信長の正体

信長の正体

ビジネス・実用
790円 (税込)

3pt

4.3

ヒーローか、それとも普通の大名か?

なぜ信長の出現によって戦国時代が終わりを告げたのか?歴史上類を見ない比叡山での大虐殺は他の武将による侵略と何が異なったのか、「天下武布」の判子が秘めた武士たちへの絶大な力とは──
織田信長の行動から「時代が求めたもの」が見えてくる。
革命的ヒーローか、凡庸な大名か。人気武将がゆえに頻出する信長研究に対し、東大の人気歴史学者が本気で答えを出すエキサイティングな書。文庫あとがき付。

※この電子書籍は2019年にトランスビューより刊行された『信長「歴史的人間」とは何か』を改題し刊行した文春文庫を底本としています。

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  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    信長の正体
  • タイトルID
    :
    1378751
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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信長の正体 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     「織田信長には革新性はなく、保守的な武将だった」という言説が流行っています。しかし、著者が指摘するとおり「それなら、なぜ信長によって戦国時代が終わったのか」を説明できません。
     著者は、社会の実態と社会の要請を客観的に把握し、同時に、信長の行動を資料によって客観的に整理していくアプローチをとります。歴史の中にあらわれた行動から「歴史的人間」としての人物像を抽出する、そこには、信長の感情などは捨象されます。客観的に検証できないから、学問として扱い得ないからです。
     この著者のアプローチは正しいと考えます。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ


    購入本。寝る前に少しずつ読み進めて昨夜読み終えました。

    相変わらず本郷さんの本は読みやすい。寝る前に少しだけのつもりが、面白いから一週間くらいで読み終えちゃった。

    信長の事だけを書いてあるわけではなく、色々な時代や人物の事も書いてあり面白かった。
    特に面白かった所は、承久の乱、天下布武、神君伊賀越え、廃仏毀釈のとこ。この時代の農民って抑圧されて元気ないイメージだったけど、大暴れしてんじゃんって思いましたw



    以下付箋貼った所(個人用メモ)

    P69 たとえば、千石の米が収穫できる土地について、頼朝が「この土地をお前に与える」と言った時、千石全部が自分のものになるかといったら、そうはならないのだ。数字はいい加減だが、京都の領家に三百石、本家に二百石、合わせて五百石を上司に収めるほか、国衙に百石を納めばならないから、自分の取り分は四百石、といったような計算になる
    しかし、在地領主は唯々諾々と言われた通りに納めていたわけではなく、しだいに京都の上司に税を収めなくなっていく。朝廷側とすれば収入が減っていくわけだから、「幕府は一体何をやっているのか」と怒って幕府を潰そうとしたのが一二二一年に起きた承久の乱であった。

    P126 信長の天下布武については、天下の意味するエリアがどの範囲だったかについて、論争がある。先にも述べたように、当時の天下は京都周辺あるいは畿内であって、日本全国の統一を目指したのではないと主張する研究者がいるわけだ。
    この主張に対する反論として挙げたいのは、天下と言う言葉が源頼朝の時代から使われているという点だ。
    頼朝は「天下草創」、つまり今は天下を刷新する時だと言う主張で、天下という言葉を使っている。頼朝は鎌倉にいたわけだから、当然ながら天下とは畿内だけではない。こうした意味で天下が使われた例は、枚挙に暇がないのである。

    P169 もう一つのピンチが、この神君伊賀越えであった。1582年、本能寺の変で信長が討たれたとき、家康は堺にいた。信長のもとを訪れて接待攻めともいえるもてなしを受けた後、「堺にでも行って見学して帰れ」という信長の勧めにしたがって、堺で遊んでいた時、本能寺の変が起きた。
    家康の一行は堺から伊賀の山中を通り、伊勢湾に出て船で三河に帰るコースを選んだのだが、この時に家康が何を恐れたかと言うと、農民たちであった。農民たちに襲われ、殺害される危険性が極めて高いと考えられたのである。

    P172 二百六十年間に及ぶ平和な江戸時代を経て、明治維新を迎えた時、日本全国で起きたのが廃仏毀釈の嵐であった。その結果、建造物や仏像など仏教関連の美術品のうち、全体の三分の二が失われたと推定されている。
    この廃仏毀釈の発端になったのが、一八六八年に明治政府が出した神仏分離令である。
    ここで注意してほしいのは、明治政府は神様と仏様を分けなさいと指示する法令を出しただけであり、寺を壊せとか、僧侶を迫害せよとか、ましてや仏教教団を壊滅しろと命じたわけでは全くなかったと言う点だ。にもかかわらず、地域のリーダーや農民たちが率先して寺や仏像を破壊したのである。



    0
    2026年11月02日

    Posted by ブクログ

    信長もの、かつ本郷先生の著書というので迷わず買ってみたが「信長もの」ではなかった。今まで日本史を扱う本を読むときに人物史に目がいっていたが、社会の構造、及び社会の要請とは何なのか、という俯瞰した視点の必要性を痛感した。

    0
    2023年08月28日

信長の正体 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    ビジネス・実用
  • ジャンル
    :
    学術・語学 / 教育
  • 出版社
    :
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    :
    文春文庫
  • タイトル
    :
    信長の正体
  • タイトルID
    :
    1378751
  • ページ数
    :
    224ページ
  • 電子版発売日
    :
    2023年07月05日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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