神楽坂はん子のレビュー一覧
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ネタバレ絶対好きだなと思ったので、わざと残しておいた神楽坂さんの一冊。買った本の最後になってしまいました。ううう。
微妙な下宿屋に集う、一癖も二癖もある住人たち。
BLだし男ばっかりで全員ゲイかと思いきや、一人だけでしたね(笑)
最後に二人増えましたが。
あれ?ポンキューも目覚めたの?もしかして。
王さんだけしかゲイじゃない人いなくなっちゃった(笑)
色々ドタバタがあって、主人公の大家さんと劇団員の乙骨さんがまとまるお話。この二人はチューどまりで、それ以上はなかったけれど、この方がいいかも。
じいちゃんは役割的にはいてもいなくてもいいですが、いい味出してました(笑)
萌えと云うよりも、このわいわい -
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ネタバレ全然期待してなかったので、購入したはいいが後回しにしていたのですが。
あれ?とても好みです、このお話。
政治家秘書と敵対する派閥の議員のお話。
こういう真っ直ぐで結構あほのこだけど案外出来るわんこ攻め、好きなんです。
そして、眼鏡受けしかもゲイ。
あれ?もしかして自分が好きな要素全部はいってる??
こういう仕事の方にスポットをあてたBLいいですね。仕事おろそかにする恋愛脳話は、不得手かなあ。
いい加減だった攻めも、きっかけは受けだけれど、何だかんだでやりこなしていくのがいいです。
素敵、素敵。
続編読みたいような、読まなくても何となく分かるのでいいような。この二人の今後を考えて、政治家が -
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ネタバレ最初、未続の作家さんだったので、中のサンプルでどうかなあと思っていたのですが、同じ作者さんの違う話を読んで、「これは絶対好みだ!」と確信を持って購a
お話が上手い作家さんですね。
いや、絵も綺麗ですが。ただ、好みかと云われるとそうでもない感じの絵でしたが、そんなの全くもって関係なかったです。
受けの御巫さんがとにかく何から何まで好みで、こりゃたまらんかったです。
お話は御巫さんが人の最期を「視る」事ができる人で、その所為で人とは距離を保って生きてきたのですが、触っても全く最期が見えない小日向が同じ部署に新しく配属になってきて………というものですが、二人が近づいていく過程が丁寧に描かれていて、引 -
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ネタバレ「持てる者と持たざる者」のお話でした。
もさったい感じのキャラの眼鏡くんが受けで、左の彼が攻めかなあ。これ、他の作家さんなら多分外れるから買わないだろうなあと思いながら購入。
本当、神楽坂さんは半分くらい表紙で損してる気がします。余計なお世話ですが、勿体ない!
「悪魔とキスをする前に」なんて、あの表紙とタイトルであそこまで重い話だとは誰も思いませんよ。
この表紙の眼鏡くんは、本文ではそこまでもさったい感じじゃないです。
ものすんごい好みの作家さんなので、今、猛烈にプッシュしております。
表紙で迷ってる方は、騙されたと思って読んで!
で、騙されたらごめんなさい。読む人は選ぶかもしれません。
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ネタバレあー、これ、10年前の話なんですね。
特に古さを感じさせないので、素晴らしいですね。
短編集でしたが、表題作とリンクした話が数本と関係ない話が2本。
何でか表題作が一番スピンオフっぽくて、他が社長メインになってます(笑)
こういうイカサマビジネス話も嫌いじゃないですが、矢張り893が絡むのでちょっと勘弁。
心底駄目なんです。
後書きを見ると、作者さんから駄目だしされてましたが、私は「タンジェリン」好きだけどなあ。
アキさんの家庭が崩壊したのは、アキさんがゲイだってバレたから??
お父さんが本当にまるで駄目な大人でしたけれど、それだけじゃなくて何かもう少し魅力を感じられたらもっと面白かった、い -
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ネタバレ長編がかなりツボだった作家さんだったので、短編集も購入。
普通に面白かったですが、矢張り長編の方が好みかも。
この中では表題作と「見知らぬ人ではなく」が好き。
表題作がとにかく切ないです。
あらすじだけ読んでおぼっちゃまと運転手ののんきな話だと思っていたので、ちょっとびっくりです。
両片思いって切ないですよねえ。
ハッピーエンドで良かった。
で反対に、穂積課長の話はどれも駄目でした。
課長が屑過ぎて、何だか薄ら寒いというか。
弟さんもまた捨てられてしまうかもという未来が見えなくもないので、とても嫌です。
最初は屑でもいいですが、唯一の相手には誠実であって欲しいなあ。
一度信用失うと取り返す -
Posted by ブクログ
神楽坂さんの『喪服のディナーパーティー』『真水をすくう手のひらで』と合わせてミステリ風味3部作と銘打ちたい。神楽坂産のしれっと振り切った気持ちを抱えている人間は類を見ない。狂気に近い思いも、独特の静かな雰囲気に包まれて下品な毒々しさとは縁遠い。
湖畔の一軒家から出られない天才ピアニスト、日常生活の覚束ない彼の世話を焼く従兄弟。なぜピアニストは人前に出られなくなったのか、なぜ従兄弟は彼の世話をしながらそんな自分もピアニストも憎んでいるのか。この辺りのミステリ感がやり過ぎず、かと言って片手間ではなく、最後まで惹きつけられて読んでしまう。乃依の「い」は「依存」のい、と言うのも意味深である。乃依が弾く