作品一覧

  • うんこ虫を追え
    4.2
    1巻1,430円 (税込)
    美しい姿をしたオオセンチコガネという虫がいます。この虫の大好物は、うんこ。成虫は動物のうんこを食べ、うんこの塊を地中に作って幼虫を育てることが知られています。しかし、土の中での幼虫の生態は謎につつまれてきました。絵本作家の舘野鴻さんが、知恵と根性と体力で、うんこ虫のくらしの解明に挑みます。失敗を繰りかえし、取材にかかった月日は4年。現代のファーブル昆虫記のような、オオセンチコガネの一大観察記です。

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  • ファーブル昆虫記
    -
    1巻1,430円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わからないことを<自分の目で知りたい!>―ファーブルの情熱と探求心を現代の子どもたちに。古川晴男氏の名訳と生物画家・熊田千佳慕氏の美しいカラーの挿絵で楽しめる「ファーブル昆虫記」。(初版1969年、新装版2001年刊行された本書を装画を新たに読み物として復刻)ヒジリオオフンコロガシやキバナアナバチ、キンイロオサムシなど、代表的な13種の昆虫のお話を収録しています。巻末には解説(写真付き)と、舘野鴻氏の寄稿「虫を見るまなざし」を掲載。
  • ソロ沼のものがたり
    5.0
    1巻2,200円 (税込)
    昔,たくさんのかえるでにぎわった水辺.生き残りの孤独なかえるは,食べることをやめ,ソロ沼の守り神となっていた.......野生生物の生き様を目を凝らし続ける鬼才画家・舘野鴻が満を持して放つ,初の連作短編集.ばった,おさむし,やんま,あげは……生きものたちの濃厚なドラマを,美しい挿絵とともに丹念に描く.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 世界の美しき鳥の羽根:鳥たちが成し遂げてきた進化が見える
    3.7
    1巻3,520円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世界の美しい鳥の羽根を写真とイラストで紹介。 色や形、構造など鳥の羽根の美しさの裏側にある進化の謎にせまります。 美しい羽根の写真や、ウェブなどでもなかなか紹介されていない珍しい鳥の姿は繊細なタッチのイラストで表現。 鳥の専門家はもちろん、美しいものが好きな人にも写真集として楽しめる1冊。

ユーザーレビュー

  • うんこ虫を追え

    Posted by ブクログ

    すごい。オオセンチコガネを4年間も観察したり飼育したりした記録の絵本なのだけど、そこまでするの!?ということまでやっている。絵が細かくてきれいで生き生きとしていてそれもいい〜すごいです。他の作品も読んでみたい。

    0
    2024年09月07日
  • うんこ虫を追え

    Posted by ブクログ

    オオセンチコガネは美しい光沢の羽をもった甲虫で、うんこを食べるうんこ虫だ。しかし、その生態は知られていない。作者は、絵本を作るためにうんこ虫を飼ってみるが、うまくいかない。そこから、作者のうんこ虫をめぐるうんこにまみれた闘いが始まる。どのように巣をつくるのか、幼虫はどうやって羽化するのか、どちらもうんこ虫であるオオセンチコガネとセンチコガネの生活はどう違うのか。探ればさぐるほど謎が深まり、読んでいる側もワクワクしてくる。正確で美しい絵で描かれているのも魅力だ。虫の不思議を追いかけた傑作である。

    0
    2024年08月28日
  • うんこ虫を追え

    Posted by ブクログ

    舘野さんは昆虫を中心とした数々の素晴らしい絵本を出されており、もう今更新しいことをしなくても十分な地位を得られていると思うのだが、本気の生物系絵本作家は、飽くなき探究を行うものだということがよくわかった。
    もう、初っ端から「これは素晴らしい本に間違いない!」という確信を持った。
    子ども向けに、この生き物はこうですよ、みたいな本は多数あり、どれを見てもそんなに悪いものではないのだが、これを読んで、わかった。本当に素晴らしい本からは、著者のほとんどクレイジーとも言えるほどの熱意と探究心が伝わってくるのだ。
    これはこうですよ、なんて断言しない。自分で問いをたて、悪戦苦闘して、もしかしてこうなんじゃな

    0
    2024年07月14日
  • ソロ沼のものがたり

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『しでむし』『ぎふちょう』『つちはんみょう』などの絵本で知られる、舘野鴻による初の童話集。
    これまでの絵本での抑えに抑えた筆致と比べると、はるかに饒舌ながら、それでも硬質さを失わない文体が心地良い。

    生き物であることをやめようとした蛙の伝説から始まり、無常の中で皆が滅んでいく蜻蛉たちのレース、戦争から逃れられない筬虫の部族の話など、穏やかな語り口の中に苦みを感じる話が多い。しかし、本書の最後に収録された『かえるのヨズ』で、今際の際の山椒魚が言ったように「こうやって這って歩いてると、ほら、おまえみたいなやつに会うだろ? それでいいってわかったのさ。何かに、だれかに出会う。それだけでもう十分。」

    0
    2023年09月06日
  • ソロ沼のものがたり

    Posted by ブクログ

    なんて美しい作品なんだろう。
    内容ももちろんだが、紙のあたたかさ、植物が丁寧に描かれた優しい色合いの挿絵と、文字の配置。すべてが考えられている。
    何百年と続く自然の営み。生きて子孫を残し、いずれ死ぬ一連の流れ。虫や鳥などの思いで、伝えられる言葉が深い。

    何度も読み返したくなる文章。
    2回目は自然と、生き物の配置図を描きながら味わった。

    人間も古来からの生き方として、自然の中にいるのが、一番落ち着く。

    だから、この作品は良い。

    0
    2022年12月23日

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