存在の耐えられない愛おしさ

存在の耐えられない愛おしさ

1,650円 (税込)

8pt

伊藤亜和――彼女はいったい“何者”なのか。
父の日、X(旧Twitter)上にぽつりと投稿されたnoteの記事「パパと私」が瞬く間に話題となり、著名人の目に留まった彼女。
彼女の淡々とした語り口で紡がれる物事の数々は、我々の世界の解像度を少しだけクリアにしてくれる。
彼女のフィルターを通して見えている世界を体感し、彼女の一端に触れることが出来る、家族、人間、愛にまつわる珠玉のデビュー作!

===
私の努力で報われたことなどなにもない。
だからせめて、この1冊目は愛してくれた貴方たちに捧げます。
私を信じてくれてありがとう。
互いの愛おしさに耐えられなかった私たちへ、言いそびれてしまったことが全て届きますように。

(「わたし」より)

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存在の耐えられない愛おしさ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    都会じゃないが田舎でもない。窓を空ければ潮風が吹き抜ける。育ったのは本牧から少し離れた山の上。向かいには”放置子”が住む。お菓子を運んであげて、利用されているなんて意識はない。怒りや憎しみという感情を持ち続けるのは不得意。誰かを思いやっていたい自分の意思。汚いことも飲み込んだ上で、『清くあろう』とい

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    トークイベント参加に先駆け、購入済みだったこちらを。本当に言葉のセンスが素晴らしくて、もっともっと読みたくなった。お婆様との話が特に好きで、文句を言いながらも世話をしてくれる姿が愛おしい。ジェーン・スーさんと共に推し文筆家として読んでいきたい。

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    ペンの力。楽しいとか心地よいだけじゃない一冊だった。育ってきた環境、家族、学校、社会、全てが似通った人なんていない。

    それでも共感する何かを、ペンの力で、文章、言葉、エピソード、その時の感情を表現することで他者、読者に伝わるってのはもうとんでもなく凄いことなんだよな。

    父親との関係って、本当に難

    0
    2025年03月02日

    Posted by ブクログ

    亜和ちゃんが出版区で、
    「知らない人の知らない話読んでなにが面白いの?笑」って言った時から私はこの人に興味が出た。
    私の長年のプチコンプレックスに同意する人がこの世にいたなんてと感動すらした。
    どんなにおもしろいと言われてるエッセイでも、その人に興味が持てないと私は途中で挫折してしまう。
    亜和ちゃん

    0
    2025年02月09日

    Posted by ブクログ

    『引き出しが多い、おもしれー女』

    伊藤亜和さん、めっちゃ失礼でごめんなさい。
    でも心の底からリスペクトしての表現です。
    ポッドキャストも聴いてます。
    さくらももこみがあるというか、中央線沿いに住んでいた頃の星野源みがあるというか。
    作中に"清濁併せのむ"という表現が出てくるのだ

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    2024.10.18発売の雑誌『CU』の書評コラムで紹介させていただいた1冊。自分の人生がこれからどうなるかわからない、自分のやりたいこともできることもわからない——そんな漠然とした不安を抱えながら生きてきた経験と、その時々考えたことを赤裸々に、ユーモアたっぷりの文体で綴っている。

    飾っていない伊

    0
    2024年10月18日

    Posted by ブクログ

    4.5よりの5!
    文章が軽快でこんなにも人柄が出るんだって面白い。読者に何か伝えようとかそういうエゴが感じられない不思議な文章。脱力しすぎて5じゃないのかも?
    でも好きな文章を書いてて書籍も出版してってすごい素敵なストーリー。でも彼女としてはストーリーに消化されるのは嫌そう。これがゴールじゃないしゴ

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    絶妙—
    この本を読み始めてから最後まで一貫して私が感じたことである。

    日頃から私は人の気持ちや感情は白黒ではなく白と黒の間のグレーゾーンにあると考えているが、伊藤亜和さんはそのグレーゾーンを自由に動き回り、我々では言語化できない気持ちや感情をドンピシャで表してくる。
    だから、読んでいると妙に心地よ

    0
    2024年07月12日

    Posted by ブクログ

    なるほど、ね。

    ジェーン・スーさんに注目してたら⁉︎
    辿りつきまして。

    温度感のない文章と、静かに刺さるワード。
    エッセイ⁉︎なんだか、違う感か、なと、感じました。

    セネガル人のパパとの喧嘩。
    読書を楽しむ母。
    ブタニクの話。
    山男とじょっぱり女。「放送」
    ⑤よかった。親孝行に、気がつく。学ぶ

    0
    2025年11月19日

    Posted by ブクログ

    自分へ向ける卑屈ともいえる冷静な目線に共感してしまう。バニーガールのアルバイト、まだされているのかな。

    0
    2025年09月26日

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