作品一覧

  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純
    4.0
    1巻1,425円 (税込)
    「公害の原点」と呼ばれる水俣病事件から50年もの間、患者の側に立ち続けた医師、原田正純。世界のあちこちで公害病の人たちを診察し、水俣から社会のひずみを訴え続けた。原発事故後の今、過去を知り、未来に活かすことの大切さを伝える。
  • ワルルルさん
    -
    1巻1,001円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日、弟の信とけんかしてお母さんにおこられた來未は、おばあちゃんの家への家出を決行する。しかしバスを乗りまちがえてしまい、しらない町へ…。來未はそこで、ふしぎなおばあさんと出会う。なぜか文字の読み書きができないこのおばあさんは、いったい何者-。戦争中の貧しい生活だって、阪神・淡路大震災だって、どんな困難も前向きに、明るくたくましく乗り越えていく。朝鮮半島から日本へわたってきた、ワルルルおばあさんの元気いっぱいの物語。

ユーザーレビュー

  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純

    Posted by ブクログ

    子供たちにとって、「教科書の中だけの話」になりつつある、水俣病をはじめとした公害病。
    でも、今現在も、その病気に苦しんでいる人、取り組んでいる人はいます。
    戦争の話もそうですし、昨今では放射能汚染の問題もそうですが、目を背けたくなるような現実について書かれた本は、なかなか読まれません。
    学校で勉強している、という理由でもない限り、子供たちはなかなか手に取らない。
    私たち司書がお勧めの本を紹介するときにも、やはり、楽しみのための読書として提供しようと思うと、楽しい気持ちだけでは読めないこの本なんかは、どうしても進めにくいのが現実です。
    でも、こうやって、本を通してでもそれを読み、それを知ることは

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    2014年08月18日
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純

    Posted by ブクログ

    弱い者を踏みつけにしている社会に生きていることが、つらい。平等に生きようと思っている人間なんて一人もいない。誰もが人より上に立とうと努力している。自分より下の人間はいないか必死で探し回っている。
    『公害の起きたところに、差別が生まれるのだと思っていたけれど、ちがうね。もともと差別のあるところに、公害が起きる』本当にその通りだ。もしも水俣病にかかったのが総理大臣などだったら、必死で原因を究明して措置を講じただろう。被害にあったのが何の権力も持たない民草だったから踏みつけにされたのだ。
    こんな昔から、国の不正に気づいて動いていた人がいたのに、また福島で同じような構造の差別が起きている。何をどうすれ

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    2014年08月13日
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純

    Posted by ブクログ

    中学年、課題図書。
    生涯、水俣病の患者に立ち続けた医師の50年ものノンフィクション。
    この50年は、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく、カネミ油症など様々な公害の50年でもあり、これらも紹介されている。

    被害者たちが、おざなりにされてきた過去。害があると分かっていながら、動かない政府。読めば読むほど、原発事故が連想され、国の変わらなさを感じたが、最後にはやはり原発事故についても出てきた。

    中学年には難しい内容ではあると思うが、このような過去があったことを知り、同じようなことを二度と起こさないと感じてくれることを期待する。

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    2014年07月14日
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純

    Posted by ブクログ

    四大公害病については、小学生のころから教科書で学んだり、受験の知識として覚えたり、資料書籍の中で考えを深めたりしてきたが、現代においては特に大人の社会の中では風化してきてしまっているように感じる。
    改めて水俣病のことを考えることで、様々な社会問題に目を向けることの大切さを再確認した。

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    2014年10月02日
  • よかたい先生 水俣から世界を見続けた医師 原田正純

    Posted by ブクログ

    2014年度青少年全国読書感想文コンクール中学年課題図書。

    他の方も書いているとおり、なぜこれが中学年?
    公害について学ぶ5年からが適切だと思うのに。
    『カブトムシ、山にかえる』と交換すれば良かったと思う。
    選書者のうちだれも気づかなかったのか?
    本当にこの課題図書の選定をする人たちって
    一体誰なんだろう?
    こういう本を高学年に読むチャンスを与えるのが
    この課題図書の大きな責任の1つなのでは?
    仕事の怠慢を感じる。

    対象学年はともかく、重たい話だった。
    見てしまった者の責任。
    よくわかる。
    軽重のちがいこそあれ、人はなにかしらそういった責任を負っている部分ってある。

    貧困をなくさないと公

    0
    2014年05月11日

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