丸山直樹のレビュー一覧

  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    「凍」と「垂直の記憶」を読んでから山野井さん関連本にハマっている。

    「ソロ」は山野井さんの生い立ちやクライミングの経歴に関してかなり細かく書かれており、非常に興味深く読むことができた。
    関係者の話も多く、山野井さんの人物像がよくわかる。
    山野井さんの山にかける情熱、生き方は簡単に真似ができるものではないが、男としてとても憧れる。

    最後に、筆者が山野井さんへの取材を通して感じた「ソロで登ること」に関しての考察が書かれており、非常に熱く、胸に響いた。

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    2014年12月10日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    単独登攀者・山野井泰史さんの半生をつづったノンフィクション。なぜクライマーとなり、単独登攀にこだわるのかが克明な取材で明らかになる。山に対する山野井さんの真摯な気持ち、常に高い目標を持ち、決して妥協しないストイックな生き方に憧れてしまう。

    沢木耕太郎の『凍』を読み、山野井泰史というクライマーを知った。その後、本人自身の筆による『垂直の記憶』を読み、さらにこの本を手にした。いずれの作品も違った角度からクライマー山野井泰史に迫る良書である。

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    2012年12月26日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    極寒の冬山、自分が体験したことのない世界で、体験したことのない恐怖感と向き合い、人間の体力と精神力ギリギリのところで、登り続ける先には何があるのか?想像してもきっとそんなもんじゃないであろう世界を知っているのはこの人だけなのかも。日本人にこんなにすごい人がいるんだなぁ。
    途中から、完全に本の中に入ってしまいました。読み終わった時、しばらく何も手につきませんでした。

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    2012年08月26日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    孤高の登山家、山野井泰史のルポ。

    尊敬する人はだれか?と問われたら、私は候補の一人に山野井を挙げる。

    本書の最終章、著者丸山が山野井を通じて感じたことが心を打つ。

    人は生まれながら善性を持つ。

    残りすべては書けないが、事あるたびにここを読み返したい。

    自分にとっての人生とは?自分は何者なのか?

    私は未だその答えを自分で持ってはいない。

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    2023年09月27日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    沢木耕太郎『凍』を読んだ後、
    山野井泰史氏のことをもっと知りたくなり、本書を読んだ。

    『凍』がギャチュンカン登攀をメインに据えて
    そこに至るまでの過程として山野井氏の人となり・経歴に触れているのに対して、
    本書は時系列としてギャチュンカンに至る前の97年〜98年にかけて
    書かれた本なので、当然ながら山野井氏にとって
    大きな意味を持つギャチュンカンについては本書には書かれていない。

    そのため、ソロのアルパインスタイルで輝かしい登攀を行ってきた
    山野井氏の生い立ちからキャリアのピークに近い部分までを
    本人・関係者への取材を通して詳細に描いた
    ノンフィクションという位置づけになる。

    両方読んだ

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    2014年08月03日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    さすが物書きを仕事にしている人の文章
    読みやすい
    表現が「くさく」て閉口するが嫌いではない

    8000メートル以上は居るだけで体力が消耗する世界
    死ぬこと自体が怖いんじゃない。ひとりで死ぬことが怖いんだ。
    痛がったり寒がったりしても何の解決にもならない
    思い入れのないクライミングはおもしろくない
    怖いがゆえに挑まずにはいられない。血がカッと熱くなる、しかし極めて静謐な~クライマー特有の美意識なのかもしれない。

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    2013年11月14日
  • ソロ 単独登攀者 山野井泰史

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    自身も山に登るフリーランス記者、丸山直樹氏による、単独登攀者 山野井泰史氏のルポ。

    図らずも借りることになったので読んでみた。

    アタックの状況を克明に記しているわけではないんだけれど、それでもソロで岩山をフリークライミングすることは想像を絶する極限の状況であることが伝わってくる。

    ボクは山登り、とりわけ彼のようなフリークライミングやアルパイン・クライミングなんかは全くやったことないから、正直彼らの本当の気持ちはわからないけど、筆者が言うような「麻薬的」常習性や高揚感が彼らを駆り立てるその理由だとするならば、ソレに近い感覚は全く想像できないとこともないかもしれない…。(もちろん麻薬はやった

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    2012年12月10日