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その女は、ハイヒールの音をコツコツ響かせ、やって来る――。 夫のDVと、思うようにいかない育児に悩む主婦・ユリは、レストランで目が合った精悍な男性店員・真崎と不倫関係に陥る。 街中で偶然すれ違った彼の母は、大輪の花のような女性だった。 しかしその日以降、ユリの周りのあらゆる歯車が狂い始め……。 父の暴力、同級生からのいじめ、マインドコントロール……。 “彼女”からは誰も逃げられない。 純度100%の悪に戦慄が走る、ノワール・サスペンス!
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Posted by ブクログ
私は小さな嘘をつくのが得意な人間だと自負している。 生まれてこの方、異性関係に困ったことがない。 なんの自慢だ?と思うかもしれないが、 私は人の欲しい言葉を嗅ぎ取って吐ける人間だ。 それゆえ、異性が欲しがるような、それが私の感情と違っていていた小さな嘘だとしても言葉でも、平気で口にすることができ...続きを読むた。 そうやって「いい女」を構築できる。 嘘は実に都合がいい。 上手くつけばつくほど、自分にとって都合がよくなるしそれがあたかも本当だった気さえする。 誰が傷ついたとしても、私の嘘は結果として本当になったのだと言えてしまうような。 そんなものが「嘘」だと思う。 本作「彼女たちが隠したかったこと」は、 英利子という女を軸に翻弄されていく周りの人間の物語だ。 英利子という女の根源や、行動の意味は全く理解できない。 そんなことをしようと思ったこともない。 ただ、嘘で人を操れることに長けていて、それが面白いと思っているだけの人間だ。 彼女に関わる人たちの行動は、決していいとは思えない。 確かに、ことの発端は英利子の小さな嘘だけど結果的に不倫をしたりというのは、本人たちの選択の結果でしかない。 騙されたと言っても、納得されない。 それこそが「都合のいい本当のような嘘」である。 オチが少しゆるっと終わったかなと思いつつも、 最後にあの2人が出てきて少しは救われたように思えた。 雑な嘘を暴かれて、確かに救われた2人だった。 今回の作品、私物語の内容というより、 物語の構成が素晴らしいと思う。 作中に出てくる 「事実をそのまま記すと辻褄が合わない。不可解で無秩序」というワード。 それこそがまさにこの作品の構成だ。 時系列はぐちゃぐちゃ。 知らない人が唐突に現れて、共通点は英利子だけ。 誰の回想が急に始まったのかと訳がわからなくなる瞬間がちょくちょくあったが、それこそが肝。 気づけば私も英利子の理解不能で不可解な嘘に巻き込まれていった。 作品構成ごと、読者を引き摺り込んでいく面白い作品だった。
次か次へと不幸に不幸が、最初は何故そこまで不幸に! お前は何のために?そして次の章から「おまえは?」 次々と明かされる恐怖が そして伏線回収!? 早く逃げて
怖い女が登場する小説はおもしろい 人を操り弄ぶ 本作にもそんな女が登場します 絶対に関わってはいけない 出会ってもいけない もしもそんな女が近づいてきたら… 逃げて逃げて!と読みながら祈ってしまいました
フレネミー?人格さん?サイコパス?と章ごとに見え隠れするあの人 最後にうまくまとまったけどそこに至るまではなかなかに大変だった
初読みの作家さん 登場人物が多いためか、時系列が飛び過ぎて話が 頭の中で整理できない章があった 特に4章目。 二度読みしないと内容が理解出来ないかも サイコパスな女性を扱う面白いテーマなのに勿体ないなと感じた
初読みの作家さんでした! 表紙からもわかるようにとても不気味で怖い作品でした。人の汚い部分とか嫌な部分が凝縮した内容だったなと思う。 この本を読んで思ったことは一番怖いのは“人” その“人”は自分の身近にいるかもしれないと思うと鳥肌が止まらない。 どのお話もサクサク読めて恐ろしかったけど、最も印...続きを読む象に残ったのは『カゲトモ』 一木けいさんの他の作品も読んでみたいと思った!
------------------------------------ あ、だめだ。 この女、 まともじゃない。 彼女は ハイヒールの音とともに やって来る。 めくるめく邪悪に 戦慄が走る ノワール・サスペンス! ------------------------------------ 最近仕事...続きを読むが忙しくて 気持ち的に落ち着かない(たぶん過緊張)ので、 穏やかな本が読めなくて。 (気持ちを落ち着かせたいとかにも至らない苦笑) 短編集という感じですが、 どの物語にも共通した一人の女性が登場します。 最初から不穏で、 じわじわ来るホラーみたいでした。 ただ、慌てて読んでいたからか(積読のプレッシャーと過緊張)物語を全てキャッチしきれてなかったと思います。 また落ち着いた時に読んでみたいと思います。
寝る前に少しずつ読んでおり、途中分からないところは読み返していたので、読書期間は長めになった。二度読み必至の作品だ。 章ごとに主人公が変わる構成だが、物語の終盤で点と点が結ばれていく。すべての出来事の元凶となるのは、ある一人の狂った女。その女がそれぞれの主人公に執着し問題を起こしていく。 読後はも...続きを読むしこんなサイコパスな女が、身近にいたらどうしようと、そんな恐怖を感じた。 自分の子どもの頃にいじめをしていたあの子も、もしかするとこの女のように、執拗に人の惨めさや悲しみを見て愉しむ人間なのではないか。そんな疑念すら抱いてしまう。 この女に関わった人間は、疑心暗鬼に陥るように変わっていく。 だからこそ、絶対に近づいてはいけない存在だと感じた。
私がついた嘘・誰かに嘘をつかれた経験 それに対して腹立たしかったり 仕方の無い嘘だったなとか感情があったけれど もしかしたら私は嘘をついたことも 誰かに嘘をつかれたことも、体験したことも 無いのかもしれないって錯覚する。 浩司さんの本心も彼女の本心も 私には上手く見抜けなかったし 彼ら自身も...続きを読むわかっていないのかもしれないし 深く追求することがとても怖い…! 自分が囚われて決めつけていた価値観を 別の視点からも教えてくれて 〜するべき!を少し変えてくれて嬉しかったな 私も、全く話の通じない人が身内にいて それを文章でも 話が通じない人だ と 他者に理解してもらえてる(?)というか 人格が想像できるって凄いよね… たのしかった!!付箋沢山貼った!(笑) ⟡.·*.··············································⟡.·*. 私がかけて欲しいのはそんな恐怖政治みたいな言葉じゃなかった。欲しいのは安心だった。 選んだのに消えてしまう選択肢について、この人に話して伝わるだろうか。消えるならはじめからなかったことと同じだ。少なくとも子どもにとっては。 天井を眺めながら、道具みたいだと思った。
他人の隠しごとや弱点を握って、息をするように嘘をつき関係を操る女・英利子。緊迫感に満ちたプロローグから一人のヤバい女のシルエットがくっきりと焼きつけられる。 バラバラな場所で時間を行きつ戻りつする各章ではなかなか英利子の裏の行動や企みが表にならず、浩司の役割も宙に浮いたままでもどかしい。理由なんてな...続きを読むいんだろうけど、もう少し本人の口からいろいろ真相を聞きたかったな。 所持品等の伏線が後から繋がるしかけは豊富。 信用してはいけない、笑顔で近づいてくる人間も一度目を離したドリンクも…。 信じられるのはラストの一文だけ。
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彼女たちが隠したかったこと
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一木けい
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愛を知らない
嵐の中で踊れ
1ミリの後悔もない、はずがない(新潮文庫)
彼女がそれも愛と呼ぶなら
9月9日9時9分
結論それなの、愛
全部ゆるせたらいいのに(新潮文庫)
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