くさまくら 万葉集歌解き譚
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くさまくら 万葉集歌解き譚

小説・文芸
759円 (税込)

3pt

3.7

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恋の道行き暗転!?陰陽師の末裔、秘伝の技。

賀茂真淵の弟子で薬種問屋と油問屋を兼ねる伊勢屋の娘・しづ子の歌の名所めぐりは、葛飾の真間への旅で火が付いた。安藤広重の浮世絵でも名高い手児奈の継橋を目の当たりにしたしづ子の、万葉集への思いは深まるばかり。次なる旅は万葉集ゆかりの地、上野国伊香保に決まる。一行はしづ子と母親の八重、伊勢屋手代の庄助に小僧の助松、それに女中のおせいの総勢五人。もちろん、護衛役は伊勢屋出入りの陰陽師の末裔、総髪の占い師・葛木多陽人だ。道中大過なく、伊香保温泉に到着した一行だったが、当の多陽人が五日間、別行動を願い出た。どうやら、途中でなにか気になったものがあるらしい。しかし約束の日時が過ぎても、いっこうに戻ってくる気配がない。八重の命で捜索に向かった庄助と助松の胸に、国境の藤木ノ渡しの流れで目にした人形祓いが重くのしかかる。この烏川の上流になにかあるにちがいない。勇を鼓して川を遡り始めた二人が霧の中に見たものは――。千年を超えて連綿とつづく和歌の魅力をわかりやすく伝えながら、歌の言の葉で心を通わす大店の娘しづ子と不思議な術を使う総髪の占い師・多陽人のほのかな恋のゆくえを描く。「万葉集歌解き譚」シリーズ第3弾。

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万葉集歌解き譚 の一覧

1~3巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~3件目 / 3件
  • からころも 万葉集歌解き譚
    770円 (税込)
    万葉集の歌の数々が味わえる!新シリーズ。  日本橋の伊勢屋で奉公する助松には、父親の大五郎がいた。しかし、一年半前に伊勢屋の仕事で富山に出かけたまま、行方不明になっていた。父は、助松に日記を残していた。このことは決して他人に話さないように言われた。日記には和歌らしきものがいくつも書かれている。  伊勢屋の一人娘しづ子は助松より六歳上で、和歌が好きで賀茂真淵に学んでいた。そして、店の大切な客人である占い師の葛木多陽人も和歌に造詣が深かった。多陽人は京都生まれの京都育ちで、回りがぽかんと見惚れてしまう程の美男子だった。 助松は、二人に事情を知らせずに日記に記された歌の意味を少しずつ、教わっていた。  ある日、体調を崩した大友主税という若い侍を助けたことがきっかけで、しづ子に和歌を学びに主税が訪れるようになった。しかし、主税がしづ子に近づいたのは別の理由があったのだった。  その後、しづ子は密かに姿をくらましてしまう。  大五郎としづ子の失踪には、関連があったのだ。  日記に記された和歌の数々には、どんな意味があったのか。  一連の謎は解き明かされるのか――。  万葉集の和歌が面白さが判る、新シリーズ!
  • たまもかる 万葉集歌解き譚
    759円 (税込)
    万葉集が事件の鍵を握る!シリーズ第2弾。  日本橋の油問屋、伊勢屋のひとり娘しづ子は、和歌を好み賀茂真淵の弟子である。しづ子が小僧の助松と賀茂真淵の家を訪れると、昨晩泥棒に入られたところだった。真淵が、武家の子息である加藤千蔭と二人に打ち明けたのは、万葉集を狙ったのではという。三日前、将軍家重の弟、田安宗武に講義をした際、別の万葉集を持ち帰ってしまったというのだ。  数日後、葛木多陽人、しづ子、助松と真淵の家に行くと、再び泥棒が入って間違えて持ち帰った万葉集だけが盗まれたという。驚くべきことに、多陽人は前もって真淵と相談し、賊の企みを考えてその万葉集を目につきやすいところに移していた。その万葉集巻三と巻十四には、あわせて十二首が、ひらがなだけで書かれていて、それに干支と大字、漢数字だけが記された三行の符牒が残されていた。  後日、多陽人の元に田沼意次という幕臣がやって来る。田沼が仕える大岡主膳を占うと、何者かに呪詛されていることがわかる。さらには、助松の父大五郎が行方不明に……。  万葉集に残された歌と符牒の謎を解き明かすと、幕府を揺るがす大きな陰謀が浮かんで来た。そして、大五郎を攫った人物は!?好評シリーズ第2弾!
  • くさまくら 万葉集歌解き譚
    759円 (税込)
    恋の道行き暗転!?陰陽師の末裔、秘伝の技。 賀茂真淵の弟子で薬種問屋と油問屋を兼ねる伊勢屋の娘・しづ子の歌の名所めぐりは、葛飾の真間への旅で火が付いた。安藤広重の浮世絵でも名高い手児奈の継橋を目の当たりにしたしづ子の、万葉集への思いは深まるばかり。次なる旅は万葉集ゆかりの地、上野国伊香保に決まる。一行はしづ子と母親の八重、伊勢屋手代の庄助に小僧の助松、それに女中のおせいの総勢五人。もちろん、護衛役は伊勢屋出入りの陰陽師の末裔、総髪の占い師・葛木多陽人だ。道中大過なく、伊香保温泉に到着した一行だったが、当の多陽人が五日間、別行動を願い出た。どうやら、途中でなにか気になったものがあるらしい。しかし約束の日時が過ぎても、いっこうに戻ってくる気配がない。八重の命で捜索に向かった庄助と助松の胸に、国境の藤木ノ渡しの流れで目にした人形祓いが重くのしかかる。この烏川の上流になにかあるにちがいない。勇を鼓して川を遡り始めた二人が霧の中に見たものは――。千年を超えて連綿とつづく和歌の魅力をわかりやすく伝えながら、歌の言の葉で心を通わす大店の娘しづ子と不思議な術を使う総髪の占い師・多陽人のほのかな恋のゆくえを描く。「万葉集歌解き譚」シリーズ第3弾。

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くさまくら 万葉集歌解き譚 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    日本橋の薬種問屋『伊勢屋』に奉公する小僧・助松。(13歳)
    伊勢屋のお嬢さま、油谷(ゆや)しづ子。(18歳)
    謎の陰陽師、葛木多陽人。(20代半ば)
    おそらくこの三人が主人公の、「万葉集歌解き譚」第三弾。

    今回は、伊勢屋のお嬢さま・しづ子と、母親である、伊勢屋の女将・八重(やえ)が伊香保に旅をすることになり、助松と、手代の庄助、女中のおせいが同行を命じられた。
    更に伊勢屋の客であり、主人の信任厚い多陽人が護衛を依頼され、付かず離れず、一行に随行することになった。

    もう、最初っから多陽人の動向が怪しい。
    三作目だが、誰かが囚われるのがお約束。
    そして、ミステリアスな出来事が起こり、解いてみれば夢から覚めて現実的な捕り物に繋がる、という作り。
    事件は、薬種問屋「伊勢屋」にからんで薬草が重要なアイテムになることが多い。今回も。

    一作目では、多陽人に対して、「狂歌など作って、ふざけたお人、プンプン!」だったお嬢様が二作目段々とデレて、今作では隠さず首っ丈である。
    助松も、一人で行動して成果を上げるなど、成長いちじるしいが、なんだか「罪作りな男」になろうとしていないか?!
    断りづらいからといって、変な期待を持たせてはいけないよ?!

    毎回、謎解きお手伝いのゲストキャラが登場するが、今回は、伊勢屋の手代・庄助さん。
    しっかりしていて人柄も良く、商売にも熱心。
    一作目では、助松の父・大五郎さんのこともあり、「伊勢屋」って信用していいのだろうか?という感じだったが、今回の、庄助さんの行動、女将さんの八重の落ち着いたリーダーシップを見て、良いお店なのだろうと思えた。

    しかし、毎回の多陽人の働きのおかげで事件が解決できるわけだが、多陽人本人に関してはまた一段と謎が深まる。
    一件落着して人々が引き上げてみれば、そこにポツンと残された箱がある。
    ・・・そんな感じだ。

    第一首 くさまくら
    第二首 武蔵野の
    第三首 伊香保ろの
    第四首 木綿畳(ゆふだたみ)
    第五首 鶯の
    第六首 常世辺(とこよへ)に
    第七首 天地(あめつち)の
    第八首 たびころも

    0
    2021年08月23日

    Posted by ブクログ

    和歌が事件に絡む〈万葉集歌解き譚〉シリーズ第三作。

    これまでの二作は薬種問屋〈伊勢屋〉の小僧・助松の父・大五郎を巡っての話だったが、今回は大五郎から離れ、舞台も江戸を離れて伊香保温泉。

    旅のメンバーは〈伊勢屋〉のお嬢様・しづ子と母・八重、女中のおせい、手代の庄助に小僧の助松、そしてボディーガードとして陰陽師・葛木多陽人の六人。
    途中まではシリーズらしく和歌を吟じたり助松に和歌を教えたりしながら楽しく旅をしていたのだが、烏川を渡る時に庄助が人形祓いの舟形を見つけたことから雲行きが怪しくなってくる。
    せっかく伊香保に着いたのに、多陽人は途中のある村が気になるので一人戻って様子を見てくるという。しかし約束した五日経っても多陽人は戻って来ない。そこで庄助と助松は多陽人を探しに烏川の上流を探すと、不思議な村にたどり着き…。

    今回は和歌を暗号に使うということはなかったが、不思議な村で和歌が使われたり、多陽人が自分の居場所を知らせるために和歌を使ったり、自分の気持ちを伝えるのに和歌で伝えたりと沢山出てくる。
    特に様々な恋の形を伝える和歌が出てくる。秘密の恋に悲劇的な恋、遠距離恋愛にもどかしい恋、ままならない恋に相手の思うままになる恋。

    しづ子の多陽人への恋はますます募っているが、多陽人は相変わらず何を考えているのか分からない。陰陽師の技で病葉を美しい紅葉に変えてしづ子へプレゼントしたかと思えば不思議な村で美女に捕らわれている。
    十三歳の助松にはまだ恋は早いかと思ったら不思議な村でふきという少女に猛烈アタックされている。一気に大人の階段を上るのか?

    不思議な村の秘密と村からの脱出が終盤の山場になるが、ここでも田沼意次が出てくる。まだ老中にはなっていないが、江戸から離れた伊香保の地にも力は及ぶようで頼もしい。そして多陽人の武術や陰陽師の技がまた活躍する。

    ハラハラした不思議な村の女性たちとの関係だが、終わって見れば寂しくもある。しかし今後〈伊勢屋〉との関わりが出来れば再会もあるかも知れない。
    最後に加賀藩と聞いた多陽人の態度が気になる。加賀藩と関わりがあったのだろうか。

    0
    2021年07月08日

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