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リンネアは公爵令嬢でありながら、王太子の命でわがまま王女の尻拭いばかりの日々。そしてついには、婚約先の帝国から逃亡した王女の身代わりとして、嫁がされることに。 帝国は五つの国を従える強大な宗主国で、相手は「冷徹皇太子」と名高いマティアスだった。国の命運を背負い、処刑も覚悟で向かったリンネアだが、対面した彼は優しく迎え入れてくれて……。 そして始まった帝国での生活。新たな波乱も起こるなか、彼の本当の姿と、この婚約の真相を知ったリンネアは――。
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婚約者の王子・グウィンを献身的に支えていたルエラは、浮気相手との自由を欲した王子に毒を盛られてしまう。絶望のなか毒の後遺症に蝕まれるルエラの前に現れたのは、美しい天才魔術師・ユリシーズだった。ルエラの治療のためにやってきた彼は、女嫌いで人と深く関わろうとしない変わり者。だけど次第に二人の間に特別な想いが芽生えはじめ――。 その一方、王子たちは次期王座を狙うべくルエラに再び近づいてきて……!? 壮大なるファンタジーロマンス開幕。 【登場人物】 ◆ルエラ・ネスビット 強い意志を持つ侯爵家令嬢。次期王妃候補として、王子を献身的に支えてきた。 ◆ユリシーズ ネスビット家と契約している天才魔術師。毒に侵されたルエラを救おうと奔走する。
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墨田区曳舟の一角にある、扉を閉ざした小さな洋服のお直し工房。亡き父から店を継いだ、少々気難しく滅多に依頼を受けない職人気質な店主・牡丹のもとにはワケありな洋服のお直しの依頼がやってくる。 亡くなった兄の一張羅のスーツ、認知症の祖母が初デートで着たスカート、入院した父が手編みしたセーター。愛する人の思い出が詰まった服を直したいと願う依頼人たちの想いを、牡丹は様々な方法で叶えていき――。涙なしでは読めない、感動の物語。 【主な登場人物】 ・織本牡丹(おりもと ぼたん) 縫製職人。やや気難しく人付き合いと片づけが苦手。甘党。 ・平野浅海(ひらの あさみ) 平凡な大学三年生。牡丹が借りる物件の大家の息子。趣味は菓子作り。
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何も持たない奴隷少女は、生まれて初めて愛を知る。 戦闘用奴隷として悲惨な毎日を過ごしていた少女・八番。ある日警備隊として闘技場の摘発に向かった美貌の竜人・セレストは、戦う八番の姿を一目見て、神が定めた運命の相手「番」だと気付く。 保護された八番は、セレストと共に暮らすか選択を迫られることに。本能で番に激しく焦がれながらも、八番の気持ちを誰より慮るセレストに、ただ甘えるだけでいいのか八番は逡巡し――。 種族も寿命も異なる2人がゆっくり愛を育む姿を描く、限りなくピュアで温かな溺愛ストーリー。 番外編「青いクマの理由」を書き下ろし収録。
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\第32回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作!/ 雨を降らせる君に、はじめての恋をした。 高校生の梓が図書館で出会ったのは、雨を降らせることができる不思議な少年・旭だった。 二人で重ねる宝物のような穏やかな時間。しかしある日、梓は衝撃的な噂を耳にする。それは、旭が殺人犯の息子というもので――。旭は周囲の好奇の視線から梓を守るため、自ら距離を置こうとするが……。 「私は明日も旭が図書館に来るって信じてる」 そうして降りしきる流星の中、二人は一つの約束をし――旭は姿を消した。 雨、時々こんぺいとう。空から色星が降るとき、奇跡は起きる。
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祖母の死後、雑司ヶ谷の朝食屋を継いだ悠佑。だが、店には閑古鳥が鳴く日々だった。 「腕はいい。でも、君のそういう性格が、客を遠ざけてるんじゃないか」 元常連の小宮山にそう告げられ、悩みもがく悠佑。そんな店に、事情を抱える訳ありの客が少しずつ集まり始める。 彼らと甘辛いきつねご飯や、焼き魚とたっぷり野菜の味噌汁を囲むうち、悠佑は人が求める温かさに気づき――。 これは、傷ついた心が美味しい朝食とともにほどけていく、心の再生の物語。
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DVから逃れた女性が迷い込んだのは、高齢者だけが身を寄せ合って生きる山奥の村だった──現役医師作家のメディカル・サスペンス! 夫のDVに耐えかねて札幌の自宅を飛び出した明日香は、道北の見知らぬ村にたどり着いた。7歳になる娘のリサといっしょに。村で匿ってくれたのは修造という高齢男性と、床に臥すハツの夫妻だった。修造は認知症なのか、明日香のことを孫娘と勘違いして「なっちゃん」と呼ぶ。近隣の住民からも温かく迎えられた明日香親子であったが、この村は何かがおかしい。住民は皆高齢で、しかもほぼ全員が認知症を患っているように思われるし、そもそも自立した生活が成り立っていないようなのだ。村まるごとが高齢者用施設ということなのか。老老介護、ヤングケアラー、介護破綻……日本における「認知症のいま」を問う問題作。そして衝撃のラスト!
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認知症の母が呟いた家族の「秘密」とは。 スミダスポーツで働く泰介は、認知症を患う八十歳の母・万津子を自宅で介護しながら、妻と、バレーボール部でエースとして活躍する高校二年生の娘とともに暮らしている。あるとき、万津子がテレビのオリンピック特集を見て「私は……東洋の魔女」「泰介には、秘密」と呟いた。泰介は、九州から東京へ出てきた母の過去を何も知らないことに気づく。五十一年前。紡績工場で女工として働いていた万津子は、十九歳で三井鉱山の職員と結婚。夫の暴力と子育ての難しさに悩んでいたが、幼い息子が起こしたある事件をきっかけに、家や近隣での居場所を失う。そんな彼女が、故郷を捨て、上京したのはなぜだったのか。泰介は万津子の部屋で見つけた新聞記事を頼りに、母の「秘密」を探り始める。それは同時に、泰介が日頃感じている「生きづらさ」にもつながっていて──。一九六四年と二〇二〇年、二つの東京五輪の時代を生きる親子の姿を三代にわたって描いた感動作。いま最も注目を集める若手作家・辻堂ゆめによる圧巻の大河小説!! ※この作品は単行本版『十の輪をくぐる』として配信されていた作品の文庫本版です。
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アルコール依存症の母親をもつ柳岡千明は、退院後の母親が入所する施設「セゾン・サンカンシオン」へ見学に行く。そこは、さまざまな過去を抱えた女性たちが共同生活を行いながら、回復に向けて歩んでいくための場所だった。迷惑をかけ続けられた母親に嫌悪感を抱く千明だが、入居者のひとり・パピコとの出会いから、母親との関係を見つめなおしていく――。人間の孤独と再生にやさしく寄り添う感動作!
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与謝野寛・晶子夫妻の生涯の詩と真実を、明星派の歌人山川登美子の哀しい死にからめて描く読売文学賞受賞作。若き日、晶子らに師事して文学の道に歩んだ佐藤春夫が、晶子・寛・登美子三者三様の秘めた愛の絶唱の心の裡を無限の共感をこめて語りつくす名篇。『晶子曼陀羅』完結後、あらためて三者の愛を寛の長詩をもとに深く洞察して執筆した「ふたなさけ」を併録。(※本書は1993/11/1に発売し、2022/5/17に電子化をいたしました)
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全世界で社会現象になった無限ループゲームを二宮和也主演で実写映画化。 映画公開を前に、監督自ら書き下ろした小説『8番出口』刊行! ゲームクリエイター、KOTAKE CREATE氏によって2023年に制作され、累計180万ダウンロードを記録した世界的大ヒットゲーム「8番出口」。本作をもとにした小説と映画を、この夏、相次いで刊行、公開することとなりました。 小説『8番出口』は、映画の監督と脚本を務めた川村元気氏による書き下ろし。『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』などの企画・プロデュースを始め、自身の小説をみずから監督した『百花』など、数々の世界的ヒット映画を製作。小説家としても35の国と地域で翻訳され累計270万部を突破した『世界から猫が消えたなら』や『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』『私の馬』など話題作を発表。映画と小説で、数々のヒット作を生み出してきた氏による最新作です。 地下通路という閉鎖的な空間のなかで、行くか引き返すかの無限の2択を繰り返すというゲームをもとに、驚嘆さえ覚える深みと広がりでその世界を解釈し物語を生み出した川村氏。人生観、死生観、現代人に共通する罪の意識を、読むもの観るものに深く突きつけます。 「グローバルで闘っていくためには、国籍やジェンダーや人種など、自らのアイデンティティを全部背負ったユニークな作品をつくらねばならない。では自分のアイデンティティは何かと考え、日本というゲーム大国でビデオゲーム世代として生まれ育ったこと、映画人としてずっと携わってきたアニメーション映画の表現、小説家としてのストーリーテリングとテーマ性、この全キャリア・全得意技を投入してみようとチャレンジしました。結果、カンヌ映画祭においても、よく物語のないゲームからあのような物語を創出した、と驚かれ、同時に面白がってもらえました」 映画監督業と並行し執筆された小説は、映画では表現しえない主人公たちの進行形の頭の中、心の動きがすべて描かれ、更には、映画ではカットされたいくつかの【異変】も小説で読むことが出来る、双子のような作品です。 そして、8月29日(金)には、実写映画『8番出口』が全国東宝系で公開されます。主演を務めるのは二宮和也氏。今年のカンヌ国際映画祭では、オフィシャルセレクションに選出され「ミッドナイト・スクリーニング部門」で上映されました。日本での公開に先駆け世界で注目の作品となり、既にアジアやヨーロッパの30以上の国と地域で上映が決定しています。 小説だけでも楽しめ、更に映画を観るとエピソードの裏付けを確認するために再び小説を手に取りたくなる、映画と小説でもループに迷い込むこと必至の極上エンターテインメント作品! 小説『8番出口』【ご案内 Information】 異変を見逃さないこと Do not overlook any anomalies. 映画を先に楽しみたければ、すぐに引き返すこと If you would like to experience the film first, turn back immediately. 小説を先に楽しみたければ、引き返さないこと If you would like to experience the novel first, do not turn back. 小説で明かされる秘密を、決して他人には言わないこと Do not reveal the secret unveiled in the novel. 8番出口から外に出ること Go out from Exit 8. 【著者紹介】川村元気(かわむら・げんき) 1979年横浜生まれ。『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『君の名は。』『怪物』などの映画を製作。2011年に「藤本賞」を史上最年少で受賞。12年に発表した初小説『世界から猫が消えたなら』は、35の国と地域で翻訳出版され累計270万部を突破。他の著書に小説『億男』『四月になれば彼女は』『神曲』『私の馬』、対話集『仕事。』『理系。』、翻訳を手がけた『ぼく モグラ キツネ 馬』等。22年、自身の小説を原作として、監督を務めた映画『百花』が公開。同作で第70回サン・セバスティアン国際映画祭「最優秀監督賞」を受賞。25年、監督作『8番出口』が第78回カンヌ国際映画祭正式招待作品に選出された。 公式HP:genkikawamura.com
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1996年『さわかみ投資顧問』は、富裕層ではない一般家庭のための資産運用会社として起業した。創業者澤上篤人は、金融業者が巨利を儲けるのではなく、真に受益者のためになる資金一万円から始められる、日本初の「独立系直販投資信託」の確立を目指したのだ。金融庁からの規制や妨害、バブル崩壊や9.11テロなどの時代の荒波をのりこえ、「さわかみファンド」は2005年ついに資金1000億円を突破する。良い投資は、良い投資家良い企業そして良い社会を生む―篤人とその仲間達の信念と夢が結実した瞬間だった。本書は篤人の息子で現社長の龍が書き下ろした、限りなくリアルなビジネス小説である。ユニークな平成経済史としても読める力作!
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東京に暮らす男子高校生・立花瀧は、夢を見ることをきっかけに田舎町の女子高生・宮水三葉と入れ替わるようになる。 慣れない女子の身体、未知の田舎暮らしに戸惑いつつ、徐々に馴染んでいく瀧。 身体の持ち主である三葉のことをもっと知りたいと瀧が思い始めたころ、普段と違う三葉を疑問に思った周りの人たちも彼女のことを考え出して――。 三葉と身体が入れ替わってしまった瀧、三葉の同級生である勅使河原克彦、不審な様子の姉に違和感を覚える妹の四葉、そして母の死後家を出てしまった父の俊樹。 新海誠監督長編アニメーション『君の名は。』の四人の視点から掘り下げる、ファン必読の外伝小説が角川文庫に登場!
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高校2年生のなずなのクラスメイト・鈴白くんが、突然命を絶った。 彼は明るくて容姿も成績も良い、学校の人気者。 だから、彼に限って自殺なんてありえない……皆そう思っていた。 「彼の悩みに気付いていたら」。後悔が膨れ上がり、 その晩なずなは鈴白くんと一緒に作った思い出の砂時計に「時間を巻き戻したい」と願って眠る。 翌朝目覚めたなずなは、なんと1ヶ月前にタイムリープしていた。 笑顔で登校してきた鈴白くんの姿に安堵するなずなだったが、 ひと月後、彼はまた死を選んでしまう。 鈴白くんの死を止めるため、何度もタイムリープを繰り返すなずな。 そんな彼女の行動に、ひとりだけ気づいている男子生徒がいて――。 なずなは残酷な運命を変えられるのか。 何気ない毎日が愛おしくなる、祈りと叫びの青春物語。
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没落伯爵家の令嬢、暁子は二度縁談を受けたものの、いずれの夫も早々に亡くなってしまう。 夫殺しの毒婦と噂され絶望する暁子に、強欲な伯爵家は再び結婚を命じる。 年老いた炭鉱王に嫁がされそうになるが、見合いに現れたのはその息子で麗しい帝大生、隼人だった。 地方のお屋敷での生活が始まり、暁子は亡き実母から教わった料理や教養で少しずつ居場所を作っていく。 そのひたむきさは後継者の重圧を背負う隼人を支え、やがて隼人も暁子に惹かれるが、元夫の死を調べる新聞記者が現れて―― 傷を抱えた二人の優しい溺愛物語。 ==登場人物== 白河暁子 二十四歳。幼い頃に実母を亡くし、伯爵家に引き取られた。 美しさゆえに縁談が絶えず、金目当ての伯爵家に命じられ結婚を繰り返す。 黒瀬隼人 二十一歳。地方の炭鉱を経営する黒瀬家の御曹司。養子。 黒瀬の父が療養中のため、帝大を休学し炭鉱の経営に携わっている。
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「災害直後は子どもの略取が増える」 明治26年横浜。古堂弥郷(こどう・いやさと)は、義兄から災害時による子どもの行方不明事件の調査を任される。相棒は、尊敬する兄・秀多郎の家庭教師兼書生だった品川吉史(しながわ・よし)。吉史は元上海領事館総領事の息子で、語学に堪能な男だ。24年に起きた美濃地震を皮切りに、八王子の大火事など各地で連絡がつかなくなっていた子どもの行方を捜すために、横浜港に出入りする商船に目を付ける――渋々協力する吉史の調査は、合理的で要領も良く、正攻法んじる弥郷と何かと反目する。しかし、日本人略奪事件解決に向けて、協力し合ううちに、お互い認め合う存在になっていき――。暗躍する人身売買組織との熱い戦いが火蓋を切る!
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「見えているのに見えないもの、それを捜すの」 オシャレすぎる女性警視が新米刑事に突きつけた言葉の意味は? 美大に通う女子学生が背中をめった刺しにされて殺された。しかし、指紋も足跡もなく、防犯カメラの映像も残っていない。警視庁の捜査一課に異動したばかりの青木一は捜査本部に呼ばれ、地元の有力者の息子がストーカーだったという噂を耳にして、無断で本人に接触したため管理官から大目玉を食らう。一方、鵜飼縣は警視庁本部庁舎の片隅であらゆる犯罪情報を収集分析して汎用性の高い検索システムを構築している。スタッフの桜端道が投資詐欺事件の情報をつつきまわすうちにたどり着いた謎の闇サイトには殺人現場の生々しい写真が。縣は秘かに美大生殺害事件の捜査の進み行きを探り始める……。 『脳男』の作者による規格外の警察小説の誕生!
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世界有数の頭脳スポーツ・チェスと出会い、その面白さに魅入られた4人の若者――難病のため小児病棟に入院している透。夢と現実の間で揺れる名門進学校に通う晴紀。母親と折り合いの悪い全盲の少女・冴理。少年院を出たのち、アメリカにわたった天涯孤独な青年・釣崎。彼らは己のすべてをかけて、チェスプレイヤー日本一を決めるチェスワングランプリに挑む。全選考委員の絶賛を集めた、第12回ポプラ社小説新人賞受賞作!
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デビュー作にして第17回中山義秀文学賞受賞を受賞した 直木賞作家・澤田瞳子の原点である奈良大河青春ロマン! 時は天平宝字。十四歳の高向斐麻呂は大学寮に入寮した。主の遣唐使・藤原清河を 唐に迎えに行くためだ。その陰には父を待つ娘・広子への思慕もあった。 紀寺の奴・赤土と偶然出会った斐麻呂は秘かに彼に学問を教えることになる。 儒学の基本理念である五常五倫を学び、国を支えるという理想を抱く若者たち。 だが看病禅師・道鏡を寵する阿倍上皇とそれを諫める藤原仲麻呂との対立が深まり、 斐麻呂らは不穏さを増す政に巻き込まれてゆく。 【主な登場人物】 高向斐麻呂(たかむくのいまろ) 藤原北家・藤原清河家に仕える少年。清河の娘・広子のために十四歳で大学寮に入る 藤原広子(ふじわらのひろこ) 遣唐使として唐に渡った藤原清河の一人娘。気が強く、自分の思いを貫く少女 赤土(あかつち) 紀寺の奴婢(奴隷)。自らを良戸(良民)と公言し直訴、後に紀朝臣益麻呂の名を賜る 佐伯上信(さえきのうわしな) 大学寮の学生。左馬寮の飼丁の息子。勉学より弓術に心が傾く 桑原雄依(くわはらのおより) 上信の親友。日向国出身。任官試験を受けずに大学寮に入り直した好学の徒 恵美押勝(えみのおしかつ) 清河の従兄。宮廷の権勢を掌握する実力者。学問奨励に力を尽くす。阿倍上皇と対立 阿倍上皇(あべじょうこう) 当代一の崇仏者として知られ、弓削道鏡を寵愛。儒教を重んじる押勝と次第に敵対する
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圧倒的なスケールで描く、撃的ベストセラーの大河シリーズ第1期完結! 大坂・天王寺村。尼寺の月祥院に銀次郎の姿があった。 次席目付の伯父和泉長門守の命により、新幕府創設の陰謀渦巻く大坂入りした銀次郎はまず、不名誉な死を遂げた父・元四郎の墓に詣でた。 そこで出会った絶世の美女・彩艶尼との過去の縁を知ることに…。 やがて銀次郎のもとに、幕府監察役員会から、大坂城代、大坂定番ら五名の抹殺指令がもたらされた。 その夜、大坂城近くの火薬庫が大爆発し市中は混乱の極みに!? 娯楽文学の王道を貫く銀次郎大河シリーズ圧倒的新展第1期完結!銀次郎に暗殺指令くだる!
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現代日本の政治と報道を問う三部作。3カ月連続刊行一九七一年、新潟。野心に燃える政治家と、正義を求める記者。その五十年にわたる闘いが始まる――高度経済成長下の1971年12月。衆議院選挙目前、東日新聞新潟支局の若き記者・高樹治郎は幼馴染みの田岡総司と再会する。田岡は新潟選出の与党政調会長である父の秘書として選挙応援に来ていた。彼らはそれぞれの仕事で上を目指そうと誓い合う。だが、選挙に勝つために清濁併せ呑む覚悟の田岡と不正を許さずスクープを狙う高樹、二人の道は大きく分かれようとしていた……大河政治マスコミ小説三部作開幕。解説/佐藤憲一(読売新聞東京本社文化部)
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41歳の誕生日。僕らは青春と再会する。 今年でいちばん癒やされ小説、誕生! 「性善説の小説家が探り当てた、ここが一つの到達点だーー吉田大助」 家庭も仕事もまだ諦めたわけじゃない。 それにしても40代。不惑は過ぎても迷いっぱなし。 ーー四十にして惑わずなんて、嘘じゃん。 高校卒業から20数年。 41歳の誕生日を迎えた朝、高校のバレーボール部の仲間「ガンプ君」からメッセージが届く。 「41」という数字の美しさを讃えたあとに「500万ドルのストックオプションをプレゼントする」と書かれた 謎のメッセージは他の部員たちの誕生日にも届いていたものだった。 真偽もガンプ君の消息も不明のまま「不惑」を迎えた元男子高校生たちは、再会を果たす。 仕事もひと段落。家庭も安泰。興奮するような新鮮な出来事なんて、もう簡単には起こらない。 ちょっと人生がつまらなくなってきた男たち。 「そろそろ隠居かな」と言いつつ……実はまだ「男として」人生を諦めきれていなかった。 不倫、やめる? 離婚、する? 恋、する? 出世、できる? 左遷、された? 様々な「不惑」の人生の岐路に立つとき、届いた旧友からのメッセージ。 彼らは何を選択するのか。 優しさには、力がある。
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蝶の翅が生えた人型アバターが生息するVR空間〈バタフライワールド〉、通称BW。BWでは非暴力が徹底され、アバター同士が傷つけ合うことは不可能だ。現実生活の辛さからBWに住み続けたいと願うアキは、ログアウトしない者たちが暮らすという〈紅招館〉に、相棒のマヒトと共に向かう。アキとマヒトは、館に宿泊させてもらえることになるが、翌朝、住人の一人がナイフの刺さった死体となって発見される。さらに第二の事件が……。非暴力が絶対のルールの世界で起きる不可解な謎に、重厚なロジックで挑む傑作本格ミステリ! ※本作品は2021年8月に小社より刊行された単行本『Butterfly World 最後の六日間』を文庫化に際し、改題したものです。
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転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!
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「その会社、嘘くさくねえか?」ニューヨークのカラ売り専業ファンドが日本企業の闇を暴く! ニューヨークのカラ売り専業ファンド、パンゲア&カンパニーは、傘下のMS法人を使って病院買収に邁進する巨大医療グループ、架空売上げの疑いがあるシロアリ駆除会社、タックス・ヘイブンを悪用して怪しい絵画取引を行う総合商社絵画部とそれぞれ対決。窮地に追い込まれた相手は、何とか株価を吊り上げ、パンゲアを叩きつぶそうと画策するが――。金融市場に蠢く男たちの息詰まる攻防戦の果てに見えた日本経済の病巣とは!? 【目次】 病院買収王、シロアリ屋、商社絵画部 【著者】 黒木亮 1957年、北海道生まれ。早稲田大学法学部卒、カイロ・アメリカン大学大学院(中東研究科)修士。都市銀行、証券会社、総合商社に23年あまり勤務し、国際協調融資をめぐる攻防を描いた『トップ・レフト』で作家デビュー。主な作品に『巨大投資銀行』『メイク・バンカブル!』『地球行商人』など。早稲田大学時代は箱根駅伝に2度出場し、『冬の喝采』で自身の競技生活を描いた。1988年から英国ロンドン在住。
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“謎”を追う緊迫した物語 力を背景とした一方的な現状変更の試みやテロ、暴力的過激主義の拡大、未知の感染症など、これまでにない不安の時代が続いている。人間の命をめぐるその情況に、この物語は新しい鮮やかなカタルシス、新しい生き方を暗示する。 「アラスカ育ちの若い女性咲音。山中でひとり暮らす老婆『灰猫』の謎。何年かに一度、出現する森の中の湖。青山さんが、こんなにみずみずしい感性を持ち続けていたことに驚く。コロナ時代の『復活』の書、清冽な水の音が聞こえるような小説だ」 ――『月刊Hanada』編集長・花田紀凱 文庫化に伴い”後日譚”を新たに書き下ろし!
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平凡な主婦がある日突然、大女優に!? ドラマでは描かれなかったエピソードが満載! フジテレビ系、木曜よる10時、絶賛放送中! 浜岡妙子、52歳。子育てとパートに追われながら、これといった趣味もなくただただ家族のために生きてきた。それなのに夫と息子からは「お前は社会を知らない」と低く見られる日々。時を同じくして、女優・若菜絹代の週刊誌のスキャンダルが世間を賑わせるが、本人は国外へ失踪してしまう。迫り来る謝罪会見に事務所関係者が目をつけたのは、若菜に瓜二つの妙子だった。“身代わりを演じてほしい”という突拍子もない内容に断るも、高額な報酬が頭から離れず、引き受けることに。そして2週間後、いよいよ会見本番を迎えるが――。主婦&大女優のドタバタ二重生活を描く、なりすましコメディーが幕を開ける!
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「別れ」は止められないけれど、止まった「想い」は動かせる。 閉園をむかえる遊園地を訪れた人々。 彼らの「さよなら」が繋がったとき、心に染みる奇跡が起こる! 閉園が決まった遊園地・星が丘ハイランドパークの最後の一日。訪れるのは、淡い思いを秘める中学生に、離れて暮らす息子と遊びにきた父親、認知症の妻をかかえた老人と、ワケありな人ばかり。営業終了時間が迫る中、なんの縁もない彼らの人生が交錯するとき、小さな奇跡が巻き起こる! 心温まる傑作群像劇。(単行本『廃園日和』を改題。) ~~~ ようこそ、星が丘ハイランドへ! ~~~ ジェットコースター 少年は淡い思いを胸に、苦手なコースターへ。 ゴーカート 久しぶりに会った息子は大人びていて――。 コーヒーカップ 遠距離恋愛の彼氏は、アタシのことをどう思ってる? ヒーローショー 20年ぶりに1日限定で出演するはめになったけど……。 メリーゴーランド 認知症の妻は、この光景を覚えていてくれるのか。 観覧車 家族のいる人との恋。このままでいいわけない――。
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見逃し配信も好調! SNSで話題沸騰! 夫婦のタブーに切り込んだ累計850万部の人気コミックが原作 フジテレビ木曜10時ドラマを完全ノベライズ! 吉野みち、32歳。結婚して5年、決して夫婦仲は悪くないものの、ただひとつ欠けているものがあった。それは、「セックス」ーー。いつしか体に触れてくれなくなった夫・陽一に、不満を募らせるみち。愛しているからこそ求め合いたい。そう願う妻と、「一緒にいて楽しいし、夫婦はそれだけじゃない」と言う夫。すれ違う心に苦しむみちは、同じ会社の先輩・新名誠に酔った勢いで悩みを打ち明けてしまう。みちの告白を聞いた新名から返ってきたのは、意外な言葉。「うちも、レスなんだ……」。愛を求めてさまよう30代男女の危ういラブアフェアが幕を開ける!
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