柳は萌ゆる

柳は萌ゆる

1,078円 (税込)

5pt

5.0

知られざる
もう一つの戊辰戦争!

東北・盛岡藩から見える維新の真実――
高橋克彦氏(作家)絶賛の歴史巨編!

単行本から大幅加筆の大増補版


明治維新の裏側にこういう傑物がいた。そしてこれからは生まれない美しい魂だ。
最後の章でだれしもが号泣し、美しい生き様に羨ましささえ覚えるだろう――高橋克彦(作家)

真の維新とは何か――若き藩家老の決断は!?

幕末、盛岡藩内で貧困と重税に反発し、一揆を起こす百姓たち。そして、その要求を簡単に反故にする藩の重臣。若き藩士・楢山茂太(後の佐渡)は「百姓による世直し」を夢見、家老となってからも、新しい世の政の実現を志す。しかし、維新の混乱の中、奥羽越列藩同盟に属した盛岡藩は新政府軍と対決の時を迎える――。

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    幕末は南部盛岡藩の家老を務めた楢山佐渡の一生を描いた作品。不作により多発した一揆を抑えることを通し、民の暮らしを尊重することの大切さを学んだ青年期、戊辰戦争の折、奥羽越列藩同盟に参加し薩長主体の政治に反発した壮年期の大きく二部構成。何が正しいのかを問いかけ、美しい男の生き様に胸が熱くなります。

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

     幕末の盛岡藩奥羽越列藩同盟を主導した楢山佐渡の一生を描く。前半は盛岡藩の御家騒動を通じ、佐渡が‘武士だけの政治の限界’に気づいていく。後半は幕末の動乱に巻き込まれ決断を迫られていく。 
     帯に高橋克彦先生も絶賛、とある通り、非常に良質な歴史大作だった。終盤の戦争の場面は暗く陰鬱なシーンが続きなかな

    0
    2022年07月02日

    Posted by ブクログ

    文庫化にあたり大幅に加筆したこともあり、非常に大作であり、また、丹念な調査の下、史実に忠実な良作であると思う。鳥羽伏見や大政奉還などの主流となる舞台に対し、その傍流として変化の流れに否応無しに巻き込まれる東北諸藩を会津や仙台を中心に描く作品が多かったと思うが、更にその傍流とも取れる南部藩を武士と民の

    0
    2022年04月16日

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