豊臣家の人々 新装版

豊臣家の人々 新装版

924円 (税込)

4pt

貧農の家に生まれ、関白にまで昇りつめた豊臣秀吉の奇蹟は、彼の縁者たちを異常な運命に巻き込んだ。平凡な彼らに与えられた非凡な栄達は、凋落の予兆となる悲劇をもたらす。豊臣衰亡を浮き彫りにする連作長編。

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豊臣家の人々 新装版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2020年06月19日

    秀吉がいなければ歴史に名を残すこともなかった人たちの、理不尽で哀しい、それでも確かな人の生き様を描き出す。
    秀頼がただ一度家康と対面した場面の凛々しさ、家康を感嘆させた秀康の威厳、人生の最後秀吉の呪縛を解いた秀次。

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    Posted by ブクログ 2012年02月08日

    太閤記→関ヶ原→城塞→そして豊臣家の人々!っていうこの究極のリレーを、本好き歴史好き司馬好きの全ての人と分かち合いたい。
    長編三作のなかでちらっとしか語られなかった人物たちについての列伝。これだけ語ることがありながら長編の方ではぐっと抑えていたり、列伝では人物重視で関ヶ原の戦いが三行で終わったりする...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年11月02日

    秀吉の奇跡的な栄達のまわりで翻弄される親類縁者の短編集。一代で作り上げた栄枯盛衰は幻と呼ぶのに相応しい。淀君と秀頼の印象はこれが一番しっくりくる。

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    Posted by ブクログ 2011年10月18日

    秀吉に関係した人々を主人公とした短編集。
    着眼点が面白く、どの話も主人公の個性がくっきりと描かれています。
    個人的には羽柴秀長(秀吉の実弟)が主人公になっている短編が特に好きで、この短編を読んで以来、自分の一番好きな戦国武将は秀長になりました。
    常に陰に控えてしっかりと兄秀吉を支え、温厚な人柄で秀吉...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年08月05日

    将雪が最初に司馬遼太郎の本を読んだのは小学生の頃で、当時は作者が誰かは気にせずに読んでいましたから、今となってはシバリョーとの出会いがどれだったのか断定できません。
    でも、たぶんこれかな、と思います。
    今でも時々読んでいて、そんな時はいつも真ん中あたりからランダムに読み始めるのですが、気がついたら結...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年04月27日

    豊臣秀吉と繋がりのある人物の短編集。才能が無いのに親類が天下人と言う事で能力以上の立場に押し上げられた者。ただ輝かしい天下人の後ろ姿を追いかけた者。才能がありながらも生い立ちの為その才能を発揮出来なかった者。最後の淀殿・その子は何一つ主体性が無く後世に残る業績も無いので秀頼をあえてその子と表現したの...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月14日

    圧倒的なカリスマである秀吉と、その急成長に見合わない家族、親族の話。豊臣家はうまく承継されず、内部から腐り、潰えた。
    一家を継続されるには、当主の属人的な能力に依存せず周到なシステム構築が必要。
    なんだか企業の組織論と同じだなー。

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    Posted by ブクログ 2021年01月28日

    数年前に読んだ本。
    ふと思い出したので目次見つつ投稿。

    豊臣秀吉の縁者というのは少なく、多くは義理の繋がりの人間です。小早川秀秋、宇喜多秀家、結城秀康などが世間的に知られている名前でしょうか。

    他には北政所などの話も入っています。
    司馬殿の考え方はどこか豊臣家に対する愛があるように思います。他の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年05月09日

    司馬さんの秀吉への愛情?が伝わる内容
    色々な角度から秀吉をみるが、大物さを感じる反面、大物ゆえの次代への執着が痛々しい。最も現代も財を成した人たちは変わらないから事件・ドラマがうまれるのか。

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    Posted by ブクログ 2014年09月19日

    源頼朝、足利尊氏らは源氏の宗主であり、それぞれに鎌倉、室町幕府を開く。幕府を開くためには征夷大将軍でなければならない。しかし、源氏でなければ征夷大将軍は宣下されないのだ。秀吉は源氏の姓を得ようし、足利義昭に乞うてその養子になろうとしたが承知されない。なので、秀吉は人臣最高の職である関白という資格をも...続きを読む

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