作品一覧

  • オオカミ冤罪の日本史―オオカミは人を襲わない―
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    1巻550円 (税込)
    本書の狙いは、オオカミ人食いの冤罪を晴らすこと。濡れ衣の元凶は元禄飢饉に窮した幕藩体制下の「大嘘」。古代シュメールの箴言「嘘をつけ、然る後、真実を言え。それは嘘と思われるだろう」。もうこれは卒業しましょう。虚言を繰り返すコピペ出版はおしまい。いつまでもオオカミを信じないで、その復活を逡巡していると、とんでもない災禍を招きます。シカ荒れによる自然破壊、山地崩壊、大洪水、そして豚コレラ流行も。どれもこれも生態系の有力な捕食者オオカミが絶滅したままになっていることが原因です。オオカミに関する誤解を解いて、オオカミ再導入を一日も早く実現しましょう。オオカミ復活の必要性については良く分かっているのだが、人食いが心配だからとためらっておいでの方は是非とも本書のご一読をお勧めします。
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史
    4.3
    ヒマラヤの大岩壁に果敢な単独登攀で挑み続けた山野井泰史。その行動と思想を克明な取材で追う。 10代のクライミング武者修行からトール西壁、冬季フィッツロイ、冬季アマ・ダブラム西壁の単独初登を経て、チョ・オユー、マカルーといった8000メートル峰の壁に挑むまでを描いた意欲作である。 山野井泰史は、沢木耕太郎著『凍』のモデルとなった登山家で、『凍』は講談社ノンフィクション賞も受賞している。
  • 日本の森にオオカミの群れを放て : オオカミ復活プロジェクト進行中 [改訂版]
    -
    1巻1,210円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 サル、クマ、イノシシ、シカの害をくいとめたい。オオカミの復活が生態系を修復する。

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ユーザーレビュー

  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

    Posted by ブクログ

    「凍」と「垂直の記憶」を読んでから山野井さん関連本にハマっている。

    「ソロ」は山野井さんの生い立ちやクライミングの経歴に関してかなり細かく書かれており、非常に興味深く読むことができた。
    関係者の話も多く、山野井さんの人物像がよくわかる。
    山野井さんの山にかける情熱、生き方は簡単に真似ができるものではないが、男としてとても憧れる。

    最後に、筆者が山野井さんへの取材を通して感じた「ソロで登ること」に関しての考察が書かれており、非常に熱く、胸に響いた。

    0
    2014年12月10日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

    Posted by ブクログ

    単独登攀者・山野井泰史さんの半生をつづったノンフィクション。なぜクライマーとなり、単独登攀にこだわるのかが克明な取材で明らかになる。山に対する山野井さんの真摯な気持ち、常に高い目標を持ち、決して妥協しないストイックな生き方に憧れてしまう。

    沢木耕太郎の『凍』を読み、山野井泰史というクライマーを知った。その後、本人自身の筆による『垂直の記憶』を読み、さらにこの本を手にした。いずれの作品も違った角度からクライマー山野井泰史に迫る良書である。

    0
    2012年12月26日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

    Posted by ブクログ

    極寒の冬山、自分が体験したことのない世界で、体験したことのない恐怖感と向き合い、人間の体力と精神力ギリギリのところで、登り続ける先には何があるのか?想像してもきっとそんなもんじゃないであろう世界を知っているのはこの人だけなのかも。日本人にこんなにすごい人がいるんだなぁ。
    途中から、完全に本の中に入ってしまいました。読み終わった時、しばらく何も手につきませんでした。

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    2012年08月26日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

    Posted by ブクログ

    孤高の登山家、山野井泰史のルポ。

    尊敬する人はだれか?と問われたら、私は候補の一人に山野井を挙げる。

    本書の最終章、著者丸山が山野井を通じて感じたことが心を打つ。

    人は生まれながら善性を持つ。

    残りすべては書けないが、事あるたびにここを読み返したい。

    自分にとっての人生とは?自分は何者なのか?

    私は未だその答えを自分で持ってはいない。

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    2023年09月27日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

    Posted by ブクログ

    沢木耕太郎『凍』を読んだ後、
    山野井泰史氏のことをもっと知りたくなり、本書を読んだ。

    『凍』がギャチュンカン登攀をメインに据えて
    そこに至るまでの過程として山野井氏の人となり・経歴に触れているのに対して、
    本書は時系列としてギャチュンカンに至る前の97年〜98年にかけて
    書かれた本なので、当然ながら山野井氏にとって
    大きな意味を持つギャチュンカンについては本書には書かれていない。

    そのため、ソロのアルパインスタイルで輝かしい登攀を行ってきた
    山野井氏の生い立ちからキャリアのピークに近い部分までを
    本人・関係者への取材を通して詳細に描いた
    ノンフィクションという位置づけになる。

    両方読んだ

    0
    2014年08月03日

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