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Posted by ブクログ
富樫倫太郎『ちぎれ雲 五 王城の剣』中公文庫。
大身旗本の次男坊に生まれ、『猪母真羅』持ちの美丈夫にして放蕩三昧の暮らしを送る、放念無慚流の達人、麗門愛之助を主人公にした時代小説シリーズの第五巻。今回も文庫書き下ろし。
次々と予想外の展開があるが、相変わらず麗門愛之助は『猪母真羅』のお陰で女性には不自由せず、天河鯖之助の方はなかなか女性と深い仲になれず、悶々とするばかり。
煬帝との決着を期待したのだが、ストーリーは拗れるばかりで、次巻に持ち越しとなる。恐らく、次巻は半年から1年後だろう。
温羅からの頼みで麗門愛之助は満身創痍になりながらも、天河鯖之助と共に鈴鹿峠の凶悪な盗賊の獅子丸を打ち倒し、囚われていた麟海、梨花を救い出す。途中、麟海から誘いで、麟海の村に立ち寄った愛之助一行は思わぬ歓待を受ける。
鱗海の村で桂寿という長老から蜂麻呂という護衛を付けられた愛之助と鯖之助は朱雀に導かれ、煬帝が潜伏する京の都へと足を踏み入れる。
京の都では倒幕の機会を狙って公家や商人、薩摩藩、キリシタンらが密談を行っていた。そこにつけ込み、商人から資金を、公家からは権力を頼りにしようとする煬帝の前に天草四郎を名乗る美貌の若者と金髪の美女ジュリア志乃、紅蜘蛛が現れる。
幕府への謀反を企む輩を取り締る花炎組たちは所司代の命令で愛之助と鯖之助を仲間に加え、煬帝らの企みを阻止しようとするのだが……
本体価格820円
★★★★
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小説・文芸
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