矢島道子のレビュー一覧

  • 地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人

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    ナウマンゾウは知っていても、ナウマンのことは知らない。エドムント・ナウマンは明治初期のお雇い外国人。フォッサマグナやナウマンゾウを発見した地質学者なのに、日本でも本国ドイツでも忘れられている。その彼を古生物学者・矢島道子さんが発掘する。
    ナウマンは、大学を出たばかりの20歳で来日した。東大教授になったのは22歳。野外調査等で長期に一緒に行動する学生たちは同年齢だった。ことばの障壁もあるから、意思疎通をうまくやらないと、どうしてもトラブルが起こる。そして案の定トラブルは起こったようだ。そして妻の不倫がもとで決闘事件を起こす。
    大森貝塚発見のプライオリティ(「第一発見者」)をめぐるモース、ナウマン

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    2025年05月05日
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋

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    メアリー・アニング(1799-1847)の生涯。350ページ、圧巻だ。
    舞台は南イングランドの海岸の町、太古の化石の宝庫、ライム・リージス。メアリーはここで生まれ、ひたすら化石の発掘を続け、ここで亡くなった。その生涯は、静穏・単調とはほど遠く、書名にもあるように「冒険」と言うにふさわしい。
    化石発掘は生活のためだった。大型化石は嵐のあと崖に露出する。損傷を与えずにすぐ掘り出し(命がけだ)、洗浄を行ない、枠に固定し、スケッチし、学術的価値を見極め、コレクターや研究者と値段の交渉をする。(メアリーは貧しかったため学校に行けなかったが、これをするだけの知識や技術を習得していた。)
    時代は、19世紀前

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    2025年05月05日
  • メアリー・アニング

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    ・この本はメアリー・アニングさんの子供のころから大人までの事がたくさん書かれています。化石のことを書いてあっていいと思いました。化石にも興味をもとうと思いました。

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    2019年01月24日
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋

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    さながら冒険小説である。
    化石を発掘していた知られざる女性メアリー・アニングを追いかける。少ない資料から謎が解かれていき、遥か昔のメアリー・アニングが「発掘」されてゆく。

    ダーウィンの『進化論』の約200年も前のことと言うから、まだ天地創造が信じられていた頃。
    イギリスの片田舎で多くの化石を発掘し、研究に多大に貢献しビジネスにもしていたメアリー・アニング。しかし階級社会にあって労働者階級に属し、しかも女性であった彼女のことは公的な記録には残されておらず、古生物学界でもあまり知られていなかったという。
    その彼女に焦点をあて、彼女を追いかけていったこと自体が「発掘」であり、その筆致は、さながら冒

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    2011年06月24日
  • 地質学者ナウマン伝 フォッサマグナに挑んだお雇い外国人

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    フォッサマグナの発見そのものも凄いが、その研究への没入ぶりにも感服する。フィールドワークはロマンの塊だ。ナウマンゾウももっと脚光浴びていいじゃないかな。

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    2025年05月19日
  • メアリー・アニング

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    子どもが読んでいるのにあやかって。伝記になるほどの人物だけど、その名前すら初耳。無学のせいかもしれないけど、本書の出版も比較的最近で、脚光を浴びたのも今世紀になってからのよう。当然、自分の子供時代には、彼女の子供向け伝記は存在しなかった(と思う)。遺跡発掘分野はどうしてもニッチだし、個人の業績とは考えにくい部分も多々ありそうだから、まあむべなるかな。久しぶりに読んだこういう伝記漫画は、なかなか面白かった。

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    2021年01月20日
  • メアリー・アニング

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    絵のタッチ…☆4.5
    1800年代にイギリスで、化石に興味を持ち、研究・生計を立てて生活していた人がいた事を知った。

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    2018年08月21日
  • メアリー・アニングの冒険 恐竜学をひらいた女化石屋

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    ネタバレ

    お父さんから借りっぱになっていたのを、先日のGoogleのでメアリー・アニングの日を見て、漸く・・・

    少ない資料から、(ある意味)アマチュアなメアリーの伝記を書くのは

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    2014年07月02日