茜唄(下)
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茜唄(下)

880円 (税込)

4pt

歴史とは、勝者が紡ぐもの。では、何故『平家物語』は「敗者」の名が冠されているのか? 現代では作者不明の『平家物語』は誰が書き、何を託されたのか――。平清盛最愛の子・知盛は交戦を続ける源氏を前に、木曽義仲を水島の戦いで破った。だが、敵には源頼朝、そしてまだ、戦の天才・義経がいる。知盛はこの苦境に、どう抗っていくのか。平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままにそのすべて。(全二巻)(解説・佐藤可士和)

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茜唄 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 茜唄(上)
    880円 (税込)
    祇園精舎の鐘の音、諸行無常の響きあり。朗々とした唄、琵琶の音が闇夜に響く。何者かが男に伝える、二十余年の歳月を要して編み上げた物語。その名は――。平氏棟梁・平清盛が四男・知盛。清盛最愛の息子とまで呼ばれた彼だが、幼い頃から病弱で出世は遅かった。だがそんな彼にも源氏という時代の荒波は容赦なく襲い掛かる。弟分で「王城一の強弓精兵」と呼ばれた教経と共に否応なく前線に立つ知盛。没落に向かう平氏を盛り返すことはできるのか。直木賞作家による、熱き血潮が巡る「真」平家物語!(全二巻)
  • 茜唄(下)
    880円 (税込)
    歴史とは、勝者が紡ぐもの。では、何故『平家物語』は「敗者」の名が冠されているのか? 現代では作者不明の『平家物語』は誰が書き、何を託されたのか――。平清盛最愛の子・知盛は交戦を続ける源氏を前に、木曽義仲を水島の戦いで破った。だが、敵には源頼朝、そしてまだ、戦の天才・義経がいる。知盛はこの苦境に、どう抗っていくのか。平家全盛から滅亡まで、その最前線で戦い続けた知将が望んだ未来とは。時代を創った綺羅星の如き者たち、善きも悪きもそのままにそのすべて。(全二巻)(解説・佐藤可士和)

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茜唄(下) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    平家物語を編んだのは、平教盛が妻、希子であった。一の谷の合戦では、教盛はかなり作戦を読めていた。だが義経が少しだけそれを上回った。鵯越ではなく、鉄拐山を越えて来たのだ。鵯越よりも急峻な坂を下って来た。教盛の小松資盛がもう一度攻め返してくる策を見抜いたからだ。
    そして屋島へ。こちらは嵐の中義経が無謀に

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    源義経の登場で窮地に立つ平家。物語終盤は怒涛の展開で一気読みしてしまった。少し難しい内容だったので、時間があれば読み直したい。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    戦の鬼才源義経の登場で窮地に立たされる平氏__
    いよいよ最終決戦へ
    若武者たちが未来を託し散りゆく姿に...涙が...止まらなかった。「何故、我らは戦うのだろうな」この問いが胸に残る。茜色の空に響く琵琶の音を思い浮かべ、平家物語が遺された意味に想いを馳せる。

    0
    2025年11月09日

    Posted by ブクログ

    たくさん書物で壇ノ浦の戦いを読んできた。
    しかしながら、この作品の壇ノ浦が1番歴史ファンは嬉しいのではないだろうか!
    「驕れる者は久しからず」
    人類の歴史上数少ない絶対的事実であるからこその、日本人としての滅びの美学が素晴らしい作品でした。

    0
    2025年07月18日

    Posted by ブクログ

     平清盛の四男・知盛は、弟分の教経と共に前線に立つ。知盛は没落に抗いながら熱い思いを未来に託していく。

     下巻は、義仲との戦いを経て、宿敵義経との戦いの駆け引きが中心となり、知盛の戦略眼とともに、義経の優れた戦術眼が見事に描かれていました。

     また、それが義経の戦いの限界であることも理解できまし

    0
    2025年06月21日

    Posted by ブクログ

    主人公の充て方が絶妙で、これが故に史実として結果が分かりきっているにも関わらず、ありきたりのストーリーに落とさず、ついつい読み進めてしまうような仕上がりになっていると思う。登場人物の相関の匠さ、映像に浮かび上がるような合戦描写など著者ならではも発揮された良い作品だと思う。
    生き残った者として、故人が

    0
    2025年06月19日

    Posted by ブクログ

    文庫化を心待ちにしていた作品。
    読みたいと思った時には単行本が発売されてから結構経っていたので…!
    お知らせを見た時は歓喜した♪‹‹‪⸜(*ˊᵕˋ* )⸝‬›‹‪⸜( *)⸝‬›‹‪⸜( *ˊᵕˋ*)⸝‬››♪

    「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり。」で始まる平家物語。歴史とは勝者が紡ぐもの

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    これは傑作ではないでしょうか…。読んでいるうちに自分でもびっくりするほど涙が出てきて、最後にはもう止められなかった。ただの源平の戦いを描いた物語だったら、こんなに胸を打たれなかったと思う。軍将平知盛の夫としての顔、父親としての顔、友としての顔、平家一門としての顔。それがどれほど穏やかでやさしく聡明だ

    0
    2025年06月05日

    Posted by ブクログ

    平家物語という題材からして「エモい」のに、今村翔吾の熱量で描かれて、電車の中で泣いてしまった。もう平家に感情移入してしょうがない。
    教科書やマンガ日本の歴史で飽きるほど知っていたはずの一ノ谷や壇ノ浦の戦いがこうもドラマティックだとは。もちろん創作部分はあるにせよ、人の想い、家族の想いに勝者も敗者もな

    0
    2025年05月31日

    Posted by ブクログ

    世界的にも類を見ない「敗者」の物語が、さらに何ゆえに「口承」であるのか…。フィクションとはいえ、否、フィクション故に鮮やかな解答を示してくれる。「奢り高ぶる」平家と「その歴史を正そうとする」源氏という見方が如何に一方的、表面的であったか…。さらには、なぜ平家は「家」であり源氏は「氏」であるのかいうこ

    0
    2025年12月03日

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