わたしの言ってること、わかりますか。

わたしの言ってること、わかりますか。

小説・文芸
1,760円 (税込)

8pt

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新進気鋭の文筆家による、言葉にまつわるエッセイ集。セネガル人の父を持つ「ハーフ」ゆえに日本語に執着してしまうという著者。“それでも、私は日本語が好きだった。椎名林檎の歌が好きで、谷川俊太郎の「信じる」が好きで、男の人がふと漏らす「あら」の響きが好きだった。日本語は美しいと、感じることができる自分が好きだった”――残酷でやさしくて美しい言葉との邂逅を独自の視点ですくい上げ、唯一無二の世界を紡ぎ出す。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    わたしの言ってること、わかりますか。
  • タイトルID
    :
    1850459
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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わたしの言ってること、わかりますか。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私が本を読むのは「合う人」に会いたいからだと思っている。
    本を通して出会う「合う人」は年齢や性別は様々で、中にはもう亡くなっている著者もいる。
    「合う人」は私の心の奥底に沈んでいる言葉や思いをふわっと撹拌してくれる。
    上澄みは人と関わる上で都合の悪い部分を無意識にまたは意図的に排除した部分。
    その下に滞っている、言葉にできていない感情を思い出させてくれる。
    おかげで私は一人じゃなくなる。

    亜和さんは私にとって「合う人」だった。
    すごく大切な言葉がたくさん出てきて、これから先何度も読む予感。
    彼女が書く一つ一つの言葉に相槌を打つように読み進めた。
    「わたしの言ってること、わかりますか。」
    簡単に「わかる」と言うべきではないのかもしれないけど、とてもわかるし、ありがとうと言いたい。
    亜和さんがこれからも傷つきながら書いてくれるのなら、必ず読みたいと思う。

    0
    2026年07月31日

    Posted by ブクログ

    やっぱ文章上手いな。「私みたいな人を安心させるようなうす暗い場所つくりたい」で痺れたよ。この感性がどこから生まれてるのかもエッセイを読むと分かる。

    0
    2026年06月25日

    Posted by ブクログ

    年齢が随分ひらくものの共感率高い。ということは、彼女の精神や感受性が年齢より成熟して発酵しているんだろうなと思った。152pの“悪口にバチが当たるとか、地獄に堕ちるという奴も嫌いだ。神って誰だ。お前と私の喧嘩だろ”に1万億ペリカ。

    つい最近
    ネット上で見た他人のプロレス。
    片方が神仏持ち出し誰でもなりうる病気までバチみたいに書いててウンザリしてたところ。自分の悪口いう奴はバチ当たり体調くずすみたいな感じ。
    たぶん50代くらい思うアーミーとかいう人。

    本に話戻すと日本の識字率を上げてくれてありがとう、と感謝した。
    だから改めて思う。
    私はホームタウン計画には眉唾もんて見てるし危惧もしてる。

    でもそれは、差別とは別問題なんです。

    0
    2026年04月23日

    Posted by ブクログ

    文筆家・伊藤亜和さんの3冊目のエッセイ集。

    面白いねえ〜。じっとり、優しく、でも確実に刺しにくる感じがたまらない。自己肯定感は低いけど、今の自分のことは嫌いじゃないという絶妙な温度感が文章から伝わってくる。

    セネガル人の父を持つハーフゆえに、小さい頃から目立ってしまいそれ嫌だった伊藤さん。特別な存在になることよりも、何の変哲もない人間として好かれることが望みだった。そのために「日本人らしい」丁寧な所作や、話し方を身につけ、異質でなくなろうと努めた。特に日本語への執着は特別なものだった。

    エッセイ集はそんな伊藤さんが愛する「言葉」をテーマに記れている。苦い思い出、どうしようもできなかったこと、笑えるエピソード、家族との安らぎなどが、自分や周りの誰かの印象的なセリフとともに思い出され、今の伊藤さんと邂逅することで美しい和音となっている。

    僕も静かなタイプのハーフだけど、別のものを求められることが多かったので共感してしまう部分が大いにあった。

    0
    2026年01月05日

    Posted by ブクログ

    とあるこども新聞で「中学受験に出そうな本」として紹介されていた。おー亜和ちゃんすごい(←スーさんのSNS等の投稿で勝手に存じ上げているのに、親戚のおばさん気分の読者)と読んでみた。

    なんとなくどのエッセーが受験に出そうかわかるわ、と思いつつ、話によっては際どい話題も出てくるので、こども新聞記者よ、全部読んだのかよと思った。

    誤解がないよう言っておけば、どの話も亜和さんの選んだ言葉で綴られていて、気持ちの展開が手に取るようにわかり、おばあさんの姿形まで想像でき、しかもちゃんとオチがある、最高の短編集。私もこんな素敵に日本語を操ってみたい!と思わせてくれる。

    例えば人が投げた言葉に傷つけられた子、声の小さい子、人とのコミュニケーションが苦手だと悩んでいる子がいたら、どれほど勇気づけられることだろう。それが受験の問題であれ、いろんな子供たちがこの話に出会えたらいいなあと思う。

    が全部マルマル受験生(小6またはそれ以下)に丸投げ紹介は雑だという話(笑)。バニーガールって何、なんでそんな格好するのと聞かれても答えわからないな(実物に会ったことがないのだがガールズバーにいけばいるのか。旧ガールも客として入れるのだろうか)。みんなうさぎが好きなのか?うさぎにセクシュアリティーを感じるのか?そしたら小動物ふれあい広場とかも、ある種同じ目的なのか?とか余計なことを考えてしまった。

    というわけで子ども新聞への若干の疑問を除けば、面白くて少し寂しくて、人間とはみたいなことを考えさせてくれる最高のお話だった。

    0
    2025年12月10日

    Posted by ブクログ

    伊藤亜和さんの3冊目のエッセイ。本当にこの人の文章はゴクゴクと飲み干すように読み進めてしまう。
    本作の中でその文章、日本語が自身の容姿から生まれる偏見に抗った末に身につけ磨き抜いたものだと感じた。
    とは言え読みながら今回は「自分も同じように相手を傷つけるようなことを言っていなかったか?」を自問せざるを得ないようなエピソードが多かった。
    遠い昔のカサブタもあれば、切りつけられ血が止まってない新鮮な傷口を見せられるような…とても辛い体験なのに伝える日本語が美しいからスルスル体の中に入ってくるのが伊藤亜和さんの凄さなのでは、と思いました。(〇〇ファンクを聴きながら)

    0
    2025年05月12日

    Posted by ブクログ

    言葉とか、人と関わることとかについて、とても染みることが書かれていた。
    短いエッセイ集。「言葉」「復讐」「わたしはわたし」が良かった。荒々しくなったり繊細になったり、振れ幅の豊かな人だなと思った。

    0
    2025年05月06日

    Posted by ブクログ

    私を私として必要としてくれていることが嬉しかった、という一文が胸に刺ささりました。
    著者は、本文にあるようにハーフであり、私が思うに人一倍、私とはいったいなにか、ということと対峙することが多かったと思います。だからなのか、文章からにじみ出る繊細さを感じました。

    0
    2026年09月02日

    Posted by ブクログ

    noteでフォローして時々読んでいる(無料の範囲のみ)文筆家、伊藤亜和さんのエッセイ、3冊目だそう。セネガル人の父親と日本人の母親との間に生まれ、内面より先に外見、女性であることより先にガイジンとして常に見られながら育ち、日本人としてのアイデンティティを日本語という言語に見出したのだそう。書くこと読むことが好きで得意で文章を書いているわけではなく(そういう側面もあるのかもしれないけれども)、そもそもは自分という存在を認めるためにしがみつくように真剣に向き合って習得した(と想像される)美しい日本語で書かれる文章は読んでいて心地よい反面、どなたかもレビューで書いていたけれども、気を付けて触れないと触った感覚もないうちにスっと傷をつけられてしまうくらいの切れ味があるような感じで、独特の文体。薄い本だけれど、大変読み応えがありました。世に出るきっかけになったという父親とのことを書いた文章は未読。いつか読まなければ。

    0
    2026年03月25日

    Posted by ブクログ

    差別や偏見の中、言葉を丁寧に扱う程上手く伝わらず、無造作に投げつけられる言葉に傷ついた__。
    分かり合えない孤独を抜け出すために、美しい言葉に気づける自分でいること。見逃さないように拾い集めたい、滑らかな手触りを感じながら思う。

    0
    2025年06月06日

わたしの言ってること、わかりますか。 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    光文社
  • タイトル
    :
    わたしの言ってること、わかりますか。
  • タイトルID
    :
    1850459
  • 電子版発売日
    :
    2025年04月23日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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