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紫式部は執筆に追われていた。「源氏物語」を餌に、帝の関心を愛娘・彰子へと向けさせたい藤原道長から、続きを催促されているのだ。創作の手がかりが欲しい紫式部は、素性を隠し、荒れ屋で暮らす清少納言の元を訪れる。そこで、皇后定子の霊鬼が宮中を徘徊しているという噂を、うっかり口にしてしまい…。小競り合いばかりの二人が、霊鬼探しでまさかの共同戦線。平安文学好きには夢、超展開の二大女房大決戦! サイテーのライバルがサイコーのバディになる!?
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Posted by ブクログ
現実ではありえないような物語、いや!本当に!紫式部と清少納言が出会ってたり、友達だったりしたらー。(現実的に無理ですけど…あ、最初でも言ってました)紫式部日記、人をレビューしてる感じらしいから、現代語訳のものを読んでみたいと思った!
「ばけもの好む中将」シリーズの作家さんだけに、テンポよく読めて楽しめた。 表紙の二人はずいぶん愛らしく描かれているが、作中の二人は当時で言えば中年。清少納言に至ってはまだ四十前後のはずだが出家姿の髪は白くなっている。 この作品での源氏物語は、紫式部(香子)が中宮・彰子に仕える前に第一部は出来てい...続きを読むて評判になっているという設定。その評判をわが娘・彰子と主上とを繋ぐ手段に使おうと、道長が香子を御所に呼ぶ。 一方の清少納言の方は、御所を下がって何年も経ちあばら家暮らし。 そんな二人が御所を徘徊する霊鬼の正体をあばくためにタッグを組むことになり…という作家さんお得意の展開。 個人的に興味深く読んだのは、ジャンルは違えど作家である二人が互いの作品について語り合うシーン。 香子が自信をもって描いたシーンを清少納言にけなされて反論したり、逆に好感触を得ると嬉しくなったり。逆に香子が枕草子で描かれている清少納言の賢さ自慢を非難したり。 そしてもう一人、和泉式部という名前しかしらない歌人の描き方も面白かった。香子から見ればさして美人とも思われないのに何故かモテモテ。だが彼女にはそれだけではないある能力もあったりする。 結末としては思った通りの部分もあり、意外な部分もありだったが、やはり一番は紫式部と清少納言の友情関係。実際こんな感じだったら嬉しいなと思う。 そして『かわいがってやってつかぁさい』の元ネタはやはり…。
今回も笑わせていただきました。 亡くした定子への思いを彰子に向けさせるために道長に選ばれた『源氏物語』と作者である紫式部。 続きを急げと責められる姿に、まるで締め切り追われる人気作家のよう...( = =) トオイメ目 確かに人気があったがゆえに彰子に使えることになったわけですしねぇ。でも、好...続きを読むき勝手に言っては消えていく道長や赤染衛門にいら立つのもわからなくはないですよねぇ。 そんな時に代内裏の中に亡くなった定子の霊鬼が現れて、紫式部は姿を見るだけではなくて、部屋の壁を叩かれてパニック! そこで彼女は嘘をついて出家した清少納言の元へ。 この清少納言が私のめちゃ好みの性格でした。いやぁ、彼女にはこういう老後を過ごしてもらいたいと切に思っちゃいましたよ。かっこいい! 或る意味ではとんでも設定なのですが、小説とはこういうものでよいのです♪
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紫式部と清少納言 二大女房大決戦
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瀬川貴次
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