最初、未続の作家さんだったので、中のサンプルでどうかなあと思っていたのですが、同じ作者さんの違う話を読んで、「これは絶対好みだ!」と確信を持って購a
お話が上手い作家さんですね。
いや、絵も綺麗ですが。ただ、好みかと云われるとそうでもない感じの絵でしたが、そんなの全くもって関係なかったです。
受けの
...続きを読む御巫さんがとにかく何から何まで好みで、こりゃたまらんかったです。
お話は御巫さんが人の最期を「視る」事ができる人で、その所為で人とは距離を保って生きてきたのですが、触っても全く最期が見えない小日向が同じ部署に新しく配属になってきて………というものですが、二人が近づいていく過程が丁寧に描かれていて、引き込まれました。
低評価の方が結構いらっしゃるので、それも分かります。
書くととてつもないネタバレになるので書かないでおきますが、小日向くん、直接何かした訳ではないですが宜しくないですよね。ここら辺が許容出来ないと、萌えすらも萎えになるくらい評価は下がると思います。
こんな大きな事をしでかして平気でいいのか!?というのは、私も引っかかりました。
話的には小日向くんには全く咎はなくて、濡れ衣でも良かったんじゃないかなあとさえ思えます。例えこのままの事件でも、彼が罪の意識を感じている事をねちねち描いても仕方ない気もしますし、難しい所です。
BLにはそれぞれ色々な種類があって、エロに特化した話、雰囲気を楽しむ話、ガッツリ物語を楽しみたい話、どれもいいとか悪いとかそういう訳ではなく、これらを好みで選んで楽しみましょう!というジャンルなんだなあと、最近思い始めました。
比較的、物語重視の話は少ない気がするので、こういうがっつり物語を楽しめるお話は、そういうBLを求めてる自分にとってとてつもなく有難いのでございます。