天下を買った女

天下を買った女

2,145円 (税込)

10pt

3.8

室町幕府の力が衰えた乱世の時代。八代将軍の足利義政に嫁いだ日野富子は「銭」すなわち「経済」の力で平和をもたらすことを決意する。俊英・伊勢新九郎らの知識を借りて幕府の立て直しを目指すが、未曾有の戦「応仁の乱」が勃発。戦を鎮めようと奔走する富子の努力が、家族である足利の男たちとの間にも亀裂を生んでいく。孤独な闘いの果てに、富子が手に入れたものとは?
北条政子と並び立つ、「強き御台所」日野富子。応仁の乱を鎮めようとした悪女の実像を描く歴史巨編。

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天下を買った女 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2022年05月16日

    千四百年代後半の約五十年間の室町幕府足利義政に嫁いだ富子の生涯だ。全く将軍として又武将として資質の無い義政世は千々に乱れる。応仁の乱を如何に生きるか、民の苦難を考え世の平和を取り戻すかに生涯をかけた女性の話だった。何時も著者らしい作品には感動がある。

    0

    Posted by ブクログ 2023年04月14日

    東班衆が出てきましたか、で、新九郎ね
    骨皮道賢をそんな使い方するとは!
    面白い!ふっきりました(´・ω・`)

    物語に引込まれるには主人公の性格設定
    が明確でないといけないが、誰もが知る
    エピソードに向かう段取りが整っている
    ので夜更かしして読んでしまった

    0

    Posted by ブクログ 2022年06月05日

    日野富子の話。
    手段はどうであれ、立場を自認し、できることをする。
    時と共に感情も変わる。個人としての幸せも、もちろんあって良い。

    伊東さんの作品は、どれも感情表現が上手い。それぞれの登場人物に感情移入し、いつも共に悩まさせられる。もちろん、良い意味で。

    0

    Posted by ブクログ 2023年07月29日

    富子はこの時代にすでに国債や投資信託のような事をやっていた。武力に乏しい将軍家の権威を財力で取り戻そうとするあたり、普通の女、
    いや男も含め凡人には思いつかない発想と行動力がある。
    戦争を利用して私腹をこやした悪女と言われるが、上に立つものには財力は必要、それを弁えている所がこの人の凄い所だ。幕府に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月15日

    日野富子を描く歴史小説。

    日野富子を描く小説を読んだのは永井路子さんの「銀の館」以来かと思います。
    TVドラマでも大河の「華の乱」しかないと思いますので、日野富子目線での物語は希少かと思います。
    一般的には無能な八代将軍義政の裏で好き勝手していたイメージですが、彼女目線になれば時代に翻弄されながら...続きを読む

    0

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