ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
働く男たちの愛憎、葛藤を描いた文春文庫オリジナル短編集。池上信用金庫に勤める小倉太郎。その取引先「松田かばん」の社長が急逝した。残された二人の兄弟。会社を手伝っていた次男に生前、「相続を放棄しろ」と語り、遺言には会社の株全てを大手銀行に勤めていた長男に譲ると書かれていた。乗り込んできた長男と対峙する小倉太郎。父の想いはどこに? 表題作他、五編収録。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
やっぱり面白いです。池井戸潤作品。前から読みたいリストに入れてはいたもののなかなか読む機会がなく。やっと買った。恥ずかしながら短編集とは知らなかったです。6本とも銀行員が主人公。銀行と言っても、メガ、地銀、信金、とさまざまな規模の金融機関ですが、相変わらずきちんと金融の裏側を細部にわたり書かれている...続きを読む。 短編集だから読んでいて心地よいスピード感の展開。面白かったのは「芥のごとく」の時代背景。昭和から平成に変わった時代の話がいきなり出てきた。小切手、手形、集金といった単語がいかにも昭和だ。 タイトルになっている「かばん屋の相続」は、読んでて一瞬でわかった、京都の「一澤帆布」のお家騒動をモチーフにしてるってことが。京都の大学に行ってた時代、みんなあそこのかばん持ってたなぁと懐かしくなった。もちろんあのころは「一澤帆布」があんなことになるとは予想もしてなかったけど。。ほんとに本書の登場人物個人や会社のように「一寸先は闇」だ、人生何があるかわからない。
最初は短編集と知らず、『シャイロックの子供たち』のように視点を変えてひとつの物語が綴られているものだと思っていたのですが、二話目に突入して暫く、どうやら違うらしいと気が付いた次第です。 池井戸潤といえば長編の銀行ミステリーのイメージでしたが、短編の起承転結もさすがとしか言いようのない面白さでした。...続きを読む長編とは異なり、ザ・勧善懲悪というものではありません。そういう意味では池井戸潤らしい爽快なラストが待っているものではありませんが、それぞれの話が主人公達にとって人生の一部となっていく短編らしい終わり方です。 短編特有なのは、池井戸潤の長編では見ることのできない新米やうだつのあがらない中年の視点でしょうか。半沢直樹でいえば半沢がまだ若かった頃はこんな感じだったかもしれないと思わせてくれます。そんなところも魅力的です。
小説をあまり読んだことがない自分でも読みやすかったですね。 理由は、ストーリーが異なる6つ短編だったため飽きずに読めたからです。 個人的には本のタイトルにもなっている『かばん屋の相続』が面白かったです。 すべて銀行が舞台になっているストーリーのため、『半沢直樹』が好きな人にはピッタリの本だと思...続きを読むいます。
短編集で、作品により半沢直樹のようなスッキリ感があったり、謎が解けたスッキリ感があったり、社会を皮肉ったような作品だったり、どれも池井戸潤らしい作品だと思った!
2024.03.08 銀行員、金融マンの心持ちを表しているのだろうなと思いながら読む。 それぞれ味わいのある短編であるが、余韻が残るのは、妻の元カレかと思います。
銀行員とそれにまつわる人々のオムニバス。タイトルはその中のひとつの話。すっきりと気持ちよく終わる話もあれば、その後を読者の想像に委ねるような話もあり、それぞれの登場人物の人間味がとても面白い作品だった。
池井戸さんの作品には間違いないが、現実に存在した問題を取り上げた感じがする。 相続問題はどこでも問題が起きるものなのでしょう。話が分かれていて、読み始めは戸惑いを感じたが、このような構成も楽しく読めるものだと新しい発見があった。
1編1編読み応えがある短編集。 人情あり 何度も危機を解決して行く。 それにしても、銀行員は大変だと つくづく思いました。
銀行の仕組み、経営に必要な知識みたいなものがわかってないと文章だけで理解するのは難しいかなと思った。 でも、ミステリーとして重厚で、1話1話短編とは思えない奥深さだった。 今まで勝手に社会派の勧善懲悪みたいな話しかないのかと思って正直苦手なジャンルかなと思っていたけど、ミステリー要素もあって全く読...続きを読むみにくい感じはしなかった。 初めて池井戸潤さんの作品を読んだけど、他の作品も読んでみたいと思う一冊だった。 セールストークに出てくる江藤くん、芥のごとくに出てくる山田くんのような若手が奮闘する話は年代的に自分に重なる部分もあってグッときた。 登場人物一人ひとりの性格まで詳細にイメージできるような描かれ方で、特に社会人は登場人物の誰かしらに自分を重ねてハマるんだろうなと思った。
中小企業経営というのは、大変やな。 こんな自転車操業してたら、経営者は体が保たん気がする。体もそうやけど精神的にも。 彼らを支える銀行マンと大変やな。凄い仕事量やし。 そういう銀行も今は厳しい状況。 ここで登場する銀行マンは、義理人情に厚そうやけど、限度もあるしな。 タイトルにもなってるかばん屋さん...続きを読むって、京都の一◯帆布店の事? めちゃめちゃ状況は似てる。お兄さんが銀行マンで、急に店継いで、今まで、店をやってた三男を慕って職人さんが辞めて、三男さんのとこに移るとか… 名前だけ名乗っても、質悪かったら意味ないしな… でも、あの店も昔は、ガラガラ〜って開く戸で、手作りのカバンがぶら下げてあった感じの店やったのに… 何か今はブティックみたいな感じ。 昔ながらの店が風情があって良かったな。(確か、POPEYEか何かで紹介されて有名になったんと違ったっけ) 中小企業は、大変やから、銀行か、信金さん頑張って支援してね〜
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
かばん屋の相続
新刊情報をお知らせします。
池井戸潤
フォロー機能について
「文春文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
合本 俺たちの箱根駅伝
俺たちの箱根駅伝 上
民王
合本 半沢直樹【文春e-Books】
ハヤブサ消防団
半沢直樹 アルルカンと道化師
花咲舞が黙ってない
アキラとあきら 上
「池井戸潤」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲かばん屋の相続 ページトップヘ