楊家将(ようかしょう)(下)
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楊家将(ようかしょう)(下)

610円 (税込)

3pt

国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。

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楊家将(ようかしょう) のシリーズ作品

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  • 楊家将(ようかしょう)(上)
    630円 (税込)
    中国で「三国志」を超える壮大な歴史ロマンとして人気の「楊家将」。日本では翻訳すら出ていないこの物語が、作家・北方謙三により新たなる命を吹き込まれ、動き始めた。物語の舞台は10世紀末の中国。小国乱立の時代は終わりを告げ、中原に残るは北漢と宋のみ。楊家は北漢の軍閥だったが、宋に帰順。やがて北漢は滅び、宋が中原を制する。その宋の領土を北から虎視眈々と狙うのが、遼という国。強力な騎馬軍団を擁するこの国は、宋の一部であった燕雲十六州を奪い取り、幼い帝を支える蕭太后の命により、南下の機会を窺っていた。奪われた地を取り戻すのは宋王の悲願――。外様であり、北辺の守りを任されている楊家は、遼との血戦で常に最前線に立たされる。楊家の長で「伝説の英雄」として語り継がれる楊業と七人の息子たちの熱き闘い。苛酷な運命のなかで燦然と光を放った男たちを描き、第38回吉川英治文学賞に輝いた北方『楊家将』、待望の電子化。
  • 楊家将(ようかしょう)(下)
    610円 (税込)
    国境を挟み、宋遼二国は一触即発の状態に。宋の北辺を守る楊業と息子たちの前に、遼の名将・耶律休哥が立ちはだかる。神出鬼没、白い毛をたなびかせて北の土漠を疾駆するこの男は、「白き狼」と恐れられていた。意のままに動く赤騎兵を従えた「白き狼」の出現に、さすがの楊家軍も、思うように動けない。楊一族を苦しめたのは、敵将ばかりではない。力はあっても新参者の楊業に対し、宋軍生え抜きの将軍、文官たちが、次々と難問を突きつける。建国の苦悩のなかで、内なる戦いも始まっていたのだ。運命に導かれるように戦場に向かう男たち。天はいずれに味方するのか。滅びゆく者たちの叫びが切々と胸に迫る。最後の場面のためにそれまでの850枚があったかと思わせる感動のクライマックス。この先を読みたい、との読者の熱い要望に応え、著者は現在、続編「血涙」を執筆中だ。「水滸伝」に勝るとも劣らない英傑たちが活躍する北方『楊家将』、怒涛の後編。

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楊家将(ようかしょう)(下) のユーザーレビュー

宋建国の英雄、楊業(ようぎょう)の愚直な生き様に胸が熱くなる!
軍人として圧倒的な力を誇る楊業は、帝の思いや政治が渦巻く国家の中で不器用なまでに軍人としてのみ戦い続け、その背中を見て育つ七人の息子たちもまた軍人として戦い続ける。
北方謙三先生による手に汗握る戦争描写と精巧に書かれる政治と世相の中、楊業と七人の息子たちは躍動し輝きを放つ!
濃厚な上下巻に訪れるクライマックスでは、熱い涙が自然と流れた。
中国では「三国志」と並ぶ人気を誇る「楊家将」の世界を是非、体験してもらいたい。

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    Posted by ブクログ 2022年09月17日

    歴史小説の中でも、これだけ戦場場面の描写のボリュームが多い作品も珍しいのではないか。
    そしてそれぞれの立場での正義があり、そしてそれぞれの陣営での確執があり、さらに敵味方関係なく、武人だからこそ相通ずるものなど、読みどころは全体に見事に散りばめられて飽きさせない。
    もっと分厚い長編作品として読みたか...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    面白かった!主人公の属する宋からすると敵にあたる耶律休か(やりつきゅうか)がカッコよかった!
    宋が国を統一するんだから、楊業軍が勝つんだろうと、思いながら読んでいて、では、やりつきゅうかはどうなるのっ、と心配してたのに、まさかの結末。耶律休かは、NARUTOのカカシ先生とダブったな。髪も白いし。白き...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年12月25日

    中国史はこれまでノーマークだったけど、この小説のおかけで開眼しました…!

    北方楊家の物語はまだ終わらない。
    血涙に続いていくという事だけで、高揚が止まらない。

    四郎はどうなったのか、六郎・七郎はどんな楊家を作っていくのか。

    北方謙三さんの小説は制覇しなければ。

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    Posted by ブクログ 2018年12月09日

    再読
    同作者による水滸伝や三国志とまったく同じ書きようだが
    『楊家将』という題材が「歴史」でなく「戦記」ものであるため
    格段に出来ばえが良い
    というより作者はワンパターンな燃えキャラクタ小説しか書けないのに
    三国志のような歴史ものを無理やり書き上げた方に驚くべきか
    いずれにせよ北方せんせいの著作はこ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2018年01月05日

    闘うってことについて。いろんな角度から。はなしの入り方とかよかった。北方謙三さん、なめてた。すみません。カッケー‼︎

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    Posted by ブクログ 2015年09月14日

    時代、時の運、帝の知性。様々な要因が絡み合って、その時代を制していたのだろう。

    武人とはなにぞや。
    人としてどうあるべきか深く考えさせられる。

    0

    Posted by ブクログ 2014年05月30日

    宋と遼の決戦でもあり、楊業の決戦でもある巻。
    恋する四郎は超絶可愛かったです。
    六郎もしっかりと父の血を受け継いで、楊業の男であろうとするところが涙が出ました。

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    Posted by ブクログ 2014年02月16日

    歴史ロマン小説でここまで先が気になる本は、久々だった。

    きっかけは経営コンサルタントの小宮一慶さんの”ビジネスマンのための「読書力」養成講座”の『不利な戦況をいかに切り抜けていくかという戦略論として、また、リーダーはかくあるべしという、ヒューマンリソース・マネジメントの書としても、楽しめます』より...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年09月29日

    北方さん三国志が苦手だったのであまり期待してなかったのですが、これはヤバイ。ページをめくる手が止まりません、一気読み必至。楊業のオトコ前ぶりに気絶しそう。次は「血涙」買いに走ります。

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    Posted by ブクログ 2013年02月02日

    北方さんは戦いで死んでいく男たちを描かせるとすごいです。

    楊業だけでなく息子たちもみんなすごい!
    だから楊家将なんですねえ~

    感動ものでした。当然「血涙」に進みます。

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