義経暗殺

義経暗殺

660円 (税込)

3pt

4.8

1189年、兄頼朝に追い詰められ、平泉に逃げ込んだ義経。頼朝の圧力を受けて、奥州藤原氏・泰衡が衣川で義経を討ち取ったというのが歴史の定説である――しかし、この物語は通説を覆し、義経が妻子とともに自害したところから始まる。ただ、自害とするには現場の状況、義経の心理面などを洞察すれば不自然なことも多い……この謎に「吾妻鏡」に驚異の博覧強記としてその名が上がる、“頭脳の人”清原実俊が挑む。中級の文官である実俊だが、たとえ泰衡相手でも、強気の姿勢を崩さない豪放な性格である。それを苦心して諫めているのが従者の葛丸(男装しているが、実は女性)。泰衡、頼朝の刺客、弁慶、藤原一族。実俊がさまざまな“容疑者”を調べ、推理していく、傑作歴史ミステリー小説。

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義経暗殺 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年03月23日

    義経の死が自刃なのか他殺なのか捜査を進めていくがその捜査によってどんな人物で性格か分かるようになっているところがすごい。
    そしてラストも意外であり頼朝と義経の関係性も泣けるものがある。

    0

    Posted by ブクログ 2018年12月10日

     途中ちょっと中弛みしたけれど、面白かった。
     現代に残されている資料と通説の裏側を描いた歴史ミステリ。奥州藤原氏と源義経、源頼朝らの思惑や生き方を、平泉の文官が解いていく。
     覚悟をして死んでいくものの凄まじさを感じる。
    2018/12/10

    0

    Posted by ブクログ 2018年03月19日

    源義経の死の真相を清原実俊が調べ推理する。その推理は奥州を頼朝から守れるのだろうか。
    一人の死が多くの思惑を呼び、更なる死と思惑を呼び寄せる。本当にこうだったかもしれない。ゾクゾク。

    0

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