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“敗れた強者”学連選抜! ゴールの瞬間まで目を離せない 母校代表としての箱根駅伝出場を逃した大学の中から、予選で好タイムを出した選手が選ばれる「学連選抜」。 究極のチームスポーツとされる駅伝で、“敗者の寄せ集め”のメンバーは、誰のため、何を背負って襷をつなぐのか。 東京~箱根間往復217.9kmの勝負の行方は1? ランナー達の葛藤と激走を描ききったスポーツ小説の金字塔、装いも新たに発進! 著者による「新装版のあとがき」を収録。
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Posted by ブクログ
何度も何度も読んだ作品だけど、新装版ということで迷わず購入 毎回読む度に選手たちの心の機微に涙が出る つい先日予選会がありましたね 今年はどんなドラマが起きるのだろうか 『チームⅣ』楽しみすぎます
箱根駅伝のファンです。 学連選抜の学生たちも様々な思いをかかえて箱根に臨んでいるんだなぁ。もっと学連の学生たちにも注目したいですね。 おれたちの箱根駅伝に続いてワクワクしながら読み切りました。
誰かのために頑張る。それは美しく、思いもよらぬパワーを生む。苦しい時に「誰か」を思い浮かべると踏ん張ることができ、嬉しい時には「誰か」と一緒にその感情を共有できる。 自分のために頑張る。それは当たり前なことで、誰もが備えている考えだ。しかし、それだけでは出力に限界があり、独りよがりと蔑まれることも...続きを読むある。苦しい時には自分の心が折れれば終わり。一瞬でそうなる可能性があるからこそ、恐怖に変わることも往々にしてある。嬉しい時には自分でしか感情を捉えることができないため、どうしてもその大きさには限界がある。 だが、「自分のために頑張る」を突き詰めた先に、「誰かのために頑張る」が待っている。「自分」を超えて「誰か」に繋がった時、それは「誰かのために頑張る」を最初から選択している時よりも大きな力になるのだ。 「頑張る」の原動力のあり方を、箱根駅伝で予選落ちした学校から寄せ集められた関東大学選抜チームを描いた本作品から学ぶことができた。いや、正確にはその一端なのかもしれないが。
箱根駅伝の予選会で敗れたメンバーが集まる学連選抜。その日だけのチームで、それぞれが自分のために走る。ランナーが走っている時に考えていることが、リアルに表現されており、レースの緊張感が伝わってくる。限界を超えて走り切ろうとする最後のシーンが感動的でそれぞれの走る意義を考えさせられる。
毎年応援に行っているので、場面場面が思い出されました。また、学連選抜のあまり知られない部分がストーリーとして面白かった!
関東学連選抜という予選会で敗れた選手たちの急造チーム そでキャプテンに任命された「浦」チームをまとめようとするが、絶対的エースは悪態を吐くばかりで和を見出す。 レース模様が画面に映し出されるような!臨場感がある展開、躍進する学連選抜 一方で浦自体は怪我を抱えてレースに臨む ラストは私も含め大城、門...続きを読む脇、朝倉、広瀬が 「浦!」叫びたくなる 感動のラスト 函嶺洞門や蒲田の踏切など今のコース違うので、懐かしい!
箱根駅伝を舞台にしたストーリーはいくつかあると思うが、この作品は、大学としては出場を逃した選手のうち、予選で好タイムを出した選手が選ばれて出場するチャンスを与える"学連選抜"に焦点を当てている。 正直、学連選抜のことはほとんど知識がなく、 監督には11位のチームの監督がなり、1...続きを読む2位と13位のチームの監督がコーチ役になるといったことも本書を読んで初めて知った。 ある意味、急ごしらえのチームで各選手の思いもちがう中、キャプテンとなった浦が、なんとかチームワークをよくして一丸となって優勝を狙おうとするために苦戦する。 1人、それを無視して自分のためだけに走ると公言していた山城が、走っている途中で脚を痛めたことで、計らずもチームや浦のことを考え始めるという、ストーリー。 学連選抜チームが2位になるという、あまり想定されない結論ではあるが、箱根を走っている選手の胸中が描かれていて、読んでいる方もドキドキしてくる。 あとがきによると、続編が出ているようなので、読んでみたい。
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