対岸の彼女

対岸の彼女

小説・文芸
790円 (税込)

3pt

いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春文庫
  • タイトル
    対岸の彼女
  • タイトルID
    118888
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2011年05月13日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

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対岸の彼女 のユーザーレビュー

結婚、キャリア、子育て。
それぞれの人生の分岐を進んだ女たちは、心から分かり合えるのでしょうか。

専業主婦の小夜子は義母との関係に疲れ働く決心をします。採用されたのはハウスクリーニングの仕事。
その会社を経営する女社長の葵は、小夜子と同年齢で出身大学も一緒。
共通点が多いことや、明るい性格の葵の人柄に惹かれた小夜子のコミュニケーションにより、2人は仲良くなります。
しかし、距離が近くなるにつれ葵の言動に対して疑問を感じるようになった小夜子。
ひょんなきっかけで葵の過去を知り、2人の関係性は変わっていくことに。

結婚をするしない、子供を産む産まない、キャリアアップを目指す目指さない。
年齢を重ねるほど、気が遠くなる決断を求められる機会が女性には比較的多いと思います。
その分岐は人生を変えるにはあまりにも大きく、選択の内容次第で今まで仲が良かった友人同士の絆を引き離すことも。
異なる分岐をした人が交じり合うことはなく、同じ道を選んだもの同士で関係を深めていくのだろう。
そう思っていました。

しかし、選んだ分岐に対して強い不満を抱いていたらどうでしょう。
専業主婦の分岐を選んだ小夜子と、やりたい仕事に挑戦する分岐を選んだ葵。
一見関わることのない2人が、自分の環境に関係なく心を通わせようとしたら…。
疎遠になった友人がいる人、これからの人生に対して迷いがある人に是非読んでいただきたいです。

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感情タグBEST3

    購入済み

    孤独と向かい合わせーせつない

    通勤中に読むつもりで読み始めたのに、先が気になって休日に一気に読んでしまいました。
    今や私には夫がおり、仕事をし、この手の悩みに向き合うことなく10年近くの月日が経ちます。
    この作品を読んで多感だった頃の自分の感情がどっと溢れて涙が出そうになりました。

    生涯かけての親友だと思ってた。否、今もそう思

    1
    2021年05月31日

    Posted by ブクログ

    切なくも希望を与えてくれる小説でした。過去と現在の人物像の対比や、想像の余地がある結末を面白く読みました。

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    結婚して分かったことだが 妻と僕とはそれぞれ生まれ育った環境も生活習慣・様式、そして物の言い方=表現のしかた、捉え方も違う。言うなれば 文化・習俗習慣・言語、なにひとつ共有しない「異民族」なのだった。この数十年 僕ら夫婦の歩みはすなわち異民族どうしの邂逅と 民族紛争、そして融和=和解という激動の歴史

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    電車の中で無かったら、ボロボロ泣いていました。

    現在育休明け、仕事復帰をして3ヶ月目。慣れない部署に異動になって、慣れないパソコン作業に四苦八苦している日々です。今週は毎日、向いてないかもしれない…と呟いていました。

    誰も私の本当の姿は知らないんだろう…。会社の周りの人とも距離がある気がして、そ

    0
    2026年07月31日

    購入済み

    読んでよかった!

    30代女性のリアルな生活や人間関係が描かれている。私も同じ30代なので共感できる部分も多く読んでいて納得できる作品でした。自分の普段の生活の中にも重なる部分の多い印象に残る作品でした。

    #切ない #深い #タメになる

    0
    2022年07月29日

    購入済み

    好きな小説

    好きな小説。
    何回も読み返している

    0
    2015年01月04日

    Posted by ブクログ

    歳を重ねるにつれて、同じ箱に入って同じ方向を見ていた(ような気がしてた)あの頃と違って、抱えている事情や置かれている環境が大きく変わってくる。同じ状況でないと分からないとシャットダウンしてしまったこともされたこともあるし、今大事なものだけ守れればいいと新しい縁に消極的になることにも、とてもとても身に

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    人と出会うことは時に自分を前に進めてくれるプラス要素になり、時に自分を踏み止まらせ後退させるような足枷になるマイナス要素になるということを今一度理解させてくれる内容でした。物語の最後では主人公の二人とも前に進む決意ができた場面で終わりましたが、マイナス要素となった過去も各々昇華して自分を前進させるキ

    0
    2026年08月27日

    Posted by ブクログ

    思春期ならではの、学生時代の閉鎖的な息苦しさは、自身の経験に照らしても共感できる部分が多かった。私は大学生になって「選択できる」ことを実感して、無理に周りに合わせたり一緒に行動したりする必要はないのだと気づいてから、とても過ごしやすくなった。そんな過去を振り返ると、ナナコの「ひとりでいるのが怖くなる

    0
    2026年08月17日

    Posted by ブクログ

    強がっていた時のナナコ。
    そのナナコと遠いどこかに行こうと手を差し伸べた葵。
    そういう、何もない未来も、破滅が待っている未来も、一緒に行きたいと思える
    一緒に手を取っていたいと思える人と出会いたいなー。


    最後の、ナナコからの手紙
    ほんと、対岸を見てるような、もう二度と届かない時間を思い出すように

    0
    2026年08月08日

対岸の彼女 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    文藝春秋
  • 掲載誌・レーベル
    文春文庫
  • タイトル
    対岸の彼女
  • タイトルID
    118888
  • ページ数
    336ページ
  • 電子版発売日
    2011年05月13日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
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