歴史・時代ランキング(月間)
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101位
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102位橋大工が嵌められた!お節介爺が今日もゆく 江戸の町で薬種屋を営んでいた文之助は、妻を亡くし、商いを息子に譲って隠居の身となった。気軽で穏やかな悠々自適の生活は次第に退屈になり、文之助は町にあふれるお困りごとに首をつっこみはじめ… 前巻で船宿のおかみ・お蝶をの商いを助けて親しくなった文之助。 「便利屋 文之助」の札を出したシリーズ第二弾の本作では、さらに大きな江戸の厄介ごとに直面。 お蝶の力を借りながら、解決のために奔走するが――。 今回文之助が出会うのは、仇討ちを望む頼りない二人組、ある問題を抱えて駆け落ちしようとする若き男女、そして競合相手に嵌められて仕事を奪われようとしている橋大工。 若き日に培った商いの勘と小太刀の腕前、そして持ち前のお節介精神で三つの難題に挑む文之助は、行く手を阻む大きな敵を前に奮闘する。 手に汗握る決闘あり、ハラハラさせられる逃亡劇あり、徐々に真相に迫る聞き込み捜査あり。 ますます元気な文之助が江戸の町を駆け回る、人気シリーズ第二弾です。
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103位髪結いの伊三次と深川芸者お文との恋から始まった傑作シリーズ最終巻! 「これからもずっと、宇江佐さんの世界に浸っていきたい」(杏さんの解説より) 金貸しのご隠居を殺した犯人として捕まったのは、伊三次そっくりの男だった。 龍之進の妻、きいは伊三次と似ている男が罪を犯したとは思えず、他に真犯人がいるのではないかと同心である夫に進言する。 (「空似」) 三十歳となった龍之進は、自分の手先となる小物を持つように父に言われる。 龍之進の頭に浮かんだのは、かつて自分が誘拐の下手人として追いながらも捕えられなかった男、次郎衛だった。 (「竃河岸」) 絵師修業をしている伊三次の息子、伊与太。 幼馴染の茜の助けで、松前藩の家老で絵師としても知られる蠣崎に絵を褒められ、高価な絵の具をもらったが、その絵の具を弟弟子に盗まれてしまう。 (「暇乞い」) 珠玉の短篇九篇にエッセイ一篇と杏さんの解説を収録した豪華版!
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108位※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「世界最大の戦艦大和が超大型空母として建造されたら…」 というifの世界を追求した仮想戦記もいよいよ完結!! ※本作は小説です。漫画版も発売中。 日本海軍は、超弩級空母大和を含む主力機動部隊、 そして秘密裏に開発した電子情報航空管制艦・葛城を有効利用し、 敵機動部隊を翻弄し、敵空母を丸裸にした。 そして、真打ちとも言うべき本命の攻撃が開始される。 日米の運命を決める大海戦の結果は…。 壮大なスケールで送る仮想戦記、ついに終戦! <目次>小説版第8巻 プロローグ ~贖罪 第1章 ~爆裂弾道交差線 第2章 ~愚者の楽園 第3章 ~犠牲の罠 第4章 ~逆襲の修羅! 第5章 ~勇者の名の下に 第6章 ~総反撃! 第7章 ~決着! 第8章 ~真実の彼方に 第9章 ~死に逝く者たちへの祈り エピローグ ~ジェネレーションズ【最終話】初版:歴史群像新書(学習研究社)1998年
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110位忽然と姿を消した大統領。 日本と同盟国軍の奮闘でアメリカの混乱は収束するのか―― 衝撃のシリーズ最終巻!
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112位
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114位
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115位江戸から明治へ、ついに通算三百話到達! バーンズ診療所に投げ込まれた青い封筒に入った手紙。畝源太郎と妻の花世が相次いで誘拐された!? 大嵐で休業を余儀なくされた旅宿「かわせみ」が修復の後、再開され、お伊勢まいりから戻った面々。相も変わらず千客万来の中、奇妙な事件が起きる――。 表題作の他、夫婦連れと思われた男女の宿泊客のもとに妹を名乗る女が押し掛ける、通算三百話目の「二人女房」など、全六編の明治篇最新刊。 解説 キーワードで読み解く「かわせみ」の魅力 島内景二 ※この電子書籍は2017月3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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116位天子蒙塵 全4冊合本版 『天子蒙塵1』『天子蒙塵2』『天子蒙塵3』『天子蒙塵4』収録。 さまよう溥儀。 紫禁城を追われた最後の皇帝(ラストエンペラー)は、日本の庇護下に。 混沌の中国で天命を、龍玉を抱く者は誰か。 累計590万部! 「蒼穹の昴」シリーズ第五部、堂々開幕!!(全4巻) 1933年春。 父の築いた国と軍を失った張学良は、欧州へ向かった。 清朝最後の皇帝・溥儀は「満洲国」の執政となっていた。 北京では前の大総管太監・李春雲が、一人の女性の許を訪れる。 紫禁城を去ってからの溥儀がいかにして生きたか、 その証言者は史上はじめて皇帝を離婚をした、元皇妃であった。
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119位
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121位第三帝国の聖域海であるバルト海への殴りこみ〈神亀作戦〉を実行するため、超潜須佐之男号の激闘が始まった。一方、幽閉先から脱出した魔王ヒトラーはニューヨーク核攻撃を目指し原子力潜水艦カール大帝に乗り込む。 激烈、ファイナルバトル!
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122位飛騨屋は天領の鷹じゃ。 鷹はここと見定めたときは迷わず飛ぶ――。 偉大な先人の跡継ぎたちは、己に与えられた役目に辿り着く。 遥か遠く離れた故郷と家族を思いながら、 ひたむきに北の山に生きた人々を描く傑作長編。 豊かな森に。穏やかな海に。 父たちの思いは息づいている。 飛騨から蝦夷を目指した初代・久兵衛。見事な湊を整えた二代目・久蔵。だが、久蔵の急逝により跡を継いだ三代目・亀之助は、わずか六歳だった。本店がある飛騨で長じた亀之助は、一日も早く蝦夷へ行きたくてたまらない。気が急く一方、かつて足を傷めたせいで、杣たちと山を歩くことはできない身だった。「飛騨屋」を見守る法師・東嶺に背を押され蝦夷行きを決意すると、なすべき務めを探し始める――。 蝦夷一の材木商「飛騨屋」の長き旅路を活写する歴史絵巻、堂々完結!
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123位著者没後10年、『虎の城』に比肩する歴史巨編! 「圧倒的なパワーを備えた物語である」(解説より) 文芸評論家 菊池 仁 天下統一をなした豊臣政権は栄華を極め盤石に見えたが、朝鮮出兵や継嗣問題をめぐり翳りが射し始めた。やがて秀吉亡き後、石田三成と徳川家康によって天下を二分する戦いが勃発。東北の地から中央を見据えていた伊達政宗は、その隙をつき、さらなる領土拡大を図る。だが関ケ原の戦いで早期の決着がつき、次の天下人となった家康に不興を買ってしまう……。戦国の世をしぶとく生き抜き、最期まで天下を見つめた政宗の苛烈な生涯!
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126位
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127位
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128位思いが通じ合った相手の元へ嫁ぐ娘と、 両親に溺愛された美しい娘。 失踪する理由もない二人が忽然と姿を消した。 --その発端は、すべての女性が持つ「迷い」。 嫉妬と憧れ。美しさと醜さ。すべて表裏一体だ。 真っ赤な朝焼けの中、娘が一陣の風とともに忽然と消えた。居合わせた父親が自信番に捕らえられるが、自ら命を絶ってしまう。不自然な失踪に「神隠し」を疑うお初と右京之介。探索を始めた二人は、娘の嫁ぎ先に不審な点があることを突き止める。だがその時、第二の事件が起こった。 悲しみも苦しみも、恨みも嫉妬も全部吸い取ってくれる。 だから、宮部みゆきはすごい。 霊験お初シリーズ、第二弾!
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129位ガリポリ(WWⅠ)、ダンケルク(WWⅡ)、スターリングラード(WWⅡ)、ガダルカナル、インパール、キスカ‥ 各戦地において、政府と軍統帥機関、そして現場指揮官が下した決断と背景との因果関係・結果を分析。 窮地から脱するための善後策を探る―!
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130位歴史時代小説界を瞠目させた傑作巨篇『剣豪将軍義輝』の秘話逸話の数々 大樹… いまいちど会いとうござる! 早世の将軍・足利義輝、若き日の廻国修業譚 落日の室町幕府にあって、自ら剣の奥義を極め、卓越した将器で斎藤道三や織田信長ら戦国の巨星たちの心をも惹きつけた乱世の将軍・足利義輝。 その命は二十九歳の若さで尽きたが、友誼に結ばれた遺臣たちの心から、義輝の清爽たる姿が消えることはない。 霞新十郎の名で廻国修業の旅に出た若き日の剣豪将軍の逸話をはじめ、今明らかになる秘話の数々。 義輝を愛する人に捧げる短篇全七篇。 目次 前髪公方 妄執の人 紅楓子の恋 義輝異聞 丹波の黒豆 義輝異聞 将軍の星 義輝異聞 異恩 義輝異聞 三好検校
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132位道場に仇なす侍集団は何者か? 若師匠、門弟を守る不撓の一剣! 白昼堂々、門弟が斬られた。 道理に合わぬ蛮行に、唐十郎が鯉口を切る! 野晒唐十郎の青春賦 最高潮の第七弾。 稽古帰りの門弟が、またしても和泉橋のたもとで斬られた! 白昼堂々繰り返される凶行の下手人は誰か。 父桑兵衛に代わって狩谷道場を盛り立てる唐十郎と師範代弥次郎らが探ると、どうやら岩本町の武家地に、狩谷道場を目の敵とする集団があるらしい。 酒と情婦に明け暮れる侍どもがなぜ? 杳として足取りをつかめぬ自堕落な仇敵を追って、唐十郎らが江戸を駆ける!
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133位夫を喪くし、人生を終おうという歳。 妻でも母でも祖母でもなく、 老いた今こそ「自分」を咲かせる 高杉晋作と同じ目の高さでこの国の行く末を見つめた、たったひとりのおなご―― 野村望東尼(ぼうとうに)を活写する傑作時代長編! 「わしら同志じゃけぇな。同志ん中でも、最上の同志じゃけぇ」 開国から維新へと向かう幕末の動乱機。 筑前福岡藩士の夫を見送ったモトは、出家し「望東尼」という名を授かる。 不甲斐ない息子を案じ、嫁にたしなめられつつも、夫の遺志を携え、大坂、京都に和歌の師を訪ねる旅に出たモト。 勤王の志士と語らい、内にある政(まつりごと)への熱を呼び覚まされたモトに、やがて運命を大きく変える 高杉晋作との出会いが訪れる。 きみがなき あとよりかれし秋草は 生きかへりきて 花さへぞさく
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136位武田信玄、上杉謙信など有力武将の相次ぐ死去により、信長の天下統一を妨げる武将はいなくなる。しかし、正親町(おおぎまち)天皇は、官位官職は与えても決して征夷大将軍は与えなかった。師・沢彦宗恩は(たくげん・そうおん)、信長と朝廷との間の底なしの溝に絶望する。そんな折、信長は甲州征伐を断行、あろうことか残党を匿った武田の軍師・快川紹喜(かいせん・じょうき)を寺もろとも焼き殺してしまう。天を仰ぐ沢彦、そしてこれこそが信長の運命を急変させる一大事だった……。 壮大な構想の下、空前の発想で戦国最大の謎に挑んだ超巨編、全4巻一挙電子化ここに堂々完結!
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138位前漢の中国。老いを自覚する武帝・劉徹は、漠然とした不安を抱いていた。宮中に蔓延る巫蠱の噂。その嫌疑をかけられた皇太子は、謀反の末、自死を遂げる。国内の混乱をよそに、匈奴との最後の戦いが迫っていた。敗北を続ける将軍・李広利は、その命を賭け、敵将の首を執拗に狙う。一方、匈奴に降り右校王となった李陵は、故国への想いを断ち切るかのように最後の戦に向かう。亡き父の遺志を継ぎ、『太史公書』を書き上げる司馬遷。そして極寒の地に生きる蘇武は、友と永遠の絆を紡ぐ――。北方版『史記 武帝紀』、感涙の完結。(巻末エッセイ・小松弘明)
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139位徳川家康が最も恐れた男、真田幸村の謎に迫る! 「歴史ミステリとして、そして本格ミステリとして、実に優れた一作」 ――大矢博子(解説より) 徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。 亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。 『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化! 【目次】 家康の疑 逃げよ有楽斎 南条の影 名こそ又兵衛 政宗の夢 勝永の誓い 真田の戦 解説 大矢博子 〈大坂の陣410周年〉
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140位若き本草学者の不思議に満ちた生きものとの出会い――心震わせる時代幻想譚。 美(う)っつい奇のくには、どこからか草木の「声」が聴こえてくる。 みずみずしい読後感につつまれた。 ―――――中江有里さん(俳優・小説家・歌手) 心震わせる生きもの賛歌。 美(う)っついのう。 紀州藩士の息子・十兵衛(後の本草学者・畔田翠山(くろだすいざん))は、 幼いころから草花とは自在に語らうことができるのに、人と接するとうまく言葉を交わすことができずに育った。 ある日、草花の採取に出かけた山中で天狗(てんぎゃん)と出会ってから、面妖な出来事が身の回りで次々と起こり……。 若き本草学者の、生き物や家族、恩師との温かな交感と成長を描く、感動の時代幻想譚。 〈目次〉 天狗 てんぎゃん 卯木 うつぎ 蜜柑 みかん 雪の舌 ゆきのした 伊佐木 いさき 不知火 しらぬい 藤袴 ふじばかま 仙蓼 せんりょう 譲葉 ゆずりは 山桃 やまもも 白山人参 はくさんにんじん 黒百合 くろゆり 瑞菜 ずいな 稲穂 いなほ 蓮華 れんげ 装画 MAYA MAXX 本文画 畔田翠山
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141位
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142位陸上自衛隊員・笠間慶一郎は宿敵・善住坊を倒した後、現代に帰還する。しかしそこは歴史が改変され、存亡の危機にさらされた別の日本だった。歴史修復のミッションを託された慶一郎は再びタイムスリップ、歴史に介入していくが、仲間が一人また一人と消されていく……。大人気『戦スナ』シリーズ、怒涛の最終章!
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144位
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145位
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146位関所破りは磔が定め。武州栗橋の関所で偽造の往来手形が発覚、諸国放浪の絵師土田半左衛門が捕らわれた。 江戸の評定所での調べは淡々と進んだが、寺社奉行の大岡忠相は「小普請組旗本の内藤斎樹なる侍を知らぬか」と脈絡のない名を出し、周囲を混乱させる。 半左衛門が放浪の旅に出たという十五年前、旗本倉橋家の若侍が斬られ、疑いのかけられた旗本家当主内藤斎樹は割腹し、面目を保ったとして両家が決着、調べが止まった事件が大岡忠相の記憶に甦った。 謎を謎のまま残してはおけない大岡越前。 半左衛門あるいはその父土田庫之助と内藤斎樹とは関わりがあったのではないか? 大岡忠相の意を受けて、鷹匠の子・古風十一や元読売屋の金五郎たちが動きはじめる。 だが相手は格式ある旗本家、決着済みの事件を掘り返す大岡忠相への反発は強い。 浮かびあがってきたのは、武家に仕える希みを失って隠売女商売に手を染めた土田庫之助の転落と、娘を惨殺された歌比丘尼大鶴の悲痛な嘆きだった。 蓋をされた十五年前の事件に隠された人々の哀感をていねいに描き出す、辻堂魁の調べ直し事件帖!
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147位大陸に接した台湾領=金門・馬祖諸島―― 中国動く! そのとき、日本は!? 重要影響事態⇒存立危機事態⇒武力攻撃事態! 新安保法制下、戦火は回避できるのか? 元幹部自衛官の著者が放つ超リアル軍事サスペンス最新傑作! 202X年春、中国国家主席が「金門・馬祖は中国の安全保障上の脅威」と発言、対岸に戦力を集結させ始めた――! 防衛担当内閣官房参与の蓮田は、君田首相から衆院の解散について意見を求められた。 アメリカ大統領選の今年、解散が重なれば、日米の政治的空白を突いて、中国が軍事行動に出る可能性を懸念するも、君田は解散を断行。はたして中国はそれを好機と動き出したのだ。 大陸に最短で数キロに接する金門・馬祖諸島は、第二次大戦後、台湾領として死守され、以降、複数回の交戦を経て、現在は緊張緩和が図られていた。だが、邦人救出に向かった空自機と中国軍戦闘機との接触事案が発生する。 首相と蓮田らは、新たに整備された平和安全法制に基づき、重要影響事態、存立危機事態、そして武力攻撃事態の対応を協議。事態は刻々と緊迫の度を増し、一触即発の危機が迫っていた――。
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148位騙し騙され、 知恵と欲の 丁々発止の果て 手にする物は? 天保の世。大坂の道具商の放蕩息子・「どら蔵」こと寅蔵(とらぞう)は、なまじ目利き自慢であるのが運の尽き、奉公先に大損害を与えてしまい、大坂にいられなくなりました。旅に出て辿り着きたるは、知恵と欲が渦巻く江戸の骨董商の世界。手練れたちに揉まれながらも大奮闘! できればよいのですが。そううまくは運ばないのが世の常、人の常。お宝を巡って時に騙され、時に勝負をかけ、時々情に流され――。丁々発止の果て、どらちゃんは「真物(ほんもの)」の目利きになれるのか? 魅力的なお宝そして登場人物(キャラクター)がてんこ盛り! 読み終えるのがもったいなくなるエンターテインメント時代小説!
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149位藤原純友は、知略にたけて色を好むが、官途への望みを断ち、力による天下改革を夢見ていた。一方、坂東下総の住人で、官位を求めて京に上り、公家の専横と、盗賊・夜盗の跋扈(ばっこ)する都の退廃を目にし、やや憂鬱の色をたたえるも、強靭な体躯をもつ平将門。純友は朝廷転覆の驚くべき野心を将門にもらす……伊予掾(いよのじょう)に任じられて都を去った純友は、西海の海賊追捕の兵に加わって功名を求める将門の無事を画策する。将門は東国に帰り、一族争闘に巻き込まれ、ついに叛乱を起こした。純友もこの機に「海賊大将軍」となって、一気に都を攻略すべく、淀川河口に大船団を集結させた。このとき一筋の虹 が空にかかる。
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151位常陸国田代藩一万石の世継ぎである頼之は十八歳。生来虚弱で寝たきりで過ごしていたが、二年前筑波から江戸屋敷にやってきた朱里と茜という素破母娘の世話と国許の秘薬によってみるみる回復。今では淫気さえ催すようになっていた。 そんな頼之に降って湧いたのが隣国松崎藩の姫君との婚儀。菜月姫を迎えかたがた国許へ行くことになった頼之だが、そんな彼を待っていたのは世話係を務める元剣術指南役の奈緒と茜の妹分の小眉だった。 生娘の姫を迎えるにあたって、二人から男女の手ほどきをさまざまに受けた頼之。そしていよいよ、菜月姫が輿入れしてきた晩、頼之は武家にあるまじき形の情交を新妻に挑もうとするのだが……。 書下ろし長編、第五巻完結編!
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153位豊臣家の栄達の裏に、凄腕の料理人がいた! 「おみゃあら、今から腹ごしらえだ。 座って食えるのはこれが最後だと思え」 豊臣家の天下統一の陰に、知られざる包丁人(料理人)の姿があった──。 その男は京出身の大角与左衛門。味方の兵たちを食でまとめあげ、敵方の調略にも一役買っていたという。 屑として捨てられていた雉の内臓を使った汁。 決死の戦の前に、即席のかまどで焼いた下魚のかまぼこ。 秀吉と秀長の故郷の味、ドジョウの味噌鍋…… 秀吉・秀長の豊臣兄弟に仕えた包丁人が作る、 人と人との心をつなぐ料理とは? 戦国時代の「食」に光を当てた、前代未聞の天下取り物語!
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154位鈴木英治作品3カ月連続刊行第3弾! 徹之助に試練、また試練! 干し椎茸の商談のため赴いた江戸で、さらなる困難が……。 「これが江戸だ」椎茸栽培に成功した徹之助は伊豆国奈古屋(なごや)村から日本橋にやって来た。地元で縁を得た評判の料理屋「来潮」の隠居・富太郎に椎茸を認めてもらった矢先、文で商談を断られたため、理由を直接聞きにやって来たのだ。富太郎は、質がよく安い椎茸を別の乾物問屋から仕入れたという。生き馬の目を抜く江戸で成功するため、根気強く商談を続ける徹之助だったが、留守にしている間に肝心の椎茸を強奪されてしまう……。
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156位2カ月連続刊行シリーズ第2弾! 「子供はわかっているの。誰が一番本当に自分を愛してくれているのか」 診療所を営む元士(さむらい)の有安と弟子の司郎は、 血のつながらぬ娘たちとの暮らしを守れるか? 素性を隠し、血のつながらぬ娘のお雪と江戸で漢方医として暮らす有安。国元を出奔し、母と死に別れた幼きお美知を引き取った元士(さむらい)の弟子の司郎とともに、家族同然の生活を送っていたが、ある時、一人の士が平穏を破った。男は司郎の国元の士で、司郎に国へ戻るよう指示したのだ。だが有安のような医者を志す司郎は、葛藤する。さらにそんな矢先、人身売買にからんだ江戸を揺るがす事件が有安たちを襲う……。心温まる時代シリーズ第2弾!
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157位1999年10月、あの“敷島英二”率いる宗教団体、シャンバラ教団が軍事クーデターを起こし、首相官邸や陸海空軍基地が一斉に制圧されてしまう。その1か月半後、臨時日本政府は、戦艦大和を総旗艦とする新設された日本連合艦隊の出撃準備を整え、首都奪還と北海道上陸といった二つ枝作戦をついに実施する! 世界最大の海域制圧艦として生まれ変わった戦艦大和は、首都奪還をめざし、小笠原諸島沖を北上するのだが……。 房総沖で繰り広げられる激しい海戦を制するのは!? そして、地球に迫りくる惑星トータチス衝突は阻止できるのか!?人類の未来を賭けた最後の戦いが幕を開ける!
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159位第二次世界大戦における最激戦地の一つ沖縄。軍民合わせ20万人もの尊い命が犠牲となった。本書のタイトルの「鉄の暴風」とは、1945年3月26日から3カ月間にわたり途絶えることなく続いた艦砲射撃や空爆のすさまじさを表現した言葉だ。1950年の初版刊行以降、沖縄戦を象徴する言葉として定着した。地形が変わるまで打ち込まれた砲爆弾、壕に逃げ込んだ住民を炙り出す執拗な火炎放射、そして民間人にまで及んだ自死の強制。本書は行動を軍とともにした記者たちが自らも体験したその壮絶な戦場の実態を、生存者をたずね克明に記録したもの。現代史第一級の史料を初文庫化。
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160位手を重ねて観える未来が心を癒す時代小説 深川佐賀町の水茶屋「ささげや」の女将・お玉。彼女は、人の掌に触れると、その人の「人生の束の間が観える」という不思議な力を持っています。悩みを抱えた人々が「豆は煮えたか」という符牒を合図に彼女を訪れ、その不思議な力に導かれていきます。お玉自身も、悲しい事故で夫を失っています。お玉をはじめ、人知れず特別な力を持つ者たちが織りなす連作短編集です。 ささげやの女将お玉は、名物の豆餅を売る水茶屋を営んでいます。しかし、彼女にはもう一つの顔がありました。訪れる客の掌に触れることで、その人の未来を垣間見る力。それは本人が望んだものではなく、彼女自身も「あまり気の進む生業ではない」と感じています。 しかし、夫と営んでいたささげやの名物、豆餅をお玉はどうしても上手くつくることができません。女の腕で餅をついても目指すものはできず、小豆を煮ても火加減、塩加減、砂糖の加減までまるで見当違いで、恋しい味にならないのです。客の評判も下がるいっぽうで、どのみち来ない客を待つならと、気が進まないながらも求められると占いをしています。 あるとき、親の決めた縁談と想い人との間で悩む娘、おこうが店を訪れます(「豆は煮えたか」)。お玉の力は、ただ未来を告げるだけでなく、相談者が自らの足で幸せな道を選ぶための、ささやかな道標となっていきます。 本作の魅力は、お玉だけにとどまりません。物語が進むにつれて、それぞれ異なる不思議な力を持つ人物たちが登場し、彼らの運命が交錯していきます。不思議な力を通して描かれるのは、懸命に生きる人々の姿であり、彼らを支える温かな人の縁。登場人物たちが紡ぐ優しさに触れるたび、心がじんわりと温かくなる。読み終えた後、ささげやの豆餅が食べたくなるような、滋味深い一冊です。
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162位出世より家庭優先! 好評マイホーム侍シリーズ最終巻 剣術試合で四人抜きをやってのけた剣の腕を買われ御先手組から火付盗賊改方の加役となった徳右衛門。ある日、大店の茶問屋・井筒屋に賊が押し入り、女中たちを殺し金を奪うという事件が起こる。賊の仲間割れで殺されたと思しき男の死体も近くで見つかるが、その男は徳右衛門が行き倒れているところを見かねて井筒屋に紹介した障子屋・利八であることがわかり、徳右衛門に疑いの目が向けられることに。 「身の証が立てられなかったら、おぬしは改易、いや切腹も免れぬぞ!」 愕然とする徳右衛門だが、妻の志乃にもはっぱをかけられ、盗賊・丑寅の六右衛門の行方を追う!
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164位World War II 1944 ワレ戦争終結ノ決断ヲスル 昭和一九年(一九四四年)七月二〇日、柱島泊地に連合艦隊が凱旋してきた。 今次の大戦の帰趨を決した海戦は、一昼夜にわたって繰り広げられたが、終わってみれば、日本側の圧勝であった。米太平洋艦隊は消滅した。 (戦争を終わらせる数少ないチャンスだ。この機を逃してはならない) 夏のまぶしい日差しが入ってくる大東亜大臣室の窓を、西条英俊は全開にした。その四日後。西条は一人、首相官邸を訪れていた。首相の東条英機は、机の上に差し出された白い封筒をじっと見つめている。 「総理、心残りもありますが、お国のために最善の道を選びたいと存じます」 「やはり、辞めるというのか…」 どこか寂しげな表情を浮かべた東条に向かって、西条は一礼すると微笑んだ。連合国との和平は成るか? ノンフィクション作家・林信吾と軍事ジャーナリスト・清谷信一が共同執筆した、大長編・架空戦記、堂々の完結編! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。帰国後はフリーで執筆活動に専念している。 『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『超入門資本論 マルクスという生き方』(新人物往来社文庫)など、著書多数。『反戦軍事学』(朝日新書)、『イギリス型〈豊かさ〉の真実』(講談社現代新書)などは電子版も配信されている。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関KanwaInformation Center上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。欧州、中東、南アフリカなど豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。 著書に、『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)『自衛隊、そして日本の非常識』(河出書房新社)、『弱者のための喧嘩術』(幻冬舎アウトロー文庫)、『こんな自衛隊に誰がした!』(廣済堂)、『不思議の国の自衛隊』(KKベストセラーズ)、『ル・オタク―フランスおたく物語』(講談社文庫)、『軍事を知らずして平和を語るな』(石破 茂氏との共著 KKベストセラーズ)、『アメリカの落日』(日下公人氏との共著 廣済堂)など多数。
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166位一気読み必至! 江戸時代最大の裁判劇!! その一行六人が神田橋本町の公事宿・秩父屋に着いたのは、雪まじりの北風が吹きすさぶ宝暦五年(1755)の真冬のことだった。数日降り続いた雪で道はぬかるみ、六人の草鞋も革足袋も泥にまみれていた。二日目の明け方に宿を出た六人は、闇が降りてようやく武家一人と足軽らに連れられ、宿に戻ってきた。武家は老中・酒井忠寄の家中を名乗り、六人が登城途中の老中の駕籠へ直訴に及んだことを告げた。 明朝、秩父屋の主人・半七は、武家の指示どおり訴願主二名をともない、神田橋門内の庄内藩酒井家へ向かった。美濃国郡上からやって来たという一行は、藩が出す通行手形も持たず、勝手に領外へ出てきていた。それだけでも罪となる。その上の越訴となれば、一行は酒井藩の調べの後、町奉行所へ身柄を引き渡され、そのまま牢屋に拘引されるものと思われた。だが、半七の案に相違して、酒井家は訴願主の二人を薄縁の敷かれた十二畳の間に、丁重に招き入れた。 いったい彼らは、何を訴えたのか?手に汗握る展開に、一気読み必至! 人の値打ちとは?生きる意味とは?その根源的な問いを投げかけながら、歴史小説の巨人が圧倒的な筆力で書き下ろした、江戸時代最大の裁判劇!
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167位安房館山藩一万石稲葉家の次男・正高は正義感が強すぎて、いささか融通の利かない部屋住み。実の兄が正式に藩主となったため、藩政から身を退いた兄弟の祖父・正武とともに本所での中屋敷暮らしを始めた。身分を隠して気楽に暮らすうち、はからずも様々なやっかいごとに巻き込まれる祖父と孫。そんな中、正高が心惹かれるようになったのは常盤町「茜屋」の女郎・浜里ことおたゑだった。ある日、おたゑに身請け話が持ち上がる。心穏やかでない正高だったが、正武とともに出かけた月見の宴で出会った美貌の娘との縁談が正高にも……。きっぱりと断ったものの、二人の女性の間で揺れ動く正高。だが、ある事件がきっかけで正高は屈託を乗り越えるべく動きだす。
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168位ドラマ化で話題沸騰「風の市兵衛」の辻堂魁、新境地! 続々重版の「刃鉄の人」シリーズ。 書評家 菊池仁氏、絶賛! 「息を呑む面白さだ。非凡な才能が、本作で大輪の花を咲かせた」 時は元禄―― 初代・市川団十郎が舞台上で刺殺されたその数日後。 刀鍛冶・一戸前国包(いっこまえくにかね)の仕事場に、傾き者のごとき、異形の男が現れた。 天を衝くほどの体躯の異相異風。だが目鼻だちは美しく整っていた。 全身の風貌は異様な妖しさを漂わせながら、むしろ、神々しささえ感じさせるほどだった。 団十郎に強い憧れを持つその男は、世間では”かげま団十郎”と陰で呼ばれる、旅一座の座長・熊太夫だった。 熊太夫の依頼はふたつ。 自身が持つ朱鞘の小さ刀と同じこしらえの大刀を打ってほしいということ、そしてその小さ刀が誰のものだったかを調べてほしい、とのこと。 その小さ刀にはなんと、「武蔵国包」と銘が打たれていたのだ。 だがその依頼は、哀しみに満ちた熊太夫の過去、さらに若き日の国包に繋がっていた。 息もつかせぬ展開、胸に迫る結末。 神陰流の達人・国包の剛剣唸る、「刃鉄の人」シリーズ!
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169位
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172位令和のサラリーマンだった「俺」は、江戸住まいの旗本八男坊・徳山安十郎として生まれ変わった! 安十郎は、とても早熟な若者として成長する。その好奇心のおもむくまま、『解体新書』を著す前野良沢や杉田玄白らと交流し「本所の麒麟児」として評判になる。やがて、御三卿・田安家の七男・賢丸(後の松平定信)の命を蘭学(と未来の知識)を駆使して救ったことで幕府からも注目される。しかし、類稀な異才を警戒する権力者たちの魔の手も忍び寄ってきていた――。 八男坊は 本所の麒麟 令和の知恵で 江戸を糺す!? 装画/おおさわゆう 装幀/二見亜矢子
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173位小普請組配下の直参旗本、仙石隼人。仙石家は代々、将軍家の耳目となって大名や旗本を監察し、罪があれば己の裁量で処断できる将軍側目付である。 時は八代将軍・吉宗の時代。各地で幕府転覆を狙う動きがあり、その度に隼人は全国に飛び、災いの火種を消し去ってきた。 しかし、脅威は遂に江戸にも迫る。この頃大店に押し入っては、付け火をして逃げ去る事件が相次いでいた。その火を消すのはいつも加賀鳶で、市中の人気を集める一方……町火消たちは火事場に着く前に妨害され、斬り伏せられていた! 加賀鳶と町火消の手柄争いの背後に、思いもかけぬ陰謀が動き出しているのでは?将軍の命を受け、隼人は探索にかかるーー。 幕府の敵と江戸で激突する新章、ここに開幕!!
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174位日本人にとって“軍隊”とは何だったのか? 一億人が体験した昭和の戦争の記録 昭和46年4月、文藝春秋臨時増刊として刊行された『日本陸軍戦記』。編集長は昭和史の語り部」と呼ばれる半藤一利。50年余りの時を経て、『日本軍艦戦記』『日本航空戦記』とともに「日本戦記三部作」を、当時のかたちのまま復刊。「戦後80年」の今年、今ではもはや直接聞くことのできない多くの証言、貴重な写真の数々によって、あの戦争とは何だったのか、あらためて見つめ直す。 目次より カラーにみる太平洋戦争 ――未発表写真 グラビア 玉砕 ――太平洋戦争激闘写真集 グラビア ああ満州(付・引揚げの記録) ――なつかしの写真を一挙掲載 グラビア 日本陸軍戦車総集 ――94式軽装甲車から五式中戦車まで グラビア 戦場にかける橋 ――はじめて発表される秘蔵写真集 グラビア シンガポール攻撃 ――カメラ戦記/影山光洋 グラビア 戦時下日本 ――ポスター・タバコ・切手 関東軍 ――栄光の虚像と悲惨の実像 五味川純平 戦死三千五百七名 ――山下兵団のマレー電錐作戦 児島 襄 <座談会>黄塵・ニンニク・雪の広野 三遊亭円生 新田次郎 木暮実千代 芦田伸介 全調査 郷土部隊かく戦えり ――歩兵連隊四四〇部隊の戦闘記録 知られざる戦闘記録 ・ガ島一万名撤退作戦の内幕/山本筑郎 ・陸軍潜水艦始末記/森脇斌夫 ほか エッセイ 日本陸軍の内と外 ・激戦地コヒマを訪れて/中根千枝 ・戦陣訓はこうして作られた/白根孝之 ほか アンケート 私のなかの日本陸軍 小田切秀雄・扇谷正造・高橋義孝・吉行淳之介 ほか
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176位
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180位
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181位人気『戦国姫』の藤咲あゆな先生×マルイノ先生がおくる☆ 超絶美麗な歴史ドラマ!! 江戸城の奥深く・・・・・・大奥で女性たちが繰り広げたドラマは美しくも厳しい戦いだった。三代将軍家光の側室・桂昌院は、家光の死後、後継ぎに恵まれない息子・第四代将軍綱吉のために僧侶の助言で「生類憐みの令」を提案し・・・・・・。自らを「天下の母」と呼んだ将軍家宣の正室・天英院、家宣の側室として、幼い将軍家継を支えた生母・月光院は大奥の二大勢力として火花を散らす! 三代将軍家光から八代将軍吉宗へ、徳川の血筋をつないだ女たちの物語。
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183位
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184位第一人者による加賀前田家三代の決定版! 覇者となった徳川家から加賀藩前田家100万石を守り抜け! 戦国時代の勇将としてNHK大河「豊臣兄弟!」でも話題となっている、前田利家の跡を継ぎ、加賀藩主となった前田利長、さらに三代目を継いだ前田利常が本書の主人公。巨大な加賀国の領主として、豊臣家と石田三成が率いる豊臣家と徳川家が争う関ケ原の戦いを前に、利常は理想の国家づくりをめざす家康に与し、大坂の陣でも多大な犠牲者を出しながら、徳川家の勝利に貢献。外様大名としてはほかに類を見ない120万石を拝領する。 しかし、家康の跡を継いで二代目将軍となった秀忠は、もともとは秀吉の盟友であり、五大老のひとりにも任じられた前田家に対し、疑心の目をどうしてもぬぐえない。鉱山開発や城下町整備により、国元の安定を目指す利長は若くして弟の利常に金沢を託し、自身は隠居となる。それでも、隙あらば前田家を取り潰そうと策略をめぐらす秀忠は、互いに忍びを使った調略や情報戦の末、毒殺の魔の手を密かに差し向け……。 前田家を守り抜くために伝家の宝刀として、後事を託された利常が選び取ったのは、第三の勢力、天皇家と手を結ぶことだった。この「みやびの楯」作戦で、徳川家からの刃を受け止めることは果たしてできるのか――これまで数多くの戦国歴史小説の名作を著してきた安部龍太郎が、直木賞受賞作『等伯』と同じ北陸を舞台として描き、作家人生の到達点ともいえる「加賀前田家三代」の決定版。著者が心血を注いだ一大巨編がついに完結!
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185位優れた仕事ぶりで「おまんまを喰いっぱぐれる心配がない」ことから『おまんまの安』というふたつ名を持つ摺師・安次郎は、亡き女房の実家へ預けていた息子の信太を引き取り、神田明神下の長屋に父子二人で暮らしていた。ある日、魚屋のうろこ屋が初鰹を破格で売ると言い出した。粋な趣向に江戸の人々が大いに盛り上がる中、安次郎はうろこ屋のおかみ・お民が不義で家を追い出されたと聞く。一方、安次郎は二十数年ぶりに叔父との再会の時が近づいていた……(「邂逅の桜」)。人生の滋味にあふれた、切ない香りが吹き抜ける傑作人情小説、待望の第三巻。(解説・東えりか)
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186位公儀捕り方を惨殺する 悪逆非道の盗賊 決して許さぬ!! 死闘の果てに下した苦渋の決断とは!? 囚獄・石手帯刀の膝下で数々の極悪非道の輩を成敗してきた佐久間音二郎であったが、 その後公儀お庭番・村垣重秀の補佐役として、悪を討つ修羅の日々は続いていた。 老中筆頭・松平定信の屋敷から 五千両もの金を奪った黒蟻の勇蔵一味を追い浜松に向かう音次郎。 仲間の捕り方が次々に惨殺され……。 さらに追い打ちをかけるように、音二郎に思いもかけない敵が迫っていた! シリーズ第1期完結。 第一章 盗賊 第二章 浜松宿 第三章 雨 第四章 役人狩り 第五章 転落 第六章 峠道 あとがき
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187位歴史小説家たちが紡ぐ時代の違う5つの物語が、あるひとつの「怪異」で繋がる。 読後に訪れるこの震えは、恐怖か、驚愕か――? 異端にして傑作の歴史小説集、ここに誕生。 5つの「畏怖」が、この国の歴史を塗り替える 矢野 隆 有我 ――鎌倉時代、壱岐。元寇に抗う男に訪れたある異常。 天野純希 死霊の山 ――室町時代、近江比叡山。霊峰に現れた狐憑きの正体は。 西條奈加 土筆の指 ――江戸時代初期 中部地方。墓の土饅頭から土筆が生え……。 蝉谷めぐ実 肉当て京伝 ――江戸時代後期、江戸市中。山東京伝の妻は、自らを「人魚」だという。 澤田瞳子 ねむり猫 ――江戸時代末期、大奥。城内に現れる不可思議な病。
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191位周瑜から陸抗まで、三国志の世界は奥深い! 勇敢な父の孫堅と兄の孫策を継ぎ、長江流域に広大な王朝を築いた孫権。 大国「魏」と対峙し、赤壁の戦いに勝利した。 周瑜、魯粛、張昭をはじめ、この「呉」の国を支えた人物に、新しい光をあてる。 1800年の時を越え、初めて見出された真実とは? 著者の長年のライフワークともいえる「三国志名臣列伝」シリーズ、堂々の完結! 目次 周 瑜(しゅうゆ) 魯 粛(ろしゅく) 張 昭(ちょうしょう) 甘 寧(かんねい) 陸 遜(りくそん) 朱 然(しゅぜん) 陸 抗(りくこう) あとがき『三国志』支流の景色
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197位
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198位左平次の妻子の命を奪った丹波笹野藩と結託して不正を働く丹後宮田藩。復讐の思いを胸にしたまま左平次が姿を消してしまう中、宮田藩の下屋敷で賭場が開帳されるとの情報を得た同心・清四郎は町方の職分を越えて探索を始める。藩邸に忍び込んだ清四郎が目にしたのは、大名家を相手に単身闘いを挑もうとする左平次の姿だった。無謀ともいえる二人を待つのは果たして……(「闘いの果て」より)。ほかに「三十八年目の娘」「いのちのゆくえ」の全三編を収録。見習い同心・清四郎&神と呼ばれた元同心・左平次が、時に衝突しながらも事件の謎を追う大人気捕物帖シリーズ第四弾!
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199位