切ない作品一覧
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3.5哲学は難しい、哲学者は何を考えているのかわからない――。 一般人には、哲学も哲学者も雲の上の存在である。本書を読むと、哲学者は日々こんなことを考えているのかと知ることができるが、驚愕もしてしまう。そして同時に、多くのことを学ぶ。 この本は、カント哲学の学者であり、闘う哲学者として多くの著作を持つ著者の、講演やインタビューや対談をまとめたもの。 考えるための素材に満ちている。 哲学を志す原点となった、小学生のころの「明日死んでしまうかもしれない」という恐怖は「そんなに一生懸命生きても明日死んでしまったら何にもならない」というところへ向かう。 ウィーン留学で考えた「ヨーロッパ」「国際化」。哲学を学ぶことは「死」と「時間」と「言葉」と向かい合うことであり、「理不尽さ」を知ることであるともいい、真摯に哲学的に「生きる」ことのたいへんさを語る。
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3.5笹川スイレン。金色に輝くツインテールと、胸に抱くウサギさんぬいぐるみがチャーミングな可愛らしい幼女。 その真の姿はヤクザの元・組長(45歳)! そして同居する仮初の兄・笹川惣次こそ、2年前にスイレンをこんな姿(ふわふわニットとぶかぶかパーカーがお似合い)にした謎の剣士。人呼んで狼面の番狼! 数多の反社会的勢力が支配する暗黒都市オオサカ。そのヤクザたちを次々可憐な幼女に変え街中を震撼させた番狼だが――本当の惣次は平凡気弱な高校生で!? 守るべき者のため、兄(高校生)と妹(元・組長)が蔓延る悪を討つ。最強凸凹コンビの任侠サスペンス・アクション!
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3.2美形一家のなかで、たったひとり、容姿が残念な私 ……なのに、いきなり財閥の帝王に連れ去られて!? 「紹介します。つきあって1年の結婚前提の彼女です」 そんなの嘘! さっき初めて会ったばかりなのに! えっ! 意に染まない政略結婚から逃れるため、 私に「同棲中の恋人を演じろ」ですって!? いちゃいちゃアピールで、熱く抱擁され、愛を囁かれて。 甘い溺愛尽くしで、本物の恋人同士になったみたい。 ダメ! これはただの演技。いつかは醒める夢。 さらに本物の許嫁が、彼を奪い返そうと婚約発表を!? 運命の瞬間、結婚相手としてお披露目されたのは……!? ★電子書籍でしか読めない番外編SSは『脱ぐ、お時間です?』。 結婚式準備中、ウエディングドレスを選びながら、なしくずしHに!?
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4.0ジャガイモをめぐる知的冒険 「ポテトチップスはクレームから生まれた?」 「フレンチフライは戦争とマックで世界に広がった?」 「ジョエル・ロブションの、世界一のマッシュポテトの作り方とは?」 ジャガイモの起源から歴史、食文化、料理法など、ユーモアあふれる文章で、徹底的に思考した一冊。 美しいイラストレーションで繰り広げられる、レシピ本でも、エッセイ集でもない、読んで美味しい、見て楽しい、まるごとポテトブック! 【目次】 はじめに 伊丹十三さんの思い出 ポテトをめぐる物語 夜のカフェで/ミスター・リーズのサンドイッチ/新大陸の贈りもの/不謹慎な植物/ 戦乱と飢饉のヨーロッパ/タラとジャガイモの出会い/ジャガイモの食べ方/郷愁のブランダード/ 海を泳ぐ黄金/ニューファンドランド/スープの語源/失われたパン/土のないジャガイモ畑/ イモに月が出ている/アイリッシュ・シチュー/ジャガイモ掘り ジャガイモという不思議な植物 コモンポテト/ノアの箱舟/ジャガイモ博士に聞く/インカ帝国の知恵 ポテトの料理法 ポテトチップス/フレンチフライ/ベークドポテト/ローストポテト/ハッシュブラウン/ マッシュポテト/ポテトサラダ ―― コラム <ミスター・リーズのサンドイッチ><夜のカフェで><ジャガイモ掘り> <料理の四面体><和食とジャガイモ> おわりに 家庭菜園からの報告
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3.9お金には「貯め方」「使い方」「増やし方」がある。しかし、それを知らないでなんとなく生活しているといっこうにお金は貯まらない。そして、「もっとほしい」という思考に変わり、お金に支配された生活に陥りがちだ。 著者のミニマリストTakeru氏は、借金340万円・年収138万円というどん底から、ミニマリストになり生活を180度変えたことで思考も変わり、働かないでも生活できる、いわゆる「FIRE」を達成した。お金が貯まったこともよいことだが、それ以上に「幸せの意味」を見いだすことができた。 本書では、大きな挫折と成功の両方を体験したからこそわかった「お金と幸せの法則」を紹介する。ミニマリストになるだけでなぜお金が増えるのか、その答えは本書を読めばきっとわかるだろう。 宝くじで数億円当たった人が不幸になるのはよくなる話だ。お金のリテラシーがなければ、いくらお金を稼いでも幸せになることはできない。反対に、お金のリテラシーさえあれば、多少の稼ぎでも幸せになることはできる。 ・いつまでたってもお金が貯められない ・結局、いつも給料をすべて使ってしまう ・年収が低いからお金を増やすのは無理 そんな人はぜひ、この本をきっかけに「お金の意味」を見つめ直してほしい。 お金に縛られていた生活から、人生の幸せを軸にした生き方へ。貯め方・使い方。増やし方さえ知っていれば、誰だって幸せになることができる。
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4.4“縮み志向”日本を変える鉱脈はここにある 若者にチャンスを! 起業家に投資を! “縮み志向”“嫌な空気”の日本を変える新たな“鉱脈”はここにある。 「日本にはまだまだ成長余力があるし、統治機構を見直して地域間で人・カネ・モノを世界中から呼び込む競争を繰り広げる仕掛けにすれば、人材も磨かれて、活気に溢れた国になるだろう」(本書「文庫版まえがき」より) 政府はついに「消費増税」に向けて大きく舵を切った。だが、莫大な債務を抱える今の日本に求められているのは、これ以上税金をあてにせずに経済を活性化させる知恵だ。今この国を覆っている“縮み志向”“嫌な空気”の正体を見極め、新たな需要を創造していくには何が必要なのか――。世界的経営コンサルタントが日本の消費者と企業を元気にする経済・企業戦略を探る。
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4.0演技ではなく、 生の自分で 勝負し続ける。 「眠狂四郎」「古畑任三郎」 「ニューヨーク恋物語」―― 時代劇、サスペンス、コメディ、 そしてラブ・ロマンス――。 幅広い役柄を演じながらも、 自分のスタイルを貫いた名優。 私たちが深く心惹かれる 古き良き男の生き様が、ここに。 その仕事の流儀から魂の秘密まで 〇自分のスタイルを貫ければ一流 〇ファンを裏切らない自分でありたい 〇厳しい芸能界で生きていく心得 〇私生活を決して見せなかった理由 〇親が有名人であったことの大変さ 〇私生活が乱れたら演技に必ず表れる 〇潔さと責任感――天狗にならないために 〇高倉健や木村拓哉の一流の魅力とは 〇明らかになる生まれ変わりの秘密 ■■ 田村正和の人物紹介 ■■ 1943~2021年。俳優。京都府出身。成城大学卒。俳優・阪東妻三郎の三男で、兄は俳優・田村高廣、弟は俳優・田村亮という芸能一家に生まれる。1961年、映画「永遠の人」で俳優デビュー。72年から放送されたドラマ「眠狂四郎」でニヒルな剣客の役を演じ、人気に火がつく。その後も数多くのドラマ、映画、舞台に出演し、時代劇からコメディまで幅広い役柄を演じて活躍した。代表作に、ドラマ「ニューヨーク恋物語」「古畑任三郎」などがある。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
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3.7誰もが名前【だけ】は知ってる、坂上田村麻呂。征夷大将軍って、何した人……!? 実は、金髪碧眼のイケメンだった!? 今日もお供の綿麻呂といっしょに、何かにつけて遷都したがりの桓武天皇に呼び出され、無理難題をふっかけられる。そんなたむらまろさんの日常を描く、ゆるっと☆歴史コメディ!!
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4.4情熱・スリル・興奮の短編集! 少女漫画界の革命児たちによる傑作短編アンソロジーシリーズ“Flower Comics Masterpieces(フラワーコミックス マスターピーシーズ)”の一編。 ■命を燃やし、その生を駆け抜けていく人々。田村由美が生み出す物語は、いつも圧倒的な熱量を内包している。登場人物が絶望しているときでさえ、生命の輝きはけっして消えない炎のように燃え続ける。誰かのために、自分のために、挑み続ける彼らの姿は、読む者の心を震わせる。そんな田村由美作品の魅力が濃密に詰まった珠玉の1冊。 ■雑誌発表当時のカラー扉をカラーで掲載。また、大人気連載のカラー扉を集めたカラーイラスト満載のギャラリーも収録! ■別冊付録『鼓動―The Battles of BASARA/7SEEDS―』 「BASARA」と「7SEEDS」。時台は異なれど同じ日本を舞台に“人間の闘い”を描いた両作を、田村由美語りおろしインタビューと多彩なカラーイラストで読み解く、マニアックストーリー&アートブック。 ■収録作品「女神が落ちた日」「4人の女」「不幸作家と呼ばれたい」「彼女は誰を殺したか」「きねづかん」「踊る教室」ほか。 ※こちらはデジタル配信専用商品です。
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3.0ウェーバー,ルカーチ,シュミットから,サルトル,フーコー,ハヴェル,ハーバーマスまで,二〇世紀ヨーロッパを舞台に,民主主義をめぐって数々の思想家たちが織りなしたドラマ.戦間期を扱う上巻は,民主主義の新しい思想的実践とその挫折を描く.戦後を扱う下巻では,冷戦下で三つの民主主義が競合し,文化変容を遂げる世紀末までを扱う.
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4.4山の神の声を聞く能力を持つ覡(かんなぎ)。覡には彼らと身体を繋げることにより、 彼らに力を与える特別な相手「ためつもの」が存在する。 雨敷家の覡・定用は「ためつもの」の豊を疎んじており、 豊もまた「ためつもの」に選ばれてしまったことを納得できないでいた。 身体を繋いでも、心が離れた二人の行為は山の神に届かず―――!? 収録作品 ・土塊 ・雨敷 ・雨敷II ・ためつもの ・そとのせかい ・柚子の棘 ・花の咲くころ ・おまけ(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★ 【電子限定で描き下ろしの2ページ漫画が収録されています。】
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3.0新人もリーダーも社長も、結果を出す人は自分でやらない! 一生役立つ「外注力」を鍛える40のテクニック 企業再生や成長支援に携わってきた「社外番頭」の視点から、 リーダーが「頼る力=外注力」を身につけることで、 個人や組織が効率的かつ持続可能に成長する方法を解説。 ひとりで抱え込んでしまうことで生じる問題や、 その解決策としての「外注力」の活用法、成功事例などを紹介し、 あなたが本来やるべき仕事に集中できる環境づくりの秘訣を伝授します! はじめに――「あと、よろしく」と言えるリーダーになろう 第1章 これからのリーダーに最も必要なのは「外注力」 ・なぜリーダーは仕事を抱え込むのか? ・外注力を高めるカギは「外部人材」にあり! ・「外部人材」を探す4つのルートと人物の見極め方 ・これからの時代は「頼れる人」がうまくいく ⋯ほか 第2章 「頼る人」はこんなにもラクに成果が出せる! ・自分の得意なことだけに集中できる ・苦手な経営課題がスムーズに進む ・現場で手を動かす社員も元気になる ・大手の模倣ではない、自社に合った業務改善が進む ⋯ほか 第3章 実録!「外注力」が起こした奇跡のビフォア・アフター ・事例で見る「頼る力」の使い方 【事例1】新人マネージャーが「頼る力」で本来の仕事に集中! 【事例2】「忙しい事業部長」が外注力で業績向上へ! 【事例3】クラフトビール会社の経営支援で売上を1.5倍に成長させる 【事例4】格闘技ジムの客数を倍増、客単価は1.5倍に ⋯ほか 第4章 「頼る人」が使う6つのテクニック ・外部の人材ができること、できないことを理解する 「頼る人」はできる外部人材を見極める目を持っている 「頼る人」は、外部人材の成功体験を計画的につくる 「頼る人」は、指示をせず、相談する 「頼る人」は、意見を元に自ら決められる 「頼る人」は、手放す領域を拡げられる 「頼る人」は、外部人材を活用して人材育成ができる 終章 「頼る」リーダーが身に付けたい8つの習慣 ・8つの習慣でリーダー自身の可能性を引き出す 第1箇条 ダメな会議を見直す 第2箇条 社員にはスキルの前に「仕事の基本」を教える 第3箇条 DXの本質を理解する 第4箇条 企画提案の際に重要なポイントをおさえる 第5箇条 必要な事前準備をする 第6箇条 新規事業では自分の強みを生かす 第7箇条 アイデアを見直す方法論をストックする 第8箇条 自身の判断基準・価値観を言語化する おわりに――リーダーは孤独ではありません
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4.7推してる上司の、ヤバめな秘密――!? ストーカー被害に悩む泉秋香は過保護な上司の浅野に相談をした際、彼から『恋人のフリ』を提案される。フリをする間、彼女を守り、ストーカー問題を解決すると言う浅野。だけど彼には他人に言えない、ヤバすぎる秘密があって…!? (C)2023 Shibasaki Saya
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3.0過保護な上司のヤバめな秘密…!? グッズ制作会社に勤めるOL・泉秋香には悩みがあった。自宅の郵便物やゴミが荒らされ、誰かの視線を感じる――そう、その悩みとは『ストーカー』の存在。他人に話しても迷惑がかかるだけ……そう思い、誰にも相談できなかった泉だったが上司である浅野大輝との飲み会の際、つい彼に相談してしまう。後悔する泉に対し、浅野はなんと『恋人のフリ』をすると提案!誰よりも一番、近くで彼女を守りストーカー問題を解決するという浅野だったが、実は彼にはとんでもない秘密があって…!? ※この商品は「頼れる上司は控えめに言ってもヤバい人でした。」を1話ごとに分冊したものです。 (C)2023 Shibasaki Saya
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4.0「この失恋をふっきるの、手伝って」いつも“いい人”どまり、好きな人の特別になれない八方美人のリーマン・汐海は、女性上司への叶わぬ思いを笑顔の仮面で隠している。同じチームで仕事をする、常に無表情の同期・盤内とは馴染めていない。…と思っていたのに、ある日盤内から片思いを指摘された上、「人を好きになるとはどういう気持ちだ?」と謎の質問をぶつけられ、あげく「俺と付き合ってみてくれ」と唐突に告白までされて!? 誰の代わりでもない、取り繕わない“本当”の君と、恋がしたい。不器用過ぎるロボット男×不憫な八方美人、お試しから始まるリーマン同士の恋の真髄!
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3.5【無駄な自分を捨てれば、幸せになれる】上手に妥協すれば、さらに得をする。 頑張りすぎなくても大丈夫。もうダメだと決めつけているのは自分自身。欲求不満もうまくコントロールできる。満足する気持ちがあればステップアップできる。 他人と自分を比べて落ち込んだり、努力が報われないと悲しくなったり、嫉妬心をもてあましたりなど、ネガティブな感情で心を乱されることは多いものです。 でも、「もうダメだ」と決めつけているのは自分自身です。半分の水が入ったコップを見て、「もう半分しかない……」と悲嘆に暮れるか、「まだ半分ある!」と嬉しく思うか。同じ事象でも、意識の持ち方を変えるだけで、「心のありかた」は全く変わってくるのです。 「足るを知る」とは、古代中国の思想家、老子の言葉です。「足るを知る者は富む」、つまり「何事に対しても、“満足する”という意識を持つことで、精神的に豊かになり、幸せな気持ちで生きていける」ということを表しています。不満を言っても、自分がミジメになるだけで状況は変わりません。 しかし、「意識の持ち方」を少し変えるだけ、喜びや幸福感、安らぎに満たされた人生をおくることができます。 頑張りすぎなくても大丈夫。上手に妥協すれば、さらに得ができます。
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5.0『あらしのよるに』に続く待望の長編。 今度の主人公は一匹の雑種犬のジョン。飼い犬のジョンはそれまで何不自由なく暮らしていました。でもある日森で迷ってしまい、そこで野生のおおかみと出会いました。自由に生きるおおかみに惹かれ、自分もおおかみになろうと決心します。 果たしてジョンはおおかみになれるのか? 森をさまよい、生きるために覚えた自然のルール、集団生活を送るおおかみたちに認めてもらうまでの葛藤など、ジョンを通して、人間が社会で生きるためのヒントが随所に散りばめられた、成長物語です。 お母さんはもちろん、お父さんの読み聞かせにも最適な一冊です。
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3.9「タレント・マネジメント」の人事・組織コンサルタントとして活躍する著者によるかつてない人材戦略論、誕生!! なぜソニーは消費者が欲しがる商品を生み出せなくなったのか? なぜトヨタはいまでも売れるクルマをつくれるのか? アップルやグーグルなどがマネをして成功した日本のやり方とは? そこには「タレント」と呼ばれる優秀な人材を生かす仕組みがあった。(講談社現代新書)
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2.7夫・雅也と5歳の娘・彩と、だれもが一度はあこがれる”タワマン”に住む主人公・奈菜。 誰からも憧れる生活を送っていた奈菜だったが、ある日夫の不倫が発覚。そのことを、ママ友グループの中でも一番仲のいい舞に相談したことがきっかけで、どんどん事態は最悪な方向に。 誰にも頼ることができなかった奈菜は、自らを奮い立たせ、夫やママ友との関係を清算するべく、行動に出る。 誰もが一度は憧れる“タワマン”を舞台に巻き起こる、ママ友のこじれを描いたコミックエッセイ。 夫の不倫をきっかけに、いつしか自分のたった一つの居場所となっていた”ママ友グループ”の関係まで思い悩んでしまい―。「たかがママ友、されどママ友」― …ママ友関係に苦しんだ奈菜が思う”ママ友”とは…? 分冊版第1弾。
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5.0未知の土地,人間,動植物を見てみたい──そんな好奇心や欲望が人を探険や冒険に駆りたてた.熱帯の観察から進化概念を見つけたダーウィンやウォレス,新大陸や太平洋の島々を旧世界にむすびつけたコロンブスやマゼラン,極限の自然に挑んで極点をめざしたアムンゼンやスコット.彼らの物語は読み手の心をとらえて離さない.
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3.9朝倉櫂は、かつての想い人の結婚式にやってきた。隣には、高校の同級生で今はセフレの井口渓介がいる。当時、行き場のない想いを抱えた櫂にお互いに都合のよい関係を提案してきた渓介。その本心を聞き出せないまま、10年の月日が過ぎていた。渓介は今、どんな気持ちで俺の隣に立ってるんだろう……?渓介の優しさに触れ、次第に心惹かれていく櫂だったが、心地よい今の関係を壊すこともできず──。流れゆく時の中で、恋の終わりと始まりを、君と。想い溢れるセンシティブラブストーリー。
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3.5舞台の裏方として働く三崎 慶悟(みさきけいご)は、 優しすぎるがゆえに彼女に浮気され、すぐに振られてしまうという悩みを抱えていた。 同僚の安達に相談するも、まともなアドバイスは得られず、からかわれる始末。 そこで出会ったのは、安達の知り合いだという彫師、ミツキ。 彼の纏う妖艶な雰囲気につい見惚れてしまった慶悟は、ミツキに憧れを抱き、緊張しながらも彼の経営するスタジオでタトゥーの施術してもらうことに。 ミツキに優しく話しかけられたり触れられるだけで、 慶悟は不思議な気持ちになってしまい、やがて身体は熱を持ち始めーー…? 「なんか、背中の痛みも気にならないほど惹かれてるのかも…」 ミステリアスな彫師×気弱な好青年の、"疵痕"が引き寄せるラブストーリー。 「コミックス版では、描き下ろし漫画を収録! また、電子版描き下ろし特典付き」 ※PriaL発行版『【単行本版】やさしい疵痕』と同様の内容です。重複購入にご注意ください。
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4.1【電子書籍限定! 由麻の同僚・丹羽さん視点の後日談短編「旅とハンカチ」を収録!】「もうひとり、彼女ができたんだ」。付き合って九年、同棲して四年。結婚間近と思っていた恋人・和佐からそう告げられた二十九歳の由麻。和佐は「由麻と別れたいわけではない」「ただ、もうひとり、どうしても付き合いたい人ができた」と言い出し、由麻は混乱する。怒って別れればよいのか、一時の過ちだと思って待てばよいのか、歪な関係を受け入れたらよいのか――愛していた日常はどうすれば戻って来るのか。恋の痛みが走る著者デビュー作、待望の文庫化。 ※本書は二〇二一年三月にKADOKAWAより刊行された『炭酸水と犬』を加筆・修正し、文庫化したものです。 ※紙版初版限定特典の後日談「緑の休日」は電子版には収録されておりません。予めご了承ください。
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5.0「ジャーナリスト湛山の真価を知るようになったのは1990年代以降の日本のいわゆる『失われた時代』を経て、日本のガバナンスの不具合を痛感してからのことである。バブルが崩壊し、不良債権処理につまづき、経済停滞が慢性化する。財政が危機的状況に立ち至り、金融が十分に機能せず、デフレが深まる。中国の台頭と挑戦で国民が動揺する。少子高 齢化と人口減少が社会と企業にのしかかり、世代間公正が揺らぎ、所得格差が拡大する。ネット革命に伴うメディアの変質も手伝ってポピュリズムとナショナリズムが激化する。3・11大震災と福島原発危機。民主党政権メルトダウンと政党デモクラシーの揺らぎ。そして、安倍政権とアベノミクスの登場……。湛山が私たちの同時代に生きていたとしたら、それらのテーマをどう考えただろうか。私は、湛山の言葉にもう一度、しっかりと耳を傾け、そして語りかけたくなった。 『石橋湛山全集』のページをめくって、声を上げて原文を読む。ジャーナリスト湛山の肉声に耳を澄まし、その奥にさわだつ思想の息吹に触れてみる。そして、平成の『失われた時代』と第一次世界大戦と第二次世界大戦の『両大戦間』の『失われた時代』の2つの同時代の状況と課題を照らし合わせつつ、湛山の問題提起を切り口にして、私たちの時代の課題を考えてみる。」──本書「はじめに」より。 石橋湛山(1884-1973)は大正・昭和期に東洋経済新報社主幹として活躍したジャーナリスト。自由主義的論説で知られ、戦後は政治家に転じ、首相も務めた。本書は、近代日本を代表するジャーナリストである湛山の論説から珠玉の70編を選び、現代日本を代表するジャーナリストである船橋洋一氏が、その時代背景、現代的意義を説く。
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5.0成功のチャンスは、決して一生の間に数えるほどしかやってこないような“だいそれたもの”ではありません。今まさにこうして過ごしている瞬間にも、次々とチャンスは押し寄せてきているのです。それに気づかないのは、チャンスというものが実はあなたの思うものとは違う、意外な形をしてやってくるから。この本には、それが見えるようになるヒントがたくさんつまっています。とりわけ、各界の著名人と広い交友関係を持つ著者の「出会い」エピソードは読み応え抜群で説得力があります。本書を読み終わるころには、きっといくつもの成功へのきっかけを手につかんでいることでしょう。
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4.2心の傷と闘う子どもたちの現実と、再生への希望。“お化けの声”が聞こえてくる美由。「カーテンのお部屋」に何時間も引きこもる雅人。家族を知らず、周囲はすべて敵だった拓海。どんなに傷ついても、実母のもとに帰りたいと願う明日香。「子どもを殺してしまうかもしれない」と虐待の連鎖に苦しむ沙織。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは何か!? 生きるとは何か!? 人間の可能性を見つめた感動の記録。
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5.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近世における箱から抽斗への転換に着目し,以降近現代に至るその変遷を社会・経済・技術の側面からあとづける。著者自身による箪笥製作記録を付す。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 動物園にはいろんな家族がいます。でもペンギンのタンゴの家族はちょっと違っていました。 ロイとシロのパパふたりとタンゴ、それがタンゴの家族なのです──。 ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。 ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。 ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。 そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。 他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです──。 ニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版です。
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4.0かわいいAI探偵 × ミステリ好き少年 異色コンビが難事件を次々解決!? 人工知能の研修者だった父が密室で謎の死を遂げた。息子の輔(たすく)は父が遺した「探偵」のAI、相以(アイ)と出会い、一緒に真犯人を追うことになる。輔と相以は思わぬ陰謀を知り、相以の双子である「犯人」のAIとの推理バトルが繰り広がる...!? 【本商品は単話コンテンツとなります。単行本版と収録内容が異なる場合がございます。漫画内の告知等は過去のものとなりますので、ご注意ください。】
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3.0「ホームズ1人が探偵じゃない」1895年ロンドン。脚光を浴びるシャーロック・ホームズの陰に、ある中年探偵がいた――。 時は1895年。世間が名探偵シャーロック・ホームズの活躍に沸く中、苦虫を噛み潰す男がいた――彼の名はアローウッド。ホームズと同じ私立探偵だが、残念ながら回ってくるのはホームズには頼めないような曰わくつきの依頼ばかり。助手のバーネットも機嫌の悪いボスにやきもきする日々だったが、ある日美しきフランス人女性が「兄が失踪した」と助けを求めてくる。それは最悪な殺人事件の始まりで――。
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4.7私立探偵事務所の気ままな主――そんな川崎探偵の寝込みを襲う(!)のは、メイド服がこよなく似合ってしまう御徒町くん。今では押しかけ助手として当たり前のように事務所に出入りする彼だけど、二人の出会いは鮮血に染まって……? 事件の謎とともに臆病な恋心を解きほぐしていく、ミステリアス・ラブ。電子限定おまけ付き!!
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3.0この街は、快楽、欲望…ありとあらゆる感情と、ほんの少しの慈愛でできてるのかもしれない―― 橘恭介(たちばなきょうすけ)は歌舞伎町の私立探偵。依頼のほとんどが不倫調査や猫探しの冴えない日々…。そんなある日、お嬢様女子大生・岬まどか(みさきまどか)が事務所を訪れる。なんでも、行方不明の友達・愛菜(あいな)を探してほしいということらしいが…。どうやら愛菜は怪しいセックスオークションに出入りしている可能性が浮上! 会場に潜入捜査をするまどかと恭介だったが…オークションは想像以上に過激で!? 「あんたの知らないコト、たくさん見せてあげる」って、ずぶずぶ突かれてるところ見せられて…響くあえぎ声が切なくて……。 欲望うずまく歌舞伎町で繰り広げられる、フリーダムな私立探偵&箱入りお嬢様の、刺激的な調査スタート!(第1話)
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3.8わたし、海砂真史(うみすなまふみ)には、ちょっと変わった幼馴染みがいる。幼稚園の頃から妙に大人びていて頭の切れる子供だった彼とは、別々の小学校に入って以来、長いこと会っていなかった。変わった子だと思っていたけど、中学生になってからは、どういう理由からか学校にもあまり行っていないらしい。しかし、ある日わたしの許に届いた差出人不明のラブレターをめぐって、わたしと彼――鳥飼歩(とりかいあゆむ)は、九年ぶりに再会を果たす。日々のなかで出会うささやかな謎を通して、少年少女たちが新たな扉を開く瞬間を切り取った、4つの物語。第28回鮎川哲也賞受賞作。
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3.8音、匂い、味、感触、温度、重さ、痛み。目に見えないモノを視る力を持った探偵・日暮旅人は、名字の違う娘・百代灯衣と暮らしながら、探し物専門の探偵事務所を営んでいる。 そんな旅人を 『アニキ』 と慕う青年ユキジは、旅人の“過去”を探していた。なぜ旅人は視覚以外の感覚を失ってしまったのか。ユキジが感じる胸騒ぎの理由とは――? 旅人とユキジの出会いを描く 『雪の道』、喫茶店のマスターに起こるささやかな奇跡を描いた 『森の調べ』、旅人の秘められた過去に迫る 『夢のぬくもり』ほか全5編を収録した、『愛』 を探す探偵の物語第3弾。
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4.2『日暮旅人』の名前で出された爆弾テロの脅迫状。ニュースでは旅人の名が流され、警察も旅人を探し始めていた。 刺された亀吉、誘拐された灯衣と陽子。そしてユキジの自宅に現れた思わぬ人物。旅人を取り巻く大切な人々が危機にさらされる中、旅人は目の治療のため入院していた病院から姿を消し、真犯人の指示通りに動き出す。――もうこれ以上酷使することのできない瞳を使い、美しく残酷な犯人を止めるため。 そして訪れる裁きの時。旅人と仲間たちの運命は――。 目に見えない物を視ることで『愛』を探し続けた探偵の物語、本編感動の完結!
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3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりで登山を始めるときや、初めての単独行では、さまざまな不安を感じるものです。 そうした不安を解消するためのTIPSが詰まった一冊です。 登山のプロが単独行の際に実践しているちょっとした工夫やテクニック。 それらは、豊富な経験に裏打ちされた「使える小技」そのものです。 本書ではワンダーフォーゲル編集部が厳選した100の単独行のTIPSをご用意。 山行計画作りからトレーニング、登山中、下山後の用具メンテナンスや体のケアまで、 ソロの山歩きをするために知っておきたいテクニックを紹介します。
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4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 名著『私訳歎異抄』のポケットサイズ版が登場。 新たに「小見出し」「脚注」を加え、解説も一新しました。 =「まえがき」より= 歎異抄は、私にとってはいまだに謎にみちた存在である。 古めかしい聖典ではなく、いきいきとした迫真のドキュメントである。 この小冊子をつうじて、著者の熱い思いの一端でも再現できれば、というのが私のひそやかな願いだった。
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4.539歳で若年性アルツハイマー病を宣告されたトップセールスマン。 家族、同僚、仲間たち…笑顔を取り戻すまでの感動ドキュメント! 〈目次〉 第1章 異変 体の異変を感じた/お客さんの顔がわからなくなった/上司に注意される日々 スタッフの名前も忘れてしまった/ストレスのせい?…… 第2章 告知 大学病院でアルツハイマーと告知/妻は静かに泣いていた 二年後には寝たきりになる?/主治医への相談/アリセプト服用…… 第3章 いまの生活 告知を受けて四年/見た目は普通でも認知症です/朝起きたらコーヒー 私のスケジュール管理/運転免許証を返納する時の辛さ/車の運転についての私の考え 娘は反抗期でも、私は普通のパパ/日常生活ではいつも失敗だらけ 間違えても自分で買い物する/徘徊する理由…… 第4章 仕事 ネッツトヨタ仙台に就職/入社して恋愛、結婚/車が売れなかった新人時代 トップセールスマン/販売実績一位になる工夫 社内の雰囲気/丹野式ノートの利用術/働き続ける条件…… 第5章 仲間たち 診断から百八十度変わった私の人生/「家族の会」が私の支え 最高のパートナーとの出会い/部活の仲間に助けられた…… 第6章 発信することの大切さ 私の中にも偏見がある/区役所の対応に違和感/市長への手紙 JR東海の事故と保険/病気をオープンにする 「おれんじドア」の立ち上げ/脳トレに効果はあるか…… 第7章 認知症とともに生きる旅 スコットランドへの旅/「自立」を助けるツールがある 認知症と診断されたあとの運転免許証 私たちからお願いしたいこと/認知症らしさとは……
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4.2「人間、死ぬとなぁ、魂がぐぅーっと浮き上がっていくんだよ。それで、どんどんどんどん上昇していく。ところが、天井でぶつかって、一度反転するんだ。すると、ベッドの上には自分の骸(むくろ)がある」 「やがて、かなたに小さな光が見えてくる。その光に向かって、どんどんどんどん走っていく。どんどんどんどん走っていく。でも、息切れしないんだ。なぜか? ……死んでるから」 大俳優・丹波哲郎は「霊界の宣伝マン」を自称し、映画撮影の合間には、西田敏行ら共演者をつかまえて「あの世」について語りつづけた。中年期以降、霊界研究に入れ込み、ついに『大霊界』という映画を制作するほど「死後の世界」に没頭した。 「死ぬってのはなぁ、隣町に引っ越していくようなことなんだ。死ぬことをいつも考えていないと、人間、ちゃんとした仕事はできないぞ。おまえも、いつでも死ぬ覚悟、死ぬ準備をしといたほうが、自分も楽だろう」―― 丹波は1922年(大正11年)、都内の資産家の家に生まれ、中央大学に進んだ。同世代の多くが戦地に送られ、生死の極限に立たされているとき、奇跡的に前線への出征を逃れ、内地で終戦を迎える。 その理由は、激しい吃音だった。 終戦後、俳優を志した丹波は、舞台俳優を経て映画デビューし、さらに鬼才・深作欣二らと組んでテレビドラマに進出して大成功を収めた。 高度成長期の東京をジェームス・ボンドが縦横に駆け抜ける1967年の映画『007は二度死ぬ』で日本の秘密組織トップ「タイガー・タナカ」を演じ、「日本を代表する国際俳優」と目されるようになる。 テレビドラマ「キイハンター」、「Gメン’75」で土曜午後9時の「顔」となり、抜群の存在感で「太陽にほえろ!」の石原裕次郎のライバルと目された。 『日本沈没』『砂の器』『八甲田山』『人間革命』など大作映画にも主役級として次々出演し、出演者リストの最後に名前が登場する「留めのスター」と言われた。 その丹波が、なぜそれほど霊界と死後の世界に夢中になったのか。 数々の名作ノンフィクションを発表してきた筆者が、5年以上に及ぶ取材をかけてその秘密に挑む。 丹波哲郎が抱えた、誰にも言えない「闇」とはなんだったのか。 若かりし頃に書かれた熱烈な手紙の数々。 そして、終生背負った「原罪」――。 「死は待ち遠しい」と言いつづけ、「霊界」「あの世」の素晴らしさを説きつづけた大俳優の到達した境地を解き明かすことで、生きること、そして人生を閉じることについて洞察する、最上の評伝文学。
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4.1その芸術はいま、語りはじめる――。 ゴッホ、ルノワール、葛飾北斎ら 美の巨匠に捧げる短編集。 名だたる作家17人による文豪ギャラリー第2弾! 作家ローレンス・ブロックは頭を悩ませていた――エドワード・ホッパーの絵から紡いだアンソロジー『短編画廊』の第2弾を計画しているのだが、いったい今度は誰の絵をモチーフにするべきか。思い悩んだ末、ブロックはある考えにたどり着く。何もひとりの画家でなくていい。今度は作家たちに、好きに名画を選んでもらおう。かくして、ジェフリー・ディーヴァーはラスコー洞窟壁画を。S・J・ローザンは葛飾北斎を。リー・チャイルドはルノワール、ジョイス・キャロル・オーツはバルテュス……といった具合に、今回も個性豊かなアートから物語が生まれ、新たなる〈芸術×文学〉の短編集が完成する。ここに文豪ギャラリー第2弾が幕を開けた――。 ○収録作品 「安全のためのルール」ジル・D・ブロック/田口俊樹 訳 「ピエール、ルシアン、そしてわたし」リー・チャイルド/小林宏明 訳 「扇を持つ娘」ニコラス・クリストファー/芹澤 恵 訳 「第三のパネル」マイクル・コナリー/古沢嘉通 訳 「意味深い発見」ジェフリー・ディーヴァー/池田真紀子 訳 「理髪師チャーリー」ジョー・R・ランズデール/鎌田三平 訳 「ジョージア・オキーフの花のあと」ゲイル・レヴィン/田口俊樹 訳 「アンプルダン」ウォーレン・ムーア/芹澤 恵 訳 「オレンジは苦悩、ブルーは狂気」デイヴィッド・マレル/浅倉久志 訳 「美しい日々」ジョイス・キャロル・オーツ/芹澤 恵 訳 「真実は井戸よりいでて人類を恥じ入らせる」トマス・プラック/田口俊樹 訳 「グレートウェーブ」S・J・ローザン/直良和美 訳 「考える人たち」クリスティン・K・ラッシュ/田口俊樹 訳 「ガス燈」ジョナサン・サントロファー/芹澤 恵 訳 「陽だまりの中の血」ジャスティン・スコット/田口俊樹 訳 「ビッグタウン」サラ・ワインマン/芹澤 恵 訳 「ダヴィデを探して」ローレンス・ブロック/田口俊樹 訳 ○収録アート一例 ※全18点をフルカラーで挿入 Cypresses―「糸杉」フィンセント・ファン・ゴッホ The Empire of Light―「光の帝国」ルネ・マグリット Greatwave―「神奈川沖浪裏」葛飾北斎 Bouquet of Chrysanthemums―「菊の花束」ピエール=オーギュスト・ルノワール The Thinker―「考える人」オーギュスト・ロダン David―「ダヴィデ像」ミケランジェロ・ブオナローティ
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3.8ローレンス・ブロック / スティーヴン・キング / ジェフリー・ディーヴァー / マイクル・コナリー / リー・チャイルド / 他 / 田口俊樹 / 白石朗 / 池田真紀子 / 古沢嘉通 / 小林宏明1巻2,420円 (税込)すべての絵には、物語がある。名だたる作家17人による文豪ギャラリー奇才エドワード・ホッパーに捧げる短編集。 米国を代表する名画家、エドワード・ホッパー(1882-1967)。 作家ローレンス・ブロックは、ホッパーの作品は「絵の中に物語があること、その物語は語られるのを待っていること」を強く示唆していると語り、ホッパーの絵から物語を紡ぐこの短編集を考えついた。彼の呼びかけに集まったのは、スティーヴン・キング、ジェフリー・ディーヴァー、マイクル・コナリー、リー・チャイルド……といった錚々たる顔ぶれ。各々の個性を遺憾なく発揮した華麗なる文豪ギャラリーが、ここに幕を開けた――。 ○収録作品「ガーリー・ショウ」ミーガン・アボット 小林綾子 訳 「キャロラインの話」ジル・D・ブロック 大谷瑠璃子 訳 「宵の蒼」ロバート・オレン・バトラー 不二淑子 訳 「その出来事の真実」リー・チャイルド 小林宏明 訳 「海辺の部屋」ニコラス・クリストファー 大谷瑠璃子 訳 「夜鷹 ナイトホークス」マイクル・コナリー 古沢嘉通 訳 「11月10日に発生した事件につきまして」ジェフリー・ディーヴァー 池田真紀子 訳 「アダムズ牧師とクジラ」クレイグ・ファーガソン 不二淑子 訳 「音楽室」スティーヴン・キング 白石 朗 訳 「映写技師ヒーロー」ジョー・R・ランズデール 鎌田三平 訳 「牧師のコレクション」ゲイル・レヴィン 中村ハルミ 訳 「夜のオフィスで」ウォーレン・ムーア 矢島真理 訳 「午前11時に会いましょう」ジョイス・キャロル・オーツ 門脇弘典 訳 「1931年、静かなる光景」クリス・ネルスコット 小林綾子 訳 「窓ごしの劇場」ジョナサン・サントロファー 矢島真理 訳 「朝日に立つ女」ジャスティン・スコット 中村ハルミ 訳 「オートマットの秋」ローレンス・ブロック 田口俊樹 訳 *エドワード・ホッパーの絵画18点をフルカラーで挿入
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