセラー「まんまこと」シリーズ第7弾! 町名主のお気楽跡取り息子・麻之助が、幼なじみの色男・清十郎と堅物の同心・吉五郎とともに、さまざまな謎と揉め事の解決に挑みます。 「きみならずして」「まちがい探し」「麻之助が捕まった」「はたらきもの」「娘四人」「かわたれどき」の6篇を収録。 清十郎に子が生まれ、縁戚のおこ乃の縁談がまとまるなど、麻之助の周りで祝い事が続くものの、自分自身には揉め事ばかり。 特に親しい料理屋の娘・お雪には何かと振り回される日々だ。 ある時、野分けと呼ばれる大嵐が起こり、お雪が洪水に流される。 間一髪助かるが、何やら一大事が……!? 解説は「まんまこと」シリーズの装画を手掛けるイラストレーターの南伸坊さんです。 ※この電子書籍は2019年2月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
三途の川のおらんだ書房
【〈文学少女〉シリーズの著者が放つ、すべての本好きに贈る感動のビブリオ・ファンタジー】 三途の川べりに佇む〈おらんだ書房〉では、 艶やかな着物をまとった陽気な店主が 「人生最後にして最上の一冊」を選んでくれるという。 客は子供から老人まで生前に大きな未練を残した死者ばかり。 そのひとりひとりの人生の物語に優しく寄り添い、 店主は成仏へと導く本を探すが――。 【目次】 第一話「本が大好きな三田村祐介様(享年三十四)の場合」 第二話「でんぐり返る本を探してる越野園絵様(享年八十六)の場合」 第三話「空っぽのおなかをかかえた、空っぽな目の初芝泪衣様(享年四)の場合」 第四話「呪いの本を求めてやってきた尾崎純香様(享年三十五)の場合」 第五話「描けない人気漫画家司七彦様(享年四十一)の場合」 第六話「世界で一番退屈で、つまらなくて、どうでもいい本をご所望の鈴木藍理様(享年十六)の場合」 -
キングレオ
京都を舞台にスター探偵が駆ける! ロジックとキャラクターの魅力を兼ね備えた新たな名探偵小説の誕生だ。 京都の街で相次いで起きた殺人事件。 なぜかすべて、シャーロック・ホームズ譚を模していた。 解決に乗り出したのは、日本探偵公社の若きスター・天親獅子丸と、助手の大河。 大河は獅子丸をモデルにした『キングレオ』シリーズのスクリプトライターでもあった。 無関係に思われた事件を追っていくと、謎の天才犯罪者の存在が浮かびあがってくる。 エスカレートする犯人の挑発。 獅子丸はついに、師である老獪な名探偵と対決することに! 有栖川有栖さんも「なるほど、これは名探偵だ。その推理は、速い、鋭い、面白い」と推薦。 京大ミステリ研出身の俊英がすべてのミステリファンに贈る自信作! 解説・円堂都司昭 -
表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
第3回斎藤茂太賞受賞! 選考委員の椎名誠氏に「新しい旅文学の誕生」と絶賛された名作紀行文。 飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永。 いざキューバへ! ぼくは今から5日間だけ、 灰色の街と無関係になる。 ロングセラー傑作紀行文 書下ろし新章 モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京 俺は誓いました。 あなたのように 生々しく生きていこうと。 (Creepy Nuts DJ松永「解説」より) -
殉国 陸軍二等兵比嘉真一
14歳の少年は、何を見たのか。 少年の体験を通して、すさまじい沖縄戦の実相をつぶさに描いた長篇小説。 「郷土を渡すな。全員死ぬのだ」 太平洋戦争末期、沖縄戦の直前、中学生にガリ版ずりの招集令状が出された。小柄な14歳の比嘉真一は、だぶだぶの軍服の袖口を折って、ズボンの裾にゲートルを巻き付け、陸軍二等兵として絶望的な祖国の防衛線に参加する。 実在の人物の体験を、ことこまかに聞きとり、特異な事実をそっくりそのまま写し取った外面的リアリズムが、読む者の胸を強く打つ。 1991年に刊行された文庫本の新装版。元本は、累計102000部のロングセラー。 解説・森史朗 ※この電子書籍は、1911年11月に文春文庫より刊行された文庫の新装版を底本としています。単行本は1982年6月に筑摩書房より「陸軍二等兵 比嘉真一」として刊行されました。 -
お母さんの工夫 モンテッソーリ教育を手がかりとして
ママ、あせらないで! 子育ては、楽しまなくっちゃ。 脳科学に基づくメソッドが、家庭ですぐにできる! 先輩ママの実践レポート多数 【ロングセラー『お母さんの「敏感期」』シリーズ決定版】 「早く片づけなさい!」「まだやってないの?」ひっきりなしに、子どもに指示を出していませんか? モンテッソーリ教育は、あの将棋の藤井聡太さんを育てた教育法ということで注目されましたが、いつでも、どこでも、誰にでも、すぐに実践できる教育法です。子どもの集中力を高めて意欲を引き出し、自立心を養います。 実際のモンテッソーリ園で園児の様子を撮影したカラーグラビアや、相良敦子さん生前最後の講演録、最新事情の書き下ろしなどを大幅に追加し、見て楽しく読んでためになる新しい1冊に生まれ変わりました。先輩ママの実践レポートを多数収録しているので、具体的にどのように子どもに接すれば良いか、ヒントが満載です。親のささやかな工夫で、子どもは大きく変わります! ●平和を生きる子どもを育てる ●本当の「躾」とは? ●子どもは自分で選んだ事に集中する ●子どもが一人でできるようになるサポート法 ●「お母さんのイライラ」の特効薬のような教育法 ●子どもにとって一番大切な時期、「敏感期」って何? ●「子どもの見方」のための知識をもつ ●モンテッソーリ教育が前頭葉を育てる ●よくあるモンテッソーリ教育への誤解 ※この電子書籍は2004年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
奈緒と私の楽園
何たることだろうか。 私は確実に退行しているのだった。 (中略) 奈緒が童話を読み、女の豊かさの象徴とも言える大きな乳房で 私のモノを愛撫するようになってから、自分はさらに退行していった。 ――本文より 音楽プロデューサーの塩原達也はバツイチ独身の五十歳。 良き友人となった前妻と、セックスを愉しむ関係の人妻の愛人がいたが、 ある日、「母親の行方を探している」と奈緒という女性が突然訪ねてくる。 二十九歳の彼女と出会い、急速に惹かれていく塩原。やがて関係を迫る彼に対し、 奈緒が望む性愛の形は変わったものだったが、徐々に甘美な毒にとらわれていく――。 “禁断の純愛小説”問題作が文庫化! 解説 村山由佳 ※この電子書籍は2017年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
大正デモグラフィ 歴史人口学で見た狭間の時代
スペイン・インフルエンザ、結核拡大、そして関東大震災。 未曾有の疫病や近代化に伴う社会の拡大・密化は、庶民の生活にどのような影響を及ぼしたのか。 人口の推移をベースに紐解く大正時代の姿! 「デモグラフィ」とは、出生・死亡・移動などの人口統計全体、あるいは人口の研究を指す言葉である。 つまり本書は、新たに発掘された史料、進展してきた歴史人口学の成果を踏まえ、 大正期を人口という窓を通してながめてみよう、という意図のもと書かれた。 その視点で検討してみると、従来「デモクラシィ」の時代と呼び習わされてきた大正期も、 必ずしも明るく進んだ面ばかりではなかったことが分かる。 大正時代を捉え直す意欲的な1作。 速水 融(はやみ あきら) 1929年生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。経済学博士。同大学教授、国際日本文化研究センター名誉教授などを歴任。 江戸時代の宗門改帳などの収集・分析を通じて近代以前の人口の変遷、人々の生活を明らかにする歴史人口学を切り拓いた。 2009年文化勲章受章。『歴史人口学の世界』『歴史人口学で見た日本』 『日本を襲ったスペイン・インフルエンザ 人類とウイルスの第一次世界戦争』など著書多数。2019年12月逝去。 小嶋美代子(こじま みよこ) 1948年生まれ。青山学院大学卒業、麗澤大学大学院国際経済研究科博士課程修了。経済学博士。著書に『明治・大正期の神奈川県』。 -
あのころ、早稲田で
60年代というトンネルの入り口は小春日和、出口は嵐だった── 早大闘争、社研、吉本隆明、『青春の墓標』、「ガロ」、GS、喫茶店、ATG、ゴダール、アングラ演劇―あの時代の空気が鮮やかによみがえる。 よりにもよって、私の人生の中で最も思い出したくない日々だった──。〈エピローグより〉 「ワセジョ」もお洒落で可愛い女子が増えたといわれるが、中野翠さんは1946年生まれのまさに戦後ベビーブーマー第一世代(団塊世代)。 1965年に早稲田大学第一政経学部経済学科に入学するが、クラスに女子はたった2人。 高校時代からマルクスを読みかじり、立派な左翼になるべく「社研」こと社会問題研究会へ入り、 大学に入学したら「真摯に苦悩する学生生活」を送るはずだったのに、入学翌年に勃発した早大闘争にも今一つのめり込めないハンパな日々。 とはいえ、1965年前後の早稲田のキャンパスは多士済々。 キャンパスのベンチに座っていたら、いきなりオルグしてきた「粋な顔立ち」の革マル派トップは、のちの宝島社社長・蓮見清一。 面識はないけれど、タモリも吉永小百合も、『突破者』の宮崎学も久米宏、田中真紀子、二学年下の村上春樹も同時期に早稲田にいた。 同じ部室の文研(文学研究会)には、のちに直木賞作家となる高橋義夫や、呉智英こと新崎智も在籍し、すでに歴史的かなづかいで奇妙な小説を書いていたのだ。 真摯な左翼を目指しながらも「運動」にはのめり込めず、60年代に花開いたサブカルチャー(「ガロ」、早稲田小劇場、ATG)、 ポップカルチャー(グループサウンズ花ざかり)を享受した、懐かしくも恥多き青春を振り返る書下し作品。 文庫化記念、呉智英氏との爆笑対談収録。 ※この電子書籍は2017年4月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
赤川次郎クラシックス 幽霊湖畔
〈赤川次郎クラシックス〉 第5弾。 宇野警部と永井夕子が、休暇で湖畔のホテルに滞在中、アルバイト学生がナイフを胸に突きたてられた死体で発見される。 この人造湖の湖底には、かつて強盗殺人事件で奪われた、二億円相当の宝石が沈んでいるらしい。 逃走中の犯人が必死に宝物を探すなか、宇野と夕子に散弾銃が向けられる!? 表題作ほか、「着せかえ人形の歌」「危い再会」「吸血鬼を眠らせないで」「狼が来た夜」の全5篇。 どこから読んでも楽しめる〈幽霊〉シリーズです。 カバーイラスト・あずみ虫 ※この電子書籍は、1991年8月に文藝春秋より刊行された文春文庫の「新装版」を底本としています。 -
私の「紅白歌合戦」物語
令和元年暮れに七十回目を迎えた紅白歌合戦。 昭和49年より9年連続で白組司会を務めた元NHKアナウンサーだから書ける舞台の裏側と、とっておきの話。 誌上での再現放送や、当時の著者の日記も公開。 目次 一 「紅白」はこうして始まった 二 「紅白」が私に近づいてきた 三 「紅白」真っ只中 第25回NHK「紅白歌合戦」誌上放送 対談・佐良直美×山川静夫 「紅白」黄金時代裏話 四 「紅白」ちょっといい話 初のテレビ放送/審査員の変遷/森光子さんの思い出/ “サブちゃん”の存在/宮川泰さんのこと/素敵な蝶ネクタイ/ 忘れたマイク/昭和52年「紅白歌合戦」始末記/ 「紅白」雪景色/水前寺清子さんの「情」/ 頭の回転がするどい黒柳徹子さん/中村メイコさんの気配り/ 東北人、新沼謙治と千昌夫/「紅白歌合戦」と阿久悠の魔法 対談・由紀さおりと×山川静夫 わが心の「紅白歌合戦」 五 「紅白」よ、どこへ行く あとがき -
平蔵
悪い奴は誰も、その男の顔を知らない―― 逢坂剛が描く〈火付盗賊改・長谷川平蔵〉シリーズ、第三弾。 不届きにも、「闇の平蔵」と名乗る者が現われた。 闇の平蔵は、「火盗改が、悪党どもを成敗処罰するのと引き換えに、 捕り方の役人を同じように成敗処罰する」と公言し、 火盗改や役人に強い遺恨を抱いている悪党を集めているという。 その噂を聞きつけた長谷川平蔵組の斧八は、「闇の平蔵」の人集めへ潜り込んだ。 「闇の平蔵」は、かつて、遊蕩していた頃の長谷川平蔵に何度も煮え湯を飲まされ、 恨みを抱いているという。そこに来ていた紅一点・可久は「闇の平蔵」に、 その話を信用してほしければ頭巾を脱いで顔を見せろ、 お前は実は長谷川平蔵なのではないか、と迫る。 闇の平蔵は頭巾を脱いだが、 手下の斧八でさえ長谷川平蔵の顔をまともに見たことはなく、 彼が長谷川平蔵なのかそうでないのか判断がつかない。 だが、可久は、「この男は本物の長谷川平蔵だ」と言い、闇の平蔵もそれを認める。 慌てた斧八だったが――(「闇の平蔵」) 表題作ほか、全六篇を収録。 長谷川平蔵に対抗心を抱く火盗改・松平左金吾が登場、 新たな手下・可久も加わり、物語はますます深みを増す。 まさに江戸を舞台にした潜入捜査。 悪党どころか、手下たちも顔を知らない男・長谷川平蔵のハードボイルドな活躍を描く。 ※この電子書籍は2016年11月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。 -
『陰陽師』のすべて
安倍晴明と源博雅のコンビが平安の闇をはらう人気シリーズが誕生して30年。 マンガ、映画、歌舞伎とジャンルを超えて人気をほこる『陰陽師』の世界の全貌にせまる。 ・主な内容 夢枕獏ロングインタビュー「倒れるまで書き続けたい」 獏さんと歩く『陰陽師』京都案内 熱烈ファンのアナウンサー渡辺真理さんとの対談「悲しくて愛おしい、鬼という存在」 挿画を手がける村上豊さんとの対談「ペンと筆が紡ぐ平安の闇」 マンガ化した岡野玲子さん、睦月ムンクさんインタビュー 映画で主役を演じた狂言師、野村萬斎さんインタビュー 新作歌舞伎『陰陽師』で主演の市川染五郎さんと夢枕獏さんとの対談 『陰陽師』エピソード総解説 ・・・など -
養生のヒント
養生は人生の“質”を決める――。健康を失えば、一挙に下流へ転落しかねない。そんな超高齢大国日本で生き抜くための心と体を整える珠玉のエッセイ! 【目次】 第一章 生 生きることはストレスである 「ため息」も感情の一種 ほか 第二章 養生 吸うことより吐くことが大事 呼吸で末端を生き生きとさせる ほか 第三章 病 がん問題はボーダーレス 医学界の言葉遣いに抱く違和感 ほか 第四章 老 老化を素直に受け入れる 寿命にも“程”がある ほか 第五章 死 寝る前と起きる前に死を考える がんは「死ぬまでの用意ができる病気」ととらえる ほか -
老いの品格 品よく、賢く、おもしろく
いい歳のとり方をする人と、そうでない人の違いとは何か? 本書では、高齢者専門の精神科医が、「品のある老人」「賢い老人」「おもしろい老人」という三つのカテゴリーに分けて解説し、魅力的な理想の老人になるための具体的なヒントを紹介します。老いを素直に受け入れ、ジタバタすることなく、人生の後半を品よく楽しむための1冊。 (本書の主な内容)●歯を食いしばってまで老いと闘う必要はない ●孤独を恐れず好きな生き方をしよう ●高学歴な人が「つまらない」と言われる理由 ●自分は最期に泣いてもらえる人間かを考える ●感情は豊かに、でも感情的にはならない etc. 「私がなりたいのは、『品のある老人』『賢い老人』、そして『おもしろい老人』です。老年精神科医として、これまで6000人以上の高齢者を診てきましたが『こうなりたい』と思う高齢者の姿とはどんなものかをお伝えすることが、みなさんにとって“幸せに歳をとるためのヒント”になるのではと思っています」(本書「プロローグ」より抜粋) ※本書は、2022年5月に刊行された『老いの品格』に加筆・修正を加え、文庫化したものです。 -
わるい平安貴族 殺人、横領、恫喝…雅じゃない彼らの裏の顔
射殺された清少納言の実兄、殺人犯を皇族に偽装、公共事業費を国司が横領……『源氏物語』『枕草子』では描かれない、平安貴族たちの悪人ぶりを暴く! 2024年の大河ドラマの舞台となる平安時代は戦もなく、平和な時代のような印象を受けるが、実際には暴行や暗殺、横領や賄賂がはびこっており、特に受領国司として地方に派遣された中級貴族たちは、蓄財のためには殺人も犯すほどだった。本書では、こうした貴族たちの犯罪を暴き、平安時代の闇の一面を紹介する。 ●凶行に及ぶ清少納言の実兄 ●殺人を指示する和泉式部の夫 ●事件の黒幕 その一 藤原兼隆 ●『源氏物語』の大夫監のモデル ●道長による力任せの隠蔽工作 ●殺人を隠蔽する常陸介 ●悪徳受領を庇う一条天皇 ●告発者の親兄弟を皆殺し ●不正行為の隠蔽のために部下を殺す日向守 ●謀反人と癒着して私腹を肥やす 『王朝貴族の悪だくみ』を改題し、文庫化。 -
まんがでわかる 感情の整理ができる人は、うまくいく
30万部のベストセラーをまんが化! 感情に左右される人生は大損です。怒りが消えない、なぜか不機嫌……。あなたは、自分の感情に手を焼くことはありませんか? どんな仕事のスキルや成功哲学を学ぶより、自分の感情とうまく付き合うことは、人生において重要なスキルといっていいでしょう。自分の感情をどう整理していくかで、仕事のやり方も、人との付き合い方も、生き方も変わってきます。人生がうまくいくか、いかないかは、感情次第といっても、過言ではありません。しかし感情は、なかなか変えられないもの。頭ではわかってはいるけど、どうしても感情に引っ張られてしまう。怒りたくないのにイライラしてしまう、考えたくないのに悩みの種についてぐるぐると考えて頭から離れない。こんなことは、だれしもあるでしょう。 ●人生をうまく進めていく人の共通点は、こうした自分の感情と現実との折り合いをつけるのが、うまいこと ●ネガティブな感情が深刻にならないように、食い止める術を知っているので、感情に流されることはなく、自分の目指す方向に足を進めることが可能です。 ●反対に、人生がなかなか思うようにいかない人の共通点は、自分の感情をもて余して、現実との折り合いがつけられないこと。だから、なかなか前に進めません。 本気で「自分の目標を叶えたい」「いい人生を送りたい」と考えたときに、自分のネガティブな感情を整理していくことは、どうしても不可欠なのです。この本では、感情を整理するための、とっておきの考え方を、まんがとともに紹介します。 -
心が軽くなるヒント
心の無駄な荷物を降ろすだけで、すべてがうまく回り出す! 本書では、「『完璧主義』を手放す」「『いい人でいなければ』を手放す」「『無駄な予定』を手放す」など、人生を軽やかに生きるための45のヒントを紹介。多くの人の足を引っ張る「無駄な思考」を捨てることで、もっと自由に、もっと幸せに、もっとラクな人生を送れることを、豊富な事例をもとに解説します。手放すほどに、人生が激変する1冊! (主な内容)●「いい人」を卒業する ●たまには思い切って休んでみよう ●自己肯定感を高めよう ●SNSとうまくつきあっていこう ●あなたは決してひとりじゃない etc. 「これからの時代は、足し算より、引き算の生き方ができる人がラクに、軽やかに生きていける時代になります。もっとラクに人生を送るために、まずはあなたがやるべきこと。それは、さらに何かを手に入れようとがんばることではありません。無意識に抱え込んできた心の荷物を降ろすということです。つまり、これまであなた自身の行動を縛ってきた『無駄な思考を手放す』ということなのです」(本書「まえがき」より抜粋) 『人生に迷う君に送る24の手紙』(プレジデント社)を改題し、大幅に加筆・修正、再編集。 -
みんななにかに縋りたい
累計10万部突破『どうせそろそろ死ぬんだし』に続く「館」ミステリーは依存症患者×孤島! ロジカルな推理といくつもの伏線が導き出す「なぜ」の答えに驚愕。 ――大山誠一郎(作家) 孤島の別荘で行われる依存症回復プログラムに、料理人として同行することになった桜子。 恋愛依存、ゲーム依存など、様々な依存症を抱える人々が集う。 しかし1日目の深夜、参加者の一人が不審死を遂げる。 刃物らしきもので首を切られた様子で、現場は密室。 別荘内にある刃物は、桜子が厳重に管理している包丁とナイフのみ。 桜子が参加者から犯人と疑われるなか、さらなる事件が起き――。 第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作家最新作。 【著者について】 香坂鮪(こうさか・まぐろ) 1990年、熊本県生まれ。大阪府在住。現在、循環器を専門とする特定機能病院に勤務。心臓と脳を中心に、心筋梗塞、脳梗塞などの治療に携わる。第23回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリを受賞し、『どうせそろそろ死ぬんだし』(宝島社文庫)で2025年にデビュー。 -
新装版 5分で読める! ひと駅ストーリー
累計150万部を突破した宝島社の「ショートショート」シリーズの中で、「夏」をテーマにして人気を博した「夏の記憶 西口編」の新装版です。 『さよならドビュッシー』中山七里さん、『響け! ユーフォニアム』武田綾乃さん、『珈琲店タレーランの事件簿』岡崎琢磨さんなど、豪華作家陣がそろったアンソロジー。 さまざまな夏が溢れる25作品を収録です! 【執筆陣】※五十音順 逢上央士、浅倉卓弥、有沢真由、乾緑郎、上村佑、宇木聡史、遠藤浅蜊、大泉貴、岡崎琢磨、おかもと(仮)、伽古屋圭市、木野裕喜、小林深亜、里田和登、沢木まひろ、拓未司、武田綾乃、塔山郁、友井羊、中山七里、奈良美那、深津十一、堀内公太郎、水田美意子、吉川英梨 -
新装版 5分で読める! ひと駅ストーリー
累計150万部を突破した宝島社の「ショートショート」シリーズの中で、「夏」をテーマにして人気を博した「夏の記憶 東口編」の新装版です。 「佐方貞人」シリーズ 柚月裕子さん、『死亡フラグが立ちました!』七尾与史さん、「楯岡絵麻」シリーズ 佐藤青南さんなど、豪華作家陣がそろったアンソロジー。 さまざまな夏が溢れる26作品を収録です! 【執筆陣】※五十音順 相戸結衣、蒼井ひかり、安生正、上原小夜、大間九郎、桂修司、喜多南、喜多喜久、咲乃月音、佐藤青南、篠原昌裕、新藤卓広、高山聖史、谷春慶、千梨らく、飛山裕一、中居真麻、中村啓、七尾与史、林由美子、深沢仁、藤八景、ますくど、水原秀策、森川楓子、柚月裕子 -
新装版 5分で読める! ひと駅ストーリー
累計150万部を突破した宝島社の「ショートショート」シリーズの原点「5分で読める! ひと駅ストーリー」の降車編の新装版です。 駅から駅までの間で起こる物語を乗車編・降車編に分かれて総勢43名の作家が描きます。 降車編では「佐方貞人」シリーズ 柚月裕子さん、『死亡フラグが立ちました!』七尾与史さん、『珈琲店タレーランの事件簿』岡崎琢磨さんなど、21名が参加! 【執筆陣】※五十音順 藍上ゆう、乾緑郎、上村佑、宇木聡史、岡崎琢磨、桂修司、木野裕喜、咲乃月音、佐藤青南、里田和登、高山聖史、谷春慶、塔山郁、中居真麻、七尾与史、ハセベバクシンオー、林由美子、深沢仁、水田美意子、森川楓子、柚月裕子 -
新装版 5分で読める! ひと駅ストーリー
累計150万部を突破した宝島社の「ショートショート」シリーズの原点「5分で読める! ひと駅ストーリー」の乗車編の新装版です。 駅から駅までの間で起こる物語を乗車編・降車編に分かれて総勢43名の作家が描きます。 乗車編では『さよならドビュッシー』中山七里さん、『果てしなき渇き』深町秋生さん、『スープ屋しずくの謎解き朝ごはん』友井羊さん、『魔法少女育成計画』の遠藤浅蜊さんなど、22名が参加! 【執筆陣】※五十音順 浅倉卓弥、上原小夜、遠藤浅蜊、大泉貴、おかもと(仮)、伽古屋圭市、喜多南、喜多喜久、沢木まひろ、篠原昌裕、高橋由太、拓未司、千梨らく、友井羊、中村啓、中山七里、奈良美那、深町秋生、堀内公太郎、矢樹純、柳原慧、吉川英梨 -
戦争というもの
戦争中に発せられた、十四の名言から、あの戦争を考える――〈九十歳の爺さんがこれから語ろうとするのは、そんな非人間的な戦争下においてわずかに発せられた人間的ないい言葉ということになります。いや、全部が全部そうではなく、名言とはいえないものもまじりますが、それでもそこから将来のための教訓を読みとることができるでありましょう。〉(本書「まえがき」より) 昭和史研究の第一人者が、どうしても伝え遺したかったこととは ●一に平和を守らんがためである(山本五十六) ●バスに乗り遅れるな(大流行のスローガン) ●理想のために国を滅ぼしてはならない(若槻礼次郎) ●大日本は神国なり(北畠親房) ●アジアは一つ(岡倉天心) ●タコの遺骨はいつ還る(流行歌「湖畔の宿」の替え歌) ●敗因は驕慢の一語に尽きる(草鹿龍之介) ●欲しがりません勝つまでは(国民学校五年生の女子) ●太平洋の防波堤となるのである(栗林忠道) ●武士道というは死ぬ事と見付けたり(山本常朝) ●特攻作戦中止、帰投せよ(伊藤整一) ●沖縄県民斯く戦へり(大田実) ●しかし― 捕虜にはなるな(西平英夫) ●予の判断は外れたり(河辺虎四郎) -
疵(きず)の迷楼 耽美幻想セレクション
狂気と享楽の世界に耽溺する―― 10の名作が誘う、底なし沼へようこそ (あらすじ) 山上の神社へ肝試しに訪れた、美しい少年士官が出逢った不可思議な出来事とは。(泉鏡花「妙の宮」) 病気療養中の少女には、女学園の後輩であり恋人の少女がいた。ある日、恋人が密室殺人事件に巻き込まれ——。(小栗虫太郎「方子と末起」) 下宿先の住人は皆奇妙な行動をする。(坂口安吾「蝉 あるミザントロープの話―」) 10名の文豪の名作が集った、耽美と幻想の世界に溺れる一冊。 <収録作品> 江戸川乱歩「鏡地獄」/谷崎潤一郎「人魚の嘆き」/小栗虫太郎「方子と末起」/泉鏡花「妙の宮」/木下杢太郎「少年の死」/坂口安吾「蝉―あるミザントロープの話―」/夢野久作「死後の恋」/芥川龍之介「疑惑」/小川未明「百合の花」/中島敦「文字禍」 -
不安をしずめる心理学
【本書は『誰にもわかってもらえない不安のしずめ方』(電子書籍書き下ろし)を改題し、再編集した『不安をしずめる心理学』(PHP新書)に加筆・修正を行ったものです】人格は「再構成」できる! 不安の正体を知ればもう大丈夫。圧倒的人気を誇る社会・心理学者が平易に伝える心のメッセージ。学校や職場、家庭の不安に応える。「不安の解決の方法として、まず『不安の消極的な解決の仕方』について述べます。ひと言で言うなら『不安でどうしようもない時は、お酒を飲んで忘れてしまいましょう』ということです。アルコール依存症になってしまいかねませんが、お酒を飲んでいれば不安を一時忘れることができます。望ましくない不安の解決法ではありますが、最初にこれについて述べます」「その次に、『積極的な解決』という方法について説明します。これは実践するのが大変難しい方法ですが、不安に正面から向き合い、どう解決したらいいのかを考えます」(本書「はじめに」より) 〈目次〉第1章 人はなぜ、不安に苦しむようになったのか 第2章 「現実的な不安」と「神経症的不安」 第3章 不安よりも不幸がいい 第4章 擬似成長と隠された敵意 第5章 不安と怒りの深い関係 第6章 不安から逃げる「消極的解決」 第7章 乗り越えるための「積極的解決」 -
精霊侯爵家の花嫁は二人に求婚されています
前世知識を生かして代々の借金を返済した伯爵令嬢リディーシアと、とある事情で一年後に養子に爵位を譲る侯爵家の若き当主ジェラルド。二人は迷惑な縁談を同じタイミングで断ったことで結託! 流れで契約結婚し、彼の屋敷で過ごすことになったのだけれど……。廊下でばったり再会した養子のサーシャは、かつて求婚してくれた相手で!? ジェラルド様には夫婦らしい態度を求められ、サーシャ様からは口説かれて――これからどうしたらいいの!? 恋愛下手な伯爵令嬢の契約結婚ラブコメディ! ※電子版はショートストーリー『サーシャの捜し人』付。 -
大国に嫁いだ姫様の侍女の私
大国の無慈悲王と結婚する冷血姫と噂されている小国のフィオーレ王女。彼女のただ一人の侍女ヴェルデは、当然のように姫の輿入れ先へとついてきている。なぜなら姫は命の恩人にして敬愛すべき主! 主のためなら、侍女仕事のほか諜報活動に身辺警護と一人十役の気持ちで臨んでいる。そんなある日、城内を無警戒に歩く不思議な青年ルベライトに出会ったことから、彼女の日常が変わり始めて――。姫様のために常に警戒しているのに、どうして不意に現れては私の心を乱すの!? 姫様至上主義の侍女の王宮ラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー付。 -
落ちこぼれ王女は竜の愛されお世話係
「姫様……覚悟しておいてくださいよ」王国の末姫で、落ちこぼれ扱いをされているユリアは、竜の卵(といわれている石)を守る巫女として辺境の聖殿に向かうことに。身一つで置いていかれた彼女に声を掛けたのは、乳母の息子だと名乗る騎士アレクセイだった。彼の助けでなんとか辺境暮らしにも慣れてきたある日、突然卵から竜の赤ちゃんが生まれて――!? 落ちこぼれ王女と英雄騎士の竜の子育て&ラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー付。 -
人生で起こること すべて良きこと 逆境を越える「こころの技法」
人生は大いなる何かに導かれている――。本書は、「生死の境の体験」をはじめ実体験から掴んだ技法を、著者が質問者との対話の中で、丁寧に語った1冊です。「答えは、すべて『自分』の中にある」「『他者への嫌悪感』の本質は『自己嫌悪』である」「『感謝』は、すべてを癒す」など、深い気づきが得られる、著者の魂の言葉の数々。苦しい状況において、生きる気力と勇気が湧いてくる書。 (本書の主な内容)●誰も大声では語らない「人生の真実」とは何か ●どうすれば、「偶然の出来事」に「意味」を感じられるのか ●なぜ、自己嫌悪の極みで、「自己肯定」の心が生まれるのか ●なぜ、「病」とは、「福音」(良き知らせ)なのか ●なぜ、「死生観」を掴むと、「直観」が鋭くなるのか ●「逆境」を越える「究極の言葉」とは何か 「もし、あなたが、いま、苦労や困難、失敗や敗北、挫折や喪失といった「逆境」の中にあるならば、『人生で起こること、すべてに深い意味がある』と心の中で唱え、その『意味』を考えながら目の前の『逆境』に向き合ってみてください。必ず、あなたの心の奥深くから、その『逆境』を越えていくための力と叡智が湧き上がってきます。もし、あなたが、いま、人生を分ける「岐路」に立っているならば、「自分の人生は、大いなる何かに導かれている」と心の中で唱え、その「岐路」を静かに見つめてみてください。必ず、あなたの心の奥深くから、その「岐路」での正しい選択を導く声やメッセージが聞こえてきます」(本書「はじめに」より) -
物流で世界史を読み解く 交易、移民問題から食文化の革新まで
これまで、多くの世界史本が出版されていますが、本書は「物流」を軸の中心とし、各国がどのようにして栄枯盛衰を繰り返してきたかを読み解くことができます。2024年から日本が抱えている、「物流問題」にも通ずるヒントが多く、本書を読めば日本はこれからどのようにして問題解決をしていかなければならないか、過去の歴史から学ぶことができるでしょう。 〈一例〉物流の多さは国や人類の豊かさにつながる 国境なき民が世界の貿易を動かしてきた 物流の歴史は生活水準が上昇した歴史 物流によって国力を得た国、衰退した国がある 輸送技術の革新が物流に変化をもたらす 〈目次〉第一章 フェニキア人はなぜ地中海貿易で繁栄したのか 第二章 なぜ、東アジアはヨーロッパに先駆けて経済発展したのか 第三章 イスラーム王朝はいかにして国力を蓄積したのか 第四章 ヴァイキングからハンザ商人、そしてオランダ商人へ 第五章 なぜ中国は朝貢貿易により衰退したのか 第六章 地中海はなぜ衰退し、バルト海・北海沿岸諸国が台頭したのか 第七章 喜望峰ルートは、アジアと欧州の関係をどう変えたか 第八章 東インド会社は何をおこなったのか 第九章 オランダはなぜ世界で最初のヘゲモニー国家になれたのか 第十章 パクス・ブリタニカはなぜ実現したのか 第十一章 国家なき民は世界史をどう変えたのか1 ― アルメニア人 第十二章 国家なき民は世界史をどう変えたのか2 ― セファルディム 第十三章 イギリスの「茶の文化」はいかにしてつくられたのか 第十四章 なぜイギリスで世界最初の工業化(産業革命)が生じたのか 第十五章 アメリカの「海上のフロンティア」とは 第十六章 十九世紀、なぜ西欧とアジアの経済力に大差がついたのか 第十七章 近代の歴史と物流 -
ミミズクとオリーブ・シリーズ
八王子の郊外に住む作家のぼくのもとへ、大学時代の友人が相談にやってきた。謎めいた文言の並ぶ書き置きを遺して、奥さんが家出したという。自慢の手料理を供しながら友人の話を聞いていたぼくの妻は、たちまち奥さんの所在を突き止めてしまった。さらに、高校時代の友人で刑事をしている河田の自慢話を聞いているうちに、女社長殺しの捜査のミスを見つけたばかりか、事件の真相をも言い当ててしまう……。ひょっとしてぼくの妻は、料理の腕前ばかりでなく、推理能力にも長けているのだろうか?! 直木賞作家が安楽椅子探偵ものの歴史に新しい一ページを切り拓いたシリーズ第一弾!/【目次】ミミズクとオリーブ/紅い珊瑚の耳飾り/おとといのおとふ/梅見月/姫鏡台/寿留女/ずずばな/*本電子書籍は『ミミズクとオリーブ』(創元推理文庫 新装版 2025年1月30日初版発行)を底本としています。 -
初春神嫁噺
舞で迎えた護国の神をもてなす環姫役。それを神域でこなすタマの役目も、十二年目の今年でおしまい。出会った頃から変わらない美貌の守護役ミケとの別れは悲しくとも、役目を引き継ぐ少女たすきを心待ちにしていた師走のある日。彼と共にたすきに会った彼女は、自分の失言のせいで嫌われてしまって!? さらに護国の神である亥神とミケの様子もおかしくなり? たすきちゃんとの仲を改善中に、なぜか亥神様は口説いてくるし、ミケ様は甘やかしてくるし……。もうお別れなのに、苦しくなるばかりです! 恋に戸惑う舞姫と神々が織りなす和風ラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー付。 -
黒狼辺境伯と番人公女
一年後に結婚するはずが、相手に裏切られて婚約解消になってしまった公女セレスト。以来、彼女は領地で馬を愛でつつ、気象観測の仕事に精を出していた。そんなある日、父から辺境伯領での仕事を任され向かうことになったのだけれど……。そこには、一方的に婚約解消されたという黒き狼の異名を持つ辺境伯ザカライアがいて!? 一緒に仕事をして、一緒に馬を見に行って、一緒に街を歩いて。まさかこれってお見合いだったの!? 婚約を失敗した者同士のお見合いラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー『騎士は見た』付。 -
水曜日の君 あなたと奏でる未来(あした)の旋律
第11回ネット小説大賞受賞作品。とある地域交流センターに、水曜日の夜にだけピアノを弾きにくる女性がいた。 彼女はいつしか『水曜日の君』と呼ばれるようになっていて、 毎回受付をする“彼”も彼女--鎧塚ケイのことを気にかけるようになっていた。 しかし二人は、利用者と職員という立場。想いが募る前に、“彼”は異動を受け入れてしまい……。 『水曜日の君』と週に一度だけ会う関係が、すこしずつ変わっていく。 ピアノの奏でる旋律のように、歩くような速さで。不器用な二人の、すれ違う恋の練習曲(エチュード)。 好きになった人の名前を呼んで、気持ちを伝える……簡単に思えるけれど難しい、大人の恋の物語。 -
男爵家の嫌われ令嬢
義姉の身代わりで全寮制の学園に入学することになった令嬢アリア。大雨の中、馬車から放り出された彼女を助けてくれたのは死を司ると怖れられる忌み神様で、たどり着いたのは聖女のための学園だった!? 周囲から遠巻きにされ、なぜか無言でお世話をしたがる忌み神様に困惑するアリアだったけれど……。男爵家の嫌われ者ですが、聖女のための学園で神様の執着と運命を変える出会いが待っていました!? 虐げられ令嬢と死を司る忌み神の人外ラブ! ※電子版はショートストーリー『忌み神様と鳥のお面と調教師』付。 -
魔法屋さんの弟子は呪われ王子の最高の魔法使い
『魔法屋』を営む次代の賢者に師事しているのに、魔法が下手な弟子イヴェット。彼女は、師匠の留守中も魔法の訓練に失敗し、客である第二王子アレンを水浸しにしてしまった! だからこそ、厄介な呪いにかかっている彼の解呪依頼は、イヴェットの手に負えないのに……。なぜか第二王子の専属文官に扮して王城に行くことに!? しかも、一緒に暮らしているサラマンダーがついてきてしまって――。失敗続きの私には解呪の手がかり探しも難しいのに、期待されても困ります! 落ちこぼれ魔法使いと呪われ王子の解呪ラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー付。 -
ハーヴィスト辺境伯家の最弱令嬢
魔獣狩りの名門家の令嬢なのに瘴気耐性が低く虚弱体質のディアナは、魔獣研究三昧の引きこもり生活を送っていた。ある日瘴気で死にかけていた彼女は、悪評まみれの最恐の狼神獣ファルグに遭遇! 主従契約を結ばれ彼の神獣騎士にされてしまって――!? 「契約の対価が全身なのは体が丈夫になったからいいけれど、伴侶にしたいってどういうことですか!?」最恐狼神獣と瘴気引き寄せ体質の最弱令嬢の神獣×契約ラブ! ※電子版はショートストーリー付。 -
竜の加護持ち騎士団長はハズレ持ち令嬢を守りたい
誰でも使える魔法が使えなくなる、ハズレ加護持ちの伯爵令嬢ラナ。彼女は両親が亡くなって以来、叔父夫婦にボロボロになるまで働かされ、満足に眠れない日々を過ごしていた。そんなある日、叔父に売られ、闇オークションにかけられることに! もう、この地獄からは抜け出せない――そう思っていたけれど、竜の加護持ちである帝国最強の騎士団長アーネストに助けられ、妖精の使用人がいる彼の屋敷で甘やかされて過ごすことになり!? 虐げられていた薄幸令嬢と彼女を全力で甘やかしたい騎士団長のシンデレラ&ラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー『~リードの独白~』付。 -
3分で読める! 人を殺してしまった話
最初の1行は全員同じ! 殺害方法は自由自在 累計140万部突破!宝島社の大人気ショートショートシリーズ最新刊。 「人を殺してしまった」の書き出しから始まる物語を“チーム・バチスタ”海堂尊、“さよならドビュッシー”中山七里ほか『このミス』大賞作家が全作書き下ろし!ゾクッとするどんでん返しから意味が分かると怖い話まで超ショートストーリーを25作品収録。 【執筆陣】※五十音順 秋尾秋/浅瀬明/上田春雨/歌田年/岡崎琢磨/おぎぬまⅩ/海堂尊/伽古屋圭市/柏木伸介/貴戸湊太/桐山徹也/くろきすがや/小西マサテル/佐藤青南/志駕晃/新藤元気/高野結史/塔山郁/中山七里/柊サナカ/降田天/堀内公太郎/三日市零/美原さつき/宮ヶ瀬水 -
〈邪馬台国はどこですか?〉シリーズ
和歌山に、ある宗教団体の御神体の取材へ向かう早乙女静香と、量子力学研究機関の代表へインタビューをしに行く宮田六郎。宿泊するホテルへの道すがら、まるで大きな八咫烏のような姿が目の前に出現した……。宮田がインタビュー予定だった男性がビルから落下したのだと判明、警察は自殺だと決めつけるが、前日にもオンラインで打合せを済ませ、インタビューを楽しみにしていたはずなのになぜ? 一方で、静香も取材先で御神体が消失するという事件の現場に居合わせることになる。熊野を舞台に、二つの事件の真相と八咫烏神話の謎に迫る、『邪馬台国はどこですか?』に連なる最新長編。創立70周年記念、文庫書き下ろし。 -
妖精番の姫
冷酷非道な隣国の王太子に嫁ぐことになったフローラ姫。何人もの妾を囲い、飽きれば処刑するという噂を侍女から聞いても、政略結婚だからと覚悟を決めていたのに……。隣国へ向かう途中、侍女に提案された立場の入れ替えに、なぜか頷いてしまったことで、状況は一変。真実を話せなくなり、なり手のいない「妖精番」を押し付けられ、誰も訪れない城の片隅で過ごすことに。そんなある日、騎士の青年ドルフが現れたことから、運命は大きく動き出し――。侍女に騙されて身分を奪われた姫君の純愛ラブファンタジー。 ※電子版はショートストーリー『小さな妖精たち』付。 -
5分で読める! 誰かに話したくなる怖いはなし
岩井志麻子 岡崎琢磨 小田雅久仁 尾八原ジュージ 北沢陶 澤村伊智 斜線堂有紀 背筋 林由美子 平山夢明 身の毛もよだつ恐怖体験! 最短1ページ、どこからでも読める“超”短編全30話 (あらすじ) 小説家の小田が行きつけのバーでJから聞いた話――不気味な仮面をかぶり、道端に寝そべっている男。先輩は「近づくな、無視しろ」と言って……(「寝そべり男」小田雅久仁)。引っ越し直後の私の元に、前住人宛ての郵便物が届き続ける。ついにはとんでもないものが誤配され――(「前の住人の話」斜線堂有紀)。ほか『近畿地方のある場所について』背筋、『ぼっけえ、きょうてえ』岩井志麻子ら豪華執筆陣による全30話の恐怖。 -
おちこぼれ聖女見習いと出戻り騎士
「私が守護騎士になるのはお嫌ですか?」聖なる力で作り出した弓で悪魔を払う聖女。その素質があると、成人間近に分かった少女ロアは、急遽、聖女見習いになることに。お陰様で、ほかの聖女見習いから距離を置かれ、修道士の青年カシルの助けなしには勉強にもついていけない。追い打ちをかけるように、うっかり出した最弱の弓のせいで、悪魔祓いを助けてくれる守護騎士候補生にも見放されてしまったのだけれど……。ある日、なぜかカシルが騎士姿で現れたうえ、自分だけの聖女になってほしいと懇願されて!? 実力隠し系最強聖女と訳あり騎士のラブファンタジー! ※電子版はショートストーリー『ロアとカシルの日常』付。 -
とある男装令嬢の求婚作法
貧乏伯爵家の令嬢クリスタは、婚約破棄され屋敷に引きこもっている。――と噂されているが、実際は療養中の弟の身代わりで騎士団で騎士として元気に勤務中! 弟がクビになるのを回避したい……そのための期間限定の男装生活だったのに、成人の儀でクリスタが高位の聖獣を召喚したことで事態は一転! 尊敬する上司の聖獣騎士、次期公爵のルドガーに求婚されることになってしまい!? 訳あり男装騎士令嬢のもふもふ×求婚ラブ! ※電子版はショートストーリー『三つ編みと男心』付。 -
暴君侯爵の求婚宣言 石棺から蘇った私を、強面サソリ獣人が褒美に求めてくる【特典SS付】
病で若くして死んだはずの王女シンシア。目覚めるとなぜか時が経ち、黒サソリ獣人の軍人侯爵の腕の中でキスをされていた!? 王家の墓場からシンシアを連れ出した彼はかいがいしくお世話をしてくれるけれど、最凶最悪の『戦場の暴君』と噂され恐れられる人物らしくて……? 侯爵の豹変に慄く周囲をよそに、シンシアは彼と王都に向かうことになって――。獣人シリーズ第11弾は、黒サソリ獣人の成り上がり軍人侯爵と人族の王女の溺愛求婚ラブ! ※電子版はショートストーリー『本編閑話~姫の目覚めを待つ暴君侯爵~』付。 -
生まれ変わっても君を愛すると言ってくれたのは婚約者の弟でした
国に豊穣の恵みを与え繁栄させるという宝石眼の乙女。それゆえに毒殺された前世の記憶をもつ男爵令嬢のステラは、今世では引きこもり、王家とは関わらないと決めていたけれど――。貴族の務めとして出席したデビュタントで第三王子・ギルフォードにダンスを申し込まれ、以来積極的にお誘いが! 前世で弟のように可愛がっていた彼の懐かしい面影に絆され、ステラ好みのプランにつられてうっかりデートを重ねていたら、「どうか僕と結婚していただけないでしょうか?」と大勢の前で言い出して!? 逃げたい令嬢とじわじわ囲いこむ王子の前世から続く溺愛執着ファンタジー! ※電子版はショートストーリー付。 -
夫は犬だと思えばいい。
夫を犬だと思うだけで、夫婦仲が改善し、子育てもうまくいく! 超人気塾のカリスマ先生が教える最強の子育てバイブル、ついに文庫化! 夫婦仲がよくなることで、自然と子どもの成績がアップすることを説いた話題作が、装い新たにリニューアル。3組に1組が離婚する昨今において、夫婦と子どもを救う1冊! また、夫婦仲をよくするだけでなく、「子どもたちが将来ひとりでメシを食べていけるようにする」ためのアドバイスも満載。子どもは、ひとつでも自信のあることがあれば簡単には折れない。そしてコラムでは、学習塾の合宿の様子などが書かれており、著者の子どもたちへの愛情に満ちた眼差しを感じられる本でもある。 ●「夫よ、妻の話を聞こう」では解決できない! ●子どもに言ってはいけないNGワード ●不登校や家庭内暴力を生む家庭 ●母親こそギリギリだった ●男はプライドで生きている ●「繰り返し」て「言い換え」て「共感」する ●大人はみんな困っている -
日本外交の情報戦略
北朝鮮問題、イラク攻撃、さらにアジアのパワーバランスはどうなるのか。21世紀、日本が生き延びるためには情報戦略の整備が不可欠である。具体策として、米国に倣い国家情報官(NIO)の設置を提言。わずか数億円でCIAと並ぶ組織が作れるのだ。アメリカは第二次大戦の教訓から学んで、情報の組織、システムを革命的に改善して情報大国となった。一方、かつての日本外交の失敗は、日英同盟の廃棄、真珠湾攻撃にあった。それは情報分析力の欠如により、アメリカの本質を読み違えたことにある。情報戦に破れて破滅した日本こそ、情報体制を立て直すべきであったが、戦後は経済再建に手いっぱいで、防衛とともに最も遅れた部門となっている。米国のCIAやNSAと日本の情報機関との格差はおそらく百倍以上であろう、と著者はいう。歴史の教訓を生かし、かつての失敗を繰り返してはならない――。煮え切らない外交政策を排し、確かな道筋を示した憂国の書。
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