闇祓

闇祓

小説・文芸
968円 (税込)

4pt

転校生の白石要は、少し不思議な青年だった。背は高いが、髪はボサボサでどこを見ているかよくわからない。優等生の澪は、クラスになじめない要に気を遣ってこわごわ話しかけ徐々に距離を縮めるものの、唐突に返ってきた要のリアクションは「今日、家に行っていい?」だった――。この転校生は何かがおかしい。身の危険を感じた澪は憧れの先輩、神原一太に助けを求めるが――。学校で、会社で、団地で、身の周りにいるちょっとおかしな人。みんなの調子を狂わせるような、人の心に悪意を吹き込むような。それはひょっとしたら「闇ハラ=闇ハラスメント」かもしれない。「あの一家」が来ると、みんながおかしくなり、人が死ぬ。だから、闇は「祓わなくては」ならない――。辻村深月が満を持して解き放つ、本格長編ホラーミステリ!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    闇祓
  • タイトルID
    :
    20088821
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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闇祓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    闇ハラという聞きなれないハラスメントをテーマにしたホラーの連作長編。
    第一章「転校生」で、それまで見えていた風景がガラッと変わる後半のミステリーな展開には驚かされました。
    そして心底怖いと思った第二章「隣人」から最終章「家族」まで、全五篇様々な闇ハラ案件が描かれていて、最後まで一気読みの傑作。
    とにかくどんな結末が待っているのか、最後まで予想出来ないホラーとミステリー好きにはおすすめの一冊!


    0
    2026年09月14日

    Posted by ブクログ

    構成が点と点が繋がっていくような感覚で面白かった。
    決して他人事ではない、人間の嫌な部分がよく書かれている。そんな作品でした。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    ホラーミステリーだが、超常現象的なものというよりも、遭遇しがちな人間の闇にスポットをあてて書かれていて、それがホラーと化している。本当に怖い。ゾッとした場面がいくつもあった。
    そして朝方まで一気読みしてしまうくらい面白かった!まるで漫画を文字で読んでいるようなのだが、よくある陳腐さが全くないのがさすが辻村さん。

    0
    2026年05月13日

    Posted by ブクログ

    全体を通してザラついた気持ちになるが、それがこの作品の真骨頂。ハラスメントも然りだが、各話メイン人物の自分は正しいと思ってる感じに心がザワつく。最後に明かされる設定はゾクっとした。

    0
    2026年05月05日

    Posted by ブクログ

    誰にも思い当たることがありそうなこと。だからそれがさらに周りも巻き込んで自分を追い詰めてしまうとしたらと思うと怖い。
    第1章から第3章、第4章と淡々と進むが、第4章の後半あたりで「あれ!」と気づく。そして最終章に。
    辻村深月はなかなかの作家と改めて感じる。最後のエピローグが「余韻」。
    解説にあった前作ホラーの「ふちなしのかがみ」と「きのうの影踏み」を読みたくなった。

    0
    2026年09月27日

    Posted by ブクログ

    最後に残ったのは「ぞっとした」という感覚です。
    読み進めるうちに、最初に思っていた作品の印象が少しずつ変わっていって、「こういう方向から来るのか」と驚かされました。
    新しいタイプの作品に入り込んでしまったような感覚でした。
    そして、読んでいてずっと感じていたのが、人との距離感や関係性について。
    日常の中でもありそうなことだからこそ、「他人事じゃない」と思いました。
    人との関係性は、救うものにもなるし、縛るものにもなる。そんなことを、改めて考えさせられました。

    0
    2026年08月19日

    Posted by ブクログ

    ホラーを読むことはほとんどないのだけど、幽霊的なものではなさそうなので読み始めた。普通に生活しててもこういうことあるよねっていう内容でそこが逆に怖かった。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    流石は辻村深月。物語の組立が上手く描写力も高い。あとちゃんとホラーっぽくて良い。怖いというよりは不気味かな。読んで損はなし。

    0
    2026年07月17日

    Posted by ブクログ

    表紙もタイトルもいかにもホラーで怖いものみたさで読み進めたけれど、やっぱり怖かった。
    何が怖いって、人間が怖い。

    高校生、ママ友、会社の同僚、小学生、章ごとに場面が変わるので飽きない。

    優しくて頼りがいがあり憧れていた先輩に心を許して相談しているうちに、だんだん先輩が本性をあらわして、一方的な考えを押し付けてきたり行動を指図してくるようになった。
    何でも愚痴を聞いてくれて悩みも丸ごと受け入れてくれて、常に肯定され同僚に気持ちよく話を聞いてもらっているうちに、自分は間違っていない、自分は正しいと思い込み、暴走していく。
    洗脳にもいろいろなやり方があるのだなと思ったし、洗脳されているときは自分がおかしくなっていることに気づけない。

    身近にもありそうなお話だからこそ、こんなに怖いと感じるのだろうな。


    0
    2026年07月13日

    Posted by ブクログ

    読み始めは、ストーカーやモラハラの話かと思った。しかし読み進めるうちに、人の心に巣食う「闇」を祓う物語だという輪郭が見えてきた。

    章ごとに視点や舞台は変わり、学校、職場、家庭など、それぞれ異なる人間関係の中で現代社会の闇が描かれる。一見バラバラだった出来事が少しずつ繋がり、「神原」という存在の役割も見え方を変えながら一本の物語へ収束していく構成が印象的だった。

    読みながら感じたのは、怪異そのものよりも、パワハラやセクハラ、モラハラなど、人が生み出す悪意や歪みのほうがよほど恐ろしいということ。だからこそ、この作品はホラーでありながら、人間の闇を極端な形で描いた虚構空間ホラーという読後感だった。

    何を書いても核心に触れてしまいそうなので多くは語れない。

    伏線回収はさすが。

    その一言だけ残しておきたい。

    0
    2026年07月08日

闇祓 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    :
    角川文庫
  • タイトル
    :
    闇祓
  • タイトルID
    :
    20088821
  • 電子版発売日
    :
    2024年06月13日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    4MB

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