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【第28回すばる文学賞受賞作】川波みのり、31歳、脚本家、独身。胃がひっくり返ったようになるのに、眠れないのに、病院に行って検査をすると『特に異状なし』。あのつらさは何? 昔の男が結婚したショックのせい? それとも仕事のストレス? 最終的にたどりついた東洋医学で、生薬の香りに包まれながら、みのりが得たものは。心と体、そして人間関係のバランスを、軽妙なテンポで書き綴る。仕事も、恋愛も、なんとなく疲れちゃった…。大丈夫! そんなときの処方箋。
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漢方小説
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中島たい子
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Posted by ブクログ 2020年12月06日
現代医療の主流とされているとも言われる西洋医学と対置される東洋医学。本書はその東洋医学たる漢方に主眼を置いた物語です。 主人公みのりの視点に立ち、淡々と描写されていく少し癖のある文体に、最初は戸惑うかもしれません。 しかし、1頁、1頁とめくるたびに、まるで漢方が徐々に身体のバランスを調えてくれている...続きを読むかのように、身体に馴染み染み渡っていくような感覚を受けることでしょう。 物語自体にそれ程の起伏はありませんが、それこそ本書の主眼とするところの漢方の性質をよく表しているように感じました。 分量もそれほどなく、漢方についての基本的知識も身に付けられるので一読をおすすめしたい作品です。
Posted by ブクログ 2019年02月10日
これは今の私にぴたっときた。 ー喜びは悲しみに勝ち、悲しみは怒りに勝ち、怒りは思いに勝ち、思いは恐れに勝ち、恐れは喜びに勝つー バランスが大事なのだ。 木火土金水の五角形を眺めてしまう。
Posted by ブクログ 2018年05月06日
タイトルの通り漢方薬がメインの内容でしたが、主人公の女性やその友達に起こる様々な変化に、東洋医学の診断を上手く織り交ぜながらわかりやすく解説されてます。 患者さんへの説明の参考にオススメですよ❗️
Posted by ブクログ 2017年08月25日
漢方薬を服用することになり、思い出しての再読です。 著者の本の最大の魅力は、シリアスな中にあるクスッと笑える部分。 そこを思い切り堪能しました。 感情と臓器は同一。 身体に寄り添う東洋医学に惹かれます。 私が服用するようになった漢方薬がどれ位効いてきてるのかはまだ不明。 でも、今までの西洋医学の...続きを読む、対処療法の薬よりは、私には信頼できるものかなと思います。 大好きな本。 これからもまた手に取りたいと思います。
Posted by ブクログ 2022年01月29日
イライラしたり自分をうまくコントロールできない時に読むと不思議と心が落ち着く本。全く癒される内容じゃないのに。 こればっかりは妙齢の女性にしかわからない絶妙な心情。それをとてもポップに読みやすーく描いてる。 そもそも男性にはこの本、全く面白くないんじゃなかろうか…。 周囲との差や良くある固定観念が、...続きを読む年齢を経ると我の強さや自己肯定感もあいまって妙に刺さる。そしてある期間生まれる謎の情緒不安定。痛いほどリアルに描いてる。 あー、早くこの本をまだまだひよっこだねって鼻で笑える歳になりたい。
Posted by ブクログ 2021年11月04日
【読み終わって感じたこと】 つい最近、突然の吐き気で救急車で運ばれた私には他人事ではない本だった。心が落ち込んでも、きっと自分なりに立ち上がる術を見つけられる、そう思えた。 【印象に残ったシーン】 森ポンに迫られて、自分のしたいことが「男が欲しい」ではなく「変化を恐れない自分になりたい」だと気づく...続きを読む場面。変わっていく自分を拒絶しない気持ちは大切だと気付かされた。 【好きなセリフ】 「(病気は)自分が生み出す変化ですから。自分の一部でもあるわけです」変化に動じない先生の姿は素敵だなと思った。 【こういう人におすすめ】 ・前向きになりたい人 ・漢方に興味ある人
Posted by ブクログ 2021年07月23日
すごく面白かったし、途中で近所の漢方処方してる病院を調べてしまった。 西洋医学はバーン!と治す。東洋医学はじっくり養生っていうのをしみじみ実感。 いずれにしても一生お付き合いしていかなきゃいけない自分の身体ですもんね。時にはいたわってあげなきゃな…と朝から冷たいものばかりガブガブ飲んで胃の調子が...続きを読む悪い私は反省しております。 あったかいもの食べよっと。
Posted by ブクログ 2021年02月26日
実は漢方の話以外は ほとんど何も起こらない小説なので 肩透かしな部分があるかも でも その何も起こらないけど なんだかすっきりする という変な効き目が 漢方にそっくりという なかなか いい雰囲気の小説でした
Posted by ブクログ 2020年11月30日
漢方薬について知りたい気持ちがある人がこれを読むなら、どんぴしゃり! かつて私は、めまいがひどくて近所の婦人科を受診し、漢方薬を処方されて飲んだところ、ひどい高血圧で「死ぬのか!」と思うような状態に。 わけもわからず総合病院で診てもらったところ 『漢方薬で「甘」と言う字が入ったものを飲むと血圧が上が...続きを読むる』 と指摘され、飲むのをやめたとたん平常に戻った、と言う経験がある。 その時、漢方=効き目穏やか なんて冗談じゃない! と認識し、「葛根湯」さえ怖くて飲めなくなってしまった。 が、この小説を読んで、ちゃんとした漢方の知識を持つ医者に、きちんと診断してもらえるのなら 「漢方薬もアリか!」 と言う思いになった。 まあ、この本の主人公たち(アラ30)の二倍も生きてて状況はかなり違うけど。
Posted by ブクログ 2017年08月07日
元カレの結婚話を聞いてから、不定愁訴症状が酷い30代の主人公。救急車で運ばれ、自分の症状を知るために様々な病院を回るもどこの医師もピンと来る診断は下してくれず。そして行き着いた先は漢方を主軸とした東洋医学の世界だった。身体の不調の箇所をピタリと言い当ててくれたその医者について友人達と話していると陰陽...続きを読む五行思想の話を診察時にしてくるなんてその医者信用できるの?と、懐疑的な面も出てくる。 東洋医学は女性の健康を救ってくれる画期的なものなのだろうか? 小説を読んでいる、というよりリアルな女性目線エッセイを読んでいる雰囲気がある。ただダラダラと喋りまくり書き綴る、ではなく、ジワっとくる系の言葉遣いを心得ているな、という。
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