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国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。
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Posted by ブクログ 2022年09月17日
歴史小説の中でも、これだけ戦場場面の描写のボリュームが多い作品も珍しいのではないか。
そしてそれぞれの立場での正義があり、そしてそれぞれの陣営での確執があり、さらに敵味方関係なく、武人だからこそ相通ずるものなど、読みどころは全体に見事に散りばめられて飽きさせない。
もっと分厚い長編作品として読みたか...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月22日
面白かった!主人公の属する宋からすると敵にあたる耶律休か(やりつきゅうか)がカッコよかった!
宋が国を統一するんだから、楊業軍が勝つんだろうと、思いながら読んでいて、では、やりつきゅうかはどうなるのっ、と心配してたのに、まさかの結末。耶律休かは、NARUTOのカカシ先生とダブったな。髪も白いし。白き...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年12月09日
再読
同作者による水滸伝や三国志とまったく同じ書きようだが
『楊家将』という題材が「歴史」でなく「戦記」ものであるため
格段に出来ばえが良い
というより作者はワンパターンな燃えキャラクタ小説しか書けないのに
三国志のような歴史ものを無理やり書き上げた方に驚くべきか
いずれにせよ北方せんせいの著作はこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月16日
歴史ロマン小説でここまで先が気になる本は、久々だった。
きっかけは経営コンサルタントの小宮一慶さんの”ビジネスマンのための「読書力」養成講座”の『不利な戦況をいかに切り抜けていくかという戦略論として、また、リーダーはかくあるべしという、ヒューマンリソース・マネジメントの書としても、楽しめます』より...続きを読む
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