作品一覧

  • メアリー・アニング
    4.3
    1巻1,320円 (税込)
    メアリー・アニングは、19世紀イギリスで、当時ほとんど知られていなかった魚竜や首長竜の化石を次つぎ発見した、元祖化石ハンター。貧しい海辺の町に育ち、生活のため化石を発掘・販売して暮らしていたメアリーが、ダーウィンの「進化論」にまで影響をあたえる大発見で学術界にその名を残すようになるまでの、数奇な物語です。
  • 地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人
    4.5
    1巻1,799円 (税込)
    ナウマンゾウだけではなかった! 才能を見込まれて20歳で来日、東大の初代地質学科教授となり、日本の地質構造を明らかにしたお雇い外国人。来日直後にフォッサマグナを発見して以後、超人的な行程で調査に邁進し、滞日10年で現代に遜色ない高精度の日本地質図を完成させた。 帰独後、その功績は日本でかき消され、帰国後の人生も母国でほとんど知られていない。 同い年の弟子たちとのいさかい、寝取られた最初の妻をめぐる決闘、留学生森鴎外との論争含め、東大で地質学を学んだ著者が、図書館に眠る資料を掘り起こし、波瀾万丈の足跡と日本地質学の黎明期を描き出す。
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋
    4.3
    1巻1,500円 (税込)
    恐竜がまだ知られていなかった頃、危険な絶壁から「怪物」の化石を探し出し、ロンドンのお偉い科学者たちに負けない知識と駆け引きで売り込み続けた化石掘りメリル・ストリープ主演『フランス軍中尉の女』のモデルとなった女性の生涯。
  • 科学の真理は永遠に不変なのだろうか : サプライズの科学史入門
    5.0
    1巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ガリレオがピサの斜塔で落下実験を行ったという話がありますが、これがじつは事実ではないということは一般の人にも知られてきています。本書では、多くの人びとが漠然と信じている科学史的な事柄に疑問を投げかける形をとっています。様々なトピックを古代から現代までバランスよく集めているため、興味のあるところから読むこともでき、通読すれば科学の歴史の全体を見渡すことができます。
  • はじめての地学・天文学史
    -
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地球のこと、宇宙のことをそれぞれ別ものと考えるのではなく、同じ一つの流れとしてとらえるため、地学史と天文学史を1冊の本にまとめました。序章で基本的なことを学び、続く第1章では17世紀以前、第2章は18~19世紀まで、第3章では20世紀で、それぞれ地学史と天文学史を時代を追って俯瞰します。大学の教科書ではなく、学習参考書でもない大人が愉しみながら学ぶための本です。

ユーザーレビュー

  • 地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人

    Posted by ブクログ

    ナウマンゾウは知っていても、ナウマンのことは知らない。エドムント・ナウマンは明治初期のお雇い外国人。フォッサマグナやナウマンゾウを発見した地質学者なのに、日本でも本国ドイツでも忘れられている。その彼を古生物学者・矢島道子さんが発掘する。
    ナウマンは、大学を出たばかりの20歳で来日した。東大教授になったのは22歳。野外調査等で長期に一緒に行動する学生たちは同年齢だった。ことばの障壁もあるから、意思疎通をうまくやらないと、どうしてもトラブルが起こる。そして案の定トラブルは起こったようだ。そして妻の不倫がもとで決闘事件を起こす。
    大森貝塚発見のプライオリティ(「第一発見者」)をめぐるモース、ナウマン

    0
    2025年05月05日
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋

    Posted by ブクログ

    メアリー・アニング(1799-1847)の生涯。350ページ、圧巻だ。
    舞台は南イングランドの海岸の町、太古の化石の宝庫、ライム・リージス。メアリーはここで生まれ、ひたすら化石の発掘を続け、ここで亡くなった。その生涯は、静穏・単調とはほど遠く、書名にもあるように「冒険」と言うにふさわしい。
    化石発掘は生活のためだった。大型化石は嵐のあと崖に露出する。損傷を与えずにすぐ掘り出し(命がけだ)、洗浄を行ない、枠に固定し、スケッチし、学術的価値を見極め、コレクターや研究者と値段の交渉をする。(メアリーは貧しかったため学校に行けなかったが、これをするだけの知識や技術を習得していた。)
    時代は、19世紀前

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    2025年05月05日
  • メアリー・アニング

    Posted by ブクログ

    ・この本はメアリー・アニングさんの子供のころから大人までの事がたくさん書かれています。化石のことを書いてあっていいと思いました。化石にも興味をもとうと思いました。

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    2019年01月24日
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋

    Posted by ブクログ

    さながら冒険小説である。
    化石を発掘していた知られざる女性メアリー・アニングを追いかける。少ない資料から謎が解かれていき、遥か昔のメアリー・アニングが「発掘」されてゆく。

    ダーウィンの『進化論』の約200年も前のことと言うから、まだ天地創造が信じられていた頃。
    イギリスの片田舎で多くの化石を発掘し、研究に多大に貢献しビジネスにもしていたメアリー・アニング。しかし階級社会にあって労働者階級に属し、しかも女性であった彼女のことは公的な記録には残されておらず、古生物学界でもあまり知られていなかったという。
    その彼女に焦点をあて、彼女を追いかけていったこと自体が「発掘」であり、その筆致は、さながら冒

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    2011年06月24日
  • 地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人

    Posted by ブクログ

    フォッサマグナの発見そのものも凄いが、その研究への没入ぶりにも感服する。フィールドワークはロマンの塊だ。ナウマンゾウももっと脚光浴びていいじゃないかな。

    0
    2025年05月19日

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