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朝日新聞Webマガジン「&w」大人気連載が書籍化。 さまざまな喪失を経験した人々が、食をきっかけに人生をつかみ直す。「台所」を通して市井の人の希望と再生を綴るノンフィクション。 11月中旬には本書を原作としたコミックが小学館より発売予定。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
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Posted by ブクログ
色々な人たちの台所を取材した記事をまとめた本だけど、どれも台所にとどまらず、人生そのものの話につながっている。一人ひとり異なる喪失と再出発の物語を読むことで、わが人生について考えさせられた。 特に印象に残ったのは、「本と恋と団地ごはん」とか「八六歳。終わらぬ問いかけ」とか。 団地で読書会なんて、いい...続きを読むなぁ。料理を持ち寄ってわいわい食べたり飲んだり… 奥さんを亡くして一人になった男性に料理を作って夕食を共にしているとか…そんなふうに暮らせたら寂しくない。戸建てを建てたはいいけど将来夫が死んでからのことを思って不安になっているわたしには羨ましく感じられた。 86歳男性の記事は、「得意料理は”なし”と書いたよ。なんでも全部おいしいと思っているので。食事に優劣をつけるのが自分の価値観に合わないの」という断りから始まる。 「グルメ番組を見るのは好きじゃない。特別な料理と、そうでないものに分けられる感覚に違和感を覚えるのです。番組で扱われないようななんでもない食事でも、僕は感謝して食べる。食事は快楽や娯楽ではなく、生きるためにいただくものだと思うから」という言葉、いいなぁと思いました。 「生き方や価値観、哲学はみんな違うから、人はそれでいい。僕はそう思うだけ」というのもいい。 「毎日何してるんですか、ってよく聞かれるけどさ、自分の数学理論もまとめたいし、カメラも親鸞もある。女房が死んでから、何もすることがないっていう日がまだ一日もないんだよね」。
最初の「酒と金魚」からもうグッときてしまう。「それでも食べて生きてゆく」が一つ一つのエピソードに深く込められている。実はシリーズものなので他も読んでみようと思う。
上の子が産まれて職場復帰した頃、のちに『新米母は各駅停車でだんだん本物の母になっていく』にまとまった大平さんのウェブ連載を読んでいた。 両両親遠方、零細企業で育休復帰は私が初めてという状況で、フリーランスの大平さんが今ほど制度も整ってない中、2人の子どもを育ててこられた話は刺さりに刺さり、勝手にメ...続きを読むンターのように感じていた。 今回の台所の本はシリーズ3冊目とのことで、以前の本も読んだ覚えはあった。 しかし正直、『新米母〜』の衝撃が大きすぎて、それほどではないという印象しかなく、今回も電車で軽く読みはじめたら… うるうるを通り越して泣いてまうかと思った…! 内容は台所をきっかけとした人それぞれの人生模様、と私が書くと陳腐になってしまうんだけど、こんな軽い言葉で言い表せないことをちゃんと言い表しておられる。 さすが、の一言。 しかもこれは“文才”のようなテクニック的なことだけじゃないなと思う。 もちろんプロなのでテクニック的なこともあるんだろうけど、大平さんという人の目を通している感が強く、優しく謙虚な人となりがあってこそと思った。 良い読書体験だった。
ありのままの台所を訪ね歩き、取材したルポルタージュ。10年たった今回のテーマは、喪失と再生。簡単ではないテーマ。 雑誌に載っているようなおしゃれなキッチンとは違う、素のままの台所。写真と共に語られた、その台所の持ち主の生活。リアルだからこそ、心に響いた。「何もを失わずに生きている人などいない。みな...続きを読む、何かを喪失し、それでも立ち上がり今日もごはんを作っている。」という言葉に、生きようとする、人の強さを感じた。家族を亡くして日が浅いなか取材を受けた方、伴侶との別れでひとりになった方など、みなさんの生きざまをうかがい知れて、私も頑張ろうと思えた。
NHK「あさイチ」でこの本を知って、読みたいと思った。 「台所」を舞台に一般の人、プロの料理人など、さまざまな人の人生の一部を「喪失と再生」というテーマで書かれている。 一人一人のお話は短い章でまとめられているが、少しの写真と大平さんの文章で、心にぐいぐいと詰め寄ってくる。 読みながら、何度も泣いて...続きを読むしまった。 テーマが重いので、暗くなりがちだけど、その中に必ず一筋の希望があって、立ち上がって、それでも食べて生きていく姿が心に沁みた。 おすすめしたい本。
実は朝日新聞デジタルマガジンを、書籍化される前に隅々まで読んだことがあります。 食を大事にしている身としては、連載の企画時点で四つ星。 台所を糸口に始まる住みて手の物語の第三弾は、喪失と再生がテーマ。 ライターさんのインタビュー能力高し。 ヘビーなテーマに対して綺麗にまとまっていて、難産だったことが...続きを読む伺える。 いつか自分にも訪れる別れのことを考えさせられる、良い本でした。ということで星5つ。 余談だけれど、徒然ハナコさんがこんなところに!と大興奮。 あと、黒川紀章のカプセルの中の暮らしを垣間見れたのは面白かった。 書籍の第一弾と第二弾は読んでいないので、それらも読みたいと思った。
愛犬の秀太朗が亡くなって、最初に読んだ本。 喪失感は無くならないが、この本を読む事で 復帰する後押しをもらえた。 このタイミングで、ふらりと寄った本屋で陳列されて いたのは何かの縁。 大切な一冊になった。
この本の前に著名人を取材した本を読んでいたけれど、 この本の奥深さに、前に読んだ本が吹き飛んでしまった。 子供にたかりにくる親はドラマの中だけじゃなかった。 色々な困難があっても、それでも食べて生きてゆく人たちに励まされた。 ありきたりだけれど、今生きている時間を大事にしよう...と思った。
様々な人々の台所の写真と共に綴られるルポルタージュ。喪失と再生がテーマとなっているように何かや誰かを失い、また歩き出していく方々のお話に涙と共に読みました。誰かと食事をともにしていくことの大切さをもう一度認識できました。
なんの考えもなしに読み始めてたら、なんだか重い。正面から読むことがつらくなってくる。なんでつらい話が続くのだろう、と思っていたら、テーマが「喪失と再生」だった。喪失のなかには生活があり、再生は生活とともにある。生活の場である台所の役割は大きい。
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それでも食べて生きてゆく 東京の台所
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