そろそろくる

そろそろくる

407円 (税込)

2pt

「泥棒?」アパートに入ると、仕事道具の紙や画材が散らばり、キッチンは卵の殻がへばりついている。自分でやったこととわかっているが、それにしても……。生理前に必ず陥るこのパターン。イライラしたり落ち込んだり。でもこれもやっぱり自分なのだ――。彼や友人たちの理解を得ながら、生理を通して、自分を見つめなおしていく秀子。PMS(月経前症候群)と格闘する30代の女性を軽快に描く。

...続きを読む

そろそろくる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年04月18日

     女性だけでなく、男性にも読んで欲しい本だな、と思いました。

     内容は、生理前の一週間ほどに現れる様々な身体・精神的不快症状であるPMS(月経前症候群)について、主人公の女性の独白(=ストーリー)を辿りながら眺めていく、というものになっています。

     女性からしてみれば、「あるある」「私もそう」と...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2016年12月01日

    主人公は30代女性。時折、どうしようもない鬱々とした感情に苛まれて仕事が上手くいかないことにネガティヴになったり、家の中のものにあたったり。
    それは、「PMS」という名前の、女性が多く悩まされる症状なのだった。

    女性特有の、病気でもないけれどフツーの状態でもない、「PMS」を扱った作品。
    テーマが...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2012年01月25日

    一生にくる月経の回数は平均して500回なんですってさ…不快感と不便さと苦痛がそんなにも続くのだ。わたしも気が遠くなった。そして生まれた時には既に四十万個の卵胞を持っている、ときてはもう。わたしが子宮を持ってるのか子宮がわたしを持ってるのか。…間違いなく支配してるのは子宮の方だと思うくそう。
    この本を...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2010年10月14日

    共感できました。そろそろくる・・・と思うときも、嵐が過ぎ去るのを待つように、静かに穏やかに過ごせるように心がけたいなぁと思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2010年02月11日

    PMSという言葉があることは、以前から知っていましたが、秀子のようにそこまで重い症状が出ることもあるのだと知りました。

    物語の最後の方に、「いつもと違うときは誰にでもある」とありました。何もPMSが特別なわけではなく、人の体調には、凪があったり、シケがあったりするもの。それは、女性だけではなく、男...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    ちゃんと小説なんだけれど、中島たい子さんがヒデちゃんなんじゃないかと思ってしまう程、なんだか親近感。
    私はPMSと自覚があるほどヘビーな状況ではありませんが、ま、女性ならなんとなーく理解できるのでは。
    そしてちょっと安心するかも。自分だけじゃないし、自分のせいじゃないんだって事に。
    "漢方...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年05月03日

    「変な生き物だよね、私たち」
    「かなりね。あまり知りたくないよね」(146ページ)

    PMSか、ピーターパン・末期・シンドロームか、なにか分からないけれど、
    毎月やってくるそのホルモンに翻弄される女たち。

    「自分が変なことに、もっと自信を持てよ!」(143ページ)

    けれど、繰り返し来るその波を超...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2011年07月24日

    PMSに悩む女性の話。ホルモンに面白いくらい翻弄されてしまう登場人物。特に女性なら共感できるんじゃないでしょうか。

    0

    Posted by ブクログ 2011年03月04日

    「漢方小説」よりうまくなった?と思った。
    これも「漢方小説」も主人公が等身大。ものすごく魅力的な本って訳でもないが、なんか親しみを覚える。

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    「そろそろくる」って女性の合言葉でしょ。基礎体温の波は女性の喜怒哀楽みたい。ある意味男性よりわかりやすいのかも。ぱっとしない女性の話を面白くするこの人の技が好き。

    0

そろそろくる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

中島たい子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す