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  • 風の男 白洲次郎
    4.0
    日本国憲法誕生の現場に立会い、あの占領軍司令部相手に一歩も退かなかった男。常に活眼を世界に注ぎつつ、わが道を行く天衣無縫の気概。物事の筋を通し、自説を枉げぬ強靱さ。と同時に、内に秘めた優しさ、しなやかさ、ユーモア。端正な面立ち、洒落た身なり、寸鉄の片言……。正子夫人をはじめ、この男に魅せられた人々の「証言」から蘇える「昭和史を駆けぬけた巨人」の人間像。 ※新潮文庫に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 三島由紀夫の世界
    4.0
    破れた初恋が、その生涯に落した長い影。「假面」の創造と「他者」への転生の足跡。そして、死を賭してまで世に訴えたかったこと……。生前の深い交友を絶妙の通奏低音としつつ、創作や評論、ノート、書簡等、あたう限り三島由紀夫自身の言葉にもとづき、類いなき文学者の全体像を精緻に浮びあがらせる。スキャンダラスな曲解、伝説の数々を払拭、「三島論」の期を画した決定版評伝。
  • 立原正秋
    4.0
    独自の美学に貫かれた華やかな作家活動の背後に、秘められた二重の生涯があった……。日韓の狭間に生きた五十四年間に、六つの名前を持ち、年譜さえも虚実とりまぜて自ら創作せざるを得なかった、孤独な苦闘の軌跡。生れながらの日本人以上に日本人になろうとした、人間・立原正秋の哀しいまでに必死な生と死を、克明かつ友愛をこめて照らしだした画期的評伝。第33回毎日芸術賞受賞。
  • 昭和芸人 七人の最期
    4.0
    絶頂に登りつめた後は、下っていくしかない・・・。笑わせることができなくなった芸人には逃げ道がないのである。 エノケン、ロッパ、エンタツ、石田一松、シミキン、金語楼、トニー谷。頂点をきわめた七人のお笑い芸人たちは、どのような晩年を生きたのか。「最後の喜劇人」伊東四朗の特別インタビューを収録。 「喜劇人は同情されたらおしまい」(エノケン)
  • 蜷川実花になるまで
    4.0
    写真家としてのみならず、「さくらん」「ヘルタースケルター」といった映画の監督、AKB48「ヘビーローテーション」のMV監督など、多方面で活躍している著者が、プロの写真家になって10周年という区切りに人生を振り返った。 子どものころ、美大生のころ、初仕事、「木村伊兵衛写真賞」を受賞したころ、仕事が急増したころ、出産後・・・人生の節目において、クリエイターとして、女性として、何を考え、どんな行動を起こしたのか。そして、父である演出家・蜷川幸雄氏のことも語った。 人生を豊かにするヒントがつまった一冊。 ※この本は『ラッキースターの探し方』(2006年、DAI-X出版刊)を改題、加筆したものです。
  • 花森安治伝―日本の暮しをかえた男―
    4.0
    全盛期には100万部を超えた国民雑誌『暮しの手帖』。社長・大橋鎭子(しずこ)と共に会社を立ち上げた創刊編集長・花森安治は天才的な男だった。高校時代から発揮した斬新なデザイン術、会う人の度肝を抜く「女装」、家を一軒燃やした「商品テスト」。ひとつの雑誌が庶民の生活を変え、新しい時代をつくった。その裏には、花森のある決意が隠されていた――。66年の伝説的生涯に迫る渾身の評伝。 ※新潮文庫に掲載の写真の一部は、電子版には収録しておりません。
  • 花森安治の青春
    4.0
    NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で話題沸騰! ヒロインのモデル・大橋鎭子と「暮しの手帖」を国民的雑誌に育てた名物編集長・花森安治その知られざる青春時代を描く!  解説:後藤正治
  • 地下鉄誕生 早川徳次と五島慶太の攻防
    4.0
    東京で地下鉄を走らせたい――誰もが絵空事だと相手にしなかった壮大な夢を、驚異的な行動力と粘りで、苦闘の末に実現させた“地下鉄の父”早川徳次。浅草~上野間の開業日には10万人が乗車、1時間待ちの行列ができる熱狂ぶりとなった。だがその先には“電鉄王”五島慶太との「新橋駅の境界壁」をめぐる壮絶な闘いが待っていた――。宿命のライバルとの激しい意地のぶつかり合いはやがて、根津嘉一郎、大倉喜七郎、佐藤栄作といった大物政財界人も巻き込む抗争へ……果たして、食われるのはどっちか。 中村 建治(なかむらけんじ) 1946(昭和21)年、山梨県大月市生まれ。明治大学政治経済学部卒業。鉄道史学会会員。鉄道史に親しむ一方、駅舎に関心を持ち、現在も全国行脚の旅を続けている。著書に『中央線誕生』『東海道線誕生』『山手線誕生』『日本初の私鉄「日本鉄道」の野望』『明治・大正・昭和の鉄道地図を読む』『鉄道唱歌の謎』、分担執筆に『鉄道史人物事典』などがある。
  • 日本を揺るがせた怪物たち
    4.0
    いつの時代にも怪物と呼ばれる人間はいた。その怪物たちに果敢に切り込み、隠された本心を引き出したジャーナリスト田原総一朗の総決算ともいうべき渾身の力作!!!
  • 永谷脩の仕事 野球人に最も愛されたスポーツライター(Sports Graphic Number PLUS(スポーツ・グラフィック ナンバー プラス))
    4.0
    王貞治、権藤博、江夏豊、山田久志、東尾修といった大選手から活躍したての若手まで、多くのプロ野球人に愛されたスポーツライター永谷脩。プロ野球を中心に数多くのインタビュー分析記事を手がけたが、そんな中から特にかかわりの深かった『Number』に寄稿した珠玉の53篇を厳選。江川、落合、野茂、秋山など球史を彩った選手たちの素顔が鮮やかに浮かび上がる、プロ野球ファン必見の一冊! インタビュー傑作選 江川卓「今年こそ、やる時はやります!」、江夏豊「ワシはボロボロになるまで投げたかった」 、パ・リーグ育ちの職人たち 山田久志「120kmの快速球」、東尾修「250勝、84球完投の“芸術”」 、監督の知略、野村克也「ID野球、3年目の収穫」 仰木マジック。その10カ条、「永谷脩のNumber全仕事」ほか。
  • 硫黄島 栗林中将の最期
    4.0
    名将の死の真相を解き明かす、傑作ノンフィクション 硫黄島総指揮官栗林の「ノイローゼ→投降→部下による斬殺」説は本当か? 名将の死の真相が遂に明らかに。感動のノンフィクション。
  • マザー・テレサ語る
    4.0
    貧しい人の中のもっとも貧しい人に仕えよ――神の啓示を受けたマザー・テレサはインドのスラム街で清貧な生活を送り、病や貧困に苦しむ人、孤児の救済に生涯を捧げる。彼女がひたすら歩み続けたシンプルな道とは? その力の源となった6つの言葉とは? それらの言葉はどのように人間の心を豊かにしてくれるのか? 気鋭のジャーナリストが長い時をかけて取材し、偉人の晩年の言葉を編んだ貴重な記録。
  • ふかいことをおもしろく 創作の原点
    4.0
    各界一流のプロの半生をインタビューで解き明かす人物ドキュメント、NHKBSで放送中の番組「100年インタビュー」の単行本化第2弾。今回は、日本を代表する作家・劇作家で、昨年(2010年)4月9日に肺がんのため亡くなった井上ひさしさんのインタビューをもとにまとめた。5歳で父と死別、児童養護施設に預けられ、施設から高校に通学。上智大学に進学したが、東北なまりの悩みから吃音になり、釜石で働いていた母の元へ。製鉄所や漁業で沸く釜石は、母がいて、劇場もあって居心地がよかったと懐かしむ。たくましく働く母のつてで、図書館でアルバイトしたことがきっかけで文学のよさに気づき、作家を志して再び上京。浅草の劇場のコントを書いたり、ドラマの脚本の懸賞で稼いで大学の寮費をまかなった。その後、小説・戯曲で活躍し、1984年に劇団「こまつ座」を旗揚げする。創作の原点と若い世代に伝えたいことを、ユーモアいっぱいに語る。

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  • 残酷な王と悲しみの王妃2
    4.0
    彼らには許されなかった。平穏な日々も、愛も、死も…。人気シリーズ『怖い絵』『名画の謎』の著者が、ルートヴィヒ二世ほか、王族たちの壮絶な人生を辿る好評歴史読み物第2弾。図版多数掲載! ●第一章 ルートヴィヒ二世(1845-1886):ノイシュヴァンシュタイン城をはじめとした数々の築城、ヴァーグナーへの執着。「狂王」と呼ばれた美王の死は暗殺だったのか、それとも……。●第二章 アレクサンドル三世妃マリア(1847-1928):小国デンマークから大国ロシアへ嫁いだマリアは、動乱の歴史に翻弄され、ロマノフ王朝崩壊と共産主義国家ソ連の誕生を目の当たりにすることになる。●第三章 カルロス四世(1748-1819):父王から「なんておまえは馬鹿なんだ」と嘆かれ続けたカルロス四世と、「スペイン史上最悪の王妃」の異名を持つ妃マリア・ルイサ。はたしてこのカップルの運命は?●第四章 カロリーネ・マティルデ(1751-1775):デンマークでは知らぬ者のない、18世紀王室の大スキャンダル。啓蒙主義的な新時代を築こうとした若い王妃の、旧勢力との戦い、そして許されぬ恋。
  • 小泉純一郎・進次郎秘録
    4.0
    小泉家四代にわたる「血と骨」。「小泉純一郎はある時に化けた。進次郎は最初から化けている」。小泉構造改革とは何であったのか――。さまざまな論考が小泉政権当時から現在まである。その評価は歴史がなす。間違いなく言えることは、「郵政解散」に象徴される小泉純一郎総理の決然とした態度は、国民大衆が熱狂し望んだ絶対的宰相の姿である。現在、安倍政権に異議をなす「原発ゼロ」を生涯最後の仕事と意気軒昂に活動する小泉純一郎が触発されたのは、3・11後に精力的に毎月欠かさず被災地を訪れ、現場の声を復興策に盛り込もうとする次男・進次郎の政治家としての姿からではなかったのか。政界総力取材から浮き彫りにする小泉革命の深層。「オレの最後の仕事は、反原発だ! これに尽きる」 小泉純一郎「オヤジがやらなかったことを、わたしはする」 小泉進次郎
  • 孫正義秘録
    4.0
    米スプリント買収以降、名実ともに世界第3位の情報通信企業となったソフトバンクを率いる孫正義の闘いの軌跡。孫正義は3・11以降なぜ、「脱原発」の旗手となったのか。 「迷ったら先を読め」、「撤退には10倍勇気がいる」等、孫正義ソフトバンク社長の経営哲学に迫る!その生い立ちから近年の巨額買収劇、米ニューヨーク証券市場に過去最高額の上場を果たしたアリババに、孫正義は14年前から先行投資した慧眼さを併せ持つ。その含み益は約8兆円である。「群の法則」すなまち「孫の2乗の法則」に基づくその経営哲学と「世界を買い続ける」 リスクテーカー孫正義とソフトバンクの深層に迫るグローバル経営ノンフィクション!
  • 真田幸村 家康をもっとも追いつめた男(小学館新書)
    値引きあり
    4.0
    幸村の戦闘力を徹底解剖する! “日本一の兵(ひのもといちのつわもの)”と謳われた真田幸村(信繁)は なぜ家康本陣を崩壊させるほどの活躍ができたのか? それは豊臣への忠義か? 徳川への敵愾心か? それとも・・・・ いまなお絶大な人気を誇るこの戦国武将のすべてを、 日本テレビ系列『日本一受けたい授業』などで 多くの歴史ファンに支持されている 歴史作家・河合敦氏が綴った 真田関連読み物のなかでも完全保存版といえる一冊。 壮絶に散った大坂の陣はもちろん、 幸隆、昌幸、幸村と続く真田三代の戦(いくさ)上手な血脈、 関ヶ原合戦での心理戦、 幸村自身の好戦的な人間性、 大河ドラマのタイトルにもある「真田丸」築城の真実など、 貴重な史料を再検証し、 いままで明かされていなかった史実に迫る。 【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
  • 真田信繁 戦国乱世の終焉
    4.0
    〈真田丸〉を埋めるは赤備えの精鋭! 東国と西国に跨る所領を得た祖父幸隆。領地保全のため、武田、徳川、上杉と次々と主家を変えた父昌幸。三代信繁は豊臣方に与し、冬の陣で出城を造りひとたびは徳川勢を退けるも、惣堀を埋められた夏の陣で討ち死にする――。“幸村”の虚像を壊し、戦国乱世を駆け抜けた信繁の実像を新視点で熱く語る歴史評伝。
  • 義侠の傑物董卓仲穎。20分くらいで読める!手っ取り早く簡単にわかる中国史。20分で読めるシリーズ
    4.0
    20分で読めるミニ書籍です(文章量13,000文字程度=紙の書籍の26ページ程度) 「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」をコンセプトに個性あふれる作家陣が執筆しております。 自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。 是非、お試しください。 書籍説明 前書き 長い歴史の中でずっと悪人扱いされてきたが、近代に入って再評価された曹操。 正史では清廉で名望豊かな政治家、演義では神算鬼謀の策士である諸葛亮。 『三国志』の登場人物達は、現在に至るまで様々な解釈や評価を与えられている。 その中に、常に悪評を与え続けられている男がいる。 それが董卓だ。 彼が暴虐な悪役というキャラクターは既に日本の奈良時代には完成されていたようであり、 現在もおおむね正義の曹操や劉備に立ちはだかる最初の大ボスという立ち位置で相場は決まっている。 では、悪役董卓はどのようにして生まれたのだろうか。 そして、董卓は『三国志』の英雄達にどのような影響を与えたのだろうか。 本シリーズは、中国史に興味はあるが「複雑で覚えられない!!」という方に向けたものである。 専門用語や難読漢字が多い中国史は、確かに理解できるようになるまでに時間がかかる。 そこで本書はそうした難しい要素をできるだけ避け、人物の内面・心情に迫りながら中国史について理解を深めてもらうことを目的としている。 本書を手に取られた方は、エンターテイメントのような楽な気持ちで読んでいただければ幸いである。 著者紹介 いちたか風郎(イチタカフウロウ) 1991年1月8日生まれ。 2013年愛媛大学法文学部人文学科卒業。 卒業後はスーパーマーケットに就職するが、一身上の都合で退職。 在職中にウェブ上でフリーライターの仕事を知り、学生時代に勉強した中国史や自分の失敗談を活かしたいと考えて執筆活動を開始。 現在は就職活動の真っ最中。 改めて社会人としてやり直そうとしている。
  • 偶然完全 勝新太郎伝
    4.0
    こんな痛快な男はもうどこにもいない。「大統領や首相の代わりはできるけど、勝新の代わりは誰ができるんだ?」「今後はパンツをはかないようにする」「俺としゃぶしゃぶか? 一つ"シャブ"が多いんじゃないか?」脚本を破壊し、役柄に自らを同化させることを是とした名優、勝新太郎。彼の最後の「弟子」が描く、「最後の役者」勝新の真実とは。――みんな勝新が大好きだった!
  • 大宰相・原敬
    4.0
    著者は言う、「原が元老として若き昭和天皇を導き、初期の治世を支えることができていたなら、議会政治が空洞化し、軍部が政治勢力として台頭することも防げたのではないだろうか」「原の暗殺の重さは、大村益次郎、大久保利通、横井小楠の暗殺よりさらに深刻なものであった」と。賊軍・南部藩の家老の家から、苦労して立身出世を成し遂げ、伊藤博文や井上馨、西園寺公望など元勲との深いかかわりを持ちながら、「力の政治」を体現した「田中角栄型」リーダー。一方、清、朝鮮、フランス駐在の外交官を経験し、キリスト教にも通じ、英語、フランス語が堪能。世界を見る眼が確かだった現実主義者。「白髪の平民宰相」という教科書に載っているイメージの裏側にある、「人間・原敬」の魅力的な実像を明らかにする!

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  • ナポレオンを創った女たち
    4.0
    フランス革命からナポレオン第一帝政にかけての時代は、われわれが暮らしている現代社会の出発点にあたる。世界の覇者として大胆に近代史を塗り替えたナポレオンは、『ナポレオン法典』によって今日の男社会の根幹を築くことにもなった。しかし、天才的軍人、鉄の意志を持つ男というイメージが強いナポレオンだが、意外と女性に影響されやすい面があり、その運命は女性との関わりによって大きく左右されたのであった。日本の民法にまで影響を及ぼしている『ナポレオン法典』を一つの軸に据えて、現代男社会の原点を探りつつ、人間ナポレオンの知られざる側面に新しい光をあてる。【目次】序章 英雄ナポレオン/第一部 今日の男社会の根幹を築いたのはナポレオンである/第一章 ナポレオンとフランス革命/第二章 フランス革命期の女性たち/第三章 人間は自由にして平等、しかし女性は別/第二部 ナポレオンの運命は女性たちによって大きく左右された/第一章 母レティツィアと社交界の女性たち/第二章 勝利の女神、ジョゼフィーヌ/第三章 ハプスブルク家の姫君、マリー-ルイーズ/終章 ナポレオンとわれわれ現代人/あとがき/註/ナポレオンおよびフランス革命関係略年表
  • フランス反骨変人列伝
    4.0
    フランスの歴史を注意深くひもとくと、正史にはめったに登場しない魅力的な奇人・変人に出会うことが出来る。国王、国家、法制度等への反逆であったり、その逆に忠誠であったりと、その逸脱した人生は様々だが、彼らに共通しているのは、自分自身の生き方に徹した反骨の精神である。そして、世間に逆らって自分を貫いた人間たちには、どこかしら時代を超えた普遍性が感じられる。本書は、その中でも極めつきの、それでていて日本ではほとんど紹介されていない四人の人物、モンテスパン侯爵、ネー元帥、犯罪者詩人ラスネール、死刑執行人・六代目サンソンを取り上げる。【目次】まえがき/第一章 モンテスパン侯爵/第二章 ネー元帥の悲劇/第三章 犯罪者詩人、ラスネール/第四章 六代目サンソン/あとがき
  • イタリア「色悪党」列伝 カエサルからムッソリーニまで
    4.0
    イタリア男といえば、軽いノリの女好き「ちょい悪オヤジ」ばかり? 「史上最強」とされる古代ローマ帝国が誕生し、ルネサンスの文化・芸術が花ひらいたかの地には、世界史を動かし、時代を騒がせた男たちが歴史上に多く存在する。 文字通り「英雄色を好む」だったカエサル、ベッドの上でも天才だったダヴィンチ、華麗なる夜の外交官カサノヴァ、セックスと権力におぼれた独裁者ムッソリーニなど、なみはずれた才能と実行力を持ち、なおかつ華やかな女性遍歴がつきまとった「色悪党」たちの物語。
  • 後藤新平伝
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 奥州水沢に生まれた後藤新平は、薩長藩閥主流の時代にあって、内務省衛生局長から台湾総督府民政長官、満鉄総裁、そして外務大臣から東京市長、東京放送局総裁に至るまで、多彩かつ創造的な活動を繰り広げた。明治から昭和にかけて、その異能と行動力、先進性で日本をリードし、国民に愛された開明政治家の生き方を描く。
  • 時代を拓いた師弟:吉田松陰の志
    4.0
    「一誠兆人を感ぜしむ!」─誠をもって人を感化する。多くの英傑を育て、齢三十で散った明治維新の先駆者・吉田松陰。没後150年(2009年)を超えて、今なお人々を魅了する、熱く激しい、その人生に迫る! 松陰の生涯とエピソードを談話調で語り尽くし、巻末には簡潔な「松下村塾生列伝」と、小学校でも朗唱される「松陰先生のことば」18篇を付した。
  • 過去を消した男 プーチンの正体(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2000年5月、47歳でロシア連邦第2代大統領に就任したウラジーミル・プーチン。かの「怪僧ラスプーチン」の末裔ともいわれるその出自、KGB勤務時代の隠された過去など、その半生は怪しく謎に包まれている。2000年7月の沖縄サミット・首脳会議で訪日、本格的な国際デビューを果たすが、その胸に秘めた国際戦略、対日外交はいったいどういうものなのか。本書はプーチンの本性を分析した日本初のプーチン研究書である。
  • 山本五十六
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 独自の戦略観をもちながら、不本意な戦争を戦う宿命に苦しんだ悲劇の海軍大将・山本五十六。故郷・長岡人気質と絡め、さまざまな側面から「情の武人」の足跡に迫る。
  • 病室の「シャボン玉ホリデー」 ハナ肇と過ごした最期の29日間
    4.0
    ハナ肇となべおさみ、師弟が見つめた「うらやましい死に方」1993年9月10日、「ハナ肇とクレージーキャッツ」のリーダー・ハナ肇は肝臓癌により逝去した。享年63。壮絶な闘病生活を支えたのは、かつて付人を務めた著者・なべおさみだった。クレージーキャッツの面々、ザ・ピーナッツ、布施明らハナ肇を囲む人々が病室で繰り広げる、可笑しくて哀しいやりとりの数々。そして即興で演じられる「シャボン玉ホリデー」のコント……。師匠の「うらやましい死に方」に寄り添った日々を、克明に綴った一冊。単行本に加筆・修正、花田紀凱の文庫版解説付き。
  • 真剣師 小池重明
    4.0
    就いた職業は無数、人妻との駆け落ちは三回。寸借詐欺騒動を起こし、新聞沙汰にもなった。逃亡と放浪を繰り返したが、将棋だけには破格の才能を持っていた男・小池重明。プロ棋士を次々となぎ倒し、“新宿の殺し屋”と呼ばれた伝説の将棋ギャンブラーが、闇の世界で繰り広げた戦いと破滅の軌跡を描く傑作長編。話題のベストセラー待望の電子化!
  • 流通王 中内功とは何者だったのか
    4.0
    中内の生涯は、われわれ日本人に対して「無から有を生み出す者こそもっとも尊い」というメッセージを残したと言えるのではないかと私は考えている。無から有を生み出すというのは、なにも「ものづくり」にかぎった話ではあるまい。社会に新しい価値観、新しいライフスタイル、新しい社会システム、すなわち新しい社会のあり方をこの世に現出させること。中内のやったことは、まさしくこれだった。――〈「序章」より〉
  • 任天堂ノスタルジー 横井軍平とその時代
    4.0
    カリスマ経営者・山内博の右腕として、「ゲーム&ウオッチ」「ゲームボーイ」など黎明期の任天堂のほとんどのヒット作を生み出した伝説の天才開発者・横井軍平の生涯を描く。斬新な発想の陰にあった苦悩とは? ※本書は2010年6月に小社より刊行された単行本『ゲームの父・横井軍平伝任天堂のDNAを創造した男』を加筆修正、改題し、新書化したものです。
  • 昭和天皇
    4.0
    未曾有の敗戦、そして占領という危機の時代に対峙したその<大いなる精神>とはいかなるものであったのだろうか? 占領という名の追撃戦――日本人の精神的武装解除に対しては孤独な抵抗を貫き、自らの<つとめ>として靖国神社御親拝、沖縄行幸を果たせなかったことを憂慮され続けた昭和天皇。「雨が続いているが、稲の方はどうか」。最期の病床にありがらも国民に呈する慈愛に満ちた大御心……。御誕生から軍部の独走、大東亜戦争へ、そして一転して復興・高度成長という激動の<昭和の御代>を辿りつつ、常に国民と共にあられた昭和天皇の足跡を明らかにしていく。

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  • 明智光秀と本能寺の変
    4.0
    「謀反人」になるはずのない名将がなぜ、信長を討ったのか?本書は、戦国史研究の第一人者である著者が、本来、名将と称されるべき実績を誇りながら、日本史上最悪の「謀反人」のレッテルを貼られてきた明智光秀の謎に包まれた人物像に迫ったものである。語られざる「金ヶ崎退き口」での武功、「近畿管領」とも称すべき要職への抜擢、本能寺の変前夜の動向…。そこから見えてきた光秀の実像と、本能寺の変の真相とは? なお、「文庫版まえがき」では、ここ数年の研究トピックスや2014年に新発見された「石谷家文書」について語られるなど、研究の最新動向を知ることもでき、光秀と本能寺の変を語る上で必読の書となっている。
  • 喧嘩の作法 アメリカが怖れた男の交渉術
    4.0
    アメリカと丁々発止を繰り広げ、「ダーティハリー・オブ・ジャパン」と呼ばれた日本郵船時代。単身、教授会に乗り込み、大学改革に心魂を注いだ首都大学東京理事長時代。刎頸の友、石原慎太郎との60年を超える交流。異文化の人間たちと、どう胸襟を開いて付き合うか。これからの日本人に必要なロールモデル。
  • 知覧いのちの物語(きずな出版) 「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの生涯
    4.0
    いまから70年前―太平洋戦争の過酷な環境の中、鹿児島の「知覧」という町に、誰よりも命と向き合い、愛に生きた人がいた。その人の名は「鳥濱トメ」。この物語は、「特攻の母」と呼ばれたひとりの女性の波乱の人生と、この国の未来を思い飛び立っていった特攻隊員たちを描いた、小説でもドラマでもない、真実の物語。祖母トメの意志を継いだ実孫・鳥濱明久が、戦後70年のいま、語り継ぐ。

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  • 吉田松陰 ――「日本」を発見した思想家
    4.0
    幕末の尊王攘夷運動を主唱し、維新に大きな影響を与えた吉田松陰。失敗を繰り返し、太く短く終えたその生涯で、いかなる思想を抱いていたのか。膨大な書簡や意見書、著書を丹念に読み解くことで浮かび上がってきたのは、決して偏狭な原理主義者などではなく、海外の情勢に通じ、開かれた国際秩序像を持つ一個の思想家の姿だった。度重なる挫折にめげず、いかに「日本」を発見し、世界における我が国の自己像を獲得するに至ったか。その歩みを追い、「蹉跌の人」の実像に迫る。
  • ありがとうございます
    4.0
    人生で何かコトを起こそうというとき、たった一人では何もできない。小さなエネルギーの塊(かたまり)のようなアイディアや情熱に、理解者や協力者が寄り添ってくれて初めて、大きなムーヴメントを巻き起こすことができる。唯一無二の革命者・内田裕也が、これまでに出会った各界の偉人たちとの交流を述懐しながら自らの人生を綴る、ロックンロール血風録!
  • 父・マッサンの遺言
    4.0
    2014年10月期にスタートし、好評価を得ている連続ドラマ小説「マッサン」。 モデルになったのは国産の本格ウイスキーづくりに情熱を傾けたニッカウヰスキーの創業者竹鶴政孝。 本書はその息子であり、竹鶴政孝の跡を継ぎ、ニッカウヰスキー2代目マスターブレンダ―になった竹鶴威氏が語るマッサンとリタの素顔。 巻頭にはマッサンとリタの半生がわかる『竹鶴政孝物語』、マッサンとリタを結びつけたもののひとつであるスコットランド民謡の解説も掲載。
  • マックスむらい、村井智建を語る。
    4.0
    国内最強のアプリメディア/AppBank代表取締役CEO、YouTubeチャンネル登録者数113万人突破、小・中学生男子から圧倒的な支持を集める革命児の半生!
  • 永遠なれ、日本
    4.0
    ゲーテの晩年の10年間をともに過ごした、ドイツ人の詩人で著述家のエッカーマン。本書はその著作『ゲーテとの対話』になぞらえて、石原氏自らが企画した、中曽根氏との対論集である。言うまでもなく、中曽根氏は元首相で現役の衆議院議員、石原氏は「東京から日本を変える」と訴える都知事である。この、こよなく日本を愛する政治家二人が本書で語り合っている内容は、安全保障と国防、アジアにおいて日本はどのような立場を採るべきかなど、日本という国のあり方についてである。ところが、本書はそうした、いわゆる政治的テーマの対論に止まっていない。お互いの人格を形成した青春時代の回顧、人間観や生死観、宗教や宇宙についての考え方ほど熱く語り合っているといってもよい。本書を通読すると、こうした確固たるバックボーンがあるからこそ、二人は数ある政治家の中、ブレのない政治家として存在していることがわかる。読み応え十分の対論集である。
  • ドンネルの男・北里柴三郎 上
    4.0
    1~2巻1,496円 (税込)
    破傷風菌の純粋培養、ペスト菌の発見などで有名な北里柴三郎の生誕150周年を記念して発刊。上巻はドイツ留学、コッホへの弟子入りなど若き日々をいきいき描く。 【主な内容】 主な登場人物(上) 第一章 立志の道 第二章 ベルリンの光
  • 最後の博徒 波谷守之の半生
    4.0
    “広島ヤクザ戦争”の立役者のひとりであり、“伝説のやくざボンノ”が最も信頼を寄せた博徒・波谷守之。「北陸代理戦争」(東映映画)のモデルとなった川内組組長殺人事件で殺人教唆の罪に問われた男は、冤罪を晴らすため最高裁まで闘っていく。無実を信じ検察の偽証を見抜いた著者が、疾風怒濤の戦後任侠界を生きた伝説の男を描く不朽の名作。
  • 不敵のジャーナリスト 筑紫哲也の流儀と思想
    4.0
    08年に亡くなる直前、筑紫哲也は長い間キャスターを務めたTBS「NEWS23」に出演、自身の病に引き寄せ、「この国のガン」と題して未来にも過去にも投資しない日本の現状を辛辣に、しかしいつも通り穏やかな語り口で批判し、番組出演の幕をひいた。新聞、雑誌、テレビ、それぞれに新境地を拓いた希代のジャーナリスト。ぶれない軸を持って巨大な権力や組織と闘い抜いたその実像を、政治記者の原点を綴った未刊行の自筆メモや知人、家族の証言など多様な角度から描き出す。憲法や安全保障など国家の根幹をめぐる議論が沸騰し、拡大する格差など社会不安を背景に、社会が危険な熱を帯びる時代の、必読の書である。【目次】はじめに/第一章 生涯を貫いた三本の軸/第二章 根っからのカントリーボーイ/第三章 平熱のジャーナリスト/第四章 風圧のなかで/第五章 人間嫌いの人間好き/おわりに/筑紫哲也 略年表
  • 小澤征爾 覇者の法則
    4.0
    なぜ彼だけが「世界のオザワ」となり得たのか。構想十数年、カリスマの秘密を徹底解明。 ラグビーに夢中だった子供時代、無鉄砲な海外武者修行に飛び出した青年時代。カラヤン、バーンスタインといった巨匠からの絶賛。N響との対立という試練。数多の浮沈を経て、音楽界の最高峰・ウィーン国立歌劇場音楽監督に登りつめた世界のマエストロ・小澤征爾。その知られざるエピソードを辿りながら、「説得力という不可解なオーラ」「文法的に正しい正確で論理的な思考法」「動物的な意志」など、指揮者としての成功を生んだ秘密に迫ります。小澤流「逆境を味方にする力」の方法論です。
  • 用具係 入来祐作 ~僕には野球しかない~
    4.0
    輝かしいプロ野球選手としてのキャリアから、裏方への転身。日々、慣れない仕事に何度も挫折しそうになるが、“僕には野球しかない”と、そんな不器用な生き方しかできない男だからこそたどり着いた、自分らしい生き方。黙々と仕事に取り組む姿は、忘れてはいけない裏方の存在を教えてくれる。缶コーヒーのCMに抜擢され話題となった、“用具係・入来祐作”が、苦悶しながらもようやく見つけた裏方の喜びを語る。
  • 歴史読本2014年11月号電子特別版「大坂の陣と秀頼の実像」
    4.0
    大坂冬の陣・夏の陣でついに徳川家康によって滅ぼされた豊臣家。名君か?それともお飾りだったのか?謎に包まれた豊臣秀頼23年の生涯と、戦いの実像に迫る。
  • ウイスキーと私
    4.0
    ユーモアとダンディズムあふれる 伝説的自伝 日本でのウイスキー醸造に人生を捧げた、ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝。ただひたすらにウイスキーを愛した男が自らを語った自伝の改訂復刻版。若き日、単身スコットランドに留学し、幾多の苦難を乗り越えてジャパニーズ・ウイスキーを完成させるまでの日々や、伴侶となるリタのことなどが鮮やかに描かれる。復刊にあたり、歌手・谷村新司の特別寄稿“琥珀色の「時」を飲む”を収載。

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  • 悲劇の洋画家 青木繁伝(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 『海の幸』で二十歳そこそこの若さで一躍名を知られ、天才、鬼才の名をほしいままにした青木繁。だがその後の人生は不遇の連続だった。画家を志す女性と恋に落ち、一子をもうけるが、画を描くこと以外に生きる術を持たず、生活は困窮を極める。やがて女性と別れ、福岡で親兄弟からも見放されて、肺を患い29歳の若さで、淋しく死を迎える。美を愛し、美に殉じた天才画家の生涯を描ききった労作。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純
    4.0
    「公害の原点」と呼ばれる水俣病事件から50年もの間、患者の側に立ち続けた医師、原田正純。世界のあちこちで公害病の人たちを診察し、水俣から社会のひずみを訴え続けた。原発事故後の今、過去を知り、未来に活かすことの大切さを伝える。
  • 不思議な宮さま 東久邇宮稔彦王の昭和史
    4.0
    「一億総懺悔」を説いた宮さま宰相は、いかなる人だったのか――。 太平洋戦争を終戦に導いた鈴木貫太郎の次の内閣を引き受けたのが誰か、ご記憶でしょうか。わずか50日間ですが、重責を担ったのが皇族の東久邇宮でした。日米開戦直前の昭和16年秋、総辞職した近衛内閣のあと、東條英機の対抗馬と目されたのも実はこの宮さま。日本の危機に「切り札」として期待された宮さまの実像は、しかしあまり伝えられていません。著者の浅見さんが新史料を駆使して明かすのは、波乱万丈の生涯、痛快無比の個性、勝手放題の実力者ぶり。臣籍降下騒動、女性問題、右翼との危険な関係などなど、興味津々の破天荒人生が初公開されます。
  • 中村福助(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 襲名以来、様々な役に挑戦して歌舞伎界を支える女形となった九代目中村福助。そして、演じ続ける福助の舞台を撮り続け、その迫真の演技に迫り続ける高橋昇。その究極のところを切り撮った写真には、役者を見つめる厳しさがあり、役者を見守るやさしさが溢れている。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 球童 伊良部秀輝伝
    4.0
    球速最高記録達成、大リーグ移籍をめぐる大騒動、アジア人初のチャンピオンリング獲得、2度の逮捕歴、複雑な家庭環境、そして突然の死・・・。伊良部秀輝は、多くの人とぶつかり、誤解されながらも、野球を深く愛し、自分を認めてくれる場を求め続けた。死の直前に伊良部にインタビューをした著者は、伊良部の日米の知人たち、さらにはメディアに登場したことがない実父を訪ねる。誰も知らなかった伊良部秀輝の姿が、ここにある。
  • かの悪名高き十九世紀パリ怪人伝(小学館文庫)
    4.0
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 元手いらず、他人の金をあてこんで大成功をおさめる術はあるか。19世紀パリを舞台にジャーナリズム界の熾烈な戦いを勝ち抜いた怪人たちの悪名列伝。その戦いはまさに死屍累々、酸鼻を極めた生き地獄であった。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 広島ヤクザ伝 「悪魔のキューピー」大西政寛と「殺人鬼」山上光治の生涯
    4.0
    戦後の暗闇の中を、血飛沫を上げながら駆け抜けた広島ヤクザが二人いる。「悪魔のキューピー」大西政寛と、「殺人鬼」山上光治――。共に二丁拳銃で、殺めた者は数知れず、そして短い生涯の幕引きは苛烈な自死。二十五年もの長きに亘って繰り広げられた広島抗争の引き金を引いた、伝説のヤクザ二人の生き様に迫った血塗れのドキュメント。
  • 悪の出世学 ヒトラー、スターリン、毛沢東
    4.0
    権力を握ることは悪ではないが、激しい闘争を勝ち抜き、のしあがった者に“ただのいい人”はいない。本書は歴史上、最強最悪といわれる力を持った三人の政治家――ヒトラー、スターリン、毛沢東の権力掌握術を分析。若い頃は無名で平凡だった彼らは、いかにして自分の価値を実力以上に高め、政敵を葬り、反対する者を排除して有利に事を進め、すべてを制したか。その巧妙かつ非情な手段とは。半端な覚悟では読めない、戦慄の立身出世考。
  • ご冗談でしょう、ファインマンさん 上
    4.0
    少年時代より変わらぬ、あくなき探求心といたずらっ気…。20世紀を代表する物理学者が、奇想天外な話題に満ちた自らの人生をユーモアたっぷりに語る。ノーベル賞受賞をめぐる顛末、また初来日の時の“こだわり”など、愉快なエピソードのなかに、とらわれぬ発想と科学への真摯な情熱を伝える好読物。

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  • 日本に今一番必要な男 黒田官兵衛
    4.0
    信長・秀吉・家康に信頼され、恐れられた最強の軍師。彼は「インテリジェンスの達人」か? それとも「裏切らない情の人」か? 2014年NHK大河ドラマの主役、黒田官兵衛に迫る。
  • 人物で読み解く 「日本陸海軍」失敗の本質
    4.0
    明治維新の躍進から日清・日露戦争の勝利を経て、なぜ日本は「敗れる戦争」へと突き進んだのか? 政治の迷走、軍部の独走に翻弄され、なぜ日本の国策は「一元化」できなかったのか?本書は“近代未満の存在”に終わった「日本陸海軍のキーパーソン」25人の理想と挫折をたどり、戦前日本の“失敗の本質”を読み解く――。「文官」と「武官」で教養知識が分断され、総合的な「発想力」が欠如したままの国家戦略。国民の統制は必要不可欠と考え、他者の「自由・独立」を理解できなかった帝国陸軍の「統制派」たち。金科玉条の「対米艦隊決戦」に引きずられ、なぜ文民が軍縮条約を決めるのかと強硬に反対した帝国海軍の「艦隊派」たちなど、最優秀の人材を集めながら、戦前の日本が敗れた理由が見えてくる。今も変わらぬ日本の「パワー・エリート」の限界と陥穽を鋭く衝いた一冊。

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  • 平安美男子名鑑
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美しき貴公子たちの響宴 第一章 謳うプリンスさま 第二章 平安バトル・ロワイヤル 第三章 平安のモンスターハンター 第四章 散り行くプリンスたち
  • 画家小出楢重の肖像
    4.0
    画家小出楢重は、大阪生れの洋画家である。しかし、絵だけでなく名随筆家でもあった。彼の代表作である『Nの家族』『帽子を冠れる肖像』『蔬菜静物』『横たわる裸身』から、最後の作品『枯木のある風景』まで、楢重の生涯を、そして彼が離れられなかった関西の土地と文化を、大阪育ちの作家が見事に描きあげた平林たい子賞受賞作。
  • 億単位の男
    4.0
    発想はすべて億単位。戦後の焦土から、高度成長を経て、バブル経済がはじけた今日。その50年を全力で走ってきた男・坪内寿夫。伝説の再建王と呼ばれた四国の大将のケタ外れで情熱的な人生! 痛快人物立志伝。
  • ボクの彼氏はどこにいる?
    4.0
    アイドルの女の子を好きなふりをしたり、気になる男子の名を寝言で呼んだらどうしようと修学旅行で眠れなかったり――著者がゲイであることに悩み、認め、周りにカミングアウトしていく、さわやかで感動を呼ぶ青春記。同性愛の人はもちろん、異性愛の人にも勇気と希望を与えてくれます。(講談社文庫)
  • 天璋院篤姫と大奥の女たちの謎 〈徹底検証〉
    4.0
    薩摩・島津家の分家の娘として生まれながら、徳川13代将軍・家定の御台所(正室)となった篤姫。しかし、嫁いですぐに家定は急死、篤姫はわずか23歳で落飾して「天璋院」となる。将軍の跡継ぎをめぐる凄まじい抗争、倒幕運動の激化の中、江戸城を支えた彼女の波乱万丈の人生を徹底検証!(講談社文庫)
  • 部下の心をつかむ 江戸の人間学
    4.0
    全体を見通し戦略をたてて行くトップ層、複雑な組織を発展させる力の源であるミドル層、実働部隊として力を発揮しているロウァ層――人間関係を円滑にすすめ、仕事の質を高めてゆくために、いま、我々が身につけるべきは何か。江戸の指導者達の成功の秘密を分析し、その資質・条件を分かり易く現代に置き換える。教訓を排し、人の心の襞にしみる実践的指針の数々。サラリーマン必読の一冊。
  • タクシードライバー 最後の叛逆
    4.0
    路上駐車、スピード違反、飲酒運転……人はなぜルールを破るのか? ルールは常に正しいのか? 警察の不当な取締りには、黙って従うしか術はないのか? タクシードライバーとして数々の修羅場をくぐり抜けてきた人気作家が、絶体絶命の危機を回避するための「掟破りの裏技」を密かに伝授し、歪んだ車社会に警鐘を鳴らす、前代未聞の問題ルポ!
  • 樋口一葉ものがたり
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わずか16歳で一家を背負わなければならなかった一葉。貧しさと戦いながらも文学への夢を抱き、先生にほのかな思いをよせていたひとりの少女。 『たけくらべ』の天才作家で、5,000円札の肖像にもなっている樋口一葉の、はかなくも哀しいものがたり。
  • 中国義士伝 節義に殉ず
    4.0
    人士に求められる節義とは何だろうか。蘇武、顔真卿、文天祥は、それぞれ漢、唐、南宋にあって、過酷な運命に身を置きながら己の節を貫き通した。匈奴に捕らわれ、二十年間、服従を拒み続けた蘇武。安禄山の乱に際し義兵を挙げ、捕殺された顔真卿。モンゴルに追われた南宋の亡命政権を支えようとして抵抗するも、幽閉、処刑された文天祥。己の生きた時代の価値観に殉じ、ノブレス・オブリージュを体現した男たちの生き様とは。
  • 『天の夕顔』のかげで 不二樹浩三郎 愛の一生
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦中・戦後のベストセラー『天の夕顔』のモデル、不二樹浩三郎と作者、中河与一の確執…。資産家の子として何不自由ない生活に入り込んだ愛と葛藤の世界とは。自らの半生を語って戦地に赴いた不二樹の心情と足跡を辿る異色の評伝。

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  • ボルネオの白きラジャ : ジェームズ・ブルックの生涯
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 故郷イギリスから遠く離れた赤道直下の密林に分け入った一人の冒険家が百余年続く「王国」に君臨することに! 彼が人生を駆け抜けた末に見たものは栄光か、それとも絶望か?
  • 山本五十六のことば
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山本五十六は明治17年、長岡藩士族高野貞吉、峯の六男として長岡に生まれた。長岡藩の伝統を受け継ぐ坂之上小学校、長岡中学校で進取的な教育を学んだことが、五十六の人間形成に大きな影響を与えている。また儒学者の父から受けた薫陶は、五十六の人間的な魅力を増幅させている。
  • 物語 イタリアの歴史II 皇帝ハドリアヌスから画家カラヴァッジョまで
    4.0
    ローマ、テーヴェレ河畔に威容を誇るカステル・サンタンジェロ(聖天使城)は、紀元2世紀に皇帝ハドリアヌス自らの陵墓として築かれて以来、数々の歴史的事件に立ち会ってきた。本書はハドリアヌス帝、大教皇グレゴリウス、ロレンツォ・デ・メディチ、画家カラヴァッジョら8人をとおして、古代ローマ帝国の最盛期からバロック文化が咲き誇った17世紀までの1500年を描く、もうひとつの「歴史=物語」である。
  • 西行論
    4.0
    若年のある時、在俗の名門武士が不明の動機で出家遁世した。真言浄土の思想に動かされながら、同時代の捨て聖たちとは対照的な生きざまを辿り、詩歌を通じてしか、いっさいの思想を語らなかった――西行とは何ものであったか。豊潤な感性を強靱な論理で見事に展開する西行論。「僧形論」「武門論」「歌人論」の3部構成で西行の〈実像〉に鋭く迫る!
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/満州事変・支那事変期
    4.0
    金融恐慌や二・二六事件などで国内の動乱が激化し、国外では中国大陸に戦火が広がる時代の大将全36人を俎上に論じる。内外の難局に彼らはどう対処したのか。人気シリーズ第3弾。
  • 歴代陸軍大将全覧 昭和篇/太平洋戦争期
    4.0
    日本陸軍の最後の日々を26人の大将の事績とともに記したシリーズ完結作。建軍以来の陸軍史をひもとき、大将の座に着くことなく軍歴を終えた軍人も併せて論じた。リーダーの器量とは。
  • 泥のカネ 裏金王・水谷功と権力者の饗宴
    4.0
    福島原発から胆沢ダムに至るまで、ダーティ・マネーの臭いがするところには「平成の政商」と呼ばれた水谷功の影がある。小沢一郎との関係、東電のトラブルの裏処理、裏金のつくり方、談合の実態、北朝鮮利権、有名演歌歌手を招いたディナーショー……。その卓越した取材力で日本のタブーに切り込んできた著者が「政官業」癒着の実態を暴いた傑作ノンフィクション。
  • 中原中也
    4.0
    中原の不幸は果して人間という存在の根本的条件に根拠を持っているか。……人間は誰でも中原のように不幸にならなければならないものであるか。……深い友情から発した鋭い洞察力と徹底した実証的探究で、中原中也とは何か、文学とは何かに迫る第1級の評伝。野間文芸賞受賞の『中原中也』から「中原中也伝――揺籃」「朝の歌」「在りし日の歌」を収録。
  • ソニー・勝利の法則~小説「井深大と盛田昭夫」~
    4.0
    1946年、わずか二十数名でスタートしたソニー。以後、紆余曲折を経て世界を席巻。そして今、日本総不況のなか、まさに敵なしで躍進する。また、映画やゲームにも進出、先駆的な経営改革で他社をリードする。なぜ、〃独り勝ち〃を続けられるのか!? 創業当時の裏話、軌道に乗るまでの道のり、受け継がれる社員精神、時代を生き抜く鍵がここにある。
  • 武田信玄 伝説的英雄像からの脱却
    4.0
    「風林火山」を旗印とする百戦錬磨の闘将・知将として強調されるあまり、武田信玄は時代を超越した極めて特異で偉大な人物になっている。しかし信玄といえども時代の子であり、社会に規制されて生きるところが大きかった。その信玄を知るには、個人を特別視することなく、戦国という時代の特徴を認識しなければ、真の人間像には迫れない。従来の伝説的な英雄論の枠組みを取り払い、社会の中の戦国大名として生きた武田信玄像を描く。
  • ダイアナ 最後の恋
    値引きあり
    4.0
    一九九七年五月、ダイアナ妃はパキスタンへ飛んだ。ハスナット・カーン医師の家族に会い、自分が妻にふさわしいと母親に認めてもらうために。その試みが成功していれば、その夏の運命は変わっていたかもしれない……。 本書は、プリンセスをもっともよく知る友人たちの貴重な証言をもとに、ダイアナの世界に新たな光を当て、最後の日々に連なる物語を独自の解釈で解き明かす。ダイアナの親友、イムラン・カーンは断言する。ハスナットこそは、ダイアナが生涯をともにしたいと望んだ意中の男だったと。ハスナットの家族が今初めて明かす、ダイアナと家族の出会い、愛情が育まれた過程、そして医療に身を捧げた医師の苦悩。ダイアナの人生全体をたどりつつ、著者は、ハスナットの愛情を勝ちとるためならイスラム教への改宗も辞さなかったダイアナの本音を探っていく……。そこにはこれまで明かされなかった驚くべき事実があった……。 ナオミ・ワッツ主演の映画『ダイアナ』の原作となった、世界が知らない<本当のダイアナ>を描いた、衝撃と感動のノンフィクション!

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  • 勝負師と冒険家―常識にとらわれない「問題解決」のヒント
    4.0
    三手先を読む、三日先を予想しない/運の差じゃなくて、運をつかむ実力の差/負けない手を打っていては絶対に勝てない/いま持っている力は温存せずに早く使え/最終局面は反射神経が勝負を決める/画期的なアイディアはハイリスク/目先のことを一回否定してみよう……。  斯界で各々頂上を極めた棋士と冒険家。その異能の才が織りなす至言の数々に驚き、学び、愉しむ、珠玉の対談。冷静と熱情、至言と雄弁、すべてに対照的な二人が、相通じる勝負の「決断」を糸口に語る「問題解決力」とは? 勝負に、人生に、そして家族と、畏友はどのようにして、さまざまなハードルをクリアしてきたのか……。
  • 日台の架け橋・百年ダムを造った男
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 占領時代の台湾。広大な不毛の大地に、60万人の命を支える東洋一のダムを造り、多くの農民に恩恵をもたらした技師・八田與一の壮大な物語。

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  • ギュンター・グラス 「渦中」の文学者
    4.0
    小説『ブリキの太鼓』で世界的に知られる、現代ドイツを代表するノーベル文学賞受賞作家ギュンター・グラス。社会民主主義者であり、政治活動も厭わない「行動する作家」でもあるが、自伝的小説『玉ねぎの皮をむきながら』において、かつてナチスの武装親衛隊だったことを告白し、全世界に衝撃を与えた。近年もドイツ社会のタブーともいえるイスラエル批判を行い物議をかもすなど、80歳を超えてなお世界を「翻弄」し続けている。常に「渦中にいる」この大作家の実像を、気概のグラス研究者が明らかにする。【目次】まえがき/第一章 ふるさとを離れることはない<一九二七年から五○年>/第二章 灰色を愛す<一九五○年代>/第三章 コラボレートする<一九六○年代、七○年代>/第四章 真実はそのつど、語り直される<一九八○年代>/第五章 喪失は文学の前提である<一九九○年代>/第六章 想起とは恩寵でもあれば、呪いでもある<二一世紀>/あとがき 渦中にあるということ/ギュンター・グラス略年賦/邦訳作品リスト
  • 9・11の標的をつくった男 天才と差別 建築家ミノル・ヤマサキの生涯
    4.0
    建設当時、ピラミッド以来最大の建造物といわれたビルを創ったのは、日本人の血をひく建築家ミノル・ヤマサキだった。シアトルのスラム街で育ち、差別と偏見と戦いながら、世界を相手に建築の世界でのし上がって行った日系2世。しかし、その成功の裏では、四度の結婚を繰り返す華麗な女性遍歴、仕事漬けの毎日に崩れ行く家庭、度重なる病気と非道な事務所経営――、日米の綿密な取材により忘れられた世界的な建築家の実像に迫る。
  • 寺山修司 その知られざる青春
    4.0
    起こらなかったことも歴史の裡――とうそぶき虚構と現実を渾然と生きた寺山修司。人間・寺山を形成した「実際に起こったこと」とは何だったのか。作家への野心、母との葛藤、恋、そして病……短歌をベースに処女歌集成立までの前半生を辿り、若き日の実像に迫る。

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  • アイウィットネス 時代を目撃したカメラマン
    4.0
    2001年9月11日、崩れ落ちるツインタワーの衝撃的なTV映像を撮ったのは、本書の著者トニィ・ヒラシキ。米三大ネットワークを代表する名カメラマンである。ベトナム戦争報道から30年、レバノン内戦、イラン革命、チェルノブイリ事故、ベルリンの壁崩壊など、大宅賞受賞の前作『キャパになれなかったカメラマン』のその後を、貴重な証言・エピソードとともにたどる、“ファインダーから目撃した現代史”。
  • 日本を護った軍人の物語
    4.0
    日清・日露・大東亜戦争において、なぜ彼らは職務と国家に身命を捧げたのか?福島安正中佐(単騎シベリア横断)広瀬武夫中佐(杉野はいずこ)藤原岩市少佐(インド独立)――現在ほとんど語られなくなった近代日本の礎となった男たち。その軍人、9人の気概の本質に迫る。

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  • 神様の女房
    4.0
    松下幸之助を、陰で支え続けた“もう一人の創業者”、妻・むめの。五里霧中の商品開発、営業の失敗、資金の不足、関東大震災と昭和恐慌、最愛の息子の死、そして戦争と財閥解体…。幾度も襲った逆境を、陰となり日向となり支え、「夫の夢は私の夢」と幸之助の描いた壮大なスケールの夢を二人三脚で追いかけた感動の物語。
  • 空飛ぶ山岳救助隊  ヘリ・レスキューに命を懸けた男、篠原秋彦
    4.0
    大好きな山で仕事ができる、ただそれだけの理由でヘリ会社に入った篠原秋彦は、山小屋への物資輸送のかたわら、空からの遭難救助法の確立を目指す。  ひとりでも多くの人の命を救いたい。そのために山を研究し、私生活を犠牲にして現場に飛び込んでゆく。  そのすさまじいまでの救助の実態を、山岳遭難ルポの第一人者、羽根田 治が真実に迫る迫力で紹介

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  • 新選組三番組長 斎藤一の生涯
    4.0
    新選組結成後は副長助勤、のち三番組長として乱刃の下をくぐった斎藤一。沖田・土方に並ぶ人気をもつ新撰組最強の剣客の謎めいた生涯を、緻密な考証と新史料で解き明かす。(カバーイラスト・スカイエマ)
  • 日本人の魂と新島八重(小学館101新書)
    値引きあり
    4.0
    愛と義に生きた八重に学ぶ日本人のあり方 約150年前、戊辰戦争で会津藩は白虎隊はじめ多数の戦死者を出して敗れた。その時会津城に立てこもり、砲術を指揮し、7連発のスペンサー銃を取って戦った男まさりの女性がいた。敗戦後京に移り、アメリカ帰りの新島襄と結婚し、襄の同志社設立を支えた新島八重である。八重は男尊女卑の遺風が根強く残る明治の世の中で「ハンサムウーマン」として時代の魁となり、晩年は会津の仲間と篤志看護婦として日清、日露戦争時に活躍する。また女性茶道家として名を成す。 八重の真の強さ、先進性、献身、チャレンジ精神、そしていくら過酷な敗戦にもめげなかった会津の人々に共感する櫻井よしこ氏が、会津魂と八重の人生から今の日本人が学ぶべき事々に思いを致す。

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  • 吉田茂 ポピュリズムに背を向けて(上)
    4.0
    ワンマン宰相と呼ばれ、占領からの早期独立を果たした吉田茂。戦前、外交官だった彼は、ヒトラー、ムッソリーニと手を結ぶ三国軍事同盟に強く反対。最後まで開戦を回避しようと努力する。さらに、戦争中も早期終戦に奔走するが、反東条派と睨まれた彼は、スパイを送り込まれ、ついに憲兵に逮捕されてしまう。(講談社文庫)
  • 武蔵と柳生新陰流
    4.0
    吉川英治の小説をはじめ時代劇、漫画等でもおなじみの剣豪・宮本武蔵。かたや徳川家の御家流である柳生新影流一門。物語の中では往々にしてライバルとして描かれる両者ですが、実は武蔵と柳生の技術、極意には多くの似た点があることが以前から研究者の間では指摘されてきました。そして著者らが所属する名古屋春風館には壮年期の武蔵の円明流と尾張の柳生新影流が伝えられています。本書は実際の技の比較と、この道場が所蔵している未公開の柳生文書『刀法録』を通じ、武蔵と柳生の思想と技における密接な関係を明らかにするものです。歴史、剣豪小説ファン、武術の実践者必見の極意の世界。【目次】第一章 柳生新陰流と武蔵/第二章 武蔵と尾張柳生の出会い/第三章 柳生と武蔵 身体技法の比較/第四章 柳生と武蔵の極意――「石」と「水」
  • 三遊亭圓朝の明治
    4.0
    『怪談牡丹燈籠』『真景累ケ淵』『鹽原多助一代記』などを自ら創作して演じ、現在でも「落語の神様」と呼ばれる三遊亭圓朝。彼は30歳で明治を迎え、近代化の中で伝統芸能を続けねばならなかった。そのために、山岡鐵舟などの政府の要人と関わって名を売り、怪談噺には「神経」という当時の流行語を使った解釈を付けて、時代の波に乗る。伝説の名人の一代記として、また、粋で退廃的な江戸から理性・倫理重視の明治へと切り替わる日本を描いた書としても貴重な一冊。

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  • 世界を変えた!スティーブ・ジョブズ
    値引きあり
    4.0
    ジョブズから子どもたちへの熱いメッセージ パソコンやラップトップ、MP3プレーヤーやスマートフォンは、いまや私たちの生活には欠かせないものとなっていますが、どれもわずか30年前には存在しませんでした。すべては、スティーブ・ジョブズが21歳の時に、親友とアップルコンピュータという会社を創設したことから始まります。このときジョブズは、コンピュータはいずれ一般家庭にまで広まると考えていました。1980年代当時、それは、誰にも想像もできないことでした。 本書は、そんな誰も考えなかったようなことを実現し、いとも簡単にやってのけた天才ジョブズの伝記の決定版です。 ジョブズは、何にインスパイアされたのか? どうやってこの仕事をしてきたのか? また、何が彼を突き動かしていたのか? この本の中に、革新者であり、反逆児であり、天才児のジョブズのすべてがあります。 彼の残した言葉の一つ一つは、子どもたちに生きる勇気を、未知の世界を開拓する勇気を与えてくれるでしょう。そして「芸術と科学の交差点」で、それまで誰も想像したことがなかった全く新しい製品を生み出し、世界を変えるために挑戦を続けてきた、ジョブズのすごさに感動を覚えるでしょう。

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  • ひさし伝
    4.0
    作家を志していた父。浅草のストリップ劇場での芝居への開眼。こまつ座旗揚げ、小説への執念――演劇、文学、ドラマ、三つのジャンルにわたって精力的な創作活動をする一方で、戦争、憲法、国家、農業、水などの問題について真摯に発言しつづけた井上ひさし。膨大な資料を駆使して、〈ひさしワールド〉を多角的に照らす。

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  • 流転の王妃の昭和史
    4.0
    嵯峨侯爵家に生まれた美貌の姫君・浩。軍部の政略から満州国皇帝弟の溥傑に嫁ぐが、終戦後は夫と離ればなれになり次女を連れて混乱する大陸を流浪。帰国してからは物資不足の苦しい生活、そして長女の死……。日中のかけはしとして、激動の人生を生きぬいた、ひとりの女性の自伝的昭和史。

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  • 当マイクロフォン
    4.0
    遊郭に入り浸り、地回りと揉め、生放送に遅刻する。NHK屈指のアナウンサーであり、独自の語りで広くその名を知られた男・中西龍は、おのれの業と因果に翻弄され、熊本、鹿児島、旭川、富山、名古屋、東京、大阪と、地方局を流転した。母恋いの激情に身を明け渡した男の、常識破りの行状の数々。芸の鬼となった魂に、安住の地はあるのか──。語りを、俳句を、母を愛した昭和の男の、一途な生涯を描く。
  • 人間臨終図巻 1
    4.0
    この人々は、あなたの年齢で、こんな風に死にました。安寧のなかに死ぬか、煉獄の生を終えるか?そして、長く生きることは、幸せなのか?戦後を代表する大衆小説の大家・山田風太郎が、歴史に名を残す著名人(英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人、犯罪者など)全923名の死の様を切り取った、稀代の名著。 1巻では15歳から49歳で死んだ人々を収録。

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  • 蕩尽王、パリをゆく―薩摩治郎八伝―
    4.0
    昭和初期、正真正銘の「セレブ」として、パリの社交界で輝いた日本人がいた。木綿で巨利を得た貿易商家に生まれ、ロンドンに留学。コナン・ドイルや「アラビアのロレンス」、イサドラ・ダンカン、藤田嗣治といった著名文化人と交流し、自分の財布からフランス政府にパリ日本館を寄贈した「東洋のロックフェラー」の決定的評伝。

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