豊臣家の人々 新装版

豊臣家の人々 新装版

小説・文芸
924円 (税込)

4pt

貧農の家に生まれ、関白にまで昇りつめた豊臣秀吉の奇蹟は、彼の縁者たちを異常な運命に巻き込んだ。平凡な彼らに与えられた非凡な栄達は、凋落の予兆となる悲劇をもたらす。豊臣衰亡を浮き彫りにする連作長編。

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豊臣家の人々 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    秀吉のもっともよかったところで終わるのが、読後感もいい感じ。今話題の勝家の最後に関してもしっくりくる展開。
    小牧長久手は、信雄領というファクターもあったんだという発見もあったし、面白い。用意周到さを持つ秀吉いいなと思わせるものがある

    0
    2026年09月18日

    Posted by ブクログ

    豊臣秀吉に関わる様々な人物を通して豊臣家の栄華と転落を描いた人気作品。

    現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』にも関係し、大変読みやすい内容でオススメです。

    甥の秀次の運命、晩年の秀吉の衰え振りがあまりにも悲劇すぎるのを司馬遼

    0
    2026年05月10日

    Posted by ブクログ

    豊臣家ゆかりの人物にスポットを当てた短編集。
    司馬遼太郎さんが、豊臣家に潜入、密着取材してきたかのようで、とにかく面白かったです。秀吉の弟妹、妻妾、実子、養子など、一人ひとりの人物像がリアルに迫ってきました。豊臣家の内情がよく分かりました。

    司馬遼太郎さんの小説を読む前は、戦国の世は男性中心と決め込んでいました。北ノ政所、淀殿、2人の女性抜きにしては豊臣家は語れないとあらためて思いました。北ノ政所は、秀吉にとっても家康にとってもキーパーソンでした。

    政治的理由での結婚、離婚。人が外交上のやりとりとして物のようにあつかわれている悲しさ。戦国の世の悲哀が、じわりじわりと伝わる濃密な一冊でした。

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    秀吉がいなければ歴史に名を残すこともなかった人たちの、理不尽で哀しい、それでも確かな人の生き様を描き出す。
    秀頼がただ一度家康と対面した場面の凛々しさ、家康を感嘆させた秀康の威厳、人生の最後秀吉の呪縛を解いた秀次。

    0
    2020年06月19日

    Posted by ブクログ

    太閤記→関ヶ原→城塞→そして豊臣家の人々!っていうこの究極のリレーを、本好き歴史好き司馬好きの全ての人と分かち合いたい。
    長編三作のなかでちらっとしか語られなかった人物たちについての列伝。これだけ語ることがありながら長編の方ではぐっと抑えていたり、列伝では人物重視で関ヶ原の戦いが三行で終わったりする、抑制力やテンポ感が見事。

    0
    2012年02月08日

    Posted by ブクログ

    秀吉の奇跡的な栄達のまわりで翻弄される親類縁者の短編集。一代で作り上げた栄枯盛衰は幻と呼ぶのに相応しい。淀君と秀頼の印象はこれが一番しっくりくる。

    0
    2011年11月02日

    Posted by ブクログ

    秀吉に関係した人々を主人公とした短編集。
    着眼点が面白く、どの話も主人公の個性がくっきりと描かれています。
    個人的には羽柴秀長(秀吉の実弟)が主人公になっている短編が特に好きで、この短編を読んで以来、自分の一番好きな戦国武将は秀長になりました。
    常に陰に控えてしっかりと兄秀吉を支え、温厚な人柄で秀吉と諸将の間を取り持った秀長。
    もっともっと評価されるべき魅力的な人物だと思います。

    0
    2011年10月18日

    Posted by ブクログ

    将雪が最初に司馬遼太郎の本を読んだのは小学生の頃で、当時は作者が誰かは気にせずに読んでいましたから、今となってはシバリョーとの出会いがどれだったのか断定できません。
    でも、たぶんこれかな、と思います。
    今でも時々読んでいて、そんな時はいつも真ん中あたりからランダムに読み始めるのですが、気がついたら結局全部読んでしまっているんですよね。
    さて、内容についてですが。
    これは短編集で、秀吉「以外」の、まあ歴史的に見たらあまり重要ではなさそうな(裏切りとかで重要な人はいますが 笑)、脇役的な人たちを扱っています。
    おね、朝日姫、淀殿、宇喜多秀家、小早川秀秋、豊臣秀長、結城秀康などなどが登場しますが、彼ら・彼女たちの全てが、豊臣家の滅亡に何らかの形で貢献してしまっていることが暗示されています。
    将雪的には、たぶん最後までボロを出していないのは豊臣秀長だけだと思われます。
    彼は終生秀吉の背後霊(?)として生き、それ以上でも、それ以下でもなく、よき弟として生涯を全うしています。
    おねは、優れた女性として評価されることも多いように思いますが、豊臣家を作ったのも彼女で、終わらせたのも彼女だと、シバリョーは示唆しているようです。
    この本のほとんどの主人公が、豊臣家の存続に尽力しているように見えながら、みな何らかの温度差があるんですよね。
    将雪のお気に入りは宇喜多秀家と結城秀康です。
    秀吉のたくさんの養子の中で、唯一秀吉の期待に応え、関ヶ原で奮闘した宇喜多秀家、そのちょっと一本気な感じも切なく思えてきます。
    生まれた順番的には徳川家を継ぐ立場にありながら実父に無視され続け、その能力を最後まで生かすことなく生涯を終えた結城秀康、彼は一度も力を発揮する場を与えられず、そこがまた悲しいです。
    全てが客観的な文章でひんやりと描かれているのですが、読み終える頃には何かを感じずにはいられない、そんな作品です。

    0
    2010年08月05日

    Posted by ブクログ

    短編集だが、まるで一編の大河小説のように感じた。有名なエピソードを含め豊臣家の栄枯盛衰がよく語られていて、とても楽しく読めた
    司馬遼太郎氏はやはり超一流の語り手だ

    0
    2026年05月28日

    Posted by ブクログ

    すっかり流し見になってしまった
    今年の大河ドラマなのだけど
    4月にNHKで放送された「菜の花忌シンポジウム」で本著が取り上げられていたので、手に取りました。

    司馬遼太郎さんの本を読むのは実に○十年ぶり。
    昔、父の書棚から数々の名作を拝借して、長い通学時間に読んでいたのを思い出しました。

    やっぱり面白い!
    まるでその場にいたかのような描写で引き込まれます。
    稀代の人たらしである秀吉に振り回されて、一族の様々な人の人生が流転していく。

    小早川秀秋や宇喜多秀家など
    戦国武将としてしか認識していなかったのですが、秀吉との関係性が本著でよくわかりました。

    司馬さんはとにかく明るくて賑やか華やかな秀吉が好きで、
    家康が嫌いなのかな?
    昔、他の作品読んだ時にも感じたような。。家康はほんと陰湿な印象です。

    結びの一文。余韻がすごい。
    「豊臣家の栄華は、秀吉という天才が生んだひとひらの幻影のようであったとすら思える。」

    0
    2026年05月25日

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