歴史・時代ランキング(月間)
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106位
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107位昭和21年に入り世界はようやく穏やかな時代を迎えようとしていた。大官寺元帥率いる愚連艦隊最高司令部(GHQ)は来たるべきナチス・ドイツとの最終決戦にむけての準備に余念がなかった。アメリカとの同盟に調印し、後顧の憂いを払拭すると、寺中雪之丞大佐を司令長官代理に任命し、大艦隊をもってノルマンディー上陸作戦に挑むことになったのである。ドイツ海軍を率いるレーダー元帥は超戦艦アドルフ・ヒトラーを旗艦とする大艦隊を編成し、愚連艦隊を迎え撃つ体制を整えていた。霧のドーバー海峡に両艦隊が接近したとき、レーダー元帥は突如、敵前回頭を命じ、寺中ら司令部を驚かしたが、そこは悪運強い愚連艦隊のこと、なんとか被弾を回避し、ドイツ艦隊を撃破、世界に平和が訪れることとなった。奇想をもって世界に君臨した独立愚連艦隊のグランド・フィナーレはどんな結末を迎えるのか。愚連艦隊の行く末は?抱腹絶倒の羅門ワールド最終刊が華やかなマーチを奏でる。
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108位
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109位徳川家康が最も恐れた男、真田幸村の謎に迫る! 「歴史ミステリとして、そして本格ミステリとして、実に優れた一作」 ――大矢博子(解説より) 徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。 亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。 『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化! 【目次】 家康の疑 逃げよ有楽斎 南条の影 名こそ又兵衛 政宗の夢 勝永の誓い 真田の戦 解説 大矢博子 〈大坂の陣410周年〉
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111位海軍力は、国家の興隆と没落に与える影響を通して、世界史に重大な意味を持ってきた。この本では、海軍史における主要な作戦、その中でも決定的な役割を果たした戦闘を描いており、そしてそれらの戦闘を指揮して戦った主要な海軍指揮官の伝記的人物像を取り上げている。私は海軍のできごとをこれほど包括的に充実して語った本を他に知らない。(原書前文より抜粋)
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113位物量で圧倒する米独連合軍に対し、日本は新型戦闘機「震電」で最終決戦に挑む! 空母「雲龍」「火龍」、対空戦艦「武蔵」の活躍で米空母四隻を撃退した日本軍。だが、米独軍はB-29とジェット戦闘機「サラマンダー」を開発、一九四三年六月、一気に攻勢に出てきた。物量にものをいわせて攻め寄せる米独連合軍に対し、日本軍は〈決戦機〉と位置づけた新型戦闘機「震電」を投入する。太平洋上空で繰り広げられる新兵器直接対決、その軍配は……? 新機軸の架空戦記『反世界大戦』シリーズ、完結篇となる第6弾。(『反世界大戦 双龍の海戦3』を改題) ●菅谷 充(すがや・みつる) 1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰。1987年、パソコン通信発展に寄与したことが認められ第1回ネットワーカー大賞(株式会社アスキー)を受賞。2004年にはネットワークで通じてモータースポーツの発展に貢献したことが認められ第1回モータースポーツ大賞(社団法人日本自動車工業会)を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より2021年まで京都精華大学マンガ学部教授。近著に『ゲームセンターあらしと学ぶマンガ版「こんにちはPython」』(日経BP)、『コミカライズ魂』(河出新書)など。
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115位超極級戦艦「八島」の驚異的な破壊力により、不利な戦況を強いられてきた米国は、奥の手とも言える二つの秘密兵器をついに開発。ハワイの早期奪還を、虎視眈々と窺っていた。 だが肝心の八島艦隊は中等での激闘ののち、インド洋で発見されたのを最後に姿を消し、その行方はいまだにつかめていない。 一方、日本は八島に倣った新型コンクリート戦艦を建造、米艦隊へ強烈な圧をかけてゆく。太平洋の覇権を賭け、日米両国の緊張が最大限に高まるなか、八島艦隊は隠密理にアフリカ方面に展開。 ここに、誰もが予想しなかった驚天動地の奇策が遂行されるのだが……。 絶対に沈まぬ超巨大戦艦に米国の秘密兵器が襲い掛かる!
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118位
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122位騙し騙され、 知恵と欲の 丁々発止の果て 手にする物は? 天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか? 魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り! 読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!
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123位大人気シリーズ「味見方同心」が帰ってきた! 同心の兄・波之進の後を継いで味見方となった弟・月浦魚之進は南町奉行から密命を受ける。将軍暗殺計画の気配があり、毒見役の鬼役とは別に、城内に忍び寄る悪事を阻止してほしいというのだ。気弱な魚之進にそんな大役が務まるのか? 兄の後家・お静への思いが募るなか、魚之進は美味で怪しい江戸の食べ物を追う! 【収録作品】 『潜入 味見方同心(一) 恋のぬるぬる膳』 『潜入 味見方同心(二)陰膳だらけの宴』 『潜入 味見方同心(三) 五右衛門の鍋』 『潜入 味見方同心(四) 謎の伊賀忍者料理』 『潜入 味見方同心(五) 牛の活きづくり』 『潜入 味見方同心(六) 肉欲もりもり不精進料理』 【南町奉行所・味見方とは?】 江戸市中の食べ物の動向を探る特別役職。水戸藩が南町奉行所に働きかけてつくらせた。同心の月浦魚之進のみが味見方を拝命する過酷な一人役。横行する悪質な抜け荷の現状把握がもともとの目的だったが、捜索の間に様々な食にまつわる事件が発生する。初代味見方の月浦波之進は何者かにより暗殺、それを弟の魚之進が引き継いだ。兄弟の努力と活躍によって悪事は暴かれ、魚之進は兄・波之進の仇を討った。 「味見方同心 潜入篇」全6巻までの顛末は、「隠密 味見方同心」全9巻をお読みください。面白さと美味しさが倍増します!!
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125位
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126位言論で日本の軍部を牽引する徳富蘇峰と、 アメリカの地から日本に警鐘を鳴らし続ける朝河貫一。 直木賞作家が透徹した「史眼」で描くアジア・太平洋戦争――。 佐藤優氏、激賞!! 国家の悪に切り込んだ感動の書 1931年、満洲事変勃発――後に戦前、戦中最大の言論人と呼ばれた徳富蘇峰は、 東條英機ら軍部と結びつき皇国主義、軍国主義の世論形成に大きな影響力を与えていた。 イェール大学教授で歴史学者の朝河貫一は、アメリカで激化する反日世論に晒されながら、 日米融和を唱え、祖国の未来に警鐘を鳴らし続けていた。 日本は満州事変から、中国との戦争が泥沼化していきアメリカとの対立も深刻化していく。 蘇峰は日本で、朝河はアメリカから言論の力で祖国のために戦い続けるが、 日米開戦は避けられない状況へと陥っていく。 1941年12月、朝河はルーズベルト大統領から昭和天皇への親書を起草し、 開戦の回避、そして和平を目指すが……そこには予想だにもしない国家の罠が仕組まれていた。 はたして天皇を、祖国を守ることはできるのか。 国家存亡の危機から祖国を守るために戦った朝河貫一と徳富蘇峰――。 真の愛国者は誰だったのか。祖国の未来を開いたのは誰だったのか。 真逆の思想をもった「ふたり」から見える真の正義とは。 戦後80年を迎え今、透徹した「史眼」で 満州事変から日米開戦を描く渾身の歴史小説。
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127位※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 マンガだからわかりやすい。 迫力満点。面白い。完結編!――人気とりに走る若く残虐な皇帝! 激しい迫害をくぐりぬけるキリスト教徒! カエサルの血を離れて栄えゆく大ローマ帝国!! 「パンと見世物」のローマ繁栄の秘密とキリスト教徒の殉教とは。 第1章 皇帝ティベリウス 第2章 孤独な皇帝 第3章 ティベリウスの死 第4章 カリグラの狂気 第5章 学者皇帝クラウディウス――妻たちの野心 第6章 ネロとアグリッピーナ 第7章 キリスト教徒大迫害 第8章 暴君の最期――新たな時代の幕開き
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129位ひとはひとりでは生きていけませぬ――。 愛する者のため剣を抜いた男の運命は!? りり、りり、りり…… 草雲雀は一晩中、恋の歌を唄う。 媛野藩の若き藩士、栗屋清吾は風采の上がらぬ三男坊だが、剣はめっぽう腕が立つ。 女中のみつと深い仲になり妻とするが、家長の長兄には認められていない。 そんなとき、道場仲間の山倉伊八郎から自分の用心棒になるよう頼まれる。 伊八郎は実父の後を継ぎ、藩の筆頭家老になるには清吾の剣の技が必要だという。 「子どもを持ちたい」というみつの願いに応えるために申し出を引き受けたものの、 伊八郎の出世を阻もうとする敵からの刺客が次々と襲い掛かり……。 解説・島内景二 単行本 2015年10月 実業之日本社刊 文庫 2018年12月 実業之日本社文庫刊 文庫 2024年12月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
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130位
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131位【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 1978年に第80回直木賞を受賞した『大浪花諸人往来』シリーズから、秀作を選りすぐって全四巻で復刊している「なにわの源蔵事件帳シリーズ」待望の最終巻。今巻は、謎解きの色合いがさらに深く、濃さを増し、知能犯あり(『絵図面盗難事件』)、寄想天外な犯行あり(『脱獄囚を追え』)、偽者あり(『汚名をそそげ』)などの全五編を収録。文明開化期の浪花の町に起きる事件を解決すべく、「海坊主の親方」こと赤岩源蔵が、人力車に飛び乗り、今日も行く。
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132位不朽の名作、吉川三国志を一気に読める完全版。日本では卑弥呼が邪馬台国を統治する頃、中国は後漢も霊帝の代、政治の腐爛は黄巾賊を各地にはびこらせ、民衆は喘ぎ苦しむ。このとき、楼桑村の一青年劉備は、同志関羽、張飛と桃園に義盟を結び、害賊を討ち、世を救わんことを誓う――以来百年の治乱興亡に展開する壮大な世紀のドラマ。その華麗な調べと哀婉の情は、吉川文学随一と定評のあるところである(吉川英治歴史時代文庫)。
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133位
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134位
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135位司馬遼太郎による国民的ベストセラー、映像化に合わせて待望の新装版刊行。 俺は今日から武士になる――。 佐幕派と倒幕派が対立する幕末の激動期。 武州多摩のバラガキだった土方歳三は、近藤勇、沖田総司らとともに、 幕府徴募の浪士組にまじって、京へ向かう。 京都守護職御預の名のもと、「新選組」を結成。 副長・土方は厳しい局中法度を定め、類のない苛烈な軍事集団を創り上げ、 池田屋事件などで、世にその名を轟かせていく――。 しかし、薩長同盟成立で、時流は一気に倒幕へ。 土方は最後まで激しく抵抗、夢と信念を貫き、江戸、会津、箱館へ向かう。 稀代の男の生涯を巧みな物語展開で描いた、傑作長編。 〈名著が一冊で読める、大変お得な決定版!〉 司馬さんによる「あとがき」、原田眞人監督による特別寄稿「そびえ立つ歴史的遺産『燃えよ剣』を映画化して」を収録。 ※本書は、一九九八年九月に刊行されたノベルス判の新装版です。
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136位川底で不気味に光る眼。 新たなあやかしの出現。 鬼の気を持つ妙が挑む。 大川に落ちた五歳のお春を救った妙が見た異形なもの。 人間世界の欲に染まった河童の妖力は恐るべし! あやかしの闘いが始まる。 誤って大川に落ちた廻船問屋・川津屋伊兵衛の一人娘お春を救った妙。川に引き込んだのは人のはらわたを喰らうという河童の 仕業か? 川津屋に隣接する酒問屋・摂津屋の主・宗右衛門は川津屋乗っ取りを画策しているが、その恐るべき正体は……。 人を操る術を持つ親玉と幾人もの妖怪を前に妙とその仲間は果敢に闘う。果たして、川津屋を守ることができるか?
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137位一章完結形式の新感覚の歴史大作! 日本古典文学史上の名作を、作家林真理子氏が換骨奪胎。「鹿谷の謀議」「一の谷の合戦」「壇ノ浦の戦い」「大原御幸」など、誰もが興味を惹かれる著名な場面、現代人の心に響く部分だけを抽出して鮮やかに再構築しました。スピード感あふれる展開! 美しい情景描写! さらに、平安時代末期の平家源氏皇室を取り巻く、ドロドロとした抗争に翻弄される人々の内面を、丹念に、リアルに描き出した部分は圧巻! 治部卿局、平清盛、平維盛、平敦盛、建礼門院徳子、二位尼時子、後白河法皇、源義経、阿波内侍と、人物ごとに全九章で構成される本作は、一章完結形式なので、前から順番に読んでも、どこから読み始めても楽しめる仕掛け。これまで「平家物語」には興味はあるけれど、前から長々続く展開に“途中で挫折した”という読者も、本作ではグイグイと引き込まれていくことでしょう。歴史ファン、古典文学ファンのみならず、現代小説のような感覚で楽しめる“令和の平家物語”になっています。 “滅びゆくもの皆美しく…。「平家物語」には日本美のすべてが凝縮している” と語る、林真理子氏、渾身の歴史大作、ここに誕生です!
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140位
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142位素浪人・矢吹平八郎が住む地蔵長屋に、手土産まで持って現れたのは口入屋『萬屋』主・万吉。 油紙に包まれた品を上野の真龍寺まで届けてほしいと言われる。そんな簡単な仕事で一分とは、平八郎は警戒しつつも、結局は引き受けてしまう。 案の定、届け先で殺気立った浪人の集団に襲撃される。受取人の老いた下男と若い武家娘を守りつつ、辛くもその場を切り抜けた。やむなく品川の藩邸まで運ぶことになったが、容赦ない追撃に苦戦する。 届け物は仙台藩の側室が大切にしていた品物で、一度盗まれたのを取り返したのだという。藩をも揺るがすその中身とは何か!? 追手を出し抜き、無事届けられるのか!? 神道無念流免許皆伝の平八郎、多勢に無勢の中、命懸けの剣を振るう!
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143位令和のサラリーマンだった「俺」は、江戸住まいの旗本八男坊・徳山安十郎として生まれ変わった! 安十郎は、とても早熟な若者として成長する。その好奇心のおもむくまま、『解体新書』を著す前野良沢や杉田玄白らと交流し「本所の麒麟児」として評判になる。やがて、御三卿・田安家の七男・賢丸(後の松平定信)の命を蘭学(と未来の知識)を駆使して救ったことで幕府からも注目される。しかし、類稀な異才を警戒する権力者たちの魔の手も忍び寄ってきていた――。 八男坊は 本所の麒麟 令和の知恵で 江戸を糺す!? 装画/おおさわゆう 装幀/二見亜矢子
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144位時代は進んで嘉永二年。長崎帰りの蘭方医・結城竜太郎の目の前で、材木の下敷きとなった娘の大怪我をたちどころに治したのは、魔界の美しき妖し・仄香だった。 驚愕する竜太郎に対し、仄香は情交を迫り、童貞を奪った代わりに、この世のものでない力を与えたのだった。 心優しき竜太郎はその力を医学に役立てようと心に誓う。自分の唾から作った薬はあらゆる病気を治し、手をかざすだけで怪我も治療できた。名声は江戸中に轟き、ついに美しき姫の治療の依頼も舞い込む。 しかし……竜太郎がお付の女中と交わっている最中、神出鬼没の盗賊集団「闇」が姫を拐かそうと屋敷を襲う。 絶対絶命の危機に、竜太郎の人を救う手は敵を倒せるのか?時を超えた官能ロマン第四弾!!
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145位市井で居酒屋を営む武士・三滝一太郎は、なんと伊達家に連なる三滝家のれきとした若さま。望まぬ跡継ぎ騒動に巻きこまれ、困窮する藩を立て直すべく、父の命で町場に店をかまえたのであった。 非凡な若者ではある一太郎ではあったが、ひとりだけではどうにもならぬ。藩のはみだし者たちを集めてはみたものの、まったくと言っていいほど、店は流行らない……。 ところが、この仲間たちにはそれぞれ思わぬ才があり、各人の技と器量で、次々と揉め事を解決していく。板前は凄腕の剣士である栄次郎、店の経営は悪い噂の絶えぬ勘定方の大輔、そして店の看板娘はおてんばな腰元のお英…… 変人たちを率いる一太郎が、さまざまな難事件に立ち向かう。痛快娯楽時代のシリーズ第三弾!
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146位平安末期から戦国時代まで15代360年にわたって、北部九州に君臨した名家はなぜ歴史に埋もれてしまったのか。地方豪族の盛衰を丹念に描く、書き下ろし大河歴史小説! 少弐氏の名は、平安時代の末期に九州の豪族・武藤資頼が大宰少弐という官職に任命されたことから始まる。資頼は当初平家の武将だったが源平合戦で源氏に投降し、その後頼朝の家人となり北部九州諸国の守護となった。二代目当主・資能は元寇で活躍し、少弐氏は筑前・豊前・肥前・壱岐・対馬など北部九州最大の守護となった。その後鎌倉時代の末期には九州に落ち延びてきた足利尊氏に味方し、南北朝時代には肥後の菊池氏と争うことに。室町時代になると周防から大内氏が頻繁に攻め寄せてくるようになり、劣勢を強いられるようになる。そして戦国時代。大内に攻められ本拠を肥前南部に移した少弐氏は、15代冬尚のときに家臣・竜造寺隆信の謀反に遭い、ついに名家として君臨した360年の歴史の幕を閉じるのである。
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147位
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148位「生きた人間の記録、それが文学であり、それを書くことこそ文学者である。……生きるということの内容は、何と豊かでしたたるような美しい味があることか。いつまで生きるかわからぬ今、私は自分の生活とその記録とを、出来るだけ十分に味わい、十分に書いて残さねばならない。」(本文より)戦争とは何か、日本人とは何かを自問した文学者の不朽の日記文学第三冊、完結。
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149位米軍が近くハワイの奪還に乗り出して来ることはわかっていた。しかし1944年4月以降、米潜水艦の動きが活発化して連合艦隊は空母が次々と破損、決戦前に空母12隻をそろえるのが国力の限界だった。 いっぽう、絶大な工業力に支えられたアメリカ太平洋艦隊は1月の「真珠湾奇襲」で一挙に空母10隻を喪失したにもかかわらず、インディペンデンス級空母の追加改造を成し遂げ、16隻もの高速空母をそろえて一気にハワイ近海へ押し寄せて来る。 そして10月5日、オアフ島東方洋上で今世紀最大の空母決戦が生起した!──連合艦隊は空母兵力の劣勢をくつがえし、果たしてハワイを防衛できるのか!?
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151位
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155位藩士秋月に殺しの嫌疑。 濡れ衣を晴らすのは、丸髷に菊の花簪の娘! 人柄の良い御用方の秋月が縄暖簾で事件に巻き込まれ牢屋敷に繋がれてしまった。 殺しを見ていたはずの者は誰もが何故か口を閉ざし…。 平九郎の親友の危機! 好評シリーズ第10弾 大殿・盛清の気まぐれから、本探しのため市中を巡っていた秋月慶五郎が人を殺めたという。殺しの現場にいた証人となるべき人物は、一人また一人と姿を消してしまう。その裏では、江戸市中を混乱に巻き込もうとする悪巧みが着々と進んでいて……。直参旗本・尾上一風斎の庭で嬌声をあげる娘たちは一体、誰がどこから連れてきたのか? 恐るべき企みに椿平九郎が挑む。
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156位豊臣家の栄達の裏に、凄腕の料理人がいた! 「おみゃあら、今から腹ごしらえだ。 座って食えるのはこれが最後だと思え」 豊臣家の天下統一の陰に、知られざる包丁人(料理人)の姿があった──。 その男は京出身の大角与左衛門。味方の兵たちを食でまとめあげ、敵方の調略にも一役買っていたという。 屑として捨てられていた雉の内臓を使った汁。 決死の戦の前に、即席のかまどで焼いた下魚のかまぼこ。 秀吉と秀長の故郷の味、ドジョウの味噌鍋…… 秀吉・秀長の豊臣兄弟に仕えた包丁人が作る、 人と人との心をつなぐ料理とは? 戦国時代の「食」に光を当てた、前代未聞の天下取り物語!
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157位理想と現実のはざまで青年は成長する――好評シリーズ第三弾! 少年剣士たちの友情と成長を描く青春時代小説シリーズ。 小舞六万石が大火に見舞われた。山河豊かで災害も少ない土地で、城下の半分に迫る町が焼け落ちたことで、人々は混乱に陥る。 筆頭家老の後嗣である樫井透馬は、執政会議で一刻も早く救済策を講じることを主張するが、前例主義に凝り固まった藩の上層部は有効な策を講じることができない。 苛立ちが募る透馬は、少年の頃から剣を通じて身分を超えた友情をはぐくみ、今は側近として取り立てている新里正近、山坂半四郎と共に人々の救済に乗り出す。 一方で透馬たちが独自に動くうち、この大火事がただの失火ではないのではないか、という疑いが芽生える。 さらに藩政の主導権を巡る政争も巻き起こり……。 『火群のごとく』『飛雲のごとく』に続く第三弾にして、感動の完結篇! 文庫解説・細谷正充 ※この電子書籍は2021年10月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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159位武田勝頼をはじめ武田軍の名だたる武将の首が信長の元に届けられる。 戦勝祝いのために大名や公卿たちが次々に駆けつけ、安土城は賑やかだ。 しかし、朝廷では名実ともに天下人となった信長を排除しようと、 謀略が渦巻き始めるのだった。 秀吉が攻めあぐねている西国への進軍を決め、 京へと向かう信長に狙いは定められた――。 信長の旧臣太田牛一が著した『信長公記』に基づきながら、 大胆な発想で信長が本能寺に散るまでを描く大河小説! 大人気シリーズ『剣神』の岩室忍が一番書きたかった織田信長の生涯。 文庫書き下ろし。全八巻。 堂々完結!!
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160位ソ連戦車隊と夥しい歩兵が,国境線を越えた.蛸壺にこもり,迎え撃つ梶たちの中隊は数人を残して壊滅.捕虜となるが脱走し,遮る物とてない曠野を彷徨する梶の上に雪は無心に舞い続ける……非人間的な世界を人間的に生きようと苦悩し,闘った人間の波乱万丈の物語.日本人の戦争体験の集大成ともいえる戦後文学の雄編,完結.
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161位この男の生き様は美しい。 本屋大賞の話題作。読まずに語るな。 愛する家族、社員、そしてこの国の未来のために。 この奇跡のような英雄たちは、実在した。 敵は七人の魔女、待ち構えるのは英国海軍。ホルムズ海峡を突破せよ! 戦後、国際石油カルテル「セブン・シスターズ」に蹂躙される日本。内外の敵に包囲され窮地に陥った鐡造は乾坤一擲の勝負に出る。それは大英帝国に経済封鎖されたイランにタンカーを派遣すること。世界が驚倒した「日章丸事件」の真実。 若き頃、小さな日本の海で海賊とよばれた男は、石油を武器に、世界と対峙する大きな野望を持っていた。 「ゼロ」から全てが始まる。
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164位
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165位ミッドウェー海戦により大型正規空母を失い、劣勢となりつつある日本は、ガダルカナル島の攻略を決行するも奇襲作戦自体は失敗に終わり、米軍飛行場の無力化には成功するものの、一方で米軍も日本の輸送部隊を襲撃し、ガ島をめぐる攻防戦は、日本の撤退という形で終結する。 しかし、ここが歴史の転換点となった……。国力の限界を痛感した日本は、陸海軍が手を取り合い戦線を縮小させるかたわら、秘密兵器の開発に取り組む。それは、噴進弾の原理を利用し、爆発により敵の攻撃を相殺する特殊な装甲……爆裂装甲を施した空母艦隊であった。 ふたたび戦場となったガダルカナル島近海に、満をじして日本の逆襲の狼煙が上がる。
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166位『疾れ、新蔵』で時代ハードボイルドの魅力を見せてくれた「新蔵」シリーズ、最新刊。 これぞ、 エンタテイメント! 胸踊るシミタツの時代冒険小説! 故・北上次郎氏が「さすがはシミタツ、……たっぷり読ませて飽きさせない。 すてきなラストまで一気読みの傑作だ」 と賞賛した前作『疾れ、新蔵』の待望の続編! 北方謙三氏と柚月裕子氏が今回、賞賛の一文を寄せている。 北方謙三氏 「新蔵の貌が深く彫りこまれ、人の姿が立ちあがる。 そして新蔵が、いやシミタツが吠えるのだ。 底に漂うこの哀しみはなんなのだ。」 柚月裕子氏は「まさに究極のボディーガード。私も新蔵に護られたい」と語る。 そして、 「ハラハラするロードノベル、 ドキドキするスパイもの、 ワクワクするファンタジー、 すべてを詰め込んだすごい小説だ!」 「一気読み必至! 新蔵は最高のボディガードだ!」と絶賛。 【物語】 新蔵は、山中で、三、四歳の弟を背負った十歳の少女ゆふと出会った。 彼女は罠にかけた兎の皮を巧みに剥ぎ、見事にさばいて新蔵を驚かせた。 その後、ゆふは、大嵐を予見するなど、神秘的な力を開花させ始める。 新蔵は、比売巫女(ひめみこ)の能力を秘めているというゆふを、 宇佐神宮へ、送り届ける護衛を命じられた。 道中、次々に襲撃してくる謎の集団とはなにものか? そして、襲撃してきた集団をことごとく倒した後、 異国の血をひく大男の武芸者との対決が待っていた。 新蔵はゆふを無事に宇佐神宮に送り届けられるのか?
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168位草原に生まれ、大地を駈け、かつてない規模の国を築いたチンギス・カンが、最後の戦場に立つ。 チンギスは病床にある長子ジョチのもとを訪れたのち、草原へと向かう帰還の途につく。西夏領内に入ったチンギスは、ある城にただならぬ気配を感じた。それは黒水城と呼ばれ、砂漠に囲まれており、ウキという謎の人物が主とされていた。一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシに、カルアシンから見事な剣が手渡される。贈り主は明かされなかったが、マルガーシは戦に向けて隊の修練を重ねていく。アウラガの宮殿に戻ったチンギスは、ソルタホーンから国を揺るがす一大事を告げられた。突如生じた戦いに、チンギスは将軍だけでなくボオルチュも帯同させる――。 「チンギス紀」全17巻、ついに完結。
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169位江戸時代初期の実相に迫る、歴史ミステリーの傑作! 時は四代将軍・家綱の世。天下をゆるがした島原の乱の余燼がくすぶり、幕藩体制が盤石ではなかった時代。公儀の執拗な締め付けに苦しむ豊後・岡藩の第三代藩主となった中川久清が、山中で不思議な娘と出逢う。行方をくらませた娘を探し求めるうちに「中川の誇りを貫いてくれ」と言い残して逝った先代が秘してきた切支丹庇護の痕跡が次々と露わになり、祈りの場に娘の姿を見つけた時、久清の運命は大きく変わり始める。やがて自らの出生にまつわる壮大な秘密も明らかになっていき――なぜ大名はくじゅうの山に登ったのか? 見えない敵と戦ってきた大名が目指した理想郷とは? 【目次】 第七章 踏み絵 第八章 罠 第九章 大船山 第十章 目黒抱屋敷 第十一章 戦砦 第十二章 天英宗五 第十三章 入山公
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170位北条時宗の誕生から、元寇に立ち向かってゆく姿を 過去最大のスケールで描く歴史長編シリーズ、開幕。 【あらすじ】 王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ、莫大な富を生んでいた。 時を同じくして、日本は鎌倉時代。執権に就いた北条時頼の悲願である、水軍を持つための準備を着々と進めていた。何か大きな脅威が近づいてくる気がするのだった――。 堂々たるシリーズ第一巻。 【読者の皆様からの声続々!】 「時間を忘れるほどの面白さ。初めて手に取る歴史小説がこの作品である人がうらやましい」(40代・女性) 「歴史の教科書で退屈にも思えた中世史が、こんなにも魅力的な人々によって作られているということを知りました。敵味方ではなく、全員応援したい気持ちになる作品です」(10代・男性) ■著者プロフィール 北方謙三(きたかた・けんぞう) 一九四七年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。七〇年、同人誌に発表した「明るい街へ」が雑誌「新潮」に掲載され、デビュー。八一年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。八三年『眠りなき夜』で第四回吉川英治文学新人賞、八五年『渇きの街』で第三八回日本推理作家協会賞長編部門、九一年『破軍の星』で第四回柴田錬三郎賞を受賞。二〇〇四年『楊家将』で第三八回吉川英治文学賞、〇五年『水滸伝』(全一九巻)で第九回司馬遼太郎賞、〇七年『独り群せず』で第一回舟橋聖一文学賞、一〇年に第一三回日本ミステリー文学大賞、一一年『楊令伝』(全一五巻)で第六五回毎日出版文化賞特別賞を受賞。一三年に紫綬褒章を受章。一六年「大水滸伝」シリーズ(全五一巻)で第六四回菊池寛賞を、一七年同シリーズで第六回歴史時代作家クラブ賞特別功労賞を受賞。二〇年に旭日小綬章を受章。二四年『チンギス紀』(全一七巻)で第六五回毎日芸術賞を受賞。『三国志』(全一三巻)、『史記 武帝紀』(全七巻)ほか、著書多数。
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178位まっすぐに、一人生きる。 世間とのいくさに挑み続けた 女の澄みやかなる矜持は、 どれほどの時を経てもただただ眩い。 澤田瞳子さん(作家) “ニコポン”宰相、 桂太郎の愛妾「お鯉」の 左褄を取る芸妓から墨染め衣を纏うまでを 色鮮やかに描き切った。 明治女の気風に惚れる。 東えりかさん(書評家) 【著者からのコメント】 「私は首相の愛人でした。それ以前には、 梨園の妻だった時期もあります」 ――今もし、こんな言葉を掲げて何かを 語ろうとする女がいたら、 まして、その人が政界を揺るがす 疑獄事件の法廷に立ったら、 きっと大変なことになるだろうと思います。 存在を否定されるかもしれません。 でもその人は確かにいました。 女として、人として、揺れ動く心を持って、 明治・大正・昭和を生きたのです。 彼女の言葉を蘇らせたい。 本音を探り、語らせたい。その一心で、 この物語を書きました。 多くの人に届けば、うれしく思います。 【あらすじ】 「お鯉を殺せーっ!」 東京一の名妓と謳われ、大物政治家、 歌舞伎俳優から愛されていた新橋芸者・お鯉。 梨園、角界、花柳界で生きてきたお鯉は、 山県有朋の計らいで首相・桂太郎の妾となり、 怒涛の人生を送る。 日露戦争の真っただ中、 病身の本妻に代わり桂を支え続けるも、 お鯉に世間の風当たりは強い。 そんな時、日比谷焼討事件が起こり、 認知されていない二人の娘が 桂にいることがわかり――。 明治大正昭和と激動の時代を生き抜いた お鯉の物語。
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179位父秀忠の命で甲府に蟄居している弟駿河大納言忠長の処遇に苦慮する三代将軍家光。その忠長は自刃して果てる。寛永十一年(一六三四)六月、家光は三十万を越す供を従え京に入った。この上洛は、禁裏と幕府間のしこりをとき、泰平の空気をかもし出す大きな役割を果たした。家光政権は土井利勝、松平信綱、阿部忠秋らの補佐のもと盤石にみえたが、突如、苛政に耐えかねた島原の農民が蜂起。天草四郎を盟主とするキリシタン信徒もこれに呼応し、原城に立て籠った。鎮圧に向かった板倉重昌は戦死し苦戦する幕軍に、家光は最も信頼する松平信綱を総大将に派遣した。絢爛たる寛永時代を演出した生まれながらの将軍の一生。
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180位八歳で四書五経をそらんじ、十四歳で十三経に達した俊英でありながら、普段は傍若無人で傲岸不遜な近藤重蔵。五度にわたる蝦夷地巡見を終えた後は大坂弓奉行となって大塩平八郎の知己を得るなどするが、息子・富蔵ともどもの悪口乱行がたたり、ついに役なしの小普請入りとなる。 学識豊かな学者であり、あくなき探検家でもあった重蔵の、あまりにも意外なその後の道行きは。そして、生涯の宿敵となった女賊りよとの最後の対決は──。 ハードボイルドや警察小説で活躍していた著者が2000年に初めて挑んだ時代小説が、堂々たる代表作となった。「重蔵始末」シリーズ、ついに完結。
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181位高岡美月はたぐいまれなる美貌ゆえ徳川家斉に見そめられ、剣の凄腕から将軍の陰働きを命じられていた。そして、数々の陰謀を仲間たちと見事解決してきた。 そんななか、済民教という新興の教団が江戸に現れた。教祖の月海は経世済民を唱えており、松平定信の復権を目論む寺社奉行の水野忠邦は、世論を動かす好機と捉え認可を下ろした。 教団が日ごと信者を獲得するなか、ご禁制の阿片が市中に出回り始めた。美月たちはその出処が済民教ではと疑い潜入捜査を企てる。一方、教団を煽動し政道批判をさせていた忠邦も、背後に廻船問屋の存在が浮上すると一転、阿片密輸を壊滅するために教団へ夜襲をかけるーー。 美女剣士の艶やかな剣が乱舞する時代エンタメ。待望の第三弾!
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182位「信長を主人公にした戦国小説は無数にあるが、その中でも特異な輝きを放つ作品だ。」 ――細谷正充氏(文芸評論家) 信長が天下統一へと邁進する中、織田家中では羽柴秀吉、明智光秀、丹羽長秀、柴田勝家、滝川一益ら師団長たちが苛烈な出世争いを続けていた。 が、“この世を支配する原理”によれば、5人のうちの1人は必ず働きが鈍り、おれを裏切る。いったい誰が? 焼けつくような駆け引きは、やがて「本能寺の変」の真相へと集束する。 理想を追い求めた異端児の苦闘と内面をまったく新しい視点から抉り出し、人間の根源に肉薄した歴史小説の金字塔!
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184位
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189位
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190位
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191位米機動部隊の航空攻撃により主力空母が被弾し、たちまち劣勢に陥る日本軍。が、空母「飛龍」の獅子奮迅の活躍で米空母を撃沈、戦いは艦隊決戦へともつれこむ。――壮絶な戦いの行方は!?
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192位女のものと思われる緑釉の香合を肌身離さず持つ男・千利休は、おのれの美学だけで時の権力者・秀吉に対峙し、天下一の茶頭に昇り詰めていく。刀の抜き身のごとき鋭さを持つ利休は、秀吉の参謀としても、その力を如何なく発揮し、秀吉の天下取りを後押し。しかしその鋭さゆえに秀吉に疎まれ、理不尽な罪状を突きつけられて切腹を命ぜられる。利休の研ぎ澄まされた感性、艶やかで気迫に満ちた人生を生み出したものとは何だったのか。また、利休の「茶の道」を異界へと導いた、若き日の恋とは…。「侘び茶」を完成させ、「茶聖」と崇められている千利休。その伝説のベールを、思いがけない手法で剥がしていく長編歴史小説。第140回直木賞受賞作。
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193位
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194位
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195位安房館山藩一万石稲葉家の次男・正高は正義感が強すぎて、いささか融通の利かない部屋住み。実の兄が正式に藩主となったため、藩政から身を退いた兄弟の祖父・正武とともに本所での中屋敷暮らしを始めた。身分を隠して気楽に暮らすうち、はからずも様々なやっかいごとに巻き込まれる祖父と孫。そんな中、正高が心惹かれるようになったのは常盤町「茜屋」の女郎・浜里ことおたゑだった。ある日、おたゑに身請け話が持ち上がる。心穏やかでない正高だったが、正武とともに出かけた月見の宴で出会った美貌の娘との縁談が正高にも……。きっぱりと断ったものの、二人の女性の間で揺れ動く正高。だが、ある事件がきっかけで正高は屈託を乗り越えるべく動きだす。
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196位大好評「まんまこと」シリーズ、ついに第10弾! 子が生まれ、張り切る新米父の麻之助だが、相談事は待ってくれない。 悪友に妻たちまで巻き込み、 時に怠けながら、今日も果敢に揉め事を捌く! (※よく叱られます) * * * 〈あらすじ〉 「ふじのはな」 高利貸しの婚礼話。めでたい席の前に各所が荒れ模様に―― 「おとうと」 “町名主見習い”の義弟を手伝う麻之助は猫探しを相談されて 「ああうれしい」 “ああ嬉しい”と思わせて欲しい――って、それ町名主の仕事!? 「縁談色々」 縁談の相手探しを次々頼まれる麻之助。ふと見つけた妙案とは 「むねのうち」 与力の屋敷の台所で高価なかんざしが消えた。盗人はどこに? 「だいじなこと」 友人の家で病に倒れた麻之助は“何か”を忘れてしまった気が……
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197位
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198位昭和20年8月15日、ついにポツダム宣言を受諾、日本の敗戦はきまった。武人たちは簡潔な遺書を残して自決し、天皇は「責任は私が負う」とマッカーサー元帥に告げた。そして「何世紀もの文明を抹殺する思想」で東京裁判が始まる……。滅私奉公に徹し祖国の不滅を信じて逝った人への鎮魂の巨編、完結!
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199位江戸の闇夜をおびやかす盗賊ばらを地獄に送れ 時の老中松平定信に請われ、臨時与力として火盗改めを助太刀することになった一色又十郎。だが、その情け容赦のない仕打ちは瞬く間に江戸の盗賊たちの間に広まり、いまや又十郎は罪人の首を刎ねる不吉な刀とされる「切柄」と呼ばれて恐れられるようになっていた。 一方、江戸の裏社会では又十郎によって勢力の均衡を失った盗賊集団の間で縄張り争いが勃発。そんな中、間隙をついてのしあがってきたのは狐火の万吉だった。 奇策を用いて火盗改めを翻弄する狐火組とそれとわたりあうお助け組。非道の中にも情けに重きを置く万吉と又十郎の戦い。だが熾烈を極める両者の攻防は、一人の薄幸の女を巡って思わぬ方向へと動き出した。 痛快時代小説、「切柄又十郎」シリーズ第3弾! ●えとう乱星(えとう・らんせい) 1949年熊本県生まれ。慶応大学中退後、同人誌を主催。1989年『中風越後』で小説CLUB新人賞佳作を受賞してデビューする。おもな作品に『黄金無双剣』、『裏小路しぐれ傘』(ともに学研)、『書院番殺法帖』(ミリオン出版)、『かぶき奉行』(ベストセラーズ)など著書多数。
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200位第十七回大藪春彦賞受賞 江戸の闇を裂いて銃撃の宴が開始される――! 熱い戦いの物語を書き続ける月村了衛、渾身の時代小説。 人呼んで“残月の郎次”。昼は江戸の廻船問屋の番頭、夜は裏金融を牛耳る儀平一味の大幹部。組織のために邪魔者を消す仕事を請け負っていた郎次だが、実際に殺しを実行しているのが彼自身とは誰も知らなかった。どんなに荒事に長けた連中が相手でも、郎次が決して引けをとらなかったのは、彼には切り札があったからだ―― コルトM1851、6連発。アメリカ製の最新式回転拳銃。 組織の跡目と目されていた郎次だったが、ある殺しを機にその運命は暗転する。裏切られ、組織を追われた郎次。残されたのはコルトM1851ただ一挺。それを手に郎次は江戸の暗黒街に絶望的な戦いを挑む! 単行本 2013年11月 講談社刊 文庫版 2016年4月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。